キャンプ初心者は必読!今さら聞けない基本的な疑問を解決します 2023.09.16 山遊び
暑さも少し和らぎ、外遊びしたい欲が高まってくる季節!キャンプをしたいけど勝手がわからず、始めるのをちゅうちょしている…という初心者の人も多いのではないでしょうか。
この記事では、キャンプ場にある基本の設備やキャンプに必要な道具など、キャンプをする際に出てくる基本的な疑問にお答えします。
秋はキャンプのベストシーズン!まずは予習をして、キャンプデビューに備えましょう。
【目次】
■キャンプ場にはどんな設備がある?
■キャンプの道具はどうする?
■テントで寝るのは不安…そんな人はコテージへ!
■車はあったほうがいい?
■話題の「グランピング」はキャンプと何が違う?
■キャンプ後はどんな楽しみ方がある?
- 東京都・奥多摩でキャンプをするなら
- 埼玉県・長瀞でキャンプをするなら
- 山梨県・富士五湖でキャンプをするなら
- 群馬県・みなかみでキャンプをするなら
キャンプ場にはどんな設備がある?
キャンプをするということは、最低でもキャンプ場に一泊はすることになります。トイレは?入浴は?など、場内で何ができるのか気になりますよね。ここでは、どのキャンプ場でもだいたい備えている設備についてご紹介します。
水道・炊事場
キャンプでは自炊が基本。水道はもちろん、炊事場も用意されているキャンプ場がほとんどです。
多くの場合、水道の水は飲めますが、夏中心で営業しているキャンプ場だとそれ以外の季節は錆び臭いこともあるので、飲用にはミネラルウォーターを持参するとよいでしょう。
炊事場では水を汲んだり、野菜や食器を洗ったりできます。食器用洗剤・スポンジは備え付けがあるキャン場もありますが、ないところも多いので用意しておくと安心です。環境に配慮した洗剤であれば、なお良し!
トイレ・お風呂・シャワー
トイレも必ずキャンプ場にあります。水洗トイレのところが多いですが、快適度はキャンプ場によって大きく異なります。
小さな子供がいる場合は、なるべくきれいなトイレのあるキャンプ場を選ぶことをおすすめします。さらに温水洗浄便座があれば、肌寒い季節でもお尻が冷たくなく、トイレに行くのもおっくうになりません。
夜間にトイレまで夜道を歩いて行くときは、ライトを携行するのがおすすめ。暗くなってからだと場所がわかりづらい場合もあるので、明るいうちにしっかりと確認しておきましょう。
お風呂があるかどうかは、キャンプ場によって分かれるところ!お風呂はなくてもシャワーを備えている場合が多いので、汗や汚れを落とすことはできます。近隣に温泉や温浴施設があれば、積極的に利用しましょう。近くにどんな施設があるのか、営業時間も含めて事前にリサーチしておくとよいです。
管理棟・売店
チェックイン・チェックアウトの手続きをする管理棟は、キャンプ場に着いたらまず立ち寄る場所。
管理棟にはスタッフが常駐し、キャンプ場の使い方やルールを教えてもらえます。何か困ったことがあった際も、管理棟へ行ってスタッフに相談しましょう。
キャンプ道具のレンタルも管理棟で行われるほか、薪や燃料、飲料、食料、氷などを販売する売店も併設していることが多いです。何か買い忘れがあったとき、物資が足りなくなったときの強い味方!
キャンプ場によっては薪の持ち込みができず、売店での購入が必須になっているところもあります。利用するキャンプ場が決まったら、事前に確認しておきましょう。
キャンプで出たごみはどうする?
ごみは基本的に持ち帰りです。ごみを捨てられるキャンプ場もありますが、多くは有料での引き取り。自治体指定のごみ袋を購入することで、廃棄が可能になるキャンプ場も増えています。
缶、瓶、ペットボトルなどの資源ごみは、無料で回収をしているところもあります。また、ごみ捨て場の近くに灰捨て場を設けているところも多いので、焚き火で出た灰はそちらへ捨てさせてもらいましょう。
いずれにしても、キャンプで出たごみをすべて現地で捨てられるかはわからないので、ごみ袋は数枚用意しておくと安心です。
また、最初からごみを出さないようにする工夫も大切!肉や魚介類などは、密閉できるフリーザーバッグなどに入れて持っていくとごみを減らせます。自然環境を守るのもキャンパーとして大事な心がけです。
キャンプの道具はどうする?
キャンプで使用する道具は、テントやタープ、ランタン、テーブル&チェア、コンロなどの調理器具、寝袋など。焚き火をするとなれば、焚き火台や薪、炭なども必要です。
しかし、最初からすべてを購入しなくても大丈夫!キャンプ場でのレンタルや、レンタル業者などを上手に利用しましょう。全国配送を行っている業者もあるので、旅行先や音楽フェスで使いたい場合にも利用できて便利です。
キャンプデビューの際は、潔くすべてレンタルでまかなうというのも手!必要な道具をセットにして、手ぶらキャンププランを用意しているキャンプ場もあります。
例えば山梨県の川口湖畔にある「森と湖の楽園 Work Shop Camp Resort(ワークショップキャンプリゾート)」では、4名までが利用できる手ぶらキャンププランがあります。ベル型テントは常設なので、設営・撤収の手間もなし!タオルや歯ブラシも付いてくるほか、肌寒い季節にうれしい電気毛布・薪ストーブまで用意されています。
キャンプの道具はさまざまなアウトドアメーカーが販売しているため、何度かレンタルして使い勝手を見定めてから購入すると失敗がありません。まずはレンタルで気軽にキャンプデビューを飾りましょう。
- 山梨県南都留郡富士河口湖町小立5606
- 0555‐73‐4116
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テントで寝るのは不安…そんな人はコテージへ!
テントで寝るだけがキャンプではありません。野外で寝るのに不安がある人には、コテージがおすすめ!トイレやお風呂、キッチン、冷暖房まで完備のところもあります。
コテージよりも小規模で、設備がシンプルなものにキャビンやバンガローがあり、コテージと比べて料金はリーズナブルです。また、トレーラーハウスに泊まるのもわくわくして楽しいかもしれません。初心者や小さな子供がいる家族連れならぜひ利用して、まずはアウトドアの良さを感じてみましょう。
東京都の秋川渓谷にある「コテージ森林村」では、バス・トイレ付き、冷暖房完備のログハウスのコテージに泊まれるので、虫や気温を気にせず快適に過ごせます。精肉店が運営している施設のためBBQの質に自信あり!手軽に宿泊して本格的なBBQを楽しみましょう。
もちろんホテルや観光地とは違うので、常に自然の音を聞きながら、川で遊んだり、ぼーっと火を眺めたり、家族と団らんしたりして癒やされること間違いありません。都会の喧噪を忘れて、ゆっくりとした時間を過ごしてくださいね。
- 東京都あきる野市乙津810
- 042-595-2210
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車はあったほうがいい?
キャンプ道具を持参する場合は、車があったほうが断然便利!しかし、現地でレンタルする場合は、車の必要性はキャンプ場の場所によります。
電車やバスでアクセスできるキャンプ場なら、必ずしも車は必要ではありません。近年、都市近郊で気軽にアクセスできるキャンプ場も増えています。
首都圏なら「若洲公園キャンプ場」や「城南島海浜公園」、「川井キャンプ場」。関西圏なら兵庫県の「キャンプリゾート森のひととき」などが人気です。仕事の帰りにも簡単に行けるのでぜひ利用してみてください。
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話題の「グランピング」はキャンプと何が違う?
「グランピング」とは、「グラマラス(魅力的な)」と「キャンピング」を掛け合わせた造語で、ぜいたくなキャンプのこと。もともとは海外のセレブリティの間で人気でしたが、自然の中で快適に滞在できることから日本でも人気のキャンプスタイルとなりました。
グランピングではテントの設営や撤収は不要。道具や食器、寝具なども用意されています。コテージやトレーラーハウスなら、冷暖房はもちろんトイレや浴室も備え付けのところが多いので、キャンプと違ってホテルに泊まるような感覚でチャレンジできるでしょう。
食事は基本的に用意されており、ディナーのBBQだけ自分たちで行うというところも。また、通常のキャンプと比べてサービスが多いのも特徴です。アウトドアサウナに入れたり、アメニティやワークショップが充実していたり。準備や後片付けに時間を取られず、ゆったりと過ごせるのがグランピング最大の魅力かもしれません。
同じ施設でも、宿泊する施設や食事メニューなど、グランピングはプランが豊富です。ロケーションとあわせてじっくり選んでみてください。
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キャンプ後はどんな楽しみ方がある?
キャンプ場のチェックアウトは、午前10時前後に設定されているところがほとんど。そのあとの時間をどう過ごすかで、お出かけの充実度も格段に変わってきます。
おすすめは、アクティビティを楽しむこと!せっかく自然豊かな場所を訪ねたら、その地の自然をとことん楽しみましょう。キャンプ×アクティビティを堪能できる4エリアを例に、楽しみ方をご紹介します。
東京都・奥多摩でキャンプをするなら!おすすめのアクティビティ
JR青梅線沿いや奥多摩湖畔を中心にキャンプ場が点在する奥多摩。都心から電車で行きやすいキャンプ地です。
そんな奥多摩はリバーアクティビティが豊富!ファミリーや友だちとのキャンプなら、グループでわいわい楽しめるラフティングがおすすめです。4月下旬〜10月下旬まで体験できるところが多いので、キャンプシーズンにはまるのもポイント。
夏にキャンプをするなら、ぜひトライしてほしいのがキャニオニング&シャワークライミング!どちらも渓谷を舞台に、沢を下ったり、登ったりするアクティビティで、全身ずぶ濡れになる爽快体験です。
少人数でのキャンプなら、カヌーやSUP(サップ)もいいですね。特に湖で行うものであれば、初めてでも挑戦しやすいですよ。ツアーの開催期間はラフティングよりも長く、通年で体験できるところもあります。カヌーやSUPボードの上からゆったりと紅葉を楽しめるので、秋に体験するのもすてきですね。
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埼玉県・長瀞でキャンプをするなら!おすすめのアクティビティ
優れた景観から荒川の両岸が国の名勝および天然記念物に指定されている長瀞。観光地としても有名ですが、荒川沿いにはキャンプ場がいくつもあり、水辺の風景を楽しめるとあって埼玉県でも人気のキャンプ地となっています。
そんな長瀞もリバーアクティビティが豊富!ほかのラフティングスポットと比べて開催期間が長い長瀞は、ツアー会社によっては通年でラフティングをすることも可能。親子で、友達と、わいわい川下りを楽しみましょう。
もちろんカヌーやSUPも体験できるほか、川版のボディボードといわれるリバーブギで川の流れをダイレクトに感じたり、小型のゴムボート・パックラフトでパドリングの楽しさを味わったり。
キャンプ場からリバーアクティビティを楽しむ荒川までは遠くない場合が多いので、2泊するならキャンプの合間に体験することも十分可能です。
また、長瀞では森や山でも遊べます!山肌を颯爽と駆け下りるマウンテンバイクもおすすめ。長瀞のお隣、秩父市の開催ですが、渓谷を眼下にスリル満点の体験ができるバンジージャンプもありますよ。
長瀞はグルメも充実しているので、キャンプにアクティビティにグルメに、貪欲に満喫しちゃいましょう!
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山梨県・富士五湖でキャンプをするなら!おすすめのアクティビティ
キャンプ地として抜群の人気を誇る富士五湖。富士山と湖を眺めながらのキャンプは、誰もが憧れるロケーションです。
河口湖と山中湖は湖畔にレジャースポットや飲食店が多く、にぎやかで便利な反面、テントサイトが湖岸から離れたところも多いです。
西湖、精進湖(しょうじこ)、本栖湖はすぐ目の前が湖!といった場所にテントを張れるキャンプ場も多く、落ち着いた雰囲気の中で風景を楽しみたい人におすすめです。
富士五湖でおすすめの体験は、やっぱり湖でのカヌーやSUP!特に本州屈指の透明度を誇る本栖湖での体験は、忘れられない思い出になること間違いなしです。
湖から少し離れた山や森では、低圧タイヤでどんな悪路も走破するATV四輪バギー、青木ヶ原樹海をトレッキングしたあと洞窟を探検するケイビング、富士山の絶景を堪能できるホーストレッキングも楽しめますよ。
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群馬県・みなかみでキャンプをするなら!おすすめのアクティビティ
東京駅から新幹線で約70分、群馬県北部に位置するみなかみは、さまざまなアウトドアを堪能できる聖地!日本百名山のひとつ、谷川岳の麓にキャンプ場が点在しています。
緑豊かなみかなみでは、ロープを使った本格的な木登り・ツリーイングや、空を飛ぶ気持ち良さを体感できるパラグライダー、ATV四輪バギーなどを体験できます。
みなかみといえば、利根川の上流にあたる場所!リバーアクティビティも充実しており、関東屈指の激流を楽しめるラフティングをはじめ、カヌー、SUP、パックラフトなど、より取り見取り!
みなかみはダム湖も多く、ツアーによって舞台となる湖が変わってきます。秋は湖上からゆったりと紅葉を眺めながら、アウトドアを満喫してくださいね。
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意外と気軽!キャンプとアクティビティを楽しもう
道具がなくても、車がなくても大丈夫!あとはキャンプに行きたい気持ちと、一歩踏み出す勇気だけ!ぜひこの機会にキャンプデビューしてはいかがでしょうか。
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、初心者から参加できるアクティビティを多数ご紹介しています。キャンプ地が決まったら、ぜひ周辺で体験できるアクティビティを探してみてくださいね。
(編集部注*2020年5月12日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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