沖縄でスキューバダイビング!時期ごとの魅力に注目してご紹介 2024.08.24 スキューバダイビング 沖縄県
海の美しさは世界でもトップクラスの沖縄。色とりどりの熱帯魚に見事なサンゴ礁、悠々と泳ぐウミガメなど、海中世界を堪能できるスキューバダイビングは沖縄でも人気のアクティビティです。
年間を通して温暖な沖縄にも緩やかに四季があり、海の状況も異なります。水温が変わるのはもちろん、時期によって見られる生き物や風が吹く方向も変化します。
この記事では、沖縄でのダイビングがもっともっと楽しめる!時期ごとの魅力と、おすすめのダイビングツアーをご紹介します。
【目次】
■春ダイビングの見どころ
- 曇りや雨の方が神秘的!?青の洞窟でダイビング
■夏ダイビングの見どころ
- 見どころ豊富な瀬底島・水納島で体験
- リアルな竜宮城に感動!
■秋ダイビングの見どころ
- 優しい海の巨体、マンタに会える!?
■冬ダイビングの見どころ
- 北風に強いポイントで開催
- 冬はにホエールウォッチングをプラス
■沖縄へのアクセス
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春ダイビングの見どころ
3月から4月の上旬は天候が変わりやすいですが、それ以降は徐々に穏やかな天気の日が多くなってきます。気温も高くなり、晴れた日には真夏のような暑さになることも!しかし、水温は21〜23℃とまだ冷たいので防寒対策が必要です。
コブシメの産卵やさまざまな魚の稚魚をたくさん見られるのが春!運が良ければウミガメの交尾を見られることもあるそう。生命の神秘を感じられる季節です。
曇りや雨の方が神秘的!?青の洞窟でダイビング!
天候が特に変わりやすい3月から4月にかけておすすめのツアーは、沖縄で大人気のダイビングスポット「青の洞窟」をめぐるツアーです。
恩納村の真栄田岬にある青の洞窟は奥行きが30mもある洞窟で、太陽の光が差し込むことによって海面が青く光ったように見える場所!晴天時がベストとかと思いきや、曇りや雨の日は海面がより濃い青色になるため、天気が変わりやすい春でもおすすめです。
「冒険島」が主催する“青の洞窟体験ダイビングツアー”は、青の洞窟までボートで移動するため、体力を温存できるのがポイント。洞窟近くまで来たらゆっくりと潜行し、洞窟へと入っていきます。神秘的な青色の濃淡に包まれる不思議な世界!ガイドの案内で浮遊感を堪能しましょう。
1グループごとの貸切制なので、体験したいことがあればガイドにリクエストしてくださいね。洞窟の外では魚への餌付けを楽しめますよ。
- 沖縄県国頭郡恩納村前兼久149 冒険島
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夏ダイビングの見どころ
夏は魚がとっても多い季節!キンメモドキやスカシテンジクダイで海の中がいっそう華やぎます。晴れた日はとても暑くなり、水温も高くなっていきますが、ゴールデンウィーク後から6月の終わり頃までは梅雨、7月中旬からは台風シーズンとなり、海が荒れる日も多くなります。
また、5〜6月の満月の前後には、サンゴの産卵を見られるかもしれません。幻想的な光景は忘れられない思い出になること間違いなしです。
サンゴ礁や地形の見どころが豊富な瀬底島・水納島で体験!
夏の沖縄は非常に暑く、日陰やちょっとした休憩場所がないと熱中症の危険もあります。泳いでいないときは気楽に休めるよう、ボートでポイントまで移動できるツアーがおすすめです。
「アシビーブルー」が主催する“ボートエントリー1ダイブコース”は、本島北部の本部半島と橋でつながる「瀬底島」、そして瀬底島の西に浮かぶ「水納島(みんなしま)」周辺でダイビングを楽しめます。
ポイントまでは快適クルーザーで約15分!瀬底島沖では、海底が垂直に落ち込む崖「ドロップオフ」や、クレパスのような岩の割れ目など変化に富んだ地形の中に、さまざまな種類のサンゴや魚を見ることができます。水納島では、島を囲むように発達したサンゴが魅了してくれますよ。
約4時間で2回ダイビングを楽しめる“ボートエントリー2ダイブコース”も人気!本島周辺の海に比べ、抜群に透明度の高い瀬底島と水納島。海の生き物が多い夏に、ぜひ満喫してください。
集合場所からは、人気スポット「沖縄美ら海水族館」「備瀬のフクギ並木」から車で10分前後と近いので、ぜひダイビングの前後に観光も楽しみましょう。
- 沖縄県国頭郡本部町渡久地791 渡久地港(ボート発着場所)
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カラフルな魚がお出迎え!リアルな竜宮城に感動!
世界屈指の透明度を誇る海が広がる慶良間諸島の中でも、ひときわこじんまりとした阿嘉島(あかじま)。信号もコンビニもない人口わずか250人ほどの島で、豊かな自然とどこまでも美しい海を全身に感じてみませんか。
ご紹介する“体験ダイビング(1ボートダイブ)ツアー”は、ガイド歴20年以上のベテラン夫婦が引率する最大4名までのアットホームなツアーです。
専用ボートに乗って数分のダイビングポイントへ行くと、まるで竜宮城と見間違うほどの色とりどりの魚たちがお出迎え。ここでは浦島太郎になった気分でゆったりと海に身を委ねて、幻想的な光景をしばしお楽しみください。
特にサマーシーズンは魚の種類も多いそうなので、図鑑でしか見たことのない珍しい魚を見つけちゃいましょう!
- 沖縄県島尻郡座間味村阿嘉 阿嘉港
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秋ダイビングの見どころ
10月頃までは台風の影響があるものの、だんだんと気温や天候が落ち着いてきます。水温はまだ高く、穏やかな海で快適にダイビングを楽しめる秋。連休が多く、旅行がしやすい時期でもあります。
夏同様に小さな魚をたくさん見られるほか、大きな回遊魚も現れるのが秋ダイビングの魅力!ダイナミックな魚の群れを見たい人は、秋を選んでみてはいかが。
優しい海の巨体、マンタに会えるかも!
八重山諸島の中心である石垣島は、シュノーケリングにダイビング、サーフィンなどひと通りの海遊びを満喫できるマリンスポーツのメッカです。
「シージャック ダイブファミリー」が主催する“半日体験ダイビング・2DIVE(サンゴ礁+マンタ)コース”と“1日マンタ体験パスポートコース”の舞台となるのは、石垣島の北西部にある絶景スポット「川平湾(かびらわん)」。ここには岩に囲まれた通り道やサンゴ畑などの造形美が豊富にありますが、マンタポイントとしても有名なので、運が良ければツアーの最中にゆったりと泳ぐマンタに会えるかもしれません。
色とりどりの魚と一面に広がるサンゴのじゅうたんだけでも感動ですが、「マンタをひと目でも見てみたい!」という人は、一年の中でも遭遇率が上がる秋がおすすめですよ。
- 沖縄県石垣市川平241-1 シージャック ダイブファミリー
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冬ダイビングの見どころ
冬になると水温が下がり、2〜3月がもっとも低くなります。とはいえ気温よりも水温のほうが高いことが多く、ドライスーツを着用すれば冬でもダイビングを楽しめます。ただし、冬は北風が強まり、海が荒れることがあるので注意が必要です。
冬ダイビングの見どころは、なんといっても海の透明度の高さ!かわいらしいウミウシも冬によく見られるようになります。北の海から繁殖や子育てのために南下してきたザトウクジラを見られるのも、沖縄の冬の海の魅力です。
北風に強いポイントで開催!浅い場所からのビーチエントリーで安心
南国リゾート沖縄では、冬でもマリンスポーツを楽しめます!ツアーの舞台となるのは、沖縄本島の北部にある本部町。沖縄本島で2番目に高い標高453.4mの八重岳や国内唯一の円錐カルスト地形を擁する本部町ですが、海の魅力も負けていません。
「COSMIC OCEAN(コズミックオーシャン)」が主催する“美ら海・ビーチ体験ダイビングコース”は、海洋状況が良ければ透明度が30m近くになるほどの海でゆったりとサンゴを眺めたり、魚の餌付けをしたり、あるいは豊かな海中のジオラマを楽しんだりと、海の魅力をフルに堪能できるツアーです。
10歳から参加OKで、水深が浅い場所からのビーチエントリーなので、初心者も抵抗なく挑戦できます。北風の影響を受けにくい崎本部のビーチで開催するので、冬場でも安心して楽しんでくださいね。
- 沖縄県国頭本部町崎本部2798 Cosmic Ocean店舗
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冬はダイビングにホエールウォッチングをプラス!
慶良間諸島の顔ともいえる座間味島(ざまみじま)。“ケラマブルー”と呼ばれるどこまでも青い海や高密度に分布しているサンゴ礁など、まさに自然の宝庫と呼ぶにふさわしい豊かな自然を擁する座間味島では、なんと冬にはホエールウォッチングまで楽しめちゃいます。
「マリンショップハートランド」が主催する“ホエールウォッチング1回+体験ダイビング”は、那覇から日帰りOKのホエールウォッチングだけではなく、体験ダイビングも一緒に楽しめる欲張りなツアーです。
生まれも育ちも座間味島、ガイド歴30年の船長・宮村さんがベテランならではの情報網でクジラのいる場所をタイムリーに把握し、直接ポイントへ向かいます。10m以上もある巨体が悠々と大海原を泳ぐ姿だけでも感動ですが、肉眼で見るダイナミックなアクションにはただただ圧倒され、時が経つのを忘れてしまいそう。
ホエールウォッチングを堪能したあとは、一旦ショップへ戻ってからダイビングポイントへ移動。ホエールウォッチングの余韻に浸りながら、ゆったりと海中散歩を楽しみましょう。
- 沖縄県島尻郡座間味村座間味 座間味港・高速船乗り場
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沖縄へのアクセス
沖縄本島に行く場合、那覇空港へは羽田空港から2時間半、関西国際空港からは2時間ほどの距離です。早朝の便を選べばお昼には到着できるので、その日にダイビングできちゃうかも!?
慶良間諸島へは那覇の泊港から、フェリーや高速船に乗ってアクセスします。宮古島や石垣島には空港があり、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港などから直行便が運航しています。
ちなみに減圧症防止の観点から、ダイビングをしたあと最低12時間は飛行機に乗らないことが推奨されています(ダイビング本数や日数によって時間が変わります)。つまり、飛行機に乗る日はダイビングができないので、余裕を持ってスケジュールを組んでくださいね。
沖縄でダイビングを楽しもう!
時期ごとに見どころが変わるダイビング。一年を通してダイビングを楽しめる沖縄だからこそ、時期ごとに海の魅力を堪能したくなりますね。ぜひ何度も訪れて、沖縄の美しい海で癒やされちゃってください!
アウトドアレジャー専門の予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、ダイビングをはじめ沖縄で楽しめる多彩なアクティビティを紹介しています。ぜひ、沖縄旅行の参考にしてくださいね。
(編集部注*2016年3月7日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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