2023年3月の人気アクティビティはこれ!「SOTOASOBI」予約ランキングを発表 2023.02.04 乗馬(ホーストレッキング・外乗)
春の暖かさを感じられる日も出てくる3月。祝日や春休みもあり、アウトドアレジャーに出かけたいという気分も高まってくるころです。
積雪のある雪国ではまだまだスノーアクティビティを楽しめるほか、3月下旬にもなるとウォーターアクティビティを体験できるエリアも増えていきます。
意外にもアクティビティの選択肢が多い3月に「みんなはどんな体験を楽しんでいるの?」というのは気になるところ。
そこで、アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」で、3月の予約申し込み数が多いアクティビティをランキングにして発表!ぜひ、アクティビティ選びの参考にしてください。
2023年3月「SOTOASOBI」予約ランキング
1位 犬ぞり
1位 乗馬・ホーストレッキング
3位 シュノーケリング
4位 カヌー・カヤック(マングローブカヌー)
5位 ホエールウォッチング
6位 スノーシュー
6位 モーターパラグライダー
8位 パラグライダー
9位 バックカントリースキー・スノーボード
9位 アイスクライミング
(※2023年1月23日時点)
犬ぞりやスノーシューなど冬限定のアクティビティが人気の一方で、乗馬やパラグライダーなど通年で体験できるものも広く選ばれていることがわかります。夏が本番と思われるシュノーケリングが2位というのも興味深いですね。
全国各地でアクティビティツアーの取材を行う「SOTOASOBI」ナビゲーター・林創に、なぜこれらのアクティビティが3月に選ばれているのか、またこの時期だからこそ楽しめるポイントなどを解説してもらいました。
1位:特別感は断トツ!犬とのふれあいも魅力の「犬ぞり」
積雪の多い地方の冬の風物詩である犬ぞり。複数の犬にそりを引かせ、インストラクターが操作するそりに同乗するほか、自らマッシャー(犬ぞり使い)となって雪原を疾走する体験ができます。
国内では北海道で本格的な犬ぞりツアーが開催されており、中でも人気なのが道内でも寒い地域として知られる旭川!犬ぞりをするには十分な積雪量が必要なため、例年3月下旬までの開催となります。
-数あるスノーレジャーの中で、開催地が北海道に限られる犬ぞりがトップを取ったのはどうしてでしょうか?
「やっぱり犬ぞりの『そこでしか味わえない感』は特別だと思います!写真や映像を見て、一度はやってみたい!と夢見る人も多いのでは。そして犬とのふれあいを楽しめるのもポイントですよね」(林)
■関連記事
【厳選】北海道で犬ぞり体験ができるツアー2選
1位:馬の温もりを感じながら冬の散策を満喫「乗馬・ホーストレッキング」
犬ぞりと同じく1位だったのが乗馬・ホーストレッキング。「SOTOASOBI」で予約ができるのは、馬場などで基本レッスンを受けたあと、森や草原、海岸など自然の中で乗馬を楽しめるホーストレッキング(外乗)のツアーです。
ガイドのサポートによって初心者はもちろん、子供でも体験できるツアーがあるほか、経験者向けにアレンジしたツアーもあります。人気のエリアは、馬上から富士山を間近に眺められる静岡県の御殿場、ホーストレッキングの合間にオーナー手作りのツリーハウスで休憩ができる茨城県の桜川、“馬のまち”として知られる山梨県の小淵沢など。
-通年で体験できるところが多く、四季折々の風景を堪能できるホーストレッキングですが、この時期ならではの魅力はありますか?
「冬は空気が冷え込んで遠くの景色まで見渡せるので、馬上から見晴らしのいいホーストレッキングを楽しむのにぴったりです。馬の温もりを感じながら、冬ならではの散策を満喫してみては」(林)
■関連記事
自然の中での乗馬体験「ホース・トレッキング」を楽しむためのおすすめスポット4選
3位:静かな海でゆったり海中散策ができる!「シュノーケリング」
3月にシュノーケリングが人気!?と驚きますが、堂々の2位にランクイン。マスク・シュノーケル・フィンを使って海中散策を楽しむもので、浮力のあるライフジャケットやウェットスーツを着用するため、小さな子供や泳げない人でも体験できるのが特徴です。
3月に人気のエリアは、やはり沖縄県!本島では神秘的な光景が見られる“青の洞窟”で有名な恩納村が圧倒的に選ばれているほか、透明度の高い海でたくさんのサンゴや熱帯魚を見られる石垣島、宮古島といった離島も人気です。
-とはいえ、夏がハイシーズンであるシュノーケリングが3月に人気があるのは、どうしてでしょうか?
「3月の沖縄は、関東でいえば春のような陽気。夏ほど混雑しないので、ゆっくり水中の自然を観察するにはぴったりですよ!」(林)
■関連記事
沖縄のシュノーケリングは3月でも楽しめる!?気になる情報まとめ
4位:日差しが穏やかな3月なら快適に楽しめる!「カヌー・カヤック」
湖や川で楽しむカヌー・カヤックですが、3月に予約が入っていたのはすべてマングローブで楽しむツアー!マングローブとは亜熱帯や熱帯地域の河口付近に生息する植物の総称で、日本で分布するのは鹿児島県と沖縄県のみです。
3月にもっとも人気があったのは、島の9割を亜熱帯の森が覆い、大規模なマングローブがある沖縄県の西表島。そのほか、沖縄本島の慶佐次川(げさしがわ)や億首川、比謝川(ひじゃがわ)、西表島とあわせて世界自然遺産に登録された鹿児島県の奄美大島にもマングローブがあり、人気となっています。
-季節を問わず体験できるマングローブカヌーですが、その中でも3月は適したシーズンなのでしょうか?
「夏のイメージが強いカヤックですが、シュノーケリングなどとは違い水に入ることが少ないため、日差しが強い季節になると体力が奪われてしまうことも。水上の散策を快適に楽しむには3月がおすすめです」(林)
■関連記事
沖縄で大自然を満喫!マングローブカヌー体験まとめ
5位:冬だけのチャンス!野生クジラを間近で体感「ホエールウォッチング」
野生のクジラを船の上から観察するホエールウォッチング。アラスカやベーリング海など北の海で暮らしていたザトウクジラが、冬になると繁殖や子育てのために暖かい海を求めて日本の南の海へとやってきます。そのため、琉球諸島にとってホエールウォッチングは毎年冬の恒例イベント!
今回人気だったのは、年々ザトウクジラの出現頭数が増えている奄美大島。船から観察するだけでなく、ザトウクジラと一緒に泳ぐことにチャレンジするホエールスイムのツアーがあることも奄美大島の特徴です。
また、来遊するクジラに個体識別を行い、繁殖海域の保護にも力を入れる沖縄県の座間味島も毎シーズン人気です。沖縄本島では、本部半島から出港するツアーが注目されています。
-特に沖縄県では多くのツアーが開催されていますが、選ぶ際のポイントはありますか?
「沖縄本島の旅行中に参加したいなら、那覇発のツアーがおすすめ!集合場所が那覇市街地から車で15分程度なので、観光と合わせてスケジュールを立てやすいですよ。逆に自然体験を中心に滞在を考えている方は、離島や奄美大島のツアーに参加してみるといいのではないでしょうか。離島のツアーなら、クジラのいる場所にダイレクトにアクセスできるのが魅力です」(林)
■関連記事
冬の沖縄でホエールウォッチング!絶対におすすめしたい3つの理由
6位:寒さに弱い人も3月なら挑戦しやすい!「スノーシュー」
西洋版のかんじきであるスノーシューを履いて、雪原や雪山を散策するアクティビティが5位にランクインしました。スキーやスノーボードができなくても体験できるため、スノーシューは雪山デビューにぴったりのアクティビティといえます。
北海道から関西まで積雪の多い場所で体験できますが、今シーズンの3月に人気だったのは、青森県の白神山地!マタギの文化を体験できる一風変わったツアーが開催されています。
そのほか、都心からアクセスしやすい群馬県のみなかみ、栃木県の那須、日本屈指の山岳リゾートである長野県の上高地などが選ばれています。
-スノーレジャーの中では比較的長く楽しめるスノーシューですが、3月に体験する上での魅力や注意点はありますか?
「3月になると山も少し暖かくなってくるので、寒がりな方にとっては気軽に雪遊びを楽しめるシーズンです。ただし、スノーシューで上り坂を歩くと汗をかいてしまうこともあるので、脱ぎ着しやすい服装でツアーに参加しましょう」(林)
■関連記事
そこが知りたい!スノーシューの服装と必要な持ち物
6位:空気が澄んでいるうちに体験したい!「モーターパラグライダー」
プロペラ付きのエンジンを背負い、遊覧飛行を楽しむモーターパラグライダー。通常のパラグライダーが山の斜面を駆け下りてテイクオフ(離陸)するのに対し、モーターパラグライダーは平地から飛び立つことが可能です。
そのため海岸から飛び立ち、海上をフライトできるのもモーターパラグライダーの魅力!インストラクターの操縦で飛ぶタンデムフライトが基本で、初心者はもちろん、幼児でも参加できるツアーが多いのもポイントです。
人気のエリアは、都心からアクセスの良い神奈川県の平塚。また、美しい海を堪能できる沖縄県の石垣島での体験も選ばれています。
-通年で体験できるところも多いモーターパラグライダーですが、この時期に体験する際のおすすめポイントはありますか?
「適度な陽気と見晴らしの良さ、どちらの良い部分も体験できるのが、3月のモーターパラグライダーの魅力ですね!」(林)
■関連記事
免許がなくても飛べる!モーターパラグライダーで自由自在な空中散歩を楽しもう
8位:高度差が大きくスケール満点の景色が魅力の「パラグライダー」
モーターパラグライダーに続く6位は、なんとパラグライダー!3月も空のアクティビティが人気ですね。パラグライダーの場合、インストラクターの操縦で飛ぶタンデムフライトと、自分で操作して空に浮かぶ感覚を楽しむ浮遊体験の2つがあります。
上昇気流を利用して飛ぶパラグライダーは、コンディションが良ければモーターパラグライダーよりもっと高高度でフライトできることも!山の上からテイクオフすることもあり、上空から美しい山並みを堪能したいという人はぜひタンデムフライトがおすすめです。
風をとらえて自分の力で飛んでみたい人は、浮遊体験にチャレンジしましょう。器材を担いで斜面を登り、駆け下りるという動作を繰り返すので体力は使いますが、飛べたときの達成感と感動は格別です!
3月に人気のエリアは、阿蘇山の雄大な景色が広がる丘で浮遊体験ができる熊本県の阿蘇。また、タンデムフライトと浮遊体験のどちらも開催されている静岡県の富士宮は、富士山の大パノラマを目の当たりにできるとあって人気を集めています。
-山間部で体験するパラグライダーは3月とはいえ寒さが心配ですが、この時期ならではの魅力はなんでしょうか?
「山から飛び立つパラグライダーは、高度差があるからこそ見られるスケール満点の景色が魅力。特に静岡のパラグライダーでは、雪化粧した富士山から春を感じる海側までの景色を一気に楽しめますよ!」(林)
■関連記事
日帰りで楽しめる!関東近郊のパラグライダースポット12選
9位:初心者にもおすすめの時期に体験しよう「バックカントリースキー・スノーボード」
スキー場のゲレンデではなく、天然の雪山をスキーやスノーボードで滑るスノーレジャーが堂々の7位に登場!
麓からスキー場のリフトを利用することもありますが、バックカントリーのスタート地点までは自力でハイクアップ(雪山を登ること)することが特徴で、ゲレンデよりもずっと標高の高いところから深雪での滑走を堪能できます。
3月に人気のエリアは、北アルプスの絶景と本州屈指の軽さを誇るパウダースノーを楽しめる長野県の乗鞍、量も質も良い雪が降り積もる群馬県のみなかみです。
-バックカントリーツアーでは非圧雪の場所を滑るので、スキーやスノーボードの経験・技術がある程度必要ですが、それでも7位にランクインするほど人気なのはどうしてでしょうか?
「3月は降り積もった雪が固まってくるので行動しやすく、山を登って滑り降りるバックカントリーを始めるにはぴったりの時期。とはいえ、春の雪山には雪崩やクラック(雪の裂け目)など注意すべき要素もあります。リスクを軽減するためにガイド付きツアーで体験することが重要です。ガイドからレクチャーを受けたら、ゲレンデとはまた違う、自然の中でシュプールを描く爽快感を味わってみてください!」(林)
■関連記事
バックカントリースキーとは?必要な道具や安全に楽しむ手順のまとめ
9位:貴重な体験をしたい人は急いで!「アイスクライミング」
凍った滝や人工的に作られた氷壁を登るアイスクライミングも7位に入りました。靴に装着する金属製の爪が付いたアイゼン、氷壁に打ち込むアックス(ピッケル)などを使った本格的なアイスクライミングをツアーで体験できます。
自然が作り出した氷のアートともいえる氷瀑を間近で見ると、その美しさと迫力に圧倒されます。丁寧な事前講習とガイドのサポートで、初心者でも氷壁を登っていけますよ。
人気のエリアは、日光国立公園内の滝で体験できる栃木県の日光!
-暖かくなると氷が解けて体験できないアイスクライミングは、例年3月上旬頃までの開催。それでも7位に入ったのは駆け込み需要が大きいのでしょうか?
「日光は、本州の中でもかなり寒い地域、ということもあるかと思います。3月はアイスクライミングには遅めの時期ですが、日光なら上旬まではツアーを開催可能。春に向かってお出かけ意欲が高まってくる3月でもチャレンジできるため、面白い体験をしてみたい人が予約している印象です」(林)
■関連記事
日光のスノーシューツアーがアツい!真冬だけの特別な絶景を見に行こう
3月に楽しめるアクティビティはさまざま!
冬から春へと移り変わる3月は、実にバラエティに富んだアクティビティを体験できますね。
場所によって見られる風景もさまざまなこの時期、ぜひいろんな場所にお出かけしてアクティビティを楽しんではいかがでしょうか。
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASBI(そとあそび)」で気になるツアーをチェックしてみてください!
(文:松尾ちはる)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
最新記事
ピックアップ
マンスリーチョイス
その他の記事
人気の記事