冬の沖縄でホエールウォッチング!絶対におすすめしたい3つの理由 2023.11.12 ホエールウォッチング 沖縄県
沖縄の冬の風物詩である「ホエールウォッチング」。夏はベーリング海など北の海に住むザトウクジラが、冬になると繁殖のために暖かい沖縄の海へと移動してくるのを間近で観察できるのです。
青い大海原から飛び出してくるザトウクジラの姿は大迫力!ホエールウォッチングのツアーは、早いところで12月下旬からスタートするため、すでに予約の受付を開始しているツアー会社もあります。
今回はもうすぐシーズンを迎える、沖縄のホエールウォッチングの魅力をご紹介します。
【目次】
■冬の沖縄でホエールウォッチングがおすすめな3つの理由
■ザトウクジラのここがすごい!
■沖縄で楽しめるホエールウォッチングツアー5選
- 1.広々ボートで快適!パラセーリングもできる充実ツアー|本島
- 2.小回りの利く自社クルーザーでクジラに密着!|本島
- 3.観光拠点が那覇ならこれ!慶良間諸島沖で観察|本島
- 4.家族でクジラ観察!那覇市内の送迎サービスもあり|本島
- 5.個々のクジラの性格やエピソードが聞けるツアー|座間味島
■ザトウクジラが魅せるパフォーマンスに注目!
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冬の沖縄でホエールウォッチングがおすすめな3つの理由
なぜ、冬の沖縄でホエールウォッチングがおすすめなの?そんな疑問にお答えすべく、3つの理由をご紹介します。知れば知るほど、体験したくなること間違いなしですよ。
理由1.冬の沖縄はザトウクジラが見られる国内でも数少ないスポット!
多くの人にとってクジラといえば、映像や本などで目にする存在。実際にクジラを見たことがある人は、どれだけいるでしょうか。
そもそも日本でクジラを見られる場所は少なく、主に太平洋側の限られた地域のみ。夏にベーリング海やアラスカ湾で暮らしていたザトウクジラは、冬になると繁殖のために温暖な海を求めて南へと移動し、沖縄や鹿児島の離島、小笠原諸島近海などで姿を見せてくれます。
理由2.沖縄でのザトウクジラの遭遇率はなんと98%!
ホエールウォッチングツアーで気になるのが、本当にクジラに会えるの?という不安。せっかくツアー料金を払って参加したのに、クジラが見られなかった…というのは残念ですよね。
しかし、心配することはありません。沖縄のホエールウォッチングツアーでのザトウクジラの遭遇率は、なんと98%!ツアーを行う会社同士が出没情報を共有し、ザトウクジラの生態に詳しい船長が案内するからこそ、かなりの高確率でザトウクジラに出会えるのです。
中でもザトウクジラの出現率が高く、「クジラにやさしいウォッチング」という理念を掲げ、自主ルールを設けてザトウクジラを見守る慶良間諸島の座間味島では、より高い確率でザトウクジラを観察できます。
とはいえ、野生動物との出会いを完全にコントロールすることはできません。万が一クジラに遭遇できなければ、ツアー料金を全額返金…という条件を設けているツアー会社もあります。
理由3.ザトウクジラに会える冬は沖縄旅行のオフシーズン!
ザトウクジラは春になると餌が豊富な北の海へと戻っていくので、沖縄でのホエールウォッチングのベストシーズンは12月下旬〜4月上旬頃となります。
年間を通して温暖な沖縄ですが、冬になれば旅行客はずいぶんと減ります。年末年始を除けば、飛行機のチケット代や宿泊料金もオフシーズン価格となり、リーズナブルに旅行ができるのです!
春休みに入ると料金はまた上がって沖縄にもにぎわいが戻るので、お得にのんびりと沖縄を満喫したい人は、ぜひ冬に旅行してホエールウォッチングも楽しむのがおすすめ。
ザトウクジラは沖縄の海で出産や子育てを行うので、写真のようなかわいい親子の姿を見るチャンスもありますよ!
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ザトウクジラのここがすごい!
現在、確認されているクジラは80種に及ぶといわれ、その特徴は種によってさまざまです。その中でもザトウクジラがどうすごいかについて解説します。
1.ビル4階分と同じ長さ!?ザトウクジラの大きさにびっくり!
クジラ全体の中では中型といわれるザトウクジラですが、大人になるとオスは13〜14m、メスは15〜16m、体重は30トンにもなります。ビル4階分の長さと、普通乗用車30台分の重さがある巨体が泳いでいるなんて考えると、スケールの大きさを感じますね。
2.総距離約9,000km!気の遠くなるような長旅の末に沖縄へ
ザトウクジラが夏の間に生活しているのは、日本よりずっと北東にあるベーリング海やアラスカ湾。そこから沖縄までの移動距離は、なんと約9,000km!
冬になって暖かい海にたどり着くと、オスのザトウクジラは求愛行動をします。よく知られているのが歌!まだ多くは解明されていませんが、さまざまなメロディを奏でるオスの歌は、メスへのラブソングではないかといわれています。
そんな愛らしい一面があるのもザトウクジラの魅力ですね。中には水中マイクを使って、ザトウクジラの声を聞かせてくれるホエールウォッチングツアーもありますよ。
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冬の沖縄で楽しめるホエールウォッチングツアー5選
ここからは実際に沖縄で楽しめる、おすすめのホエールウォッチングツアーをご紹介します。沖縄本島出発のツアーと、離島出発のツアーがあるので、旅程に合わせて選んでくださいね。マリンレジャーを一緒に体験できるツアーもありますよ!
1.広々ボートで快適!パラセーリングもできる充実ツアー|本島
「シーワールド」が開催するのは、本島北部の名護市と接する本部(もとぶ)半島の本部港から出発するツアー。“本部ホエールウォッチングツアー”は、オプションでパラセーリングも体験できる欲張りな内容です。
広々としたカタマランボート(双胴船)でのクルージングは快適!船内では水やさんぴん茶、アメの無料サービス、レインコートの無料レンタルもあり。移動中はガイドからザトウクジラの解説や豆知識を聞けますよ。
ポイントに到着したら、早速ホエールウォッチングを開始します。運が良ければ、至近距離でザトウクジラのパフォーマンスを見られることも。貴重な野生クジラとのひとときを楽しみましょう。
パラセーリングセットプランにした場合は、港で船を乗り換えて、再びGO!パラセーリングとは、凧と同じような原理で船でパラシュートを引っ張りながら空を飛ぶアクティビティです。沖縄の美しい海を空から眺めるのは、とっても爽快ですよ。
徐々に高さを増し、最高到達高度の50mへ。体で風を感じながら見る大パノラマの絶景に、大興奮間違いなしです。
「最高でした!」
初めてのホエールウォッチングでしたが、あんなに近くでクジラを見ることが出来、感動でした!またスタッフの皆さんも明るくとても感じが良かったです!4歳の子供も、沖縄旅行何が一番楽しかった?と聞いたら、クジラ!と。本当に良い経験となりました(^^)あいにくのお天気だったので、今度は晴天の日に参加出来たらいいなぁ。(30代・女性)
引用 - SOTOASOBI(そとあそび)
- 沖縄県本部町字崎本部5232 本部港・立体駐車場前
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2.小回りの利く自社クルーザーでクジラに密着!|本島
同じく本部エリアでツアーを開催している「アシビーブルー」。主催する“本部ホエールウォッチングツアー”の集合場所は、本部港から車で5分ほどの場所にある渡久地港。こだわりの自社クルーザーで、快適な船旅へと出発です!
クジラのいるポイントまでは、比較的短時間で到着します。ツアーをゆったりと楽しめるよう、クルーザーの定員が17名のところ、12名に限定。5歳から参加OKですが、小さい子供連れで船が混雑していると何かと気を使うもの。そういった意味でもファミリーにはうれしいですね。
小型で小回りが利くクルーザーなので、クジラの行動に合わせて近付きやすいのもポイント。水面から垂直に顔を出し沈んでいく「スパイホップ」や、ジャンプして背面から海にダイブする「ブリーチ」など、大迫力のパフォーマンスを間近で見られます。家族みんなで、感動を共有しましょう!
「いい思い出になりました」
初めてのホエールウォッチングでしたが、とても貴重な体験ができ感動しました!当日は天気もよく、クジラがジャンプする姿も見ることができました。船長さんやスタッフの方の気遣いや粘り強く探してくれたこともとてもよかったです。また人数が少ないので、どの席からでも見ることができました。(20代・女性)
引用 - SOTOASOBI
- 沖縄県国頭郡本部町渡久地764 町営駐車場
3.観光拠点が那覇ならこのツアー!慶良間諸島沖で観察|本島
那覇空港から車で約15分、本島の中心である那覇にショップをかまえる「マリンクラブ ベリー 那覇店」。“那覇発ホエールウォッチングツアー”は、ザトウクジラを多く見られる慶良間諸島まで大型クルーザーで移動してホエールウォッチングを楽しみます。
ガイドが事前にザトウクジラの生態を解説してくれるのに加え、写真付きでザトウクジラのパフォーマンスや豆知識を紹介した「クジラブック」のプレゼントもあり!遭遇した際に役立つだけでなく、思い出として持ち帰れるのもポイントです。
本部出発のツアーと比べると、観察ポイントまでの移動時間はかかりますが、那覇出発というのがやはり魅力的。観光の拠点を那覇周辺に置くならば、ぜひおすすめのツアーです。
「貴重な体験でした」
出航して15分ほどで2頭のくじらに出会え、ブリーチング、テイルスラップなどなど‥とても充実したツアーでした。ありがとうございました。(50代・男性)
引用 - SOTOASOBI
- 沖縄県那覇市港町2-3-13
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4.家族みんなでクジラ観察!那覇市内の送迎サービスもあり|本島
同じく那覇出発の“ホエールウォッチングツアー”を開催している「ディーズパルス沖縄」。集合場所は、那覇空港・那覇市街地から車で約15分の三重城港で、那覇市内の宿泊施設なら無料で送迎もしてくれます。
ディーズパルス沖縄が使用するのは、40人乗りの大型クルーザー!ツアーでの定員は26人と少なく設定し、快適に楽しめるよう配慮されています。
乗船する前にザトウクジラの暮らしや生態を学んだら、いざクルージングへ!ザトウクジラを見つけたときの喜びはひとしおです。
乗船するガイドは、沖縄美ら海水族館主催の「沖縄ザトウクジラ会議」に毎年出席し、参加者がよりツアーを楽しめるよう研さんを重ねています。ザトウクジラのパフォーマンスについても詳しく教えてくれるので、どんどん質問しましょう。2階のデッキへ上れば、高い視点からザトウクジラを眺められますよ。
水しぶきや寒さ対策になるレインコートの無料サービスもあり、手軽に参加できるのも魅力。0歳から参加OKなので、ぜひファミリーで体験してはいかが。
- 沖縄県那覇市西3-20 三重城港(港内の待合所)
5.個々のクジラの性格やエピソードも聞ける!|座間味村出発
ホエールウォッチングの本場と名高い、慶良間諸島にある座間味島(ざまみじま)。美しいケラマブルーの海と、離島ならではののんびりとした雰囲気を味わえるので、クジラも海も離島も楽しみたい!という人におすすめのフィールドです。
中でもイチ押しなのが、クジラをこよなく愛する座間味島出身のガイドが船長を務める「ダイビングチーム あなたの清」。“ホエールウォッチング2時間コース”なら、那覇からの日帰りでも参加しやすいですよ。
このツアー最大の魅力は、個々のクジラの性格やエピソードを聞けること!ザトウクジラは毎年繁殖活動のために、冬から春にかけて座間味の海に戻ってきます。個体が識別できるのは、その様子を長年見守ってきたベテランガイドならでは。船にはホエールフォンも搭載しているので、クジラたちの声を聞くこともできるんです!
ほかにも、早朝や夕方に開催しているコースもあります。朝日や夕日に照らされた海を、優雅に泳ぐクジラたちの姿。忘れられない体験となること間違いなしです。
「大満足!」
清さんはじめ、スタッフの方々が皆さんお優しく、安心して楽しむことができました。親子クジラも間近で見られて大満足です!また遊びに来たいと思います。ありがとうございました!(30代・女性)
引用 - SOTOASOBI
- 沖縄県島尻郡座間味村字座間味53 ダイビングチーム あなたの清
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ザトウクジラが魅せるパフォーマンスに注目!
ザトウクジラは感情表現のために、さまざまなパフォーマンスをします。そのどれもが迫力満点!ホエールウォッチング最大の魅力はここにあるといっても過言ではないでしょう。パフォーマンスの中で、代表的なものを3つ紹介します。
1.クジラを探すときの目印!高確率で見られる「ブロー(潮吹き)」
「ブロー」とは、いわゆる潮吹きのこと。長くなると40分以上もの間潜水しているザトウクジラは、息継ぎのためにこのブローを行います。背中にある噴気孔から海水が高く噴出されるさまは大迫力!
2.尾ひれを海面に打ち付けるダイナミックな行動「テールスラップ」
尾ひれを海面に叩きつけるパフォーマンスが「テールスラップ」です。自分の居場所をほかのザトウクジラに教えたり、威嚇したりするときなどに行うといわれています。頻繁に見せる行動で、一度に何回もテールスラップを繰り返すこともあります。
3.最もダイナミックなパフォーマンス!思いっきり海へとダイブする「ブリーチ」
ホエールウォッチングで一番の見ものは、この「ブリーチ(ブリーチング)」!海面から体の半分ほどを出したあと、勢いよく海へとダイブする最もダイナミックなパフォーマンスです。
なぜザトウクジラがブリーチを行うのかは明確に分かっていませんが、寄生虫を落とすため、求愛行動、遊んでいる…といった説があります。体をひねってスピンをしたり、いくつかのクジラが同時にブリーチをしたりとバリエーションもさまざま。
ほかのパフォーマンスに比べて遭遇できる確率が少ないので、海面から突然ザトウクジラの頭が現れたときは目をそらさず注目しましょう!
クジラの姿に感動!冬の沖縄で忘れられない体験をしよう
野生のクジラを間近で見ることは、日本ではとてもレアな体験。毎年ホエールウォッチングのツアーは人気となっているので、気になる方は早めに予約をしておきましょう。
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、ホエールウォッチングのほかにも冬の沖縄で楽しめるさまざまなアクティビティを紹介しています。ぜひ利用してみてくださいね!
(編集部注*2021年11月22日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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