
流氷にワカサギ釣り!北海道の3月をアクティブに楽しむ観光スポット10選 2020.02.08 ワカサギ釣り 北海道
少しずつ暖かい日が増え、春の気配を感じられる3月。今年は暖冬だったこともあり、もっとスキー場に行ったり、雪遊びをしたりしたかったなぁ…と冬を惜しんでいる人も多いのでは!?
そんな人におすすめしたいのが、日本最北端の地である北海道!3月の北海道はまだまだ気温が低く、雪遊びや冬らしい楽しみをできるスポットがたくさんあります。
今回は3月の北海道をアクティブに楽しめるおすすめの観光スポット10選を紹介します!
【目次】
■砕氷船に乗って流氷の海を旅しよう!
- 1.流氷砕氷船おーろら
- 2.流氷砕氷船ガリンコ号Ⅱ
■3月の北海道で楽しみたいスポット
- 3.層雲峡氷瀑まつり
- 4.然別湖コタン
- 5.旭川動物園
■3月の北海道でおすすめのアクティビティ
- 6.カヌーとスノーシューで釧路湿原の冬を満喫!
- 7.釧路市内の送迎あり!ピクニック気分でワカサギ釣り
- 8.雪深い屈斜路湖で本格ホーストレッキング
- 9.青い池と雪とのコントラストは必見!神の子池スノーシュー
- 10.知床の冬の風景を熱気球で丸ごと堪能
<<北海道で体験できるアクティビティツアーの一覧はこちら>>
砕氷船に乗って流氷の海を旅しよう!
日本近海で流氷を見られるのはオホーツク海のみ!流氷観測ができる冬の北海道へ行くなら、ぜひ流氷を砕きながら進む砕氷船(さいひょうせん)に乗ってみましょう。
1.寒い冬でも快適に流氷観測!「流氷観光砕氷船おーろら」
PIXTA
流氷を見られることで人気の網走。例年1月下旬になると、中国とロシアの国境を流れるアムール川から流れ出る淡水が氷結し、オホーツク海より日本へと大きく成長しながら南下してくる流氷は、北海道の冬の風物詩です。
一般的には2月中旬~3月上旬が見頃といわれており、年によっては4月まで観測できる流氷。2月中は流氷を見る砕氷船が混み合うため、3月はおすすめのシーズンです。
網走で間近に流氷を見るなら「流氷観光砕氷船おーろら」に乗ってみましょう。暖かい船内には、売店やコーヒーラウンジもあり、くつろぎながら流氷の様子をたっぷり堪能できます。
展望デッキからは氷が砕ける音や衝撃をダイレクトに体感できます。展望デッキから流氷を観賞したい場合は、防寒対策をしっかりしておきましょう。
- 北海道網走市南3条東4丁目5-1 道の駅(流氷街道)
- 0152-43-6000
・運行期間:2020年1月20日~4月3日9:00~15:30 ※時期により運航時間は異なる
・料金(流氷あり):大人3,500円、小学生1,750円 ※特別席は+400円
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2.流氷にまつわる施設も充実!「流氷砕氷船ガリンコ号Ⅱ」
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網走と並び、流氷観測ができるスポットとして知られる紋別エリア。流氷砕氷船「ガリンコ号Ⅱ」でも流氷クルーズをたっぷりと堪能できます。
船の1階と2階に客席があり、暖房の効いた場所でゆったりと流氷を眺めることが可能。客席とは別にある2階の展望スペースは広々としており、冬は迫力の流氷をパノラマで観賞できます。
ガリンコ号Ⅱ乗り場のある「もんべつ海の駅」周辺には、4Dシアターなどの展示がある氷塊展望塔「オホーツクタワー」や、国内唯一のアザラシ保護施設「とっかりセンター」など、流氷船以外の楽しみもいっぱい!
温泉地でもある紋別はホテルなどの宿泊施設も充実しており、流氷に温泉にグルメにと1日たっぷり楽しめますよ。
冬期のガリンコ号Ⅱは完全予約制。紋別で流氷を見てみたいと思ったら、忘れずに電話予約をしておきましょう。
- 北海道紋別市海洋公園1番地
- 0158-24-8000
・営業時間:2020年1月10日~3月31日9:00~15:00 ※時期により異なる
・料金(流氷あり):大人3,000円、子供1,500円
※流氷なしの場合、大人は500円、子供は250円引き
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3月の北海道で楽しみたいスポット
北海道とはいえ、冬の醍醐味を存分に味わえるのは3月でそろそろおしまい。冬ならではのイベントや体験ができるスポットを紹介します!
3.幻想的な氷瀑に囲まれる「層雲峡氷瀑まつり」
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道北エリアの川上郡に位置する層雲峡(そううんきょう)温泉では、1〜3月の長期にわたって雪と氷をテーマにしたイベント「層雲峡氷瀑まつり」が開催されます。
メイン氷像の今年のテーマは“銀河系”で、宇宙ステーションをイメージした氷像がお出迎え!氷でできた巨大すべり台やアイスクライミングなど、寒冷地ならではのアトラクションも楽しめます。
夜になると会場内はライトアップされ、鮮やかに光る巨大な氷瀑に囲まれます。その幻想的な美しさから、日本夜景遺産にも選ばれている注目のイベント。
氷で造られた酒場ではお酒の飲み比べができたり、雪像をバックにしたステージで太鼓演奏やアイヌ民族舞踊などを鑑賞できたりと、グルメやエンターテイメント要素も豊富です。
夜には打ち上げ花火も上がる層雲峡氷瀑まつりは、冬のすてきな思い出になること間違いなし!
- 北海道上川郡上川町層雲峡
- 01658-2-1811(層雲峡観光協会)
・開催期間:2020年1月23日~3月15日
・開催時間:13:30~21:30
・料金:協力金として500円(協力記念のポストカードと甘酒1杯プレゼント
4.わずか60日間だけの幻の村で過ごそう「しかりべつ湖コタン」
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然別湖は北海道のほぼ中央にある大雪山国立公園の南端に位置し、道内でもっとも高い場所にある湖。豊かな自然が今もなお色濃く残っています。
冬は氷結する然別湖に、1月末からわずか60日間だけ現れる幻の村が「しかりべつ湖コタン」。“コタン”とはアイヌ語で村を意味し、この村の建物は氷と雪だけですべて作られているという幻想的なもの。
世界でもここだけという湖上の露天風呂や、凍った湖水から作ったアイスグラスでドリンクをいただけるアイスバー、実際に結婚式を挙げられるロマンチックなアイスチャペルなど、日常を忘れてしまう特別な体験がいっぱい!
イグルー(雪の家)に極寒地用シュラフで眠るアイスロッジ宿泊など、貴重な体験がめじろ押しです。雪に覆われた湖上を散策するクロスカントリースキーや美しい星空を観賞できるナイトウォッチングなど、冬ならではのアクティビティも満載。
春にはすべて溶けて消えてしまう、まるでおとぎ話のような世界へ、ぜひ出かけてみませんか?
- 北海道河東郡鹿追町北瓜幕 然別湖畔
- 0156-69-8181(然別湖コタン実行委員会)
・開催期間:2020年1月25日~3月22日
5.冬ならではの楽しみが待っている!「旭山動物園」
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自然の中で暮らす動物たちの日常の行動や様子を見せる“行動展示”により、一躍話題のスポットとなった「旭山動物園」。今も変わらない人気ぶりで、休日には多くの観光客が足を運んでいます。
雪の積もる冬期も変わらず営業中。春休み前の3月は比較的混雑も少なく、ホッキョクグマやアザラシ、エゾシカやトナカイなど、寒さが得意な動物たちの生き生きとした様子をたっぷりと観察できます。
冬の注目イベントといえば、積雪期にしか行われない“ペンギンの散歩”!雪の上をとてとて歩くペンギンはキュートであり、野性の姿を彷彿とさせる貴重なシーン。1日に2回実施されるので、ぜひ間近で見てみましょう。
そのほかウサギやモルモットとふれあえる「こども牧場」や「動物資料展示館・動物図書館」など、休憩がてら暖かく過ごせる屋内施設もあるため、家族連れでも安心して楽しめるのもうれしいポイントです。
- 北海道旭川市東旭川町倉沼
- 0166-36-1104
・開園時間(冬期):10:30~15:30 ※2020年4月29日より夏期営業
・休園日:2020年4月8~28日
・入園料(冬期):大人820円、中学生以下無料
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3月の北海道でおすすめのアクティビティ
真冬の寒さが少しずつ和らぐ3月は、冬のアクティビティをしやすい季節。スキーやスノーシューを本格的に楽しむなら3月中旬までをめどにしましょう。雪の量や質を問わないアクティビティであれば、3月末まで体験できますよ。
6.カヌーとスノーシューで釧路湿原の冬を満喫!
春から夏にかけては草木が繁茂し、一面緑が広がる釧路湿原。冬には雪に彩られ、幻想的な雰囲気を醸し出します。
「釧路マーシュ&リバー」が開催する“釧路湿原ウィンターカヌー&湿原ウォッチング”は、冬季限定のカヌーツアー。自然の神秘にあふれた冬の釧路湿原をのんびりカヌーツーリングできます。
ツアーで使用するのはオープンデッキタイプのカナディアンカヌー。水面を静かに推進できる形状になっているため、ネイチャーウォッチングをするにはぴったりのカヌーです。1艇につきガイドが1名同乗して基本操作を行ってくれるので、初心者でも安心して挑戦できます。
アレキナイ川から始まり、塘路湖(とうろこ)へと向かうツーリングは絶景の連続!氷の上に咲く花“フロストフラワー”や、水面から立ち上がる霧“毛嵐(けあらし)”、木の枝に付いた霧が凍りつく“霧氷(むひょう)”など、冬の寒さが起こす美しいシーンに感動必至です。
ツアー後半はカヌーを降り、スノーシューで雪原を散歩。見晴らしの良い丘の上から周囲を眺めたり、まっさらな雪にごろりと寝そべってみたり、雪の写真を撮ったりと、釧路湿原の冬を満喫しましょう。
- 北海道北海道釧路郡釧路町字トリトウシ88-5 釧路マーシュ&リバー
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7.釧路市内の送迎あり!ピクニック気分でワカサギ釣りを楽しもう
北海道の冬の楽しみの1つにワカサギ釣りがあります。
「塘路ネイチャーセンター」が開催している“釧路市内集合!ワカサギ釣りスペシャルツアー”は、気軽にワカサギ釣り体験ができる観光客に人気の内容。
ツアーでは釧路市内の宿泊施設や空港、駅などへ送迎をしてくれるので、雪道を移動する必要なし!道具もすべて用意してくれるので、防寒対策のみしっかりしておけば快適にワカサギ釣りを楽しめます。
体験場所となるのは、釧路湿原の南に位置する達古武湖(たっこぶこ)。ワカサギをはじめとしたさまざまな魚に加え、絶滅危惧種に指定されているマリモも生息している自然の恵み豊かな湖です。
厚く張った氷に穴を開ける醍醐味も体験できるのが、このツアーの魅力。釣ったワカサギはその場で天ぷらにしてもらえる上、ビールやおつまみの持ち込みもOK。ピクニック気分で冬の味覚を堪能しましょう。
- 北海道釧路市 ※釧路市内の宿泊施設(阿寒エリア除く)から送迎可
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8.雪深い屈斜路湖で本格ホーストレッキング
雪を踏み分けながら進む馬に乗って、屈斜路湖(くっしゃろこ)を散策してみませんか?
「メジェールファーム」が開催する“雪の湖と森のワイルドコース”は、馬と暮らす地元民さながらの気分を味わえる冬限定の乗馬ツアーです。
舞台となる屈斜路湖は、日本最大・世界第2位の大きさを誇るカルデラ湖。3月はまだ雪が残り、真冬の風景が広がっています。
ツアーの見どころは乗馬前の準備から体験できること!放牧されている馬をつかまえ、ブラッシング、鞍の装着までも自身で行います。スタッフが丁寧に手順を教えてくれるので、初めてでも大丈夫。牧場主になった気分で馬とのコミュニケーションを楽しみましょう。
パートナーの馬に慣れてきたところで、いよいよ乗馬トレッキングがスタート。1m以上積もった雪の間を進んだり、雪に覆われた白銀の屈斜路湖を眺めたり、白一色の冬の森を散策したりと、貴重な体験がめじろ押し!
北海道の冬の魅力を存分に感じられる、アウトドア好きにはたまらないツアーです。
- 北海道川上郡弟子屈町字屈斜路420-1 メジェール牧場
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9.神秘的な青い池と雪とのコントラストは必見!神の子池スノーシュー
冬の北海道といえば真っ白に雪化粧した風景が見どころですが、「知床ツーリスト」が開催する“スノーシューで行く神の子池ツアー”は、神秘的な青い池を堪能できるツアー。
知床半島の南西、斜里郡清里町にある神の子池は、世界有数の透明度を誇る摩周湖(ましゅうこ)の伏流水によってできた池。澄み切った湖水が不思議な青色をたたえ、訪れる人を魅了しています。
まずはスノーシューをはいて神の子池までの約2kmをトレッキング。積雪の影響で通常は6〜11月ころまでしか見られない神の子池ですが、ガイドが案内するこのツアーでは冬でも訪れることが可能。神の子池の青と、池畔に積もった雪の白とのコントラストを楽しめるんです。
年間を通して8℃という水温のため、何十年も沈んだまま化石のようになっている倒木と、その間を縫うように泳ぐオショロコマの姿はまるで絵画のよう。吸い込まれるような美しい光景を目に焼き付けましょう。
北海道で圧倒的な絶景を見たい!と思ったら、ぜひ参加してみてはいかがでしょう。
- 北海道斜里郡清里町向陽282 清里イーハトーヴユースホステル
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10.知床の冬の風景を熱気球で丸ごと堪能!
北海道の冬景色を大スケールで楽しみたいと思ったら「知床ツーリスト」が開催する“熱気球フリーフライトツアー”がおすすめ!風に乗ってゆっくりと移動する熱気球で知床の大地を一望できます。
JR釧網本線「清里町」駅から無料送迎サービスもあり、観光の合間に利用しやすいのも魅力のツアー。参加者みんなで気球の準備をするのが特徴で、熱気球の仕組みや徐々に膨らんでいくさまをじっくり観察できます。
気球が浮力で立ち上がり、準備ができたらいよいよ空の旅へ出発。車や人がどんどん小さくなり、広々とした白銀の雪原に自分の乗っている気球の影が小さく映り込みます。
遠くには迫力の斜里岳と、その反対側にはオホーツク海と知床半島が!タイミングが合えば流氷も見られ、知床の見どころを独り占めしている気分を味わえますよ。
ツアー後にはオリジナルのステッカーとピンバッジのほか、希望すれば地元産の野菜をもらえるうれしい特典付き!貴重な体験に加え、地産の味覚も手に入る要チェックのツアーです。
- 北海道斜里郡清里町向陽282 清里イーハトーヴユースホステル
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3月の北海道を思いっきり満喫しよう!
3月の北海道は、まだまだ雪遊びを楽しめる見逃せない季節。ぜひ休みを利用して、残り少ない今年の冬を満喫しに出かけましょう!
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」には、今回紹介した以外にも北海道の冬のアクティビティをたくさん紹介しています。
北海道ならではの体験ツアーをプラスして、思い出深いすてきな旅行にしてくださいね。
(文:金子真由美)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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