
西表島観光で絶対に外せない観光スポット26選 2022.07.16 沖縄県
島の90%近くが亜熱帯ジャングルに覆われる沖縄県の離島「西表島(いりおもてじま)」。
天然記念物のイリオモテヤマネコをはじめ、希少な動植物が生息することで知られ、豊かな自然環境は“東洋のガラパゴス”と称されるほど。2021年には世界自然遺産にも登録されました。ほかに類を見ないほど多彩なアクティビティを体験できるのも、ダイナミックで神秘的な自然のおかげです。
西表島でぜひふれてほしい自然をはじめ、魅力あふれる観光スポットやアクティビティ、グルメスポットなどをご紹介します!
【目次】
■西表島ってどんな島?
■西表島の人気観光スポット
- 1.星砂の浜
- 2.トゥドゥマリの浜(月ヶ浜)
- 3.イダの浜
- 4.大見謝ロードパーク
- 5.浦内川ジャングルクルーズ
- 6.仲間川マングローブクルーズ
- 7.西表野生生物保護センター
- 8.由布島
- 9.水中観光船 じゅごん
- 10.南風見田の浜
- 11.うめ工房
■西表島のおすすめアクティビティ
- 12.ユツン三段の滝トレッキング
- 13.ピナイサーラの滝カヤック&トレッキング
- 14.マリユドゥの滝&カンビレーの滝トレッキング
- 15.カヤック+ケイビング(鍾乳洞探検)
- 16.美しい海でスキューバダイビング
■子供と遊ぶならこのアクティビティ!
- 17.バラス島&鳩間島散策も!シュノーケリングツアー
- 18.マングローブ林でSUP探検
- 19.夜の西表島で自然観察
■西表島のおいしいグルメスポット
- 20.泡波と島の味 はてるま
- 21.cafe なかゆくい
- 22.マンゴーとおそばのお店 美々
■西表島で滞在したいホテル・ペンション
- 23.西表島ペンション星の砂
- 24.星野リゾート 西表島ホテル
- 25.民宿パイン館
- 26.西表島ジャングルホテル パイヌマヤ
<<西表島で体験できるアウトドアレジャーツア一の一覧を見る>>
西表島ってどんな島?
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石垣島の西側にあり、八重山諸島の1つである西表島は、県内では本島に次いで2番目に大きな島。亜熱帯気候に属す西表島の約90%は亜熱帯の原生林に覆われ、イリオモテヤマネコやカンムリワシなど、多種多様な動植物が生息しています。
また島内にあるマングローブの規模は日本最大!西表島と石垣島の間の海域には、日本最大のサンゴ礁域「石西礁湖(せきせいしょうこ)」があり、西表島とともに国立公園に指定されています。
空港のない西表島にアクセスするには、まず飛行機で石垣島へ行き、そこから船に乗り継ぎます。石垣港離島ターミナルからは西表島の南端にある大原港行きと、北端にある上原港行きがあり、どちらも船で40~45分ほどの距離です。
島内を自由に巡るならレンタカーが便利。レンタカーは大原と上原の港近くで借りられます。手つかずの自然と、美しい絶景あふれる西表島を満喫するなら、自然の中でアクティブに遊ぶのがおすすめです!
西表島の人気観光スポット
青く澄み渡る海に、サンゴ礁や熱帯魚が豊富な海中世界、亜熱帯のジャングルを思わせるマングローブなど、西表島の特徴的な自然を楽しめる観光スポットを集めました。
1.星の形をした砂を探そう!「星砂の浜」
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星の形をした砂があることから「星砂の浜」と呼ばれるこちらのビーチ。実はこの星砂、有孔虫という小さな生き物の殻が砂浜に打ち寄せられたもの。とはいえ、愛らしい星形の砂で埋め尽くされた海岸は、ぜひ歩いてみたいものです。
星砂の浜から続く海は浅瀬で波も穏やかなので、すぐ近くできれいな魚を見られますよ。海水浴やシュノーケリングを楽しむのにもぴったり。西表島の北端にあり、上原港から車で約7分と訪れやすいビーチです。
- 沖縄県八重山郡竹富町字上原289
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2.西表島随一の夕日を見られる「トゥドゥマリの浜(月ヶ浜)」
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西表島北部、宇那利崎(うなりざき)の南側に広がる「トゥドゥマリの浜」。
“トゥドゥマリ”とは「留まる」の意味で、この浜には神様が留まると信じられてきました。海岸線が三日月のように美しい弧を描くことから「月ヶ浜」とも呼ばれています。
歩くとキュッキュッと音がする“鳴き砂”なので、裸足になってきめ細かい砂の上を歩いてみましょう。海水浴や砂遊びはもちろん、美しいサンセットを見られるビーチとしても人気です。
- 沖縄県八重山郡竹富町字上原
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3.陸の孤島!船でしかたどり着けない美しいビーチ「イダの浜」
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西表島の西部、船でしか行くことができない陸の孤島、船浮(ふなうき)集落の先にある「イダの浜」。
上原港から県道215号を西へ車で約20分、白浜港から定期船に乗って約10分で船浮港へと到着。小さな集落を抜け、徒歩10分ほどでイダの浜へたどり着けます。
人工物のない自然のままのビーチと、澄んだ青色の海とのコントラストは絶景!海の透明度と美しさは西表島の中でもダントツといわれています。まさに秘境の楽園といった雰囲気のビーチをたっぷり満喫しましょう。
遠浅の海なので、子供連れでも安心して遊べます。シュノーケリングを楽しむのにもぴったりですよ。ただし、イダの浜にはトイレなどの設備がないので、船浮集落のお店で借りましょう。有料でシャワーを利用できたり、シュノーケルセットの貸し出しをしたりしているお店もあります。
- 沖縄県八重山郡竹富町字西表
・定期船運行時間:[白浜港発]8:45〜17:50、計5便
[船浮港発]8:15〜17:10、計5便
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4.遊歩道を巡ってマングローブ林を楽しむ「大見謝ロードパーク」
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西表島北部を流れる大見謝川(おおみじゃがわ)の川沿いにある「大見謝ロードパーク」。弓なりになった海岸線を見渡せる展望台と、マングローブ林の中を歩ける遊歩道が整備されています。
遊歩道から間近に迫るマングローブの木々や生き物を観察できるので、ファミリーで訪れるのにもおすすめ!子供連れでも30分ほどで散策できます。
水流によって岩が丸く削られる“ポットホール”が多く見られるのも特徴で、水遊びするのも楽しいですよ。
- 沖縄県八重山郡竹富町字高那
5.豊かな生態系を船の上から観察!「浦内川ジャングルクルーズ」
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沖縄県最長の河川である浦内川(うらうちがわ)。河口一帯にはマングローブが広がり、さまざまな動植物が入り混じりながら独特の生態系を作り上げています。
そんな浦内川の魅力を体感するなら「浦内川ジャングルクルーズ」がおすすめ!圧倒的なスケールで迫るマングローブの間を船で進みながら、河口から約8km上流にある軍艦岩で折り返すコースを楽しめます。
軍艦岩の先にあるマリユドゥの滝やカンビレーの滝を見たいなら、軍艦岩で船を降りてトレッキングコースを歩きましょう。軍艦岩からカンビレーの滝まで1時間ほどでたどり着けます。
- 沖縄県八重山郡竹富町上原870-3
- 0980-85-6154
・運航時間:9:00〜15:30
・料金:大人2,200円、子供1,100円
※予約不要
6.日本最大のマングローブを堪能しよう「仲間川マングローブクルーズ」
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上原港に近い浦内川に対し、大原港に近い仲間川は日本最大のマングローブとして有名。
流域一帯のマングローブが「仲間川天然保護区域」として国の天然記念物に指定されており、日本最大のサキシマスオウノキや西表島でも東部にしか生息しないマヤプシキなど、マングローブ特有の植物を見られます。
そんな貴重な生態系を観察するには「仲間川マングローブクルーズ」に参加するのがおすすめ!満潮時に体験できるのは、河口から約6.5km上流まで船でクルージングし、船着場から徒歩でサキシマスオウノキを見学しにいくコース。推定樹齢400年の巨木を見たい人は、ぜひ満潮時に参加しましょう。
干潮時にはマングローブ林の中で折り返すコースを催行。満潮時には姿を見せなかった干潟の生き物も見られるかもしれませんね。クルージングしながら雄大なマングローブの風景を堪能してください。
- 沖縄県八重山郡竹富町字南風見201
- 0980-85-5304
・運航時間:9:30〜(サキシマスオウノキコース12:20〜)
・料金:[サキシマスオウノキコース]大人3,000円、小学生1,500円
[マングローブコース]大人2,000円、小学生1,000円
※予約不要
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7.西表島に住む野生動物を知ろう「西表野生生物保護センター」
西表島東部、古見集落の近くにある「西表野生生物保護センター」は、イリオモテヤマネコの保護活動の拠点として整備された環境省の施設。改修工事を経て真新しい施設へと生まれ変わり、2022年7月1日にリニューアルオープンしたばかり!
イリオモテヤマネコをはじめ、西表島に生息する希少動物の剥製が展示されています。西表島の自然について学び、島の野生生物や自然環境保全への理解や関心を深めてみませんか?
施設の電話番号はヤマネコ緊急ダイヤルも兼ねているので、もしケガをしているヤマネコを見かけたら保護センターに連絡を!西表島の野生動物保護にも協力しましょう。
- 沖縄県八重山郡竹富町字古見
- 0980-85-5581
・営業時間:10:00~17:00
・休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)、慰霊の日、年末年始
・入館料:無料
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8.水牛車で海を渡る!島全体が亜熱帯植物園の「由布島」
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西表島から約400mほどしか離れていない「由布島(ゆぶじま)」。西表島東部、美原ロードパークの近くにある「由布水牛車乗り場」から水牛車に乗って海を渡る、ユニークなアクセス方法で知られています。
島の周囲はわずか2km足らず。小さな島全体が亜熱帯植物園となっており、「ブーゲンビレアガーデン」では30種以上が咲き誇るのを楽しめます。日本最大のチョウ・オオゴマダラが住む「蝶々園」も必見!
水牛は、台湾からやってきた雄の大五郎と、雌の花子が始まりで、現在島にいる水牛はその夫婦の子孫だとか。水牛の池ではのんびり水浴びする水牛たちの姿も見られますよ。
スペシャルティコーヒーやジェラートをいただける「由布島茶屋」、石垣島産和牛カレーや八重山そば、アルコールやフルーツジュースなどを堪能できるレストランもあり、1日のんびり過ごせる島です。
- 沖縄県八重山郡竹富町字古見
・開園時間:9:30〜16:00(潮位により開園が遅くなる場合あり)
・休園日:なし
・往復水牛車+入園料:大人1,760円、小学生880円
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9.石西礁湖を船の中から観察できる「水中観光船じゅごん」
日本最大のサンゴ礁域である石西礁湖。そこにある4つの海域公園の1つ、新城島(あらぐすくじま)周辺の海域「マイビシ」へ案内してくれるのが「水中観光船じゅごん」です。
大原港ターミナルから歩いてすぐの「ショップじゅごん」でチケットを買ったら、大原港から出港!ポイントへ到着すると潜水室が水深2mほど潜り、サンゴ礁や海の生き物を間近でじっくりと観察できます。
運航期間は4月下旬から9月末まで。この時期にしか見られない西表島の海中世界を堪能してください。
- 沖縄県八重山郡竹富町字南風見201
- 0980-84-7320
・営業期間:4月下旬~9月末 ※要予約
・出航時間:14:20(集合時間14:00)
・料金:大人3,000円、小学生1,500円
10.秘境のロングビーチ!のんびり過ごしたい「南風見田の浜」
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西表島北西部にある白浜地区から、島の外周を時計回りにぐるっと走る県道215号の終点のさらにその先、車で行ける最後の地点にあるのが「南風見田の浜(はいみだのはま)」です。
西表島最長となるロングビーチには、遠浅の海が広がります。水深が浅いので、シュノーケリングよりは、波打ち際で遊んだり、ビーチコーミングをしたりといった遊び方がおすすめ。トイレやシャワーなどの設備はないので注意しましょう。近くには「南風見田キャンプ場」があり、事前に予約すればキャンプも楽しめます。
自然のままの美しいビーチとともに立ち寄りたいのが、ビーチの東にある「忘勿石(わすれないし)」。太平洋戦争末期、当時マラリアが発生していた南風見田の浜に波照間島の住民が強制疎開させられ、多くの死者が出たことを忘れないようにと「忘勿石 ハテルマ シキナ」と刻まれた石が設置されました。
忘勿石と「忘勿石の碑」は波照間島のある方を向いており、ビーチからも波照間島を望めます。南風見田の浜へは大原港から車で約12分。ドライブがてら、足を運んでみてはいかが。
- 沖縄県八重山郡竹富町南風見
11.愛らしい置き物に心奪われる「うめ工房」
手びねりの置き物などを扱う工房兼ショップの「うめ工房」。
沖縄の守り神であるシーサーはもちろん、アカショウビンやイリオモテヤマネコなど、西表島で暮らす生き物たちが愛らしい姿となった置き物はお土産にもぴったり!
手作りゆえに同じシーサーでも少しずつ表情や色合いが違うので、お気に入りの1つを見つける楽しみがあります。
上原港から星砂の浜や白浜港へ行く県道215号から路地を入ったところにあるので、観光の合間に立ち寄ってみませんか。
- 沖縄県八重山郡竹富町10-477
- 0980-85-6957
・営業時間:10:00〜17:00
・定休日:不定休
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