初心者のためのシュノーケリング入門〜これを読めば丸わかり!〜 2024.05.05 シュノーケリング
高台やビーチから美しい海を眺めるのもいいですが、せっかくならばシュノーケリングで水中世界をのぞいてみませんか?
そこには、サンゴ礁や魚の群れが織りなす非日常の世界が広がっています。運が良ければマンタやウミガメなど海洋生物とすてきな出会いがあるかもしれません。
今回は、シュノーケリング初心者に向けて、必要な道具や基本テクニック、事前にやっておきたい練習方法、注意事項について解説します。これを読めば、きっとシュノーケリングを体験してみたくなるはず!
【目次】
■シュノーケリングとは?
■スキンダイビングやスキューバダイビングなどとの違い
■泳ぎの苦手な人や子供でも楽しめる!
■シュノーケリングの基本テクニック
- 事前準備
- 基本テクニック
- 足の動かし方
■シュノーケリングをする際の3つの注意事項
■実地スキルは体験ツアーで学ぼう!
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シュノーケリングとは?
シュノーケリングは、シュノーケルと呼ばれる呼吸用のパイプを付けて、水面または比較的浅い水中を遊泳しながら、美しい海中の世界を楽しむマリンレジャーです。
スキューバダイビングのように資格は必要なく、高度なスキルも要求されません。健康な人であれば年齢性別を問わず、手軽にできることから人気を集めています。ただ水面に浮きながら海中を覗き込むだけでもいいので、浮力が高いライフジャケットを着用すれば泳ぎが苦手な人でも気軽に楽しめるのがうれしいポイントです。
シュノーケリングとスキンダイビング、スキューバダイビングとの違い
シュノーケルとは、もともとドイツ語で潜水艦の“通風・排気装置”を表わす言葉で、形が似ていることからこう呼ばれるようになりました。英語だと、スノーケルやスノーケリングと読みます。
シュノーケル、水中マスク(専用ゴーグル)、フィン(足ひれ)という3点を装着し、水面あるいは浅瀬を遊泳するのがシュノーケリング。同じ3点を使用しますが、主に潜水することを目的としているのがスキンダイビングです。素潜りとほぼ同じ意味でも使われています。
スキューバダイビングは、同様の器材3点に加えて圧縮された空気が入っているスキューバタンクを背負って潜水。そのため息継ぎのために浮上する必要がなく、完全に海に潜って長時間の散策が可能なことが大きな特徴です。
シュノーケリングは泳ぎの苦手な人や子供でも楽しめる!
シュノケーリングのメリットは比較的シンプルな器材ではじめられるだけでなく、それほど高度なスキルを要しないという点です。
スキンダイビングは、息を止めて深くを潜るため、無駄な動きが許されません。息止めや潜水に伴う水圧の影響など、シュノーケリングより注意すべき点があります。また、頭から水中へと潜降するジャックナイフという潜水方法があり、シュノーケリングよりもテクニックが必要です。
スキューバダイビングの場合は、体験ダイビング以外ではPADI(パディ)など民間のダイビング指導団体が認定するライセンスの取得が不可欠です。実践までにはきちんとした知識とスキルを身につけなければなりません。
それに比べてシュノーケリングは、ライフジャケットやウェットスーツを使用すれば、浮力が確保されるので泳ぎの苦手な人や子供でも安心です。慣れるまでは足の着く浅瀬を選んで、流されないように気をつけながら練習できます。
また九州や沖縄などの温暖な地域ならば、保温性のあるウェットスーツを着ることで1年中楽しめるのも大きな魅力です。
シュノーケリングの基本テクニック
とても気軽に楽しめるシュノーケリングですが、海という大自然を相手にする以上は油断は禁物。ちょっとしたミスが事故につながってしまうので、事前に道具の使用方法や遊び方の基本を押さえておきましょう。
特に初心者やちょっと水は苦手だな…という人は、いきなり深いところを目指さずに、まずはしっかり足が着く場所でしっかり練習するのを忘れずに。また、比較的波が穏やかな海や潮の流れが緩やかな海など、最初は練習しやすい場所を選ぶことも大切です。
シュノーケリングを行う前の事前準備
基本的にシュノーケリングで使用するマスクは、水泳用のゴーグルと違って鼻も覆われており、口呼吸がしやすくなっています。とはいえ、口だけで呼吸するのは慣れないと意外に苦しく感じるかもしれません。実践する前に、お風呂場などでシュノーケルだけをつけて口呼吸の練習をしておくと良いでしょう。
口呼吸ができるようになったら、鼻をつまんだ状態で目の下あたりまで水に浸けます。水が入ってきても飲んでしまわないよう、ゆっくりと大きく息を吸って大きく吐くトレーニングをしておきましょう。
また、最近では顔全面を覆うフルフェイスタイプのマスクも販売されています。鼻と口の両方で呼吸が可能なので、口呼吸がうまくできない人は、こちらのタイプをチョイスしてみるのも手です。
「シュノーケルクリア」「マスククリア」という基本テクニック
海上でパニックにならないためにも覚えておきたいのが、シュノーケルやマスクの中に水が入った場合の対処法。シュノーケルから入ってきた海水を飲み込んだり、マスクに水が入って見づらくなってしまったりすると快適に楽しめません。これらを解消することを「シュノーケルクリア」「マスククリア」といいます。
「シュノーケルクリア」は、水面に浮かび上がったときに肺の中に残った空気を勢いよくシュノーケルに吹き込むだけ。口と同じ高さに置いた紙コップが、倒れて転がっていくまで吹き飛ばすくらいの強さで吹くイメージです。お腹からふぅーと吐き出すのではないことに注意しましょう。
「マスククリア」は、マスクのフレームを軽く手で押さえながら斜め上を向き、鼻からゆっくり息を吹き出す方法。水面に上がってマスクをつけ直さなくても、簡単にマスクの下から水を出すことができます。
どちらもシュノーケリングを安全かつ快適に楽しむのに必須なので、ぜひお風呂で練習しておきましょう!
人魚になったイメージで腰から足全体を動かそう
シュノーケリングではフィンを装着するため、素足で泳ぐよりも推進力が増し、長い距離を楽に進めるようになります。しかし、そのぶん足にも水圧がかかるので要注意!足先で無理に泳ごうとすると必要以上に足に負担がかかり、疲れやすくなってしまいます。
膝から下をバタバタ動かすのではフィンが揺れるだけで前に進みません。人魚になったイメージで、腰から足全体をゆっくりしならせると、気持ちいいほどグングンと前に進めるようになりますよ。
こうした体の動かし方についてもイメージトレーニングしておけば、よりスムーズにシュノーケリングを楽しめること間違いナシです。
シュノーケリングをする際に忘れてはならない3つの注意事項
シュノーケリングをする際、決して忘れてはならない注意事項が3つあります。
1.「バディシステム」といって、必ず最低2人以上で行動すること。バディは英語で“仲間・相棒”の意味。身につけた器材や体に思わぬトラブルが起こったときを想定して、決して1人では行わず、特に子供は大人とバディを組むようにしましょう。
2.万が一トラブルが起きた際に判断や対処が遅れるため、飲酒は絶対に控えましょう。そして、体調が優れないときには無理してシュノーケリングを行わないことも大切です。
3.海中の生物やサンゴなどをむやみにさわったり、海を汚したり、故意にダメージを与えることは厳禁です。美しい海を満喫しに来たのに、ゴミを海に捨てるなんてもってのほか。シュノーケリングだけではなく、マリンレジャーを誰もが気持ち良く楽しめるように、ゴミは各自で持ち帰りましょう。
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