奄美大島のおすすめ観光スポット20選!島の魅力をたっぷり堪能 2024.05.18 奄美大島
鹿児島本土と沖縄本島の間に位置する奄美大島は、温暖な気候と“東洋のガラパゴス”とも称される豊かな自然が魅力の島です。多様な動植物が生息することから、2021年には沖縄島北部・徳之島とともに世界自然遺産に登録されました。
日本で南の島といえば沖縄が人気ですが、のんびりとした素朴な雰囲気を楽しみたいなら奄美大島もぜひおすすめ!
一度行けばきっと大好きになる、奄美大島のおすすめ観光スポットや景勝地、アクティビティをご紹介します。
【目次】
1.あやまる岬観光公園
2.土盛海岸
3.鹿児島県奄美パーク
4.奄美リゾート ばしゃ山村
5.ハートロック
6.La Fonte
7.大島紬村
8.倉崎海岸
9.奄美自然観察の森
10.大浜海浜公園
11.奄美海洋展示館
12.宮古崎
13.金作原原生林
14.黒潮の森 マングローブパーク
15.マテリヤの滝
16.油井岳展望台
17.水中観光船せと
18.ホノホシ海岸
19.加計呂麻島
20.徳之島
■奄美大島の自然を堪能するアクティビティ
- 透明度抜群の海でシュノーケリング
- ゆったりと海上散策できるSUP
- シーカヤック・SUP・シュノーケリングで海を遊び尽くす!
- 美しい海を空から独り占め!モーターパラグライダー
- ザトウクジラに会えるホエールウォッチング
■奄美大島での移動はレンタカーが便利!
<<奄美大島で体験できるアクティビティツアーの一覧を見る>>
1.奄美十景の絶景スポット!遊具や海水プールもある「あやまる岬観光公園」
奄美空港から車で約10分、島の北部にある「あやまる岬」は奄美十景にも選ばれた景勝地。岬からはサンゴ礁の海を一望できます。
コバルトブルーとエメラルドグリーンが織りなす海のグラデーションは、一見の価値あり!東には喜界島(きかいじま)も遠望でき、海を独り占めした気分になれますよ。
展望台の周辺は遊具やちびっ子ゲレンデ、グランドゴルフ、海水プールなどを備えた「あやまる岬観光公園」になっています。大人が景色に魅了されている間、子供は体を動かして思いっきり遊びましょう!
「おすすめポイント!」
公園の高台にある「MISHORAN CAFE(みしょらんカフェ)」は、ぜひ立ち寄りたい!フルーツジュースやソフトクリームなどをいただきながら、絶景を堪能できますよ。
- 鹿児島県奄美市笠利町須野
- 0997-63-8885(あやまる岬観光公園)
・利用時間:[公園]8:30〜16:30
[MISHORAN CAFE]9:30〜16:45LO(水曜は13:00〜)
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2.“ブルーエンジェル”と称される美しいビーチ「土盛海岸」
奄美大島の魅力といえば、やっぱり海!白い砂浜にエメラルドグリーンの海が広がる「土盛(ともり)海岸」は、“ブルーエンジェル”とも呼ばれる奄美大島屈指の美しいビーチです。
遠浅の海は波も穏やかで、海水浴やシュノーケリングをするのはもちろん、貝殻やサンゴのかけらなどを拾うビーチコーミングにもぴったり。奄美空港とあやまる岬観光公園の間にあるので、あわせて訪れるのもいいですね。
「おすすめポイント!」
運が良ければ、国の天然記念物に指定されているオカヤドカリが砂浜を歩く姿も見られるかも!
- 鹿児島県奄美市笠利町土盛
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3.旅する前に島の情報をインプット!「鹿児島県奄美パーク」
奄美空港から車で約5分の場所にある「奄美パーク」。奄美大島の自然や文化、歴史、産業などを、さまざまな展示や映像から学べる総合展示施設です。
ドーム型の屋根が特徴的な「奄美の郷」では、奄美の海や森を再現した展示をはじめ、昔ながらの暮らしを感じられる展示やシアターなどがあります。最新の観光情報もチェックできるので、空港に降りたったらまずこちらへ立ち寄るのがいいかもしれません。
また、パーク内にある「田中一村(いっそん)記念美術館」では、奄美の自然を描いた日本画家・田中一村の作品を展示。天才画家と称される一村の傑作の数々に、感性を刺激されること間違いなしです!
「おすすめポイント!」
奄美の郷内のイベント広場や屋外の多目的広場では、イベントを開催することも。展望台や散策路もあり、のんびりと散策を楽しめますよ。
- 鹿児島県奄美市笠利町節田1834
- 0997-55-2333
・開園時間:9:00~18:00(7・8月は19:00まで)
・休園日:第1・3水曜(祝日の場合は翌日) ※繁忙期は開園
・奄美の郷・美術館共通観覧料:大人630円、高・大生420円、小・中学生310円
4.陶芸や島唄体験に挑戦!食事や宿泊もできる「奄美リゾート ばしゃ山村」
太平洋に面したビーチが目の前に広がるホテルをはじめ、レストランやショップ、体験施設などが集まった「奄美リゾート ばしゃ山村」。奄美大島では希少なテーマパークで、奄美空港から約10分と便利な場所にあります。
オーシャンビューのレストランでは、奄美の郷土料理や海鮮料理、創作料理などで海の幸を堪能できます。島の特産品や民芸品、ばしゃ山村オリジナルのお土産などを取りそろえる「島おこし市場」は、お土産選びに最適!きっとすてきな一品に出合えますよ。
「ケンムン村」では、塩作りや黒糖を使ったお菓子作りの体験、陶芸や島唄体験など、奄美ならではの体験にチャレンジできます。「CAMP&MUSIC.KOYA(コヤ)」では手ぶらでキャンプも可能!ビーチで遊んで、食事やショッピングを楽しんだあとは宿泊もできるおすすめスポットです。
「おすすめポイント!」
CAMP&MUSIC.KOYA内にある「koya,cafe」では、ケンムン村で採れた野菜やハーブを使った料理、無農薬栽培のフルーツで作った酵素シロップのスカッシュなどをいただけます。予約制ですが、心と体がよろこぶ料理に出合えますよ!
- 鹿児島県奄美市笠利町用安1246-1
- 0997-63-1178
・営業時間:10:00~17:00 ※施設によって異なる
・定休日:無休
5.恋愛のパワースポット!干潮時だけ現れる「ハートロック」
奄美空港から県道82号(竜郷奄美空港線)を経由して車で13分、駐車場から海へ向かって歩いていくと、ハートの形をした潮だまり「ハートロック」があります。
干潮時しか現れないので、見られるのは1日2回のわずかな時間のみ。きれいなハート形を見るには、潮位が80cm以下の波が穏やかなときがベストです。なかなか目にできない貴重なハート形だからこそ、恋愛のパワースポットとしても人気があります。
ビーチのすぐ目の前には、ヤギなどが住む農園カフェ「それいゆふぁ〜む」があるので、干潮を待つ間に立ち寄ってみてはいかが。
「おすすめポイント!」
1日2回の干潮時や潮位を知るには、気象庁が公開している奄美の潮位表をチェックしましょう。冬はハートの周りを緑のアオサが彩って、より美しい姿を見られます。
- 鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木
6.奄美のこだわり素材をジェラートで堪能!「La Fonte」
ハートロックから歩いて約5分、サトウキビ畑に囲まれた場所にいずみ農園直営のジェラテリア「La Fonte(ラフォンテ)」があります。
ショーケースには、10種類ほどのジェラートがラインナップ!木の温もりあふれる店内で、ホッとひと息つきに立ち寄りましょう。晴れた日には、テラス席が気持ちよくておすすめですよ。
ジェラートは、パッションフルーツやタンカン、かぼちゃなど無農薬で栽培された自家農園の果物や野菜をメインに、毎日キッチンで丁寧に手作りされています。奄美の旬の味覚を楽しめて、素材そのものの味を感じられると好評です。
「おすすめポイント!」
奄美産の黒糖や真塩(ましゅ)などのこだわり素材と低温殺菌牛乳を組み合わせたミルク系のジェラートも人気。ダブルやトリプルもできるので、気になるフレーバーをいろいろお試しあれ!
- 鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1325-3
- 0997-62-3935
・営業時間:11:00~17:00
・定休日:火・木曜
7.日本を代表する絹織物にふれられる「大島紬村」
奄美大島の伝統工芸といえば、有名なのが「大島紬」です。日本を代表する絹織物で、自然をモチーフにした独特の柄と、泥染から作られる光沢ある黒色が特徴。品よく着ることのできる最高級の着物として島内外から人気があります。
ハートロックから車ですぐのところにある「大島紬村」では、工場で製造工程を見学できるだけでなく、泥の中に入って絞り染めを楽しめる泥染め体験もできます。もちろん、大島紬を使った製品の販売もあるので、お土産選びもかねてショップをのぞいてみてください。実際に手にすると、大島紬の良さをぐっと実感できるはず。
建物の外はアダンやソテツが生茂る亜熱帯植物庭園になっているので、見学後に散策してはいかが。国の天然記念物であるルリカケス、“火の鳥”と呼ばれるアカショウビンの姿も見られるかもしれません。
「おすすめポイント!」
泥染ができるのは、ハンカチ、手ぬぐい、Tシャツ、エコバッグの4種類。Tシャツはサイズの幅も広く、家族みんなでチャレンジするのもおすすめです。
- 鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1945
- 0997-62-3100
・開館時間:9:00~17:00
・休館日:年末年始
・入場料:大人550円、小・中学生220円 ※ショッピングのみの場合は無料
8.透明度抜群!プライベートビーチのような「倉崎海岸」
奄美大島北部の龍郷町にある「倉崎海岸」は、プライベートビーチのような雰囲気を楽しめるスポット。エメラルドグリーンに輝く海と白い砂浜が広がる、一目惚れ間違いなしの美しい海岸です。
遠浅の海は穏やかで、海の上から眺めてもサンゴ礁がよく見えるほど透明度は抜群!熱帯魚もたくさん生息しており、シュノーケリングやスキューバダイビングのスポットとしても人気です。
奄美空港から車で約25分、名瀬市街地から約30分と、観光の合間や旅行の締めくくりに立ち寄りやすい場所にあります。
「おすすめポイント!」
海中に潜って幻想的な世界を堪能するもよし、心癒やされる風景を眺めながらビーチを散歩するもよし。南の島ならではの自然に包まれて、のんびりとした時の流れを楽しみましょう。
- 鹿児島県大島郡龍郷町芦徳
- 0997-62-3111(龍郷町産業振興課)
9.展望台からの風景も必見!貴重な生き物が暮らす「奄美自然観察の森」
倉崎海岸と同じく龍郷町にある「奄美自然観察の森」は、奄美大島の自然を見て、ふれて、学べる森林公園。奄美群島国立公園の第1種特別地域にも含まれています。
ガイドによる案内(有料・要予約)でも散策できる「自然観察園」、奄美固有の野鳥や昆虫などを見られる「昆虫の森」のほか、島で暮らす生き物や植物を写真や映像で知ることができる「森の館」があります。アコウやスダジイの巨木が圧巻の存在感で訪問者を出迎えてくれますよ。
施設内でもっとも高い場所にある「ドラゴン大展望台」からは360度の大パノラマを望め、龍郷湾はもちろん、晴れた日には喜界島や島南部の湯湾岳まで見られることもあるそう。周囲は澄んだ青い海が囲み、陸地には豊かな緑が茂る奄美大島の姿を、ぜひ眺めてみてください。
「おすすめポイント!」
園内は遊歩道が整備されているので、子供でも安心して散策を楽しめます。バードウォッチングの聖地ともいわれているので、国の天然記念物であるルリカケスやオーストンオオアカゲラを探してみましょう!
- 鹿児島県大島郡龍郷町円1193
- 0997-54-1329
・開園時間:9:00〜16:00
・休園日:12月28日〜1月3日
・入園料:無料 ※「森の館」展示室は100円
10.キャンプ場やBBQレストランも併設!夕日が美しい「大浜海浜公園」
美しい夕日を見たい人にぜひ訪れてほしいのが「大浜海浜公園」。日本の渚100選にも選ばれたおすすめスポットです。
道路脇には亜熱帯植物のアダンやガジュマル、バナナの木が並び、南国ムード満点。バードウォッチングやウミガメの産卵が見られる場所としても有名なんだとか。奄美大島の中心部である名瀬エリアから車で約15分と、観光客が気軽に出かけやすい場所にあることも人気の理由です。
公園内には奄美の海を再現した水槽の展示やクラフト体験ができる「奄美海洋展示館」、トイレやシャワーは海水浴の際も利用できる「小浜キャンプ場」、BBQのほか軽食も提供する「サンセット大浜」もあり、さまざまな楽しみ方ができそうです。
「おすすめポイント!」
サンセットスポットとしても人気の大浜海浜公園。東シナ海に沈んでいく夕日は圧巻なので、日没に合わせて訪れるのもおすすめですよ。
- 鹿児島県奄美市名瀬小宿大浜701-1
- 0997-55-6000
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11.ウミガメとふれあえる小さな水族館!「奄美海洋展示館」
奄美の海のことをもっと知りたいなら、大浜海浜公園の敷地内にある「奄美海洋展示館」を訪れてみてはいかがでしょうか?雨の日にもおすすめのスポットです。
2022年のリニューアルによって展示内容がさらに充実し、100種類にも及ぶ奄美近海に暮らす海の生き物が大集合!入口からすぐの1階にある奄美の海中地形を再現した大水槽では、優雅に泳ぐウミガメや色とりどりの熱帯魚が出迎えてくれます。奄美の人々の暮らしと海の生態系をわかりやすく解説してあり、親しみやすい展示が好評です。
大浜で発見されたマッコウクジラの骨格や、海底にミステリーサークルをつくるアマミホシゾラフグに関する展示なども要チェック!さらに、貝殻やサンゴのかけらを使ったハンドクラフト体験も実施。奄美の海を感じる自分だけの作品づくりにチャレンジしてみましょう。
「おすすめポイント!」
ウミガメにエサやりができる無料体験が人気!自分の手でレタスをあげたり、カメの頭をなでたりと間近でふれあえて、子供も大人も楽しめます。
- 鹿児島県奄美市名瀬小宿大浜701-1
- 0997-55-6000
・開園時間:9:30~18:00
・休館日:12月31日〜1月1日) ※6月・12月は、メンテナンスのために休館日あり
・入館料:大人500円、小・中学生300円、幼児(3歳〜)100円
12.ロケ地として有名に!開放的な絶景を独り占めできる「宮古崎」
絶景スポットである「宮古崎」は、2018年放送のNHK大河ドラマ『西郷どん』で、オープニング映像のロケ地に使われ一躍有名になりました。
整備された遊歩道をのんびりと20分ほど歩けば展望所に到着。東シナ海に面した岬一帯には、笹の仲間で腰丈ほどの高さのリュウキュウチク(琉球竹)が群生しており、まるで大草原のような光景が広がります。この場所は、地元では「ササント(笹の塔)」と呼ばれ親しまれてきたのだそう。奄美群島国立公園にも指定されています。
「おすすめポイント!」
目の前にある東シナ海を眺めれば、地平線が丸く見え、地球が丸いというのを実感できるはず!運が良ければ大海を泳ぐイルカや、冬には北の海からやってきたクジラの姿を発見できるかもしれません。
- 鹿児島県大島郡大和村国直
- 0997-57-2117(大和村企画観光課)
13.貴重な生き物の宝庫!太古の森に出合える「金作原原生林」
手つかずの亜熱帯植物が残る「金作原(きんさくばる)原生林」。国の天然記念物であるルリカケスなど貴重な生き物の宝庫で、空を見上げれば生きた化石といわれるヒカゲヘゴが生い茂り、まさに東洋のガラパゴスといった風景を楽しめるスポットです。
現在、訪れるには設定エコツアーガイドの同行が必須のため、「サンゴとヤドカリ」が開催する“金作原原生林散策とマングローブカヌーツアー”に参加しましょう!
まずは金作原原生林へ。ガイドが散策しながら珍しい植物や生き物を教えてくれます。散策後はガイドおすすめのお店でランチをいただいて、カヌー体験をするマングローブの森へと移動します。
事前にパドルの持ち方などの基本的な操作を練習するので、初心者でも安心です。カヌーでマングローブのトンネルを進めば、まるで冒険映画の主人公!ツアーに参加して奄美の森と水辺、どちらの自然も体感してはいかが?
「おすすめポイント!」
金作原原生林は、映画『ゴジラVSモスラ』のロケ地!ゴジラ、もしくは恐竜がどこからか出てきてもおかしくないような亜熱帯ジャングルの風景を堪能しましょう。
- 鹿児島県奄美市名瀬朝戸金作原
- 0997-52-1111(奄美市紬観光課)
- 鹿児島県奄美市笠利町節田1923-1
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14.雄大なマングローブ原生林を一望できる「黒潮の森 マングローブパーク」
奄美大島中部の住用町を流れる役勝川と住用川が合流する河口付近には、日本で2番目の面積を誇るマングローブ原生林が広がっています。
このマングローブ原生林は奄美群島国立公園の特別保護区に指定されており、隣接して道の駅「黒潮の森 マングローブパーク」があります。
ドライブの合間に気軽に立ち寄ってひと息つける休憩所や売店、レストランがあるだけでなく、奄美の自然を満喫できるコンテンツも盛りだくさん!まずは展望台に上って、マングローブの原生林と川が織りなす雄大な景色を一望しましょう。
「おすすめポイント!」
有料ゾーンではマングローブ探検ができるカヌーやSUP体験、セグウェイやグランドゴルフも楽しめます。マングローブの解説はもちろん、奄美の森に生きる生き物について学べる展示エリアも併設。絶滅危惧種のリュウキュウアユが泳ぐ貴重な姿をお見逃しなく!
- 鹿児島県奄美市住用町石原478
- 0997-56-3355
・営業時間:9:30~18:00
・休館日:1月1日
・入園料:無料 ※アクティビティは別途有料
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15.滝つぼが太陽の光で輝く!神秘的な美しさの「マテリヤの滝」
村と村との間に山越えの道しかなかった昔、旅人の疲れを癒やしたといわれる「マテリヤの滝」。島の中部に位置する大和村の森林公園「奄美フォレストポリス」内にあります。
うっそうとした林の中で、滝つぼだけに太陽の光が降り注ぎ輝いていたことから、「マ・ティダ・ヌ・コモリ(太陽が輝く滝つぼ)」と呼ばれたことが名前の由来。今もなお神秘的な姿は変わることなく、見る者を魅了します。
「おすすめポイント!」
奄美フォレストポリスでは、マテリアの滝から流れる川で生き物観察をしたり、水遊びをしたりと、滝を眺めるだけでなく遊べるのもポイント!オートキャンプ場やバンガローも併設されています。
- 鹿児島県大島郡大和村大字名音深山塔(奄美フォレストポリス内)
- 0997-57-2153(大和村産業振興課)
16.夕焼けも美しい!奄美十景に数えられる「油井岳展望台」
奄美大島南部、大島海峡に面する港町・古仁屋(こにや)から車で15分ほどの場所にある「油井岳展望台」。
標高484mの油井岳にあり、大島海峡とその先の加計呂麻島(かけろまじま)を見渡せる絶景ポイント!奄美十景にも選ばれています。油井岳展望台へ向かう途中には、標高411mの高知山に設けられた「高知山展望台」もあります。
「おすすめポイント!」
海が夕焼けに染まる日暮れ時に訪れるのがおすすめ!目の前の景色が徐々に赤く染まっていくさまは、感動のひと言です。展望台にはベンチもあるので、ゆっくり、そしてたっぷりとその美しさを目に焼き付けてください。
- 鹿児島県大島郡瀬戸内町大字阿木名
- 0997-72-1199(奄美せとうち観光協会)
17.約200種ものサンゴが生息する大島海峡を堪能「水中観光船せと」
奄美大島と加計呂麻島の間に挟まれた「大島海峡」は、幅約2km、長さ約20kmの海域。リアス海岸と、200種ものサンゴが生息する美しい景観が保たれていることから、1974年には海峡全体が奄美群島国定公園に指定されました。
そんな大島海峡ではマリンスポーツも人気!一年を通してダイビングやシーカヤックなどを楽しめます。もっと気軽に海中世界を楽しみたい人には「水中観光船せと」がおすすめ!船の底に展望室がある半潜水船で、海中の様子をのぞけるようになっています。
水中観光船せとは、奄美空港から車で約1時間40分ほどの古仁屋港にある「せとうち海の駅」から出港しています。かわいいクジラ型の船に乗って、大島海峡ウォッチングを楽しんでみてはいかが。せとうち海の駅ではクロマグロの海鮮丼も味わえるので、グルメにショッピングに立ち寄ってみてくださいね。
「おすすめポイント!」
雨などでマリンスポーツができない日でも、水中観光船なら海中の風景をじっくりと観察できますよ。多様なサンゴと熱帯魚が織りなす美しい光景を堪能しましょう。
- 鹿児島県大島郡瀬戸内町大字古仁屋字大湊26-14 古仁屋漁港ターミナルビル1階(せとうち海の駅)
- 0997-72-1326
・運航時間:9:30〜16:30 ※1日7便
・定休日:無休
・乗船料:大人3,000円、子供1,500円
18.独特の音も聞こえる!丸い石で埋め尽くされた「ホノホシ海岸」
奄美大島の南東部、古仁屋から車で20分ほどの場所にある「ホノホシ海岸」。荒々しい波に洗われて、海岸に転がる石は丸い玉石ばかり!
この丸くてかわいい石ですが、持ち帰りは絶対に厳禁です。ホノホシ海岸の玉石にはパワーがあると信じられており、持って帰った人に災いが起こるという言い伝えがあるのです。
奇岩や洞窟なども見られ、奄美大島のほかの海岸とは異なるワイルドな景観を楽しめますよ。
「おすすめポイント!」
波が打ち寄せるたびに聞こえてくるのは、石がぶつかりあって鳴るカラカラという音!石と波の音との美しいハーモニーに癒やされること間違いなしです。
- 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋船津
19.於斉のガジュマルも必見!離島の雰囲気を味わえる「加計呂麻島」
古仁屋港から船で20分、大島海峡を越えてたどり着く「加計呂麻島」。周囲は150kmあり、東西に広い形をしています。
天候が悪いときは驚くほど風が強いですが、普段は猫が寝転がったり、波の音が聞こえたり、奄美大島よりもさらに離島感らしい、のんびりとした空気を味わえます。
加計呂麻島でぜひ訪れたいのが、樹齢700年という巨木「於斉(おさい)のガジュマル」。加計呂麻島の南部にあり、瀬相港から南に抜けるトンネルを進んですぐのところにあります。
映画『男はつらいよ』シリーズの最終話のロケ地になったこともあり、幅広い世代に人気のスポット。島内でも指折りの立派なガジュマルの木にはブランコも!目の前には白い砂浜と美しい海が広がり、なんともロマンチックな光景です。
「おすすめポイント!」
島を代表する「実久ビーチ」「佐知克ビーチ」など、島のあちこちに美しいビーチがある加計呂麻島。ぜひ海辺を歩いたり、シュノーケリングをしたり、海の魅力を堪能してくださいね。
- 鹿児島県大島郡瀬戸内町於斉589
- 0997-72-1199(奄美せとうち観光協会)
20.絶景スポットが多数!南の島ならではの自然と文化が色濃く残る「徳之島」
奄美大島の南西に位置する「徳之島」は、周囲約80km、面積は約248キロ平方メートルと、奄美群島で2番目に大きな島です。2021年には奄美大島とともに世界自然遺産に登録されました。
奄美大島からは飛行機なら約30分、フェリーなら約3時間半でアクセスできます。奄美大島を訪れるなら、徳之島にも足を延ばして楽しまずにはいられません。
闘牛が盛んな島として有名で、最大のイベントである年3回の全島大会では白熱の戦いを観戦できます。空港には「徳之島子宝空港」と愛称がついている通り、出生率が全国トップクラスを誇る子宝の島や、記録に残る長寿者を多く輩出していることから長寿の島ともいわれています。
「おすすめポイント!」
数ある景勝地の中でもおすすめなのが、東シナ海の海岸にある「犬の門蓋(いんのじょうふた)」です。隆起サンゴが季節風や荒波によって浸食されてできた断崖や奇岩が点在しており、2つの大きな洞門が並ぶ「めがね岩」は絶好の撮影スポット!サンセットタイムは感動ものですよ。
- 鹿児島県大島郡
- 0997-81-2010(徳之島観光連盟)
奄美大島の自然を堪能するアクティビティ
海、山、マングローブと多様で美しい自然がある奄美大島に行くなら、自然を堪能できるアクティビティは外せません。ぜひ、あなたにぴったりのツアーを探してみてください!
3種類のクマノミが生息!透明度抜群の海で「シュノーケリング」
旅行ついでに気軽に楽しめるのがシュノーケリング。奄美大島の海は一年中温暖で、透明度も抜群!大きなサンゴ礁が点在しているので、カラフルな熱帯魚にもたくさん出会えますよ。
「ネイティブシー奄美」が開催する“シュノーケリングツアー”の舞台は、先にも紹介した倉崎海岸。ビーチエントリーのコースを選べば、浅瀬で練習してから沖へ進むので初心者でも安心です。日本で見られる6種類のクマノミのうち、3種類が倉崎海岸に生息しているので探してみましょう!
より美しい海の世界を堪能するなら、15分ほどボートに乗って移動したあと、ボート上から海に入るボートシュノーケリングコースがおすすめ。一面のサンゴ礁の上に熱帯魚の群れが泳ぐ美しい光景を見られますよ。子供用のウェットスーツやシュノーケルセットの用意もあるので、どちらも3歳から参加できます。
また、11月上旬から4月上旬まではウミガメと泳げるツアーも開催!自分も魚になった気分で海の生き物たちと一緒に泳ぎましょう。
- 鹿児島県大島郡龍郷町芦徳423
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サバニにも乗れる!?ゆったりと海上散歩できる「SUP」
全身水に濡れることなく海を満喫したい人におすすめなのが、SUP(サップ)です。
白い砂浜が緩やかな円になって続く美しい赤尾木湾を舞台に、「Maze(マゼ)奄美」では“スタンドアップパドル初心者体験コース”を開催。空港から車で約15分と好アクセスで、ツアーの所要時間は約1時間半と観光の合間に参加するのにもぴったりです。
ツアーは気象条件や参加者のレベルを考慮して、その日一番楽しめるポイントへとベテランガイドが案内してくれます。場合によっては、奄美大島の伝統的な漁船「サバニ」にSUPを積んで乗り込み、ベストポイントまで移動…なんてうれしい体験ができるかも。
静かな湾内でのSUPクルージングは、まさに至福の時!海の青いグラデーションや対岸の里山風景など、SUP上からのすばらしい眺めに癒やされます。水中をのぞける箱メガネの貸し出しもあるので、美しい海中景色も楽しみましょう。
- 鹿児島県大島郡龍郷町芦徳437-2 Maze奄美ベース
シーカヤック・SUP・シュノーケリングで奄美の海を欲張りに遊び尽くす!
奄美の海を欲張りに楽しみたいなら、クリアカヤック・SUP・シュノーケリングと3種類のアクティビティを体験できる「ゼログラヴィティ」主催の“マリンスポーツセットツアー”に参加してみてはいかがでしょうか。
フィールドとなるのは、大島海峡に面するゼログラヴィティ前のビーチ。リアス海岸ならではの美しい自然景観と200種類ともいわれるサンゴなどの魅力から、奄美群島国立公園に指定されているエリアです。
エメラルドグリーンの海を船体が透明なクリアカヤックでクルージングすれば、非日常感たっぷり!まるで泳いでいるかのような感覚で、きれいなサンゴや魚がいる海中世界を堪能しましょう。
さらに、SUPやシュノーケリングまで楽しめて、カヤックとはまた違った目線で海の魅力や景観美を発見できちゃいます。小学生から参加OKなので、家族旅行の思い出作りにもおすすめですよ。
- 鹿児島県大島郡瀬戸内町清水122 ゼログラヴィティ・清水ヴィラ
美しい海を上空から独り占め!「モーターパラグライダー」
奄美大島の美しい海を、空から独り占め!モーターパラグライダーなら、モーターの力と上昇気流を利用して、高度150mの空中散歩を楽しめます。
「ハッピースカイ」が主催する“モーターパラグライダーコース”は、4歳から80歳まで参加できるので、家族旅行にもおすすめ!操作はインストラクターにお任せして、景色をしっかり堪能できますよ。
上空からは白いビーチ、クリアな海に広がるサンゴ礁や優雅に泳ぐウミガメ、SNSでも人気のパワースポット「ハートロック」など、非日常的な光景を満喫できます。スマホやカメラでたくさん撮影しちゃいましょう!
ツアーの所要時間は約30分と、短時間でサクッと楽しめます。集合場所も奄美空港から車で15分ほどとアクセス抜群!観光の合間に気軽に体験できる、おすすめの爽快アクティビティです。
- 鹿児島県奄美市笠利町須野 ※詳細な場所は前日に決定
冬限定の体験!ザトウクジラを間近に眺める「ホエールウォッチング」
冬の奄美ならではのアクティビティといえば、ホエールウォッチング!冬から春にかけて、ザトウクジラが繁殖のために、シベリアから暖かい奄美大島近海へとはるばるやってきます。
「ゼログラヴィティ」が、1月上旬~3月下旬の冬季限定でホエールウォッチングツアーを開催。古仁屋港発着の快適な大型クルーザーに乗りこんで、クジラに会いに出かけましょう。0歳から参加OKだから、家族みんなで楽しめます。
観光の合間に楽しむなら、気軽に参加できる“ホエールウォッチ半日コース”がおすすめ。息継ぎの際に潮を吹き上げる「ブロー」を頼りに、船上からクジラを探します。なんといっても、奄美大島のホエールウォッチングの魅力は、クジラを間近で観察できること!全身を海にたたきつける「ブリーチング」をはじめ、クジラたちのユニークなアクションは迫力満点です。
そのほか、クジラとの遭遇率がUPする“1日コース”や、もっとクジラを近くで見たい人には“ホエールスイム半日コース”もあり!運が良ければ、シュノーケリングをしながらクジラと一緒に泳いだり、クジラの呼吸音や歌が聞こえたり、より身近にクジラを感じられます。
- 長崎県大島郡瀬戸内町大湊 せとうち海の駅(古仁屋港)
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奄美大島での移動はレンタカーが便利!
奄美大島は離島とはいえ意外と大きな島で、周囲は約460km。島内の観光スポットをあちこちまわるには、徒歩やレンタサイクルでは難しいと思っておきましょう。
奄美北部から南部まで走る「しまバス」という路線バスは、空港発着便もあり、主要な観光スポットにも停まるので役立ちます。しかし、時間に縛られることなく自由に観光したいなら、レンタカーがとにかく便利!穴場的なスポットを訪れるのにもおすすめですよ。
レンタカー店は空港周辺、または島の中心街である名瀬に集中しており、空港周辺で借りればスムーズな移動が期待できそうです。地元密着型のレンタカー店は、大手に比べて比較的リーズナブルに借りられるのでチェックしてみてくださいね。
観光客の多いハイシーズンはレンタカーも不足しがちに。快適な旅を楽しめるよう、旅行の日程が決まったら早めに予約しておきましょう。
奄美大島の魅力、伝わりましたか?
魅力的な観光スポットがたくさんある奄美大島。リゾートの雰囲気もありながら、手つかずの自然が多く残り、島全体はとても素朴。ゆったりと離島気分を味わうには最適の島です。
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では奄美大島をはじめ、旅行先で楽しめるレジャーをたくさん紹介しています。ぜひ、こちらも参考にしてみてください。きっと新しい体験ができますよ!
(編集部注*2023年5月4日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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