【世界自然遺産】知床の冬の観光・流氷の絶景スポット8選 2023.12.17 知床・網走・北見
北海道の東部に位置する知床半島。半島の中央部から先端の知床岬にかけてとその周辺海域が「知床」の名称で世界自然遺産に登録されています。
切り立った荒々しい断崖、美しい湿原や湖沼群を見られるほか、特筆すべきは流氷がもたらす海の豊かさです。流氷によってプランクトンが増殖することで海の生き物を育み、さらに川から陸の生き物へと恩恵が受け継がれていきます。
冬の知床は寒さと積雪で厳しい環境となりますが、オホーツク海に流氷が押し寄せる絶景を眺められるのも冬だからこそ!例年1月下旬に接岸し、3月下旬までが流氷の見ごろとなります。
今回は冬の知床で、流氷をはじめとした絶景を見られるスポットをご紹介します。ぜひこの季節だけの風景を堪能してくださいね。
【目次】
1.知床五湖
2.フレペの滝
3.プユニ岬
4.幌別橋周辺
5.オシンコシンの滝
6.熊の湯
7.流氷展望ひろば
8.以久科原生花園
■知床の冬は楽しみ方いろいろ!
- 網走流氷観光砕氷船おーろら
- 流氷物語号
- オオワシ・オジロワシ&野生動物ウォッチング
- 流氷でシーカヤック
- 知床熱気球
<<知床で体験できるアクティビティツアーの一覧を見る>>
1.冬は湿地帯や湖の上を歩ける!「知床五湖」
知床の雄大な原生林に囲まれた5つの湖「知床五湖」は、世界自然遺産に登録されている貴重な自然スポット。手つかずの自然が広がるこの地では、多くの野生動物の姿やさまざまな植物を観察できます。
冬は西洋版のかんじきである「スノーシュー」を履いて散策するツアーが開催されています。夏には歩けない湿地帯や湖の上を散策できるのが魅力!運が良ければ雪の中に潜む野生動物の姿や、海に広がる流氷を眺められることもありますよ。
厳冬期の知床五湖は、認定ガイドが引率するツアーでなければ入ることができません。事前にツアーをチェックして、雪に包まれた知床五湖の神秘的な美しさを堪能してくださいね。
- 北海道斜里郡斜里町大字遠音別村字岩宇別
- 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)
※冬季期間は専門ガイド同伴の場合のみ観光可能
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2.美しい氷の滝「フレペの滝」と流氷をセットで楽しむ
国道334号沿いにある「知床自然センター」から歩いて20~30分ほど、オホーツク海に面した場所にある「フレペの滝」へはスノーシューを装着して向かいます。
川から流れ込む滝ではなく、雨や雪解け水が地下水となって断崖に染み出す珍しい滝で、水量が少なくしとしとと水が滴るさまから“乙女の涙”とも呼ばれています。冬になると徐々に水が凍りつき、1月下旬には美しい氷瀑氷へと変身します。
フレペの滝へ向かう途中には雪原に残る動物の痕跡はもちろん、運が良ければエゾシカやキタキツネ、かわいらしいエゾモモンガに遭遇することも!
知床自然センターではスノーシューやトレッキングポール、長靴などのレンタルも行っているので、散策前に立ち寄ってみましょう。「フレペの滝展望台」からは、フレペの滝とともにオホーツク海を覆う流氷も一望できます。
- 北海道斜里郡斜里町遠音別村
- 北海道斜里郡斜里町大字遠音別村字岩宇別531
- 0152-24-2114
・営業時間:9:00~16:00(春〜秋は8:00~17:30)
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3.オホーツク海に突き出た「プユニ岬」から見るパノラマの流氷は圧巻!
ウトロの中心街から国道334号を北へ進むと、冬のオホーツク海でもっとも早い時期に流氷を見られるポイントとして有名な「プユニ岬」があります。
プユニ岬からはオホーツク海の海岸線、ウトロ港を見られるほか、「阿寒摩周国立公園」の山々まで遠望できます。
プユニ岬は夕日と流氷を同時に観察できる絶好のビューポイント!オホーツク海を埋め尽くす真っ白な流氷に、赤い太陽が沈んでいくさまはなんとも神秘的です。
- 北海道斜里郡斜里町遠音別村
- 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)
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4.日没の絶景を狙うならここ!「幌別橋周辺」
ウトロ中心街からプユニ岬・知床五湖方面へと向かう国道334号を進むと、幌別川に架かる「幌別橋」の手前に駐車スペースが設置されており、流氷の観察・撮影スポットとして人気を集めています。
道路のそばまで流氷が押し寄せるさまは圧巻のひと言!流氷に覆い尽くされたオホーツク海へと沈む夕日も、ぜひ眺めてほしい景色です。
国の天然記念物であるオオワシやオジロワシなどが流氷の上で羽根を休めている姿を見られることもありますよ。
- 北海道斜里郡斜里町
- 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)
5.冬は氷瀑も見られる!知床八景のひとつ「オシンコシンの滝」
ウトロの中心街から海沿いを走る国道334号を南へ下ると、チャラッセナイ川の河口付近に日本の滝100選に選ばれた名瀑「オシンコシンの滝」があります。
落差約30mの滝で、流れが途中で2つに分かれていることから“双美の滝”とも呼ばれています。知床八景のひとつに数えられる名所で、知床観光の人気スポットとなっています。
冬になると氷瀑を見ることもでき、暖かい季節とはまた違った魅力を放っています。白い水しぶきを上げて勢いよく流れる姿も美しいですが、氷瀑の神聖な美しさは冬ならではです。
駐車場から滝までは徒歩5分ほどと、気軽に見に行けるのもうれしいポイント。滝の近くには周辺の絶景を楽しめる展望台もあり、冬は海岸に押し寄せる流氷も眺められます。
- 北海道斜里郡斜里町ウトロ西
- 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)
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6.冬には雪見温泉を楽しめる秘湯「熊の湯」
冬の知床を満喫するのに温泉は欠かせません。羅臼川の畔にある「熊の湯」は、知床でも人気の秘湯感あふれる露天風呂!
泉質は含硫黄ナトリウム塩化物泉で、神経痛や打ち身、疲労回復などに効果があるといわれています。一年中利用できるので、冬には雪見風呂を楽しめますよ。
町の有志によって管理されている温泉で、入浴料はなんと無料!毎日清掃されており、脱衣所も清潔感があるので、女性でも気軽に利用できる温泉です。入浴する際のルール「熊の湯入浴十ヶ条」を守りつつ、ゆったりと温泉を堪能してくださいね。
国道沿いに駐車場があるほか、少し下流へ行くと宿泊施設もあります。知床へ行く際はぜひ訪れてみてくださいね!
- 北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町
- 0153-87-2162(羅臼町役場)
・営業時間:24時間(朝3:00〜7:00は清掃中の場合あり)
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7.ドライブがてら流氷を見るなら「流氷展望ひろば」
海沿いを走る国道334号からは海岸へと押し寄せる流氷をはるか遠くまで見渡せますが、冬場は積雪によって道路が狭くなりがちで、路上駐車して観察するのは厳しい状況です。
流氷を安全かつ快適に眺められるのが、1月下旬~2月下旬の期間限定で開設される斜里町日の出地区の「流氷展望ひろば」。斜里町とウトロ、それぞれの中心街のほぼ中間にある「レストハウス知布泊(ちっぷどまり)」に設置されます。
「道の駅しゃり」「道の駅うとろ・シリエトク」から車で約20分の距離にある駐車場で、海側の高台から流氷がオホーツク海一面に広がる様子を堪能できます。
- 北海道斜里郡斜里町日の出175
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8.流氷を間近に見られる密かな人気スポット「以久科原生花園」
「以久科原生花園(いくしなげんせいかえん)」は、斜里町の中心部から車で5分ほどの海岸砂丘に広がる天然の花園。エゾスカシユリの群生が特に有名で、例年6~7月頃にはかわいらしいオレンジ色の花をたくさん見られます。
そんな以久科原生花園は、冬になるとすっかり雪に覆われてしまいますが、実は密かに話題の流氷スポット!海岸まで下りていくと、岸まで流れてきた流氷にふれることができます。
遮るものなく流氷に覆われた海原を一望できるため、絶好のフォトスポット。駐車場もあるので、知床観光の思い出にぜひ足を運んでみてはいかが。
- 北海道斜里郡斜里町字以久科北
- 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)
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