【世界自然遺産】知床の冬の観光・流氷の絶景スポット5選 2019.02.08 知床・網走・北見

世界自然遺産に登録された北海道の知床。冬になると人気観光スポットのいくつかは雪のため訪れることができません。しかしオホーツク海に流氷が押し寄せ、一面白銀の世界となる絶景は冬だからこそ見られるもの!今回は知床で流氷を見られる絶景スポットを紹介します。

2005年に国内で3件目、北海道初にして現在唯一の世界自然遺産に登録された知床。

知床八景をはじめ、自然の美しい景色を見られる名所が数多く存在しますが、やはりそこは雪深い極寒の地。知床峠と呼ばれる国道334号知床横断道路は、例年11月上旬から4月下旬まで全面通行止めとなり、冬の間はオロンコ岩や知床五湖、その先のカムイワッカ湯の滝に行くことができなくなります。

しかし、オホーツク海に流氷が押し寄せる白銀の世界で、国の天然記念物のオオワシが空高く舞う知床の絶景は、冬だからこそ眺められるものです。知床半島には例年1月下旬に流氷が接岸し、3月下旬頃まで見られる可能性があります。

今回は冬の知床で堪能できる流氷の絶景スポットを5つ厳選して紹介します。

【目次】

1.フレペの滝
【column】スノーシューツアーでフレペの滝を見に行こう
2.幌別橋周辺
3.流氷展望ひろば
【column】流氷を歩いて泳ぐ体験はいかが?
4.プユニ岬
5.以久科原生花園
■知床の冬は楽しみ方いろいろ!
 - 流氷観光船 おーろら号
 - JR冬の特別列車 流氷物語号
 - 知床流氷フェス 2019

<<知床で体験できるアクティビティツアーの一覧はこちら>>

1.野生動物にも出会える、美しい氷の滝「フレペの滝」と流氷をセットで楽しむ

PIXTA

知床は冬になると見ることのできないスポットがいくつか存在しますが、この「フレペの滝」への遊歩道は雪の時期も整備されているため立ち入りが可能です。

フレペの滝は、国道334号線沿いにある「知床自然センター」から歩いて20~30分ほど。冬は積雪があるため、スノーシュー(西洋版のかんじき)を装着して向かいます。

絶壁から流れ落ちる雄大なフレペの滝は、冬になると徐々に水が凍りつき、1月の下旬頃には美しい氷の滝に変身。氷から水がしとしとと滴るさまがまるで涙のように見えるため“乙女の涙”とも呼ばれています。

ガイドが同行するツアーも開催されており、詳しい解説を聞きながらトレッキングを楽しむことも可能。木々に残る動物たちの痕跡を教えてくれるほか、運が良ければエゾシカやキタキツネ、かわいらしいエゾモモンガを見つけられることも。

フレペの滝を見に行くなら、ぜひツアーに参加してダイナミックな姿を楽しみましょう!展望台からはフレペの滝とともにオホーツク海を覆う流氷も一望できますよ。

フレペの滝
  • 北海道斜里郡斜里町遠音別村

知床自然センター
  • 北海道斜里郡斜里町大字遠音別村字岩宇別531
  • 0152-24-2114

・営業時間:(10/21~4/19)9:00~16:00、(4/20~10/20)8:00~17:30
※長靴・スノーシューの有料レンタルあり

フレペの滝を見に行けるスノーシューツアー

知床観光でフレペの滝を見に行くなら、「SHINRA」が開催している“スノーシューツアー”がおすすめ。

知床自然センターでもスノーシューをレンタルできますが、こちらのツアーは必要な道具のレンタルはツアー料金に含まれています。

SHINRAに所属しているガイドは、さまざまな知識や特技を持った個性豊かな人たちばかり。フレペの滝へと向かう道では、動物たちの痕跡や植物について詳しく解説してくれます。実際にエゾシカやキタキツネに出会えることも!

フレペの滝に到着すると、3月までは流氷も見られます。スノーシューでトレッキングするのは2時間ほどなので、体力に自信のない方や観光の合間に手軽に体験したい方にもおすすめです。

主催会社:SHINRA
  • 北海道斜里郡斜里町 ウトロ地区ホテル送迎

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2.日没の絶景を狙うならここ!「幌別橋周辺」

ウトロ市街地から知床五湖方面へと向かう国道334号線を進むと、幌別川(ほろべつがわ)に架かる幌別橋の手前に駐車スペースが設置されており、流氷の観察・撮影スポットとして人気を集めています。

道路のそばまで流氷が押し寄せるさまは、まさに圧巻の一言!流氷に覆い尽くされたオホーツク海へと沈む夕日を見られるのは知床やウトロ地区のみですが、夕陽台やこの幌別橋周辺は夕日と流氷の絶景ポイントでもあります。

幌別橋付近では、国の天然記念物のオオワシやオジロワシなどが流氷の上で羽根を休めている姿を見られることもありますよ。

幌別橋周辺
  • 北海道斜里郡斜里町
  • 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)

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3.ドライブがてら流氷を見るなら「流氷展望ひろば」でゆったり観賞

国道334号線からは海岸へと押し寄せる流氷をはるか遠くまで見渡せますが、冬場は積雪によって道路が狭くなりがちで、路上駐車して観察するには厳しい状況に。

流氷を安全かつ快適に眺められるのが、2月上旬~3月中旬の期間限定で開設される斜里(しゃり)町日の出地区の「流氷展望ひろば」です。斜里市街地よりウトロ市街地のほぼ中間、「レストハウス知布泊(ちっぷどまり)」に設置されます。

「道の駅しゃり」「道の駅うとろ・シリエトク」から車で約20分の距離にある駐車場で、海側の高台から流氷がオホーツク海一面に広がる様子を堪能できます。

流氷展望ひろば
  • 北海道斜里郡斜里町日の出175

流氷は見るだけじゃない!歩いて泳ぐ体験はいかが?

知床には流氷を見られるスポットがたくさんありますが、もっとアクティブに流氷を楽しんでみたいと思いませんか?「知床オプショナルツアーズSOT!」が開催している“知床トレッキングツアー”はなんと、流氷の上を歩いたり泳いだりと貴重な体験がめじろ押しの内容。

流氷で泳いだら凍えちゃう!と思うかもしれませんが、服の上から着るドライスーツをレンタルできるので、冷たい海の中だって笑顔でプカプカ浮かべます。運が良ければ、流氷の隙間にかわいらしいクリオネを見つけられるかもしれません。

ツアーはスノーシューを履いての知床ウォーキングもセットになっており、野生動物や流氷とともに見る羅臼岳をはじめとした知床連山の絶景など、見どころがいっぱい。たくさんの感動と発見に出合える注目ツアーです。

主催会社:知床オプショナルツアーズSOT!
  • 北海道「ウトロ道の駅シリエトク」「ウトロバスターミナル」「ウトロ温泉・各宿泊施設」や宿泊先などに送迎

4.高い場所から見るパノラマの流氷は圧巻!「プユニ岬」

PIXTA

ウトロ市街地から幌別川を越え、知床五湖方面へと国道334号線を進むと、冬のオホーツク海で1番早い時期に流氷が見られるポイントとして有名な「プユニ岬」があります。プユニ岬からオホーツク海の海岸線、ウトロ港が一望でき、はるか遠くの阿寒国立公園の山々も見渡せます。

幌別橋と同様、夕陽と流氷が同時に観察できる絶好のビューポイントです。プユニ岬からウトロ市街地やウトロへと押し寄せる流氷を眼下に見下ろすことができ、オホーツク海を埋め尽くす一面の流氷は壮観です。

プユニ岬
  • 北海道斜里郡斜里町岩尾別
  • 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)

5.流氷を間近に見られる密かな人気スポット「以久科原生花園」

「以久科原生花園(いくしなげんせいかえん)」は海岸砂丘に広がっている天然の花園。エゾスカシユリの群生が特に有名で、例年6~7月頃にはかわいらしいオレンジ色の花をたくさん見ることができます。

そんな以久科原生花園は、冬になるとすっかり雪に覆われてしまいますが、実は密かに話題の流氷スポット。海岸まで下りていくと、岸まで流れてきた流氷に触れることができるんです。

遮るもののない流氷に覆われた海原は、SNS映え間違いなしのフォトスポット。知床観光の思い出にぜひ立ち寄ってみましょう。

以久科原生花園
  • 北海道斜里郡斜里町字以久科北
  • 0152-22-2125

知床の冬は楽しみ方いろいろ!

流氷を楽しめる場所を紹介してきましたが、知床の冬の楽しみ方はほかにもまだまだあります。最後に冬限定の乗り物とイベントを紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

流氷をかきわけ進む「流氷観光船 おーろら号」に乗ってみよう

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流氷が目視で観測される毎年1月下旬頃から運行される網走流氷観光砕氷船「おーろら号」からも、オホーツク海の流氷をゆっくりと眺められます。

“砕氷船”ならではの、流氷を砕きながら進んでいく様子は迫力満点。陸地から流氷を眺めるのとはまた違った魅力があります。

船内は暖房完備の快適空間。トイレや売店はもちろん、コーヒーラウンジまで用意されているので、デッキで流氷をたっぷり見たあとは、ホットドリンクで温まりながら船内で優雅に流氷観賞…という過ごし方もすてきですね。

網走流氷観光砕氷船「おーろら号」
  • (発券場)北海道斜里郡斜里町ウトロ東107番地
  • 0152-24-2147(9:00~18:00)

・運航期間:1月20日~4月3日
・料金:大人3,300円 小学生1,650円

冬の知床の風景を眺めながら「流氷物語号」でのんびり電車旅

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「流氷物語号」は、山並みや流氷といった冬の知床の風景を楽しめる観光用の臨時列車。JR釧網(せんもう)本線「網走」駅から「知床斜里」駅の間を期間中1日2往復します。

元々は機関車両を使用した「流氷ノロッコ号」が運行されていましたが、車両老朽化のために2016年で引退。ノロッコ号を惜しむ声が多かったことから、2017年からは普通列車の車両を再利用した、流氷物語号の運行が始まりました。

内装も工夫が凝らされており、クリオネの絵柄がプリントされたシートカバーなど、電車旅の気分をさらに盛り上げてくれます。不定期でボランティアガイドが乗車することもあり、運が良ければ詳しい解説に耳を傾けながら車窓の風景を楽しめるかもしれません。

JR冬の特別列車 流氷物語号
  • (網走駅)北海道網走市新町2丁目2-12
  • 011-222-7111(JR北海道電話案内センター)

・運行期間:2019年2月2日~3月3日
・料金:(網走駅〜知床斜里駅間)片道840円 ※子供半額

幻想的な光に包まれた氷のイベント「知床流氷フェス 2019」

厳寒体験イベント「知床ファンタジア」が第30回である2016年で最終回を迎え、現在は「知床流氷フェス」として内容を新たに生まれ変わりました。

流氷のライトアップや氷の造形を眺めながらドリンクをいただけるアイスバー、柔らかな炎が体を温めてくれる焚火スペースなど、知床の冬を楽しみながら体感できる工夫がたくさん凝らされているイベント。

幻想的な光と氷が織りなすさまざまな演出がイベントを盛り上げてくれますよ。

知床流氷フェス 2019
  • 知床国設野営場/斜里町ウトロ香川
  • 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)

・開催時間:2019年1月30日~2月28日

流氷からイベントまで!冬の知床の魅力を体感しに行こう

夏の爽やかな知床もすてきですが、冬ならではの魅力もたくさんあります。知床を訪れたことのある方も、まだ行ったことのない方も、ぜひ1度は流氷を見に足を運んでみましょう。

アウトドアレジャーの予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、今回ご紹介した以外にも知床の自然体験ツアーを紹介しています。ぜひこちらもチェックしてくださいね!

(編集部注*2015年10月25日に公開された記事を再編集したものです)

※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。

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