
冬の旭川を目いっぱい楽しめる観光スポット9選 2022.01.23 旭川
北海道の旭川市は、最低気温マイナス41℃を記録したことがある“日本一寒い地域”です。
そんな冬の旭川市周辺では、その寒さによってもたらされる雪や氷を活かしたイベントがいっぱい!非日常の体験を求めて、国内外から多くの観光客が訪れます。
この記事では、冬の旭川エリアを旅する際に訪れたいイベントや観光スポットをご紹介!ぜひ、お出かけの参考にしてください。
【目次】
1.層雲峡温泉 氷瀑まつり
2.しもかわアイスキャンドルミュージアム
3.旭川冬まつり
4.旭岳
5.カムイスキーリンクス
6.旭山動物園
7.北国ならではのアクティビティ「犬ぞり」でマッシャー体験!
8.大雪地ビール館
9.あさひかわラーメン村
【column】旭川の冬の気温とおすすめの服装は?
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1.氷の芸術を堪能できる!「層雲峡温泉 氷瀑まつり」
PIXTA
旭川市と接する上川郡にある北海道屈指の大渓谷「層雲峡」の層雲峡温泉で、毎年冬に開催される「層雲峡温泉 氷瀑まつり」。層雲峡の断崖絶壁から流れ出る滝が凍ってできる、大規模な氷瀑がイベントの主役です。
夜には数々の氷像が鮮やかにライトアップされ、会場は幻想的な雰囲気に包まれます。さらに花火も上がるので、昼間には見られない景色を楽しめますよ。子供に大人気のチューブスライダーを体験できるほか、メインステージでは「上川アイヌ」の舞踏ショーなど、さまざまなイベントも開催されます。
会場内には恋愛や金運、受験合格などの御利益があるとされる「氷瀑神社」や、淹れたてのコーヒーや甘酒など温かい飲み物を販売するドリンクコーナーもあるので、ぜひ立ち寄ってみては。
氷瀑まつりを楽しんだあとは、層雲峡温泉でゆっくりと温泉に浸かったり、宿泊したりするのもいいですね。
- 北海道上川郡上川町層雲峡
- 01658-2-1811(層雲峡観光協会)
・開催期間:2022年1月29日~3月13日、17:00〜21:30
・入場料:500円(協力金として)
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2.幻想的な灯りに満たされる「しもかわアイスキャンドルミュージアム」
上川郡北部の下川町では、毎年2月に「しもかわアイスキャンドルミュージアム」を開催しています。
アイスキャンドルの日本発祥の地といわれる下川町。冬になると家の前にアイスキャンドルを灯す文化があり、町中全体がイベント会場となっています。メインの見どころとなるのは「にぎわいの広場」「安原公園」「まちおこしセンターコモレビ」「石蔵倉庫」「国道239号沿い商店街」の5スポット。
たくさんのアイスキャンドルが雪の中で輝く姿はとても幻想的!町を散策しながら、冬だけの貴重な風景を楽しんでみてはいかが。
- 北海道上川郡下川町
- 01655-4-2718(しもかわ観光協会)
・開催期間:2022年2月12・13日、17:00〜20:00
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3.2022年はオンラインでも参加しよう!「旭川冬まつり」
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60年以上の歴史を持つ「旭川冬まつり」は、さっぽろ雪まつりに並ぶ北海道の冬の一大イベント。
例年はさまざまなステージイベントが行われるほか、氷の滑り台やジップラインなどのアクティビティもできるにぎやかなイベントなのですが、2022年はオンラインを中心とした内容に変更して開催されます。
雪や氷の写真・動画のコンテストは、オンライン上で誰でも参加可能。2月4〜6日の3日間は、旭川市内に雪像や光のオブジェが登場します!この期間に旭川を訪れるなら、ぜひ雪像を見に足を運んでみてはいかが。期間中のどこかで、花火も打ち上げられる予定です。
- 北海道旭川市
- 0166-25-7168(旭川冬まつり実行委員会
・開催期間:2022年2月4〜6日
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4.ロープウェイでアクセスできる絶景スポット「旭岳」
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北海道最高峰の標高2,291mを誇る「旭岳」は、大雪山国立公園の北側に位置する山。
上川郡東川町の旭岳温泉(標高1,100m)から5合目(標高1,600m)を結ぶ旭岳ロープウェイは一年中稼動。片道約10分間の空中散歩で旭岳の自然をじっくり堪能できます。
春から秋にかけてはロープウェイ利用の登山が人気。四季折々の高山植物を観察できるほか、秋には国内でもっとも早く紅葉を見られるスポットとしてにぎわいます。
冬はロープウェイ沿いに、中上級者向けの「旭岳スキーコース」がオープン!気温が低く雪量が多いため、日本で一番長くスキーを楽しめる場所といわれています。旭岳の絶景をバックにパウダースノーを楽しんではいかが。
また、旭岳温泉は日本では珍しい硫酸塩泉で、切り傷や皮膚の乾燥、冷え性などによいといわれています。旅の疲れを癒やしに、冷えた体を温めに、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
- 北海道上川郡東川町旭岳温泉
- 0166-97-2153(旭岳ビジターセンター)
[旭岳ロープウェイ]
・運行時間:始発9:00、最終15:40
・往復料金:大人2,200円、子供1,500円(夏・秋は異なる)
5.多彩なコースで極上のパウダースノーを体感「カムイスキーリンクス」
旭川の中心部から車で約30分の場所にあるスキー場「カムイスキーリンクス」。道北最大級の規模を誇り、初心者向けから上級者向けまで、25本ものコースを展開しています。
カムイスキーリンクスの魅力は、なんといっても極上のパウダースノー!雪だるまが作れないほどサラサラの雪で、スキーやスノーボード、スノーアクティビティを楽しめます。
特におすすめなのは、ありのままの雪を体感できる未圧雪コース。初心者向けにも、大岩や小川にかかる鶴井橋を巡る「Jr.チャレンジ大岩」や、子供にも人気の「バンク」といったコースが用意されています。上級者は、雪のコンディションが良いときにだけ滑れる「ディープパウダー」「フレッシュパウダー」「ツリーラン」などがイチ押しですよ!
カムイスキーリンクスは札幌市街から車で1時間半ほどですが、JR「札幌」駅から無料の送迎バス(2022年1月8日〜2月20日の土日祝のみ)も運行しているので、雪道の運転が不安な人も安心です。北海道ならではの雪山をぜひ体感してみてくださいね。
- 北海道旭川市神居町西丘112
- 0166-73-6968
・営業期間:2021年12月19日〜2022年4月3日、9:00~17:00
・定休日:期間中無休
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6.冬はペンギンの散歩が名物!動物の自然な姿を見られる「旭山動物園」
PIXTA
旭川を代表する観光スポットといえば、全国から見学者が訪れる「旭山動物園」。
その人気の理由は、旭山動物園の特徴でもある「行動展示」という見せ方です。動物たちが自然の中でどのように群れを作り、行動するのかといった習慣的な部分を見られたり、分類学的に同じ種の動物同士にどのような違いがあるのかを見比べられたり、リアルな動物の世界を観察できるように展示されています。
冬は開園時間を短縮して営業。冬に大人気のイベント「ペンギンの散歩」は、毎年12月下旬から行われています。雪上をヨチヨチ歩いたり、腹ばいになって移動したりする姿はとてもキュート!この季節だけの貴重な姿を見に、ぜひ足を運んでみませんか。
- 旭川市東旭川町倉沼
- 0166-36-1104
・冬期開園期間:2021年11月11日~2022年4月7日、10:30~15:30
・定休日:年末年始(12月30日~1月1日)
・入園料:大人1,000円、中学生以下無料
7.北国ならではのアクティビティ「犬ぞり」でマッシャー体験!
せっかく旭川に来たなら、北国ならではのアクティビティ「犬ぞり」を体験してみませんか?
JR「旭川」駅からバスで約40分。旭川市に隣接する鷹栖町(たかすちょう)にある「ムーンライトレディース」では、“犬ぞり・マッシャー体験ツアー”を開催しています。2~4名のグループ貸切で、1人ずつ犬ぞりを乗り継ぎながら全長7kmのコースを駆け抜けます。
最初にレクチャーを受け、そりを牽引する犬たちにあいさつをしたら、いよいよスタート。参加者はマッシャー、つまり犬ぞり使いになって、犬たちが安心して走れるようにスピード調整やブレーキ操作を行います。一面真っ白な大雪原を犬たちと走る爽快感は格別!天気が良ければ、遠くに大雪山連峰や十勝岳連峰を見渡せますよ。
犬ぞりを理解して、抵抗なく乗れる状態であれば、7歳から参加OK!大自然や動物とのふれあいを通して学べることは多いはず。家族の大切な思い出作りにもおすすめですよ。
- 北海道上川郡鷹栖町19線16号1番地 ムーンライトレディース
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8.大雪地ビールとご当地グルメに舌鼓!「大雪地ビール館」
北海道グルメを堪能するなら「大雪地ビール館」がおすすめ!北海道産の素材を使用して造られた地ビールやジンギスカンなど、おいしいご当地グルメを味わえるスポットです。
道産豚や知床鶏を使った肉料理や、雄武産真ダコのカルパッチョなどの魚料理に加え、北海道に来たら一度は食べたいラーメンなど、メニューが多くて迷ってしまいそう!ランチとディナーのほか、団体メニューや宴会プランも用意されています。
大雪地ビールのラインアップは月替わりなので、タイミングによって異なります。数量限定の地ビールお試しセットや、飲み放題プラン(現在は休止中)で飲み比べをするのもいいですね。地ビールの販売も行っているので、お土産にもおすすめです!
大雪地ビール館はJR「旭川」駅から徒歩約5分、レンガ造りの倉庫群「蔵囲夢」の一角にあります。この倉庫群は、明治・大正時代に建てられたもので、国の登録有形文化財にもなっているんですよ。館内はホワイトとブラウンを基調としていて、開拓時代のロマンを思わせる雰囲気。ぜひ建物にも注目してみてください!
- 北海道旭川市宮下通11-1604ー1
- 0166-25-0400
・営業時間:11:30~22:00
※ティータイム(14:00~17:00)は当面の間クローズ。テイクアウトの受付、瓶ビールの販売は可。
・定休日:無休(臨時休館あり)
9.旭川の人気ラーメン店8軒が集結!「あさひかわラーメン村」で食べ比べ!
北海道グルメといえば、ラーメンも外せません!でも、どのラーメンを食べればいいの?と迷った人は、旭川の有名ラーメン店が集まる「あさひかわラーメン村」に行ってみましょう。JR石北本線「南永山」駅から徒歩約7分と、電車でのアクセスも良好です。
こちらで食べられるのは「青葉」「いってつ庵」「いし田」「天金」「山頭火」「さいじょう」「平和」「梅光軒」という8軒のラーメン!しょうゆ、豚骨、鶏ガラ、みそなど、味も見た目も店によってさまざま。ミニサイズのラーメンを用意している店もあるので、気軽に食べ比べができますよ。
また、施設内にはなんと「あさひかわラーメン村神社」なる神社があるんです!縁結びならぬ“麺結び”をテーマにした神社でご利益を授かりましょう。お土産ショップもあるので、こちらも要チェックです。
- 北海道旭川市永山11条4丁目119-48
- 0166-48-2153
・営業時間:11:00~20:00 ※当面の間、各店にて営業時間短縮中
・定休日:店舗により異なる
旭川の冬の気温とおすすめの服装は?
旭川の12〜3月の最高気温は-3.5~2.6℃、最低気温は-12.7~-6.3℃。2月までは最高気温が氷点下という日がほとんどで、日照時間は少なく、ほぼ雪が降っているような極寒の地です。
そのため、冬の旭川ではとにかく防寒に徹しましょう!フード付きの厚手のコートやダウンジャケット、イヤーマフ、手袋は必須です。ポケットに手を入れて歩くと危険なので、必ず手袋をしましょう。また外は寒いですが、建物に入ると暖かいので、インナーは薄めのものをおすすめします。ズボンの下にも保温性インナーを履くのをお忘れなく!
靴は雪が溶けてしみこまないよう、防水かつ滑り止め付きのものを用意しましょう。防水スプレーを携帯しておくと便利です。ネックウォーマーをしたり体にカイロを貼ったり、念には念を入れて。徹底的に防寒して、快適に旭川観光を楽しんでくださいね。(写真/PIXTA)
幻想的な白銀の世界!冬の旭川を満喫しよう
自然、遊び、どちらに注目しても滞在が充実しそうな冬の旭川。とっておきの体験ができる場所なので、時間を作ってぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。
冬の旭川はとても寒いので、屋外に出る際はしっかり防寒対策をして、快適に楽しみましょう!
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、冬の旭川周辺で体験できるツアー情報を掲載しています。ぜひ、こちらもチェックしてくださいね。
(編集部注*2020年2月2日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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