
身近な南国!八丈島で自然もグルメも堪能する観光スポット16選 2019.07.15 シュノーケリング 伊豆大島・八丈島
伊豆諸島の最南端にある八丈島。飛行機でなら羽田空港からわずか55分で行けるため、東京から1番近い南国といわれています。
亜熱帯の豊かな自然があふれ、温暖な黒潮の海に囲まれた小さな島には、本州とは違う独特の魅力がいっぱい!
ダイビングやサーフィン、釣りといったマリンレジャーはもちろん、島のシンボル的存在である八丈富士ではトレッキングや自然観察も楽しめるアウトドア天国なんです。
史跡・名所をはじめ、温泉や絶景スポット、島グルメなど観光には欠かせない要素も盛りだくさん!今回は八丈島を満喫するのに外せない16のスポットを選りすぐって紹介します。
【目次】
■八丈島へのアクセス
■八丈島といえばアクティビティ!絶対挑戦したい3ツアー
- 1.八丈島の豊かな海で体験ダイビングに挑戦
- 2.ウミガメ遭遇率99%のビーチシュノーケル
- 3.お鉢巡りができる八丈富士トレッキング
■山から海まで!八丈島の自然を楽しむ
- 4.八丈富士牧野・ふれあい牧場
- 5.南原千畳敷
- 6.八丈植物公園
- 7.底土海水浴場
- 8.登龍峠展望台
- 9.裏見ヶ滝
- 10.みはらしの湯
■食べずには帰れない!島グルメ
- 11.すし処銀八
- 12.地魚干物食堂 藍ヶ江水産
- 13.八丈興発
- 14.シュ.クゥー
- 15.グリーンポスト
- 16.古民家喫茶 中之郷
<<八丈島・伊豆大島で体験できるアクティビティツアーの一覧はこちら>>
八丈島へのアクセス
PIXTA
八丈島へは東京から飛行機か船でアクセスできます。
空路は、羽田空港から八丈島空港を結ぶANAの定期便が1日3往復就航。所要時間は片道約55分と、あっという間に感じてしまうほど短い時間で到着します。
海路の場合、東京・竹芝桟橋から八丈島・底土(そこど)港、または八重根(やえね)港の間を東海汽船の定期便が1日1往復就航しています。大型客船による夜行便で、所要時間は片道約10時間20分。東京を夜出発して、八丈島に朝到着するので、観光やアクティビティにたっぷり時間を使えます。
八丈島には島内をぐるりと回れる「八丈一周道路」があり、その総距離は約45km。車で1周すると約1時間半かかり、意外と大きな島だと実感させられますよ。
島内の交通手段は、バス、タクシー、レンタカー、レンタルバイク、レンタサイクル(電動あり)があります。旅のプランや時間などに応じて、自分に適したものを選びましょう。レンタカーは、シーズン繁忙期には不足することもあるので、事前の予約がおすすめです。
八丈島といえばアクティビティ!絶対挑戦したい3ツアー
美しい海に囲まれた八丈島に行ったら、史跡・名所よりもまずはアクティビティがおすすめです。「初めてだから」「体験したことがないから」と不安にならなくても大丈夫です。地元ガイドが案内してくれるツアーに参加すれば、丁寧に教えてくれますし、何より深く八丈島の自然を理解し、楽しむことができますよ!
1.黒潮の恩恵を受けた八丈島の豊かな海で体験ダイビングに挑戦!
八丈島の海は透明度抜群で、黒潮に導かれてやって来たトロピカルな魚がいっぱい!アオウミガメのパラダイスとしても有名です。そんな黒潮の恩恵に満ちた海を全身で感じたいなら、体験ダイビングに参加してみてはいかがでしょうか。
「八丈島ダイビングショップ アラベスク」が開催する“体験ダイビングツアー”は、潜水時間が40分と長めなのがうれしいポイント。グループごとに専任のインストラクターがついてサポートしてくれるので、自分たちのペースでたっぷりと海の世界を堪能できます。
バラエティ豊かな魚や生き物はもちろん、溶岩が作りだした海底棚やアーチなど、八丈島ならではのダイナミックな海の景観にも感動しっぱなし!
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」からの申し込み特典として、グループに1台、ウエアラブルカメラ(Go-pro)を無料レンタルできるので、八丈島のマリンブルーの思い出をしっかりと写真に残せます。
- 東京都八丈島八丈町大賀郷363-1 アラベスク店舗
2.ウミガメ遭遇確率99%!ビーチシュノーケルでカメたちと遊ぼう
ダイビングよりもっと気軽にウミガメと戯れてみたいという人は、「八丈島自然ガイドサービスしいのき」が開催する“ビーチ・シュノーケリングツアー”がおすすめです。
エサの藻場が豊富な八丈島の海はアオウミガメの楽園!ビーチエントリーでも遭遇確率は99%と高く、一緒に泳いで遊ぶことができます。のんびり泳いでいるだけでなく、食事をしたり、寝ていたりと自然体なウミガメの姿を近くで観察できる夢のような体験!
こちらのツアーはガイド1名に対して参加者5名までの少人数制で、6歳から参加OK。安心できる環境で、家族みんなでシュノーケリングを楽しみましょう。
まずは、底土海岸の足がつく浅瀬の海でシュノーケリングの練習を。スキル習得後、いったん陸に上がって呼吸を整えてからカメがいるポイントを目指すので、落ち着いてエントリーできます。また、ガイドがいつでもつかまれる浮力体を持っていてくれるので安心です。
シュノーケリングだけでは満足できない欲張り派には、クルージングも楽しめる“シュノーケリング&勝丸クルーズ”や、神秘的な夜の海中世界をのぞき見ることができる“ナイトシュノーケリング”といったツアーも要チェックです。
- 東京都八丈島八丈町三根 「底土海水浴場」駐車場
3.八丈富士トレッキングでお鉢巡り!ダイナミックな自然を感じよう
2つの海底火山が接合してできたため、ひょうたん型をしている八丈島。ひょうたんの上に位置するのが八丈富士で、下に三原山があります。
八丈富士は約1万年前の海中噴火によって隆起した成層火山で、その名の通り富士山をほうふつさせる美しい円錐形の山。標高854mと伊豆諸島最高峰ですが、登山口から山頂までは歩いて60分ほどなので、登山初心者でも安心して登ることができます。
そんな八丈富士をトレッキングするなら「八丈島自然ガイドサービスしいのき」が主催する“八丈富士山頂半日トレッキングツアー”がおすすめ!
知識豊富なガイドが、八丈島固有の植物や八丈富士の成り立ちなどについて楽しい解説を交えながら案内してくれるので、自分たちだけでは見落としてしまう発見がそこかしこに。ルーペを貸してくれるので、ミクロの世界まで八丈島の自然を見られますよ。
八丈富士の山頂には断崖絶壁の火口がワイルドに広がり、ぐるりと一周お鉢巡りができるのがポイント。緑が映える尾根を散策しながら、この山のダイナミックさを全身で感じてください。
また三原山に興味があるなら、“唐滝&硫黄沼半日トレッキングツアー”に参加してみましょう。八丈島の豊富な水と豊かな植生に心癒やされます。
- 東京都八丈島八丈町大賀郷4436-38 しいのき店舗
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山から海まで!八丈島の自然を楽しむ
富士火山帯に属する火山島であり、富士箱根伊豆国立公園の一部である八丈島には独島の自然がいっぱい。噴火によって地表に出た溶岩や火山の恩恵である温泉など、八丈島ならではの自然を巡りましょう。
4.絶景と牛たちとのどかな時間が楽しめる「八丈富士牧野・ふれあい牧場」
PIXTA
八丈島の絶景とのどかに流れる島時間を堪能するなら、八丈富士の7合目あたりに位置する「ふれあい牧場」へ行ってみましょう。
広大な空と海と牧草地が織りなす開放感あふれる風景は、訪れた人たちから「まるで天国!」と称されるほどの美しさ。のんびり草を食み、思い思いに過ごす放牧牛たちと間近でふれあえるとあって、子供たちにも大人気です。
展望台からは雄大な三原山が一望でき、八丈ブルーの海や八丈島の市街地、空港の滑走路などの大パノラマを楽しめます。
牧舎ではGWと夏休みの期間限定で、八丈島のジャージー牛乳で作ったジェラートやプリンを販売。定番のミルク以外に、島特産の明日葉やレモン、島焼酎といった八丈島ならではの味もあって、どれを食べるか迷ってしまいそう。
また、ふれあい牧場から八丈富士の登山口までは歩いてすぐ。登り始めるとトイレや給水ポイントはないので、こちらの施設で準備を整えてから出発するのがよいでしょう。
- 東京都八丈島八丈町大賀郷5627-1
- 04996-2-1125(八丈町産業観光課産業係)
・休憩舎開放時間:9:30~16:00
・定休日:なし
・入場料:無料
5.八丈富士の歴史と宇喜多秀家の悲運を物語る景勝地「南原千畳敷」
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景勝地として有名な「南原千畳敷(なんばらせんじょうじき)」は、八丈富士が噴火したときに流れ出た溶岩によってできた台地。海に沿って長さ500m、幅100mという広範囲にわたって暗色の玄武岩が広がるさまはインパクト大!
溶岩台地を歩いてみると、ゴツゴツとしていて不思議な感覚を覚えるかもしれません。岩壁に波しぶきが飛び散る光景はダイナミックで、思わず圧倒されることでしょう。
南原千畳敷からは八丈小島を望むことができ、水平線に夕日が沈んでいく絶景も見られます。冬にはザトウクジラが目撃できるという情報も!
駐車場から100mほど南に行った場所には、関ヶ原の戦いで敗れ、この地に流罪となった宇喜多秀家と本土に残された正室・豪姫の像が、ひな人形のように仲よく並んでいます。離れ離れになってしまった悲運の夫婦を思いやり、秀家によって築かれた岡山城の築城400年という節目に作られたそうです。
- 東京都八丈島八丈町大賀郷
6.かわいらしいキョンとふれあえる「八丈島植物公園」
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独特な生態系を持つ八丈島の自然について興味がある人は「八丈島植物公園」へ行ってみましょう。
200万平方メートルを超える広大な園内には、熱帯・亜熱帯性植物があふれ、南国ムードが漂います。「八丈の森」「緩衝緑地」「学習の森」といったいくつかのゾーンに分かれた屋外施設と、温室およびビジターセンターの屋内施設があります。
八丈島の自然や文化、見どころについて案内をしてくれるビジターセンターへは、島巡りの前にぜひ立ち寄りたいところ。解説員が常駐しているので、地元民のみぞ知るような貴重な情報も入手できるかもしれませんよ。毎週土曜・日曜には、ビジターセンター主催のガイドウォークを園内で実施しています。
見逃せないのは、園地ゾーンの動物舎で飼育されているキョン!体高40~50cmほどの小型なシカ科の一種で、その愛らしい姿は子供たちにも大人気。餌をあげてふれあうこともできますよ。
- 東京都八丈島八丈町大賀郷2843
- 04996-2-4811
・開園時間:9:00~16:45(温室は〜16:30)
・休園日:なし
・入園料:無料
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7.キャンプ場を隣接!八丈島随一のにぎわいをみせる「底土海水浴場」
PIXTA
八丈島で人気の海水浴場といえば、底土港から歩いて数分のところにある「底土海水浴場」。八丈島の中では数少ないビーチが広がり、最も多くの人が訪れる海水浴場といわれています。
黒い砂浜に驚くかもしれませんが、水の透明度は高く、シュノーケリングでたくさんの魚たちと戯れるにはもってこい!運が良ければウミガメにも出会えるかも!?
シャワーや更衣室、トイレは無料で利用可能。夏季期間中は海の家もオープンし、かき氷をはじめ多彩な飲食メニューも味わえます。
海水浴場のすぐ横には、宿泊はもちろん日帰り利用もできるキャンプ場「底土野営場」を併設。BBQも可能で、八丈島観光協会に予約すれば、器材セット(網付きコンロ、木炭、トングなど)の有料レンタルもOK。旅先でも気軽にアウトドア料理を堪能できるのはうれしいですね。
ほかにも島内にはいくつかBBQやキャンプを楽しめるスポットがあります。いずれも事前に利用申し込みが必要となるので、チェックしてみてください。
- 東京都八丈島八丈町三根
8.夕焼けや星空もおすすめ!絶景が望める「登龍峠展望台」
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八丈島の絶景ポイントの1つ「登龍峠(のぼりょうとうげ)」。島を一周する都道の途中にあり、曲がりくねった急な坂道になっています。この道の様子がまるで龍が天へと昇っていくかのように見えるため、この名前が付いたそうです。
頂上にある展望台からの見晴らしは抜群に素晴らしく、「新東京百景」に選ばれるほど!
目の前には雄大な八丈富士と八丈小島の姿がよく見えて、眼下には底土港や神湊(かみなと)港、三根(みつね)の町並みが見渡せます。天気が良ければ、三宅島や御蔵島のシルエットまで望めることも。
日没前のマジックアワーや夜景を眺めるスポットとしてもおすすめ。黄昏色に染まる空と八丈富士自然の陰影とのコントラストが美しく、夜には満天の星空を楽しめます。時間によって見られる景色が違うので、何度でも訪れたくなる場所です。
- 東京都八丈島八丈町三根
9.近くには無料の温泉も!八丈島の豊富な水の魅力を体感できる「裏見ヶ滝」
八丈島の豊かな水を堪能するなら、「裏見ヶ滝(うらみがたき)」へ出かけましょう。滝の裏側を通り抜けでき、珍しい景観が楽しめます。
滝へと続く道は遊歩道が整備されており、ヘゴシダの生い茂る亜熱帯ジャングルのような森の中を10分ほど歩き進むと、落差20mほどの滝が現れます。
光輝く水がシャワーのように降り注ぎ、その光景は爽快かつ神秘的!雨上がりには、圧倒されるほどの迫力ある水量になるんだとか。夏はマイナスイオンたっぷりの涼スポットとしてもおすすめです。
遊歩道のスタート地点近くには、無料で入浴できる「裏見ヶ滝温泉」があります。
木々に囲まれた野趣あふれる露天風呂で、混浴のため水着を着用するのが必須。時間帯によっては貸し切り状態を楽しめるかも!?裏見ヶ滝を訪れるなら、ぜひ水着を持参しましょう。
- 東京都八丈島八丈町中之郷1355
10.アクティビティ後にもおすすめ!海と山と空を感じる「末吉温泉 みはらしの湯」
八丈島に7つある温泉の中でも大人気の「末吉温泉 みはらしの湯」。
海抜94mの高台にある露天風呂からの見晴らしが最高で、海と山と空を感じられる絶景の温泉です。市街地から少し離れたところにありますが、わざわざ訪れる価値あり!
眼前には“八丈ブルー”と呼ばれる太平洋の大海原が広がり、島の最南端にある岬・小岩戸ヶ鼻や八丈島灯台が一望できます。晴れた日には遠くに青ヶ島を望めるのだそう。夜には温泉に身を包まれながら、満天の星空を見上げる至福のときが過ごせます。
お風呂は2種類あり、奇数日と偶数日によって女湯と男湯が入れ替わります。泉質は塩化物強塩温泉で、体の芯からポカポカに。ダイビングやトレッキングで疲れた体を癒やすのにもおすすめです。
- 東京都八丈島八丈町末吉581-1
- 04996-8-1933
・営業時間:10:30~21:30
・定休日:火曜(祝日、夏期、年末年始は休まず営業)
・料金:大人500円、小学生200円
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