
冬の札幌を満喫しよう!おすすめ観光スポット11選 2023.02.25 アニマル・ネイチャーウォッチング 北海道
札幌は1年を通して観光スポットとして人気ですが、その中でもイチオシなのが、冬の札幌です。
冬は、雪景色やグルメ、ウィンタースポーツやイベントといった楽しみがたくさんあり、子供も大人もワクワク。
今回は、冬の札幌で押さえておきたい定番観光スポットや、快適に過ごすための服装、天候の注意点など役立つ情報をまとめました。札幌観光のときは、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
【目次】
■冬の札幌の天気・気候
■どんな服装で行くのがいいの?
■定番観光スポット
- 1.雪と氷の祭典を楽しめる「さっぽろ雪まつり」
- 2.四季折々の自然を楽しむなら「大通公園」
- 3.札幌の歴史が感じられる重要文化財「札幌市時計台」
- 4.冬の札幌の絶景を一望できる「さっぽろテレビ塔」
- 5.ホッキョクグマのダイナミックな姿を楽しめる「円山動物園」
- 6.クリスマスイルミネーションが華麗!「サッポロファクトリー」
- 7.工場見学や人気のお菓子作り体験もできる「白い恋人パーク」
【column】氷の上に乗るドキドキ感を味わえる「支笏湖アイスウォーク」
■グルメスポット
- 8.生ビールとジンギスカンを満喫しよう!「サッポロビール園」
- 9.北海道の海の幸・山の幸がいっぱい!「中央卸売札幌場外市場」
■自然を楽しむスポット
- 10.アートと自然の融合を堪能する「モエレ沼公園」
- 11.寒い冬でも身体がぽっかぽかになる「定山渓温泉」
冬の札幌の天気・気候
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北海道内では温暖な地域にあたる札幌。とはいえ、冬の寒さは厳しく朝の気温はほぼ氷点下。日中でも0~5℃くらいまでしか上がりません。
例年の積雪状況は、11月に初雪が降り、1月下旬から2月上旬にかけて積雪量が増加するというケースがほとんどです。氷点下の真冬日が続くと、70~80cmほど積もることもよくあります。
そんな札幌の1日の平均日照時間は、2.7時間(12月の平均)。雪が凍結してアイスバーン状態になることもあるので、移動の際はスリップ事故や転倒に要注意です。車での移動は、スタッドレス必須。速度を落として安全運転を心がけましょう。徒歩での移動は、歩幅を小さくして歩くようにしましょう。
どんな服装で行くのがいいの?
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冬の札幌に行くときは、十分な防寒対策が必須です。アウターは防水性があるダウンや厚手のジャケットが最適で、特に、フード付きやロング丈が雪除けになるのでおすすめ。ダウンの下には、中間着としてフリースを重ね着することで、保温効果がアップします。中間着の下には保温性の高いインナーを着用するのも忘れずに。
ボトムは、ウールやコーデュロイ素材のものに厚手のタイツやレギンスを合わせると、暖かいですよ。屋外でのアクティビティやイベントを楽しむときは、防水性のオーバーズボンをプラスすると安心です。足元は厚手の靴下、靴は「滑りにくく防水性があるもの」にしましょう。
小物は、マフラーや手袋、ニット帽が必須アイテムです。防水性のある素材で厚手のタイプがおすすめ。寒い屋外と暖かい室内を行ったり来たりする場合は、脱ぎ着しやすいアイテムを着用していると、体温調節に困りません。
定番観光スポット
札幌観光の定番スポットといえば、大通公園や時計台、テレビ塔など。見どころが多い知名度抜群のスポットは、1年に何度行っても楽しめますよね。今回は、冬に行きたい7つの定番観光スポットをご紹介します。
1.雪と氷の祭典を楽しめる「さっぽろ雪まつり」
冬の札幌の定番観光スポットといえば、毎年2月上旬に開催される「さっぽろ雪まつり」です。このイベントで作られる雪氷像は、なんと200基以上!必要な雪の量は、5トントラックで約6,000台分にもなるというから、驚きですよね。
会場ごとに見どころが異なり、大通会場には大中小の雪像、プロジェクションマッピング、カーリングや巨大すべり台などがあり、華やかさはダントツです。一方、すすきの会場にはキャラクター氷像や魚入り氷像などユニークな作品が多数集結しているため、お子さんもきっと大喜び!
大通会場では、午後10時までライトアップされ、幻想的な景色を楽しめます。すすきの会場では、開催日の数日前から始まる氷像の制作風景を見ることもできますよ。豪華な内容なのにもかかわらず、入場無料なのもうれしいポイント。
2023年の開催期間は、2月4日から2月11日までの計8日間でした。毎年2月は要チェックのイベントです。
- 北海道札幌市大通り公園西
- 011-281-6400
2.札幌を代表するメインストリート「大通公園」
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札幌の中心にある「大通り公園」は、観光客や市民から親しまれている人気スポットの1つ。札幌のシンボル的存在である「さっぽろテレビ塔」と国の重要文化財である「札幌市資料館」を一直線に結んでいます。
長さ約1.5kmに及ぶ園内には、美しい花壇や芝生、約90種4,700本の樹木があり、四季折々の自然を感じられるのが魅力。冬には、草花の開花は少ないものの、雪化粧で飾られた樹齢130年と推定されるケヤキの木や背の高いハル二レの木が整然と並ぶさまはまるで絵画のよう。札幌の冬を代表する景色の一つです。
イベント会場にもなる園内では、たくさんの雪像が軒を連ねる「さっぽろ雪まつり」や幻想的な夜景が楽しめる「ホワイトイルミネーション」が冬の見どころとなっています。
- 北海道札幌市大通り公園西1丁目~12丁目
- 011-251-0438
3.札幌の歴史が感じられる重要文化財「札幌市時計台」
札幌のランドマーク的存在ともいえる、札幌市時計台。赤い屋根に白い壁が印象的ですが、当初の壁の色はグレー、その後はグリーンだったそうです。明治時代に建造された重要文化財で、時計機械は明治14年に始動して以来、消耗部品以外は交換していません。明治時代の姿のまま現在も動いている時計は、世界でも数台しかないとのこと。
時計台では毎正時に時を告げる鐘を鳴らすので、観光するならば正時を狙ってみては?特に、11時や12時など、鐘の数が多い時間帯だと、鐘の音をたくさん楽しめますよ。
現在は資料館として整備されており、展示室では、札幌の時計台と世界12ヶ所の時計や教会の鐘の音をヘッドホンで聴けたり、時計台修復の様子を映像で観たりすることもできます。雪化粧した時計台は、いつもとは雰囲気が異なり、とってもロマンチック!デートスポットにも最適です。
- 北海道札幌市中央区北1条西2丁目
- 011-231-0838
・会館期間:8:45~17:10(入館は17時まで)
・休館日:年始(1月1日~1月3日)
・観覧料:大人個人200円(高校生以下無料)、大人団体180円(20名以上の場合)
4.冬の札幌の絶景を一望できる「さっぽろテレビ塔」
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夜になるとライトアップされるさっぽろテレビ塔は撮影スポットとして人気ですが、塔内にある展望台にも、ぜひ足を運んでみてください。地上90.38mの展望台からは、大通公園から日本海、石狩平野までを一望できる大パノラマが広がります。冬は、さっぽろ雪まつりやホワイトイルミネーション、YOSOKOIソーラン祭りなどのイベントも見渡せて、とっても贅沢!
展望台フロアの注目スポットといえば、怖窓(こわそ~)。足元から天井まで続く1枚ガラスになっているうえ、まどが外側に傾いているつくりなので、スリル満点です。塔内には、お土産ショップや札幌市街で最も高い場所にある神社などもあるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。さっぽろテレビ塔は札幌の中心にあるので、札幌市内観光がてら気軽にアクセスできますよ。
- 札幌市中央区大通西一丁目
- 011-241-1131
・営業時間:9:00~22:00(展望最終入場21:50)
・入場料:大人(高校生以上)1000円、小学生・中学生500円
5.ホッキョクグマのダイナミックな姿を楽しめる「円山動物園」
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1951年に北海道で初めての動物園として開園した「円山動物園」。2018年3月にはホッキョクグマ館、2019年3月にはゾウ舎がオープンしました。レッサーパンダやアムールトラなどに会えるアジアゾーン、カバやライオン、キリンなどに会えるアフリカゾーンのほか、さまざまな動物たちが出迎えてくれます。
特に注目してほしいのが、冬に魅力が増す動物たち。冬に活動的になるのは、ホッキョクグマやユキヒョウ、シセンレッサーパンダ、ニホンザルやエゾリスなど。雪の中でも元気に動き回る動物たちは必見です!
一方で、寒さが苦手な動物たちが、ときどき屋外に出ているレアな姿を見られることも。雪の中で動物たちがどんな行動をするのか、お見逃しなく!休憩所では、温かい飲み物や軽食を楽しみながら、動物を観察できますよ。
- 北海道札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
- 011-621-1426
・開園時間:夏期9:30~16:30(最終入園16:00)、冬期9:30~16:00(最終入園15:30)
・休園日:毎月第2・4水曜日(8月のみ第1・4水曜日、祝日の場合は翌日)、4月第2水曜日を含むその週の月~金曜日、11月第二水曜日を含むその週の月~金曜日、12月29~31日
・入園料:大人800円、高校生400円、小人(中学生以下)無料
6.クリスマスイルミネーションが華麗!「サッポロファクトリー」
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サッポロビール工場跡地に造られた「サッポロファクトリー」は、まもなく開業30周年を迎えます。歴史を感じるレンガ建築が、とっても素敵!地下から4階まで吹き抜けの全天候型巨大アトリウムは開放的で、冬になると、イルミネーションが素敵なクリスマスツリーが設置され、華やかに。
敷地内にはレストランや軽食が食べられるフードショップが点在しているので、食事タイムに立ち寄ってはいかがでしょう?スープカレーやハンバーグなどしっかりとごはんを食べられる店のほかにも、コーヒーやスナックなどを楽しめる店もあります。ビール好きな方ならば、サッポロビールの歴史を学べる「札幌開拓使麦酒醸造所」がおすすめ。見学は無料です。
ほか、敷地内には重厚感ある佇まいが印象的な「ホテルクラビーサッポロ」もあるので、ここを拠点に観光するのもいいですね。
- 北海道札幌市中央区北2条東4丁目
- 011-207-5000
・営業時間:ショッピング10:00~20:00、レストラン11:00~22:00※一部営業時間が異なる店舗有
7.工場見学や人気のお菓子作り体験もできる「白い恋人パーク」
白い恋人といえば、北海道みやげの定番。札幌には「白い恋人」のテーマパークがあるのをご存じですか?工場見学やおかし作り体験だけでなく、チョコレートの歴史も学べる盛りだくさんの内容です。さらにカフェではオリジナルスイーツが味わえるので見逃せません。
おままごとやゲームが楽しめる「ガリバータウン・ポッケ」やクッキーにデコレーションできる「お絵描き体験」などもあるので、子供連れの方にもおすすめです。
英国風の庭園には、夏はバラが咲き誇り、冬はイルミネーションが煌めいて、とってもロマンチック。まさにスイートなひとときを過ごせます。思う存分楽しんだ後は、おみやげを買うのも忘れずに。限定商品もあるので、要チェック!来館の記念に「白い恋人オリジナルデザイン缶」も作れるので、記念にいかがですか?
- 札幌市西区宮の沢2-2-11-36
- 011-666-1481(10:00~17:00)
・営業時間:10:00~17:00(冬季営業や年末年始は営業時間変更になる場合が有)
・定休日:年中無休
氷の上に乗るドキドキ感を味わえる「支笏湖アイスウォーク」
「オーシャンデイズ」が開催する”支笏湖アイスウォーク”の舞台となるのは、支笏湖。札幌中心部から車で90分のところで、世界有数の透明度を誇る湖です。いつ割れるかわからない氷の上を歩くって、日常ではなかなか味わえないスリルですよね。
氷の上でジャンプしたり、割れた氷の中に飛び込んでみたりと、氷の世界を満喫できます。氷が割れても、完全防水で保温性の高いドライスーツを着用しているから、寒さを感じません。
参加者4人までまたはグループごとに1人のガイドが付く少人数制なので安全性も心配なし。持ち物はタオルだけだから、気軽に参加可能です。ツアーを運営するオーシャンデイズでは、支笏湖のすぐそばにゲストハウスを運営しているので、宿泊もOK!北海道旅行の中継地としても重宝しますよ。
- 北海道千歳市支笏湖温泉 オーシャンデイズ兼シコツカムイ(支笏湖温泉駐車場商店街内)
グルメスポット
札幌の大きな楽しみのひとつが冬グルメ。定番の札幌ラーメンやスープカレー、ジンギスカン、そして冬に美味しいホクホクのじゃがいもや新鮮なぷりっぷりのカニといった食材も見逃せません。冬ならではの味覚であるジビエも外せないですよね。今回は、おすすめのグルメスポットを2つご紹介します。冬の札幌に行くときは、ぜひ参考にしてみてください。
8.生ビールとジンギスカンを満喫しよう!「サッポロビール園」
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生ビールやジンギスカン好きにとってはたまらない「サッポロビール園」。ここには、雰囲気が異なる5つのレストランがあります。活気があるビヤホールの雰囲気を楽しむなら「ケッセルホール」、クラシカルで重厚感漂う雰囲気を味わうなら「トロンメルホール」、開放的な空間や完全個室で寛ぐなら「ポプラ館」がおすすめ。
落ち着きのあるホールで、色々な味付けのジンギスカンを楽しめる「ライラック」、洗練された空間で、ワンランク上のラム肉を堪能できる「ガーデングリル」もあるので、そのときの気分に合わせて選べます。
お時間のある方は、サッポロビール博物館で、ビールの歴史を学んでみませんか?自由見学後には、試飲(有料)もありますよ。園内の至るところに、絶好の撮影スポットもあるので、お見逃しなく!
- 北海道札幌市札幌市東区北7条東9丁目2-10
- 0120-150-550(サッポロビール園総合予約センター)
・営業時間:11:30~21:00(ラストオーダー20:40)
・定休日:12月31日
9.北海道の海の幸・山の幸がいっぱい!「中央卸売札幌場外市場」
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北海道の新鮮な海の幸や山の幸を食べたいし、お土産も買いたいけど、あちこち行く時間がないときは、「中央卸売札幌場外市場」に行ってみてください。ジャガイモやトウモロコシ、タラバガニや毛ガニなどを販売する約60もの店舗が10ブロックに続いて軒を連ねており、一度にいろいろ見るには最適です。
食堂では、新鮮な食材を使用した旬の料理を提供しているので必見!北海道の冬の味覚といえば、タラコやイクラ、帆立貝、鮭やうに、ズワイガニやタラバガニ。海鮮丼や焼きそば、焼き物など素材を生かしたメニューが揃います。場外市場は早朝6時から営業しているので、朝食を食べるのもいいかも。
あれもこれも食べられないというときは、お土産にして自宅に送りましょう。道内・道外共にすべて即日発送されるので、帰宅してからも、新鮮なままの北海道の味覚を堪能できます。市場直結だから、良心価格なのもうれしいポイント。
- 札幌市中央区北11条西21丁目1番7号214
- 011-621-7044
・営業時間:6:00~17:00(店舗により営業時間が異なる)
・定休日:年中無休(店舗により休日は異なる)
自然を楽しむスポット
札幌は観光やショッピングを楽しめるうえ、公園や山、温泉など自然を満喫できるスポットも充実しています。自然と文化が調和する札幌の中でも、特におすすめの2ヶ所をご紹介します。
10.アートと自然の融合を堪能する「モエレ沼公園」
彫刻家イサム・ノグチがデザインしたアートパークです。コンセプトは「全体をひとつの彫刻作品とする」で、森の中にあるカラフルな遊具ひとつとっても、自然とアートが絶妙な融合を果たしており、世界観に引き込まれます。
園内には計15の施設があり、中でも市内を一望できるモエレ山、レストランやギャラリーがあるガラスのピラミッド、最大25mまで噴き上げる海の噴水は人気のスポット。特に、ガラスのピラミッドは独特の形態で、インパクト抜群!冬には、一面に広がる雪原の景色と一体化していて、その美しさに魅了されます。
この公園最大の造形物であるモエレ山からは、公園全体を見渡せて気分爽快!冬は、歩くスキーやスノーボード、ソリ遊びを楽しむ人たちで賑わっています。用具のレンタルもあるので、気軽に利用できますよ。アートと自然を楽しめる「モエレ沼公園」で、心身ともにリフレッシュしましょう。
- 札幌市東区モエレ沼公園1-1
- 011-790-1231
・営業時間:7:00~22:00
・定休日:無休(園内各施設は定休日有)
11.寒い冬でも身体がぽっかぽかになる「定山渓温泉」
札幌中心部から車で約1時間のところにある「定山渓温泉」は、年間約240万人の人が訪れる人気の温泉地です。川沿いに旅館やホテルなどが建ち並んでおり、温泉街独特の雰囲気を味わえるでしょう。宿泊のほか日帰り入浴も受付けています!
源泉は56ヶ所もあり、60~80℃のお湯が毎分8,600リットルも湧き出すそう。水質は無色透明でまろやかな塩辛さが特徴。入浴すると肌に塩分が付着して汗の蒸発を防いでくれるから、身体の芯からぽっかぽかにあったまりますよ。足湯や手湯だけでも、効果を実感するはず。
このエリアは自然に恵まれており、周辺には景勝地や散策路、スキー場もあるから、のんびりと景色を眺めて過ごしたい方もアクティブに体を動かしたい方も大満足間違いなしです。
- 北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目
- 011-598-2012
冬の札幌を満喫しよう!
冬の札幌は、あったかグルメ、ウィンタースポーツやイベントなど、楽しみが盛りだくさん!一度は行ったことがある定番スポットでも、雪景色やイルミネーションなどの冬ならではの楽しみ方があるので、見逃せません。万全の防寒対策をして、思う存分冬の札幌を満喫してくださいね。
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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