冬の北海道は2月がアツい!雪まつり&雪遊びスポットを大特集 2020.01.11 スノーモービル 北海道
冬に北海道旅行をするなら、なんといっても2月がおすすめです。
さまざまな雪まつりが開催されていて、この時期にしかできない体験が盛りだくさん!
真冬だからこそ楽しめるアクティビティも2月は大充実。北海道ならではの本格的な寒さを体感しに出かけましょう。
今回は、2月に開催される雪まつりの魅力と氷雪で思いっきり遊べるツアーを厳選して紹介します。
【目次】
■これだけは見ておきたい!北海道のおすすめ雪まつり
- 1.さっぽろ雪まつり
- 2.小樽雪あかりの路
- 3.層雲峡温泉 氷瀑まつり
- 4.おとふけ十勝川白鳥まつり「彩凛華」
- 5.しかりべつ湖コタン
■真冬の北海道で体験したいアクティビティはこれ!
- 6.十勝の大雪原を犬ぞりで駆け抜ける
【column】犬ぞり大会を見に行こう
- 7.富良野の銀世界をスノーモービルで走る
- 8.神秘的な大滝氷筍洞窟を目指して冒険!
【column】北海道の2月は万全の防寒対策が必須!
<<北海道で体験できるアクティビティツアーの一覧はこちら>>
これだけは見ておきたい!北海道のおすすめ雪まつり
1〜3月にかけて北海道の各地で開催されている雪まつりをはじめとするイベント。開催数が多く、すべてを見るのは難しいので、2月に見たいイベントを厳選して紹介します。開催期間と場所をチェックして、ぜひ複数訪れてみてください!
1.北海道の冬の風物詩といえば「さっぽろ雪まつり」
北海道を代表する冬の一大イベントといえば、毎年2月上旬に開催される「さっぽろ雪まつり」。札幌の都心部にある大通公園を含む3つの会場に約200の雪氷像がずらりと並ぶ、壮大な雪と氷の祭典です。
大通会場では、迫力満点の大雪像が見物できるだけでなく、スケートリンクやプロジェクションマッピング、グルメなど気になるコンテンツがたっぷり。すすきの会場は“氷を楽しむ”をテーマに、繁華街が繊細な氷像作品で彩られます。
いずれも夜にはライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気に一変!映える写真がたくさん撮れそうです。
雪でアクティブに遊びたいなら、つどーむ会場へ行ってみましょう。すべり台やスノーラフトが楽しめるだけでなく、屋内スペースには休憩所や飲食ブース、子供向けのアトラクションなどもあります。こちらは子供連れで訪れるのにおすすめですよ。
- 大通会場(大通公園 西1丁目~西12丁目)/すすきの会場(南4条通から南7条通までの西4丁目線(駅前通り)市道)/つどーむ会場(札幌市スポーツ交流施設コミュニティドーム 札幌市東区栄町885-1)
- 011-281-6400(さっぽろ雪まつり実行委員会)
[大通会場・すすきの会場]
・開催期間:2020年2月4~11日24時間(ライトアップは大通会場22:00まで、すすきの会場23:00まで)
[つどーむ会場]
・開催期間:2020年1月31日~2月11日9:00~17:00
2.歴史ある街並みがキャンドルで灯される「小樽雪あかりの路」
「小樽雪あかりの路」は、毎年厳寒の2月に10日間だけ開催される雪と氷、明かりが織りなす幻想的なイベントです。期間中は、延べ12万本以上のキャンドルに点火。夕暮れ時から夜にかけて、温かな明かりが小樽の歴史ある街並みをやさしく包み込みます。
JR函館本線「小樽」駅から徒歩10分ほどのところにある旧国鉄手宮線の廃線跡地は、小樽の人気観光スポットであり、同イベントのメイン会場の1つ。雪に覆われた線路沿いにスノーキャンドルが飾られ、柔らかな明かりがもてなしてくれます。ここでは心地良い静けさとローカル感に癒やされるはず。
小樽運河沿いの路上には、ほのかに揺らめく氷の照明が並び、水面にはガラスでできた数百もの浮き玉キャンドルの灯りが彩ってまるで天の川を見ているかのよう!夢のような夜の散策を楽しみましょう。
そのほかにも天狗山や小樽芸術村、運河プラザなど市内約40ヶ所が会場となり、各会場を巡るスタンプラリーを実施。明かりとともに趣向をこらしたおもてなしがあるので、チェックして訪れてみてください。
- 手宮線会場(手宮線跡地)、運河会場(小樽運河沿い)の2大メイン会場のほか、小樽市内各所
- 0134-32-4111(小樽雪あかりの路実行委員会事務局)
・開催期間:2020年2月9~16日(8日は前夜祭)
・開催時間:17:00~21:00
3.圧倒的スケール!神秘的な氷の王国を楽しめる「層雲峡温泉 氷瀑まつり」
上川郡上川町の大雪山の麓にある渓谷「層雲峡(そううんきょう)」。旭川から車で約1時間半ほどの場所にあり、北海道有数の温泉地としても知られています。氷点下15℃前後にまで冷え込む極寒の時期に開催されるのが「層雲峡温泉 氷瀑まつり」です。
1万平方メートルもの広大な敷地に氷柱や氷のトンネル、アイスドームなど、さまざまな氷の造形物が展示され、この時期だけの神秘的な氷の王国が誕生します。
“銀河系”をテーマにしたメイン氷像のトンネルに入ると、天井からはシャンデリアのように吊り下がる巨大なつららが!アイスクライミングや氷の滑り台など、氷の国ならではの体験も見どころです。
夜には七色の光にライトアップされ、会場全体が幻想的な雰囲気に包まれます。氷像の中にはユニークな写真が撮れるフォトスポットも用意されていますよ。
イベント期間中は花火の打ち上げも実施(一部平日を除く)。真冬の澄んだ空気の中で眺める花火は、思い出に残ること間違いなしですね。防寒対策を万全にして楽しんでください。
- 北海道上川郡上川町層雲峡
- 01658-2-1811(層雲峡観光協会)
・開催期間:2020年1月23日~3月15日
・開催時間:13:30~21:30(2月4~11日は9:00~)
・料金:協力金として500円(協力記念のポストカードと甘酒1杯プレゼント)
4.幻想的な音と光のファンタジックショー「おとふけ十勝川白鳥まつり 彩凛華」
冬の十勝を代表するイベントといえば「おとふけ十勝川白鳥まつり 彩凛華(さいりんか)」。十勝川温泉に毎年飛来する白鳥にちなみ、河東郡音更町で開催されます。
十勝が丘公園の雪原に約600個のオブジェが光の森を作り、音と光を連動させたファンタジックショーが冬の夜を幻想的に演出。ここでしか見られない美しい空間に五感が刺激され、心ときめくはず!
氷点下の風を切って雪上コースを滑走する迫力満点の「スノーラフティング」や源泉掛け流しの手湯、凍るシャボン玉・スノーキャンドル作りなど、冬ならではのアトラクションも豊富に楽しめます。
イベント期間中は氷点下10℃を下回る日もしばしば。会場内にある休憩所はビニールハウスを利用したあったか空間で、冷え切った体をポカポカにしてくれるホットドリンクやオリジナルメニューも味わえます。
十勝川温泉街のすぐ近くで開催されているので、イベント後は温泉に入って体の芯から温まれます。心身ともに癒やされて、感動的な一夜を締めくくりましょう。
- 十勝が丘公園(北海道河東郡音更町十勝川温泉北14丁目)
- 0155-32-6633(音更町十勝川温泉観光協会)
・開催期間:2020年1月25日~2月24日
・点灯時間:19:00~21:00
5.氷と雪だけで作られた幻の村が出現「しかりべつ湖コタン」
然別湖は、北海道のほぼ中央部にある大雪山国立公園の南端に位置し、道内で1番高い場所にある湖。豊かな自然が今もなお色濃く残る場所です。
ここに1月末からわずか60日間だけ現れる幻の村があるのをご存じでしょうか?それが「しかりべつ湖コタン」です。“コタン”とはアイヌ語で村を意味し、この村の建物は氷と雪だけですべて作られているという幻想的なもの。
開放感満点の「氷上露天風呂」や、凍った湖水から作ったアイスグラスでドリンクをいただける「アイスバー」、実際に結婚式が挙げられるロマンチックな「アイスチャペル」など、日常を忘れてしまう特別な体験がいっぱい!
イグルー(雪の家)に極寒地用シュラフで眠るアイスロッジ宿泊体験など、めったにできないことにも挑戦できます。雪に覆われた湖上を散策するクロスカントリースキーツアーや美しい星空を満喫しに出かけるナイトウォッチングなど、冬ならではのアクティビティも満載。
春には溶けてすべてなくなってしまうまるでおとぎ話のような世界へ、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。
- 然別湖畔(北海道河東郡鹿追町北瓜幕)
- 0156-69-8181(然別湖コタン実行委員会)
・開催期間:2020年1月25日~3月22日
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北海道へ行く前に読んでおきたい!観光記事まとめ
真冬の北海道で体験したいアクティビティはこれ!
犬ぞりやスノーモービルなど、冬の北海道ならではのアクティビティに挑戦して旅を思い出深いものにしませんか。見るだけでなく自らが白銀の世界へ飛び込む体験は、一生の宝物になるはずです!
6.ゲルでのランチも◎!大雪原を犬ぞりに乗って駆け抜ける
広大な雪原を犬ぞりに乗って駆け抜ける…そんな夢みたいな体験が北海道なら初心者でもできるんです!
紋別郡遠軽町で体験できるのが「アウトライダー」主催の“1DAYアドベンチャーツアー”。
犬ぞりを操縦するマッシャー(犬ぞり使い)はガイドではなく、参加者自身。2〜4頭のそり犬で自分だけのチームを編成したら、大雪山系の山々を背景に広がる天狗平・白滝高原を舞台に、往復約20kmのロングトレイルに出発!
犬ぞりはとても静かな乗り物。犬たちの息づかい、そりの軋む音、自然の音を感じながら雪原を駆け抜けましょう。
お昼には遊牧民が住居に使うテント“ゲル”の中で、地元食材を活かした温かいランチをいただきます。北の大地ならではの体験が詰まったおすすめのツアーです。
- 北海道紋別郡遠軽町白滝上支湧別235 アウトライダー犬舎(支湧別小学校跡 校舎)
ひたむきな犬の姿に感動!犬ぞり大会を見に行こう
犬ぞり体験ツアーに参加したら、今度はレース大会に足を運んでみませんか?北海道で行われる三大犬ぞり大会のうち、2月に開催される2つを紹介します。
1つ目の犬ぞりレースは、新千歳空港や札幌の中心地からも近い恵庭市のえこりん村を舞台に開催される「えにわ犬ぞり大会」。
迫力あるレースが展開されるだけでなく、一般参加型イベントの「かけっこワンワン!」や、芋煮の無料サービス(1日100食限定)、えにわマルシェなど楽しい企画がいっぱいあり、子供から大人まで満喫できます。
もう1つは稚内で開催される「JAPAN CUP 2020 全国犬ぞり稚内大会」。
映画『南極物語』に出演した犬のタロ・ジロが稚内へ贈られたことがはじまりで、“犬たちの甲子園”と称されるほどのビックイベントです。全国のマッシャーが憧れを胸に、我こそは!と集結するのだそう。こちらもレース観賞はもちろん、犬ぞり体験や愛犬自慢コンテストなど、犬好きにはたまらないコンテンツをたっぷり楽しめますよ。(写真/PIXTA)
- えこりん村内特設会場(恵庭市牧場281-1)
- 0123-34-7800(第9回えにわ犬ぞり大会実行委員会)
・開催日:2020年2月1・2日
- 北海道稚内市・大沼特設会場
- 0162-23-6272(全国犬ぞり稚内大会実行委員会事務局)
・開催日:2020年2月22・23日
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7.広大な富良野の銀世界をスノーモービルで駆け抜けよう
一面の銀世界を颯爽と駆け抜けるスノーモービル。スキーやスノーボード同様に、凛とした冬の空気を全身に感じながら、スピード感を楽しめる冬のアクティビティです。実は、免許がなくても運転できるって知っていましたか?
スノーモービル初心者におすすめなのが「レジャーガイド遊び屋」が主催する“スノーモービル10kmコース”。
事前にスノーモービルの操作方法について丁寧にレクチャーし、参加者のレベルに合わせてガイドが先導してくれるので、初心者でも安心です。富良野の広大なフィールドを、誰にも邪魔されることなく自由に走り回りましょう。
排気量は250ccのほか、よりスピード感を味わいたい人のために340ccも用意。340ccでは2人乗りもできるので、カップルにぴったりです。また大人との2人乗りなら、子供は5歳から参加OK!スタイルに合わせてスノーモービルを選べるのがうれしいですね。
JR「富良野」駅や富良野市内の宿泊施設から無料送迎のサービスもあり。雪道での車の運転に不安がある人も気軽に参加できます。
- 北海道富良野市字学田三区4746番 レジャーガイド遊び屋ツアーオフィス
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8.神秘的な氷の世界が広がる大滝氷筍洞窟を目指して冒険!
数々のメディアで紹介された冬の北海道を代表する氷の芸術「大滝氷筍(ひょうじゅん)洞窟」。
約2,500本もの氷筍が立ち並ぶ神秘的な氷の世界が広がる洞窟です。この洞窟を目指して冒険心あふれる体験をできるのが「大滝アウトドアアドベンチャーズ」が開催する“大滝氷筍洞窟探検ツアー”。
沈まずに雪の上を歩けるスノーシューを履いて、大雪原から雪に覆われた林道を突き進み、アップダウンのほとんどない往復5kmのルートを楽しみましょう!
道中ではガイドから大滝エリアやアイヌ民族の歴史を聞いたり、野生動物が残した痕跡からそこに住む動物たちの姿を想像したりと、ワクワクしながら歩けます。
洞窟に到着したら、キラキラした無数の氷の柱が出迎えてくれますよ。自然が生み出した奇跡の芸術作品に思わず見入ってしまうはず。
ひとしきり氷の世界を堪能したら、温かい飲み物とクッキーでほっとひと息!開放感たっぷりのティータイムにや癒されることでしょう。帰り道では、童心に返ってスノーシューレースや雪合戦といった遊びをできる大満足のツアーです。
- 北海道伊達市大滝区優徳町113 大滝まちづくりネットワークサイト内
北海道の2月は万全の防寒対策が必須!
2月といえば1年の中でもっとも気温が下がる時期。北海道の1日の平均気温は氷点下となり、まさに極寒です。札幌の平年値は、最高気温0.1℃、最低気温−6.6℃。雪深い十勝地方の平年値は、最高気温−0.6℃、最低気温−12.6℃とさらに寒さが厳しくなります(気象庁調べ)。
長時間屋外で楽しく過ごすには、万全の防寒対策を心がけましょう!厚手のコートやダウンの着用はもちろんのこと、保温や発熱効果の高いインナーに暖かいセーターやフリースなどを上手く重ね着して工夫してください。
またマフラーやネックウォーマー、帽子、イヤーウォーマー、手袋といった防寒小物も欠かせません。必要であれば、カイロでお腹や腰回り、足先などを温めておくのも効果的です。
雪遊びを快適に楽しみたいなら、動きやすくて防寒性に優れたスキーやスノーボードウエアを着ちゃいましょう。活発に遊ぶ小さな子供には上下つなぎタイプのジャンプスーツがおすすめ!お腹の部分から風や雪が入る心配がないので、冷えから守ってくれますよ。
最後に大切なのは、足元!路面が凍結していることが多いので、滑り止め効果と防水性に富んだスノーシューズを履きましょう。手持ちの靴に気軽に装着できて、滑り止めになるスノースパイクも持っていると便利です。(写真/PIXTA)
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アウトドアレジャー予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、ほかにもで北海道で体験できるスノーアクティビティを多数紹介しています。こちらもぜひご覧ください!
(文:Miki Watari)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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