“島時間”をのんびり過ごす。奄美大島ゆったり観光スポット29選 2019.07.25 奄美大島
仕事や家事、子育てに忙しい毎日を過ごしているあなた。たまにはのんびりゆったりをテーマに、旅に出てみませんか?
東洋のガラパゴスとも呼ばれる鹿児島の奄美大島は、スローな時間を楽しむのにぴったりな場所。はるか向こうまで続く白い砂浜や“アマミブルー”と呼ばれる透き通った海は、ただただのんびりと眺めたくなる美しさです。
また「シマジューリ」と呼ばれる郷土料理を心ゆくまで堪能したり、島民とのふれあいを楽しんだり、自然と共存する島の伝統文化にふれたりと、のんびり旅だからこそ味わえる至福の時間があなたを待っています。
今回は、ぜいたくな時間を満喫したいあなたにおすすめの奄美の観光スポットをご紹介。自然、文化、グルメなどのテーマ別に29スポットをまとめましたので、このガイドを手に次の休みはさっそく奄美大島へと出かけてみてはいかがでしょう?
【目次】
■奄美大島へのアクセス
■美しい大自然を満喫できるスポット
- 1.土盛海岸
- 2.倉崎海岸
- 3.ハートロック
- 4.龍郷町モーターパラグライダー
- 5.崎原海岸
- 6.奄美大島シュノーケリング
- 7.ホノホシ海岸
- 8.水中観光船せと
- 9.黒潮の森マングローブパーク
- 10.金作原原生林
- 11.金作原原生林散策とマングローブカヌー
- 12.マテリヤの滝
- 13.ソテツ・バショウ群生地
- 14.大浜海浜公園
- 15.奄美海洋展示館
■奄美の歴史・文化スポット
- 16.ケンムン村
- 17.大島紬村
- 18.鹿児島県奄美パーク
■奄美のおすすめグルメスポット
- 19.鶏しん
- 20.脇田丸
- 21.開運酒造
- 22.喜多八
- 23.郷土料理 かずみ
- 24.吟亭
- 25.永田橋市場・末広市場
■ぜひこちらも立ち寄りたい!「加計呂麻島」
- 26.スリ浜
- 27.加計呂麻島自然海塩工房
- 28.奄美シーカヤックマラソンIN加計呂麻
- 29.加計呂麻島ハーフマラソン
<<奄美大島で体験できるレジャーの詳細はこちら>>
奄美大島へのアクセス
奄美大島の空の玄関口、奄美空港へは、鹿児島から毎日数便のフライトがあるほか、羽田と成田、関西、伊丹、福岡、那覇の各空港から便が出ています。
また鹿児島からはフェリーでも行けます。11時間ほどかかりますが「出発からスローな旅を満喫したい!」という人には特におすすめです!
奄美といえばまずここ!手つかずの自然を満喫できる15スポット
透明度の高い海や美しいビーチ、島の大部分を占める豊かな森、国内第2位の規模を誇るマングローブ林などの大自然に抱かれながらのんびりと時間を過ごせるのが奄美大島の魅力。
とっておきの時間を過ごせるスポットを紹介していきます!
1.奄美でも屈指の美しさ!“ブルーエンジェル”こと「土盛海岸」
奄美大島で最も美しい場所といわれているのがここ「土盛(ともり)海岸」!サンゴ礁のリーフに囲まれた遠浅の海はどこまでも透き通っていて、いくら眺めていても飽きません。“ブルーエンジェル”の愛称で呼ばれているのも納得の美しさです。
また、岩場のエリアで干潮時にできる小さなタイドプールは、ビーチコーミング(貝殻やサンゴなど、海からの漂着物を収集すること)を楽しむのにぴったり!子供からお年寄りまで一緒になって磯遊びを堪能できます。
奄美空港から車で約5分というアクセスの良さも人気の理由。地元奄美の人たちも愛するおすすめのビーチです!
- 鹿児島県奄美市笠利町大字宇宿
- 0997-52-1111(奄美市紬観光課)
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2.白から青へと変化するグラデーションが美しい!「倉崎海岸」
一説には隕石が衝突したことで形成される“隕石孔”だといわれ、奄美クレーターとも呼ばれる赤尾木湾。なだらかな円を描くその湾の中で、変化していく海の色がとても幻想的だと評判の「倉崎海岸」は、地元の人もイチ押しのビーチスポット!
真っ白な砂浜から海の沖に向かって、淡いエメラルドグリーン、濃いネイビーブルーへと変わるグラデーションが実に美しく、見る者の心をつかんで離しません。夏には多くの海水浴客やキャンパーも訪れる人気スポットです。
奄美空港から車で約25分。ちょっとした時間があれば気軽に立ち寄れる絶景なので、ぜひ訪れてみてくださいね。
- 鹿児島県大島郡龍郷町芦徳
- 0997-62-3111(龍郷町産業振興課)
3.女子旅やカップル旅行におすすめのパワースポット「ハートロック」
「ハートロック」は、恋のパワースポットとして訪れる人も多い人気のスポット。自然が生んだハート型の潮だまりではフォトジェニックな写真が撮れ、それを携帯の待ち受けにすると恋愛運が上昇するという噂も。
奄美空港から車で約15分で着きますが、気をつけなければいけないのは、ハートが姿を現すのが干潮時のみという点。干潮の前後1時間、潮位が80cm以下だと見られるそうなので、ぜひ潮汐の時間を調べた上で訪れましょう。
干潮であればハートの型は年中見られますが、特におすすめの時期は1月から3月ごろにかけてです。周りの岩にアオサが生え、その緑と海水の青が美しいコントラストになります。
ハートの中をのぞけば、取り残された美しい魚が見られるという楽しみも。カップルでの旅行や女子旅にぜひおすすめしたいスポットです。
- 鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木
- 0997-62-3111(龍郷町役場)
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4.奄美を空から一望!ビギナーも安心のモーターパラグライダー体験
ハートロックのすぐ近くで開催されているのが「ハッピースカイ」の“奄美大島モーターパラグライダー15分コース”です。上空150mまで上昇し、奄美の美しい海岸やサンゴ礁を空から眺めるというとっておきの体験ができます。風を切って進む爽快体験をぜひ味わってみましょう!
また「ハッピースカイ」のツアーでは、エンジンだけに頼らず風をうまく利用して飛ぶため、静かな空で鳥になったような感覚を味わえます。パイロットと同乗するタンデムフライトなので操作はお任せでき、参加者は上空からのフォトジェニックな景色を写真や動画にしっかり残せます!干潮の時間を狙って予約すれば、空からきれいなハートロックを見られますよ。
開催場所は奄美空港から車で約15分。龍郷町北部か笠利町に宿泊の人は、宿泊施設から無料送迎があるのもうれしいですね。
- 鹿児島県大島郡龍郷町 ビラビーチ(※風の状況により集合場所が変更になる場合あり)
5.南国植物に囲まれ、プライベートビーチ気分を満喫
隠れ家的なビーチをお探しの人にぜひおすすめしたいのが「崎原海岸」。白い砂浜と海の透明感に驚くこと間違いなしの場所です!
アクセスは奄美空港より車で約40分。主要道路から離れており、車がすれ違うことの難しい細い道を通るので、地元の人もあまり訪れることのない穴場スポットとなっています。
ビーチまでたどり着いたら、白浜に沿って生えるアダンの木の木陰で海を眺めてのんびり過ごしたり、アダンの木に登って楽しんだりと、プライベートな時間を満喫できます。夏には南国特有の植物であるオオハマボウ(別名ユウナ)がハイビスカスに似た黄色い花をつけ、南国気分をいっそう盛り上げます。
手つかずの自然が広がる場所ですが、シャワーとトイレは完備されているので、女性も安心して立ち寄ってみてください。
- 鹿児島県奄美市笠利町大字喜瀬
- 0997-63-1111(笠利総合支所)
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6.高確率でウミガメに会える!夢のシュノーケリング体験
海の透明度の高い奄美大島でシュノーケリング!今回は、奄美空港からたった3分、とっても参加しやすい「サンゴとヤドカリ」の“奄美大島 シュノーケリングツアー”を紹介します。
奄美の海では、美しい珊瑚礁や色とりどりの生き物たちとたくさんふれあえます。ウミガメに出会える確率が高いエリアで開催するので、タイミングによってはウミガメと一緒に泳ぐという体験も!エサやりタイムには、たくさんの魚たちが寄ってくるのもたまりません。
ツアーに同行する代表ガイドは、元水族館の飼育係。生き物について詳しく解説してくれるので、子供はもちろん大人も楽しめます!
- 鹿児島県奄美市笠利町節田1923-1
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7.石の音が鳴り響く不思議なビーチ「ホノホシ海岸」
奄美大島の数ある海岸の中でもひと味違った場所として知られているのが、島の南端にある「ホノホシ海岸」です。
ビーチは砂浜ではなく、打ち寄せる荒波により削られた大小の玉石が広がっています。その石が、波が引く時に擦れ合い「コロコロカラカラ」と音を立てるのが大きな特徴。特に風の強い日は大きな石も動くため、「ゴロゴロガラガラ」という太鼓のような音を楽しめます。
潮の流れが速い影響で海水浴はできませんが、磯釣りや船釣りでは有名なポイント。タコやカツオ、タイ、伊勢エビなどの高級食材の釣り場としても知られています。近隣には駐車場やトイレが整備されているため、立ち寄りやすいのもうれしいですね。
- 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋船津
- 0997-72-1111(瀬戸内町役場)
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8.「水中観光船せと」で海中探索を楽しもう
奄美大島と加計呂麻島(かけろまじま)の間にある大島海峡で、海中観光のできる半潜水船が「水中観光船せと」です。船体下にある展望室から、色とりどりのサンゴ礁や魚たちを間近に観察することができます。
遊覧コースは、外海に近くサンゴが豊富な“安脚場コース”、海峡内のため波が穏やかで熱帯魚が多い“黒崎コース”、さまざまな熱帯魚やサンゴ礁が見られる“瀬戸埼コース”の3つ。当日の気象と海の状況により、いずれかのコースとなります。
瀬戸内町はクロマグロの養殖地として知られる場所。せとが発着する「せとうち海の駅」には巨大マグロのオブジェがあり、記念写真のスポットとして人気です。レストランも併設されているので、新鮮な海産物をぜひご賞味あれ。
- 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋大湊26-14 古仁屋漁港ターミナルビル1階(せとうち海の駅)
- 0997-72-1326
・営業時間:8:30~17:30(※運航は12時台を除いた9:30~16:30の1時間ごと)
・料金:大人2,500円、子供 1,250円
9.奄美ならではの動植物に会える!貴重なネイチャースポット
奄美市住用町に広がるマングローブ林は71ヘクタールもの広さがあり、西表島に次いで日本で2番目の規模を誇ります。そのマングローブ原生林のすぐそばにある公園が「黒潮の森 マングローブパーク」。遊歩道から、もしくはカヌーツアーでマングローブを間近で見られるスポットです。
たくさんの貴重な動植物が生息しているこの場所では、沖縄では絶滅した“リュウキュウアユ(幼魚)”が見られることも。ほかにもマングローブに生きる不思議な生き物、シオマネキやハゼなどにも出会えます。
マイナスイオンたっぷりのしんとした森は、気分をリフレッシュするのにももってこい。潮の満ち引きの関係で奥まで行けない場合もありますので、必ず時間を確認をしてから訪れてください。
- 鹿児島県奄美市住用町石原478
- 0997-56-3355
・開園時間:9:30~18:00
・入園料:大人(高校生以上)500円、小中学生300円、4歳以上100円、3歳以下無料(※カヌー料金は別途)
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10.映画にも使われた「金作原原生林」は雰囲気たっぷり!
奄美大島の中でも特筆すべき大自然が残る「金作原(きんさくばる)原生林」。古生代の大型シダ植物のような姿から「生きた化石」といわれるヒカゲヘゴや数々の亜熱帯性植物、国指定天然記念物のルリカケスやキノボリトカゲなど珍しい生き物が見られることで人気です。
近年の利用者増加による自然環境への負荷から、2019年2月より金作原原生林を訪れる際は認定ガイドの同行が義務付けられました。固有種やその生態は一般人にはかなり分かりにくいので、知識豊富なガイドの同行で原生林を120%楽しんでみてください。
散策する際は長ズボンを着用し、虫除けスプレーの持参もお忘れなく。映画『ゴジラ』の撮影も行われた原生林で、太古にタイムスリップしたかのような体験をぜひ味わってみてください。
- 鹿児島県奄美市名瀬朝戸金作原
- 0997-52-1111(奄美市紬観光課)
・料金:無料(※ツアー料金は別)
11.マングローブと金作原原生林を両方巡れる大満足ツアー!
先ほどの黒潮の森 マングローブパークと金作原原生林を両方巡れるお得な“ツアー”の紹介です。こちら3歳から参加可能なので、奄美特有の大自然を家族で楽しめます!
ツアーの最初にカヌーのレクチャーを受けたら、ガイド同行でこそ行けるマングローブ原生林の奥深くまで進みましょう。鳥の鳴き声が響きわたるフィールドは癒やし効果抜群。自然をゆったり眺めたり、カニや魚などマングローブに住む生きものを観察したりするなど、子供から大人まで楽しめる要素が揃っています。
金作原原生林では、1時間ほどの散策タイムあり。1年中青々とした亜熱帯植物が見られる原生林で、特有の生態を観察してみましょう。天然記念物であるイボイモリ、ルリカケスやキノボリトカゲにも会えるかもしれませんよ!
ツアーは、奄美空港もしくは、奄美北部~名瀬エリアの宿泊施設からの送迎付きなので、気軽に参加できます。
- 鹿児島県奄美市笠利町節田1923-1
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12.昔から変わらぬ姿をとどめる“美しき太陽の滝壺”
かつて海岸沿いに道がなかったころは、大和村と宇検村を行き来する山道の休息地点には宿場があり、訪れる旅人たちはこの「マテリヤの滝」を見てその美しさを称賛していたといいます。“本当に美しい太陽の滝つぼ”という意味の“マ・ティダ・ヌ・コモリ”という現地の言葉がだんだん訛り、マテリヤの滝といわれるようになったんだとか。
滝までの道のりは木々が生い茂り薄暗く感じるところもありますが、そこを抜けると、太陽光を受け神秘的な雰囲気漂うマテリヤの滝が現れます。静けさの中流れ落ちる水音や、美しい鳥のさえずりを聞きながら、癒やされてみませんか?
アクセスは奄美空港から車で約1時間40分、名瀬港から車で約1時間。滝のある「奄美フォレストポリス」は、ほかにも川や池の水辺で動植物の観察ができ1日楽しめる場所です。
- 鹿児島県大島郡大和村福元
- 0997-57-2111(大和村企画課)
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13.その数約6万本!山一面に広がるソテツの群生に圧倒される
ソテツは昔から薪や畑の土止めに使ったり、大島紬を染める泥田の鉄分補給に使用したりと、奄美の人々の暮らしになくてはならない植物でした。ソテツの実を使った料理の“ナリ粥”や“ナリ味噌”は地元で広く食べられているそう。
一方バショウは、かつては繊維を使い“芭蕉衣(バシャギン)”と呼ばれる着物にしたり、飢饉や戦争での代替食料として利用したりていました。芭蕉衣は涼しく肌ざわりがいいので、高温多湿な奄美や沖縄地方の着物として愛用されていたそうです。
「ソテツ・バショウ群生地」は、ソテツが山肌一面に広がる景色が見もの!南国の植物であるソテツは奄美大島でもよく見られますが、約6万本の群生はなかなかありません。隣にはバナナの木に似たバショウの群生地もあり、南国気分を盛り上げてくれます。
- 鹿児島県大島郡龍郷町安木屋場
- 0997-62-3111(龍郷町産業振興課)
14.奄美のサンセットスポットといえばココ!「大浜海浜公園」
日本の渚百選に選ばれている「大浜海浜公園」は、ビーチはもちろん、駐車場、遊歩道などから、東シナ海に沈む夕日の絶景を堪能できる場所です。
敷地内にはレストランや奄美海洋展示館、キャンプ場などの設備が充実。レストランで夕日を堪能しながらBBQを楽しめます。
美しい白い砂浜とエメラルドグリーンの海は海水浴にもおすすめ。ウミガメの産卵地としても知られていて、実際毎年6月ごろに産卵の様子を見ることもできます。奄美大島の中心地、名瀬から車で約20分ほどとアクセスしやすい場所にあるのもうれしいですね。
- 鹿児島県奄美市名瀬小宿大浜701-1
- 0997-55-6000
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15.海の生き物に関するいろいろを体験!「奄美海洋展示館」
大浜海浜公園内にある水族館「奄美海洋展示館」では、奄美近海に生息する海の生き物を飼育展示しています。
奄美の海が体感できる3つのエリアでは、ウミガメやカノコイセエビ、オニダルマオコゼなどを間近に見ることが可能。貝殻の展示コーナーでは、貝ができるまでの成長過程を、奄美大島で採取された実物の貝殻を見ながら勉強することもできます。
ハンドクラフト体験メニューは5種あり、奄美の海の素材を使ったキーホルダー作りが人気です。体験はどれも500円前後とお手頃なので、気軽に参加できますよ。
- 鹿児島県奄美市名瀬小宿字大浜701-1 大浜海浜公園内
- 0997-55-6000
・開館時間:9:30~18:00(※入館は30分前まで)
・料金:大人500円 小人300円 幼児100円、3歳以下無料
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知れば知るほど興味が湧く!奄美の歴史・文化スポット
自然とともに生きてきた奄美の人々の間には、今も独特の文化が残っています。陶芸や絹織物、芸術家による作品の数々にふれれば、また違った奄美の魅力が見えてくるはずです。
16.さまざまなプログラムを通じ、島の文化を体感!
せっかく奄美大島を訪れたなら、島に住む人々の文化や歴史にふれてみませんか?
「ケンムン村」には、伝統的なかまどを使った料理や“古代焼き”と呼ばれる陶芸、島唄など、島人になりきれるプログラムがたくさん用意されています。はじめて体験するのにどこか懐かしい、伝統的な島の生活を垣間見ることが可能です。
奄美の海水から塩を作ったり、地元で作られた黒糖を使ったお菓子を作ったりする体験は、すてきな旅の思い出になることまちがいなし!自然と共存し、その恵みをとても大切にしてきた奄美の人々の考え方や感性には、私たちの心を豊かにしてくれるヒントが隠されているかもしれません。
- 鹿児島県奄美市笠利町用安1246-1
- 0997-63-1178
・営業時間:10:00~17:00
・料金:体験により異なる
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17.あの大島紬を実際に作ることができる!「大島紬村」
大島紬発祥の地の龍郷町にある「大島紬村」では、本場奄美の最高級の大島紬が買えるだけでなく、奄美大島紬にまつわるさまざまな見学・体験も実施しています。
大島紬の生産・全工程を見学できるだけでなく、実際に織ることができる“機織り体験”や泥と藍で染めてオリジナルの大島紬を制作できる“泥染め”、大島紬を着る“着付体験”などが楽しめるのはうれしいですね。
広大な敷地内には亜熱帯植物庭園もあるので散策するのもおすすめ。体験のついでに天然記念物のルリカケスを見かけるというすてきなサプライズもあるかもしれません。
- 鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1945
- 0997-62-3100
・営業時間:9:00~17:00
・料金:(工場見学)大人500円、小中学生250円(※そのほか体験ごとに料金発生)
18.生活からアートまで、島についてのあれこれが知れる「鹿児島県奄美パーク」
広大な敷地を誇る「奄美パーク」は、奄美を知るのに最適な観光スポット。その中でもメインのスポット2ヶ所をご紹介します。
“奄美の郷”では、奄美の自然・歴史・文化を映像や展示で紹介。展示は“海の道”“シマの道”“森の道”と分かれていて、たとえばシマの道(“シマ”は集落の意)では、ひと昔前の奄美の人々の生活風景にふれられ、どこか懐かしい気持ちに浸れます。
「田中一村記念美術館」には、亜熱帯の植物や鳥などを描いた日本画家、田中一村の傑作の数々が展示されています。一村は50歳の時にその自然に魅せられ、奄美大島に移住。大島紬の工場で働きながら衣食住を切り詰め、奄美を描き続けたが認められず、没後に新聞やテレビでその存在が取り上げられ一躍脚光を浴びました。不遇の作家の傑作をぜひ観てみてください。
ほかにも、空港を離発着する飛行機を大迫力の近さで眺められる展望台は、隠れた人気スポット!笠利や喜界島も一望できますよ。
- 鹿児島県奄美市笠利町節田1834
- 0997-55-2333(田中一村記念美術館:0997-55-2635)
・営業時間:9:00~18:00(7・8月は9:00~19:00、入館は閉園時間の30分前まで)
・共通観覧料:大人620円、高・大学生410円、小中学生310円(※特別展示などの料金は別途必要)
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旅の楽しみの1つ!奄美のおすすめグルメスポット
名物の鶏飯や豚料理、極上の海の幸、黒糖焼酎など、奄美の郷土料理「シマジューリ」は旅を楽しくしてくれるポイントのひとつ。また、郷土料理とともに「島唄」が聴ける店がたくさんあるのも奄美の特徴です。食と酒を楽しみながら、奄美の夜を満喫しましょう!
19.奄美の鶏飯といえばココ!「鳥しん」
奄美で定番のグルメといえば“鶏飯”!中でも、地元でも必ず名前が出てくる名店が「鳥しん」です。
ごはんの上に裂いた鶏肉や錦糸卵、漬物、のり、ねぎなどを乗せ、大きな鉄鍋に並々と入った鶏のスープをかけていただく鶏飯は、店の看板メニュー。奄美大島を訪れる際はぜひ食べていただきたい一品です。
また鶏飯以外にも多くの島料理があるので、こちらも併せておすすめします。島唄が流れる店内で伝統の料理をいただけば、奄美の雰囲気に浸れること間違いありません!
- 鹿児島県奄美市名瀬伊津部町12-6
- 0997-53-6515
・営業時間:11:00~23:00
20.おいしい本マグロをたっぷり堪能したいなら!「脇田丸」
奄美大島を訪れたら味わいたいグルメの1つが、クロマグロ!きれいな水、安定した水温、黒潮の速い流れなど、奄美はマグロ養殖に適した環境だそう。国内養殖のおよそ6割を奄美大島産が占めているといわれています。
奄美市内にある店の1つ「脇田丸」は地元漁師が営む居酒屋。マグロをはじめ、名瀬漁港に水揚げされた新鮮な食材がふんだんに使われた料理は地元住人に好評で、常連も多い人気店です。
脇田丸でぜひ注文したいのが、刺身舟盛り!リーズナブルながら、マグロをはじめさまざまな刺身が盛り付けられているので大満足間違いなし。人気店のため、立ち寄る際は事前に予約しておくのがおすすめです。
- 鹿児島県奄美市名瀬金久町3-11-1
- 0997-52-5008
・営業時間:17:00〜24:00
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21.音で熟成!?面白い工場見学で話題の「開運酒造」
奄美大島といえば有名なのが黒糖焼酎。本場のおいしい黒糖焼酎を飲んで、リラックスしませんか。こちら「開運酒造」の代表作、黒糖焼酎の“れんと”は、東京でも多くの飲食店で取り扱われている人気の一品です。
味はもちろん、工場見学もわかりやすく、おもしろいと人気なのが「開運酒造」。こちらでは音響熟成という熟成法を採用しており、貯蔵タンクに取り付けたスピーカーから3ヶ月間クラッシック音楽を流し続けます。音楽はトランスデューサにより振動に変換され、その細かい振動がれんとの貯蔵タンクに伝わり、熟成が進むのだとか。とてもユニークですよね。
1月中旬から3月初旬ごろならば、原料の黒糖の製造工程の見学もできます。サトウキビ刈り体験や、サトウキビを絞ったキビジュースの試飲もできるそう。どのように作られているかを知ると、焼酎がもっともっと味わい深くなりそうですね。
- 鹿児島県大島郡宇検村湯湾2924-2
- 0997-67-2753
・営業時間:(見学時間)平日9:00~16:00 ※12:00~13:00を除く、日曜祝日は要問合せ
・見学料:無料
22.人気店「喜多八」のおまかせコースで郷土料理に舌鼓♪
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10202156350188838&set=br.AboDe5sKKQBUfePTjqbkvh-WcUoIjbuVuxf3RvAWqsLIge8Q2J3dMeHOv3Sq1li6M9pjr3x76zcD-bsRv5LHcZr7Z9WUWlFL0leo_Bm8E9V0tKHlpQKuWW_a7v3eRRwGunkCIuL53OShx3NlW9du-ETxm3ifEeN5KvOpt3-IpElAZ_4C5kBhUwAQCr_koCMZ19Mw2IwveOBFpZK9JuwEhGzkgy0v7AOcVbcy4Dd5q3---qZ6ZTnZ6yqtARsSploefoE&type=3&theater
「喜多八」は、奄美大島の島料理の人気店です。島人のあったかい雰囲気を感じながら、名物の味をたっぷり楽しめます。
提供しているのは、奄美の郷土料理を堪能できるおまかせコースと飲み放題が基本。黒糖焼酎を飲みながら、季節ごとの前菜やおつまみ、刺身、煮物、おそば、おにぎりなどの島料理をお腹いっぱい堪能できます。
観光客に人気でいつも混雑していますが、予約はできないので、早めの時間の来店がおすすですよ。
- 鹿児島県奄美市名瀬入舟町18-30
- 0997-54-0586
・営業時間:18:00~22:00
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23.島料理と生の島唄を堪能!「郷土料理 かずみ」
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=658513967590307&set=a.104509589657417.9000.100002951281504&type=3&theater
奄美の郷土料理と島唄を一緒に楽しみたいならば、おすすめはココ。唄者として有名な女将さんが営むアットホームな民謡居酒屋で、毎晩19時半ごろから生歌の披露が始まります。
単品の料理もありますが、おすすめはおまかせコースで、刺身盛りや油ぞーめん、唐揚げなどの島料理が10品以上楽しめます。ボリューム満点のお料理と黒糖焼酎をひっかけながら、聞くだけじゃなく、ぜひ一緒に島唄を歌ってみてはいかがでしょう?
- 鹿児島県奄美市名瀬末広町15-16
- 0997-52-5414
・営業時間:17:00~23:00
24.島料理を楽しみながら皆で歌って踊る!「吟亭」
島料理を味わいながら、島唄と八月踊りを体験できるのが「島料理 吟亭」。見るだけじゃなく参加して楽しんでほしいという女将さんは、島唄教室も開くほどの腕前です。おすすめは島唄コースで、黒豚料理などの島料理と女将さんの島唄が存分に楽しめます。
コースの最後にはお客さんも一緒になって歌ったり踊ったりするのがこの店のスタイル。ファミリーでも安心な広い座敷席で、ゆったりと奄美の夜を満喫しましょう!
- 鹿児島県奄美市名瀬金久町6-2
- 0997-52-9646
・営業時間:18:00~22:00
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25.レトロな雰囲気がおしゃれ!注目の「永田橋市場・末広市場」
知らなければ一瞬入るのをためらいそうな、レトロな外観からは想像できない魅力的スポットが「永田橋市場」と「末広市場」です。
市場の中には駄菓子屋さんや昭和レトロな立ち飲み屋さん、おしゃれなコーヒー屋さんなど、面白い店が多数!中でもがっつり食べたい人におすすめしたいのが、島ラーメンの「ハレルヤ食堂」。奄美名物の鶏飯のスープをベースに、麺の上には豚肉をはじめとする旬の食材が乗ります。
「末広市場」にはあまみFMの放送所もあり、買物ついでに寄った地元の小学生が急きょ出演することもあるそう。いま奄美で注目のスポットを、ぜひゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか?
- 鹿児島県奄美市名瀬末広町13
・営業時間:店舗により異なる
ついでになんてもったいない!隣島も見どころ満載「加計呂麻島」
奄美大島の古仁屋港から、フェリーか海上タクシーで約20分ほど。複雑なリアス式海岸で、豊かな緑と美しい海が魅力の加計呂麻島(かけろまじま)のおすすめスポットやイベントをご紹介!
ちなみに加計呂麻島は、寅さんシリーズの最終作『男はつらいよ 寅次郎紅の花』のロケ地としても知られていますよ。
26.加計呂麻島でも屈指の美しさ「スリ浜」
加計呂麻島で一番メジャーなビーチの「スリ浜」は、海の透明度が高く、とても美しいことで知られています。
アダンの木陰でのんびりしたり、飛び込み台のような桟橋でのんびりしながら美しい海を眺めていると、心も体も癒やされます。シャワーもあり、海水浴やシュノーケリングを楽しむのにもばっちり。ロビンソンクルーソーの小屋もあり、子供と一緒に冒険気分も楽しめます。
また寅さんファンも注目!近くには、映画『男はつらいよ 寅次郎紅の花』のセリフが刻まれた碑があるので、ぜひ聖地巡礼をしてみてください。
- 鹿児島県大島郡瀬戸内町諸数
- 0997-72-1115(瀬戸内町商工観光課)
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27.昔ながらの塩づくりが体験できる!「加計呂麻島自然海塩工房」
寅さんゆかりの地であるライオン岩が有名な徳浜海水浴場。そのすぐ近くに、徳浜の海水から“さんご塩”を作る「加計呂麻島自然海塩工房」があります。
お土産としても人気の1品なのですが、手作りのため、ネット通販だとなかなか入手が難しいそう。昔ながらの塩作りを見学できる工房では、さんご塩の購入も可能。予約すれば塩作り体験もできます。ほんのり甘味や苦みを感じるミネラルたっぷりの塩を、ぜひ手に入れてみてください!
- 鹿児島県大島郡瀬戸内町徳浜1140
- 0997-76-0523
・営業時間:工房内見学・体験は要問合せ
・料金:見学無料
28.見るもよし、参加するもよし!日本最大規模のシーカヤック競技大会
「奄美シーカヤックマラソンIN加計呂麻」は、毎年7月に開催されている国内最大規模のシーカヤックレース。とびっきりの透明度を誇る大島海峡を舞台にした、人気の大会です。
奄美大島の古仁屋港にシーカヤックが勢ぞろいしたスタート前の景色は、圧巻!そこから大島海峡を越えて加計呂麻島に渡り、島の数か所のチェックポイントを巡って再び古仁屋港へ戻ってくるというコースです。ぜひ間近で応援してみてはいかがでしょうか?
自然のなか記録に挑むのも、ゆったりと遊覧しながらレースを楽しむのもありという、自由に楽しめる大会です。参加してみれば、旅がもっと充実するはずですよ!
- (大会事務局)鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋船津23 瀬戸内町役場商工観光課
- 0997-72-1115
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29.穏やかな潮風を感じながらのマラソンは気分爽快!
今や毎年の島の恒例イベントとなっているのが「加計呂麻島ハーフマラソン」です。島内の起伏に富む地形や海の眺望が開けるポイントなどを走ります。
途中、加計呂麻島の“伊子茂マモル君(警察官の人形)”に見守られながら、おじい、おばあ、子供たちが奄美の太鼓「チヂン」を叩き応援してくれるので、力が湧いてくること間違いなし。
3km、5km、10km、ハーフ、10km駅伝があり、参加賞として大会オリジナルTシャツ、完走者は完走証ももらえます。開催は毎年11月で、8月ごろエントリーが開始されますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
- 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋船津23 加計呂麻島ハーフマラソン事務局
- 0997-72-1115
・開催日:毎年11月開催
・参加料:(島外からの参加者)中学生以上3,000円、小学生以下2,000円
美しい自然に囲まれリフレッシュ!奄美ですてきな休日を過ごそう
奄美大島には、スローな時間を満喫できたり、リフレッシュできるスポットがたくさんあります。
忙しい日常から離れ、美しい自然や素朴な奄美の島人にふれてのんびり過ごしていると、心も体もどんどんと元気になっていくはず。たっぷりパワーチャージして、また日々がんばりましょう!
アウトドアレジャー予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、奄美大島で楽しめるレジャーをたくさん紹介しています。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
(編集部注*2016年6月3日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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