奄美大島でカヌーをするときの服装は?気候や気温も知っておこう 2024.03.09 カヌー・カヤック 奄美大島
鹿児島県の奄美大島は広大なマングローブの森をはじめ、原始的な自然が残る人気の島です。
多くの固有種が生息する生物多様性が高い地域であることから、2021年には徳之島、沖縄島北部・西表島とともに世界自然遺産に登録されました。
そんな奄美大島では自然を活かしたさまざまなアクティビティが盛んです。美しい海で楽しむカヌーや亜熱帯の風景が広がるマングローブでのカヌーは、アクティビティデビューにもぴったり!
今回は奄美大島でカヌーを体験するときの基本的な服装を紹介します。しっかり用意しておけば、快適にカヌーを満喫できますよ。ぜひ、奄美大島を旅行する際の参考にしてくださいね。
【目次】
■奄美大島の気候と気温
■奄美大島でカヌーをするときの服装
■持ち物の注意点と便利アイテム
■奄美大島でおすすめのカヌー体験ツアー!
- マングローブカヌー+ジャックと豆の木&滝!魅力凝縮ツアー
- 海or太古の森+マングローブカヌー!選べるコンボツアー
- シュノーケリングやティータイムも!奄美ブルーの海へ
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奄美大島の気候と気温
カヌー体験を快適に楽しむために、まずは奄美大島の気候と気温を知って、最適な服装や持ち物を準備しておきましょう。
奄美大島は、亜熱帯海洋性気候で温暖多雨。年間を通して比較的寒暖差が少ないのが特徴です。1年のうちで最も寒くなる1~2月の平均気温は、最高17~18℃、最低12℃で、真冬でも10℃を下回ることはほとんどありません。しかしながら、冬は低気圧や寒気の影響で、断続的に雨や曇りとなる日が多く、日照時間が少なくなります。11月からは北風に変わり、体感的に寒く感じることも多くなるので、防寒対策は必要です。
また、盛夏となる6月後半~8月の最高気温は30℃を超えて連日真夏日となりますが、35℃以上の猛暑日になることは稀です。日中は快晴の日が多く、日差しがとても強いので、紫外線対策は万全にしておきましょう。
梅雨の時期は本州よりおよそ1ヶ月ほど早く、平年の梅雨入りが5月中旬、梅雨明けが6月下旬ごろ。7月から10月までは、台風に注意が必要となります。
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奄美大島でカヌーをするときの服装
漕ぎながら汗をかくことや水に濡れる可能性のあるカヌーをする際には、動きやすく、濡れてもいい服装をするのが大前提。綿素材ではなく、ラッシュガードやボードショーツのような速乾性のある化学繊維(ナイロンやポリエステルなど)素材のウエアを選びましょう。
シーカヤックの場合は、暑い時期には海に入って泳いだり、波で濡れたりすることもあるので、インナーには水着を着用しておくと快適です。冬季以外は半袖&ショート・ハーフパンツでもよさそうですが、海の上は地上よりも紫外線量が多いので要注意!紫外線対策として、ラッシュガード生地の長袖やくるぶし丈のレギンスを組み合わせるといいでしょう。
また、奄美大島でマングローブカヤックができるフィールドには、吸血性の虫もいます。そのため、肌の露出はなるべく避けて、上半身は水着の上にラッシュガードというスタイルがおすすめ。下半身は長ズボンまたはショート・ハーフパンツ+レギンスで、虫対策をしておきましょう。
さらに、風の強い日や寒い日には、思いのほか体が冷えます。亜熱帯気候ならではのスコールに見舞われることもあるので、すぐに羽織れるウインドブレーカーや雨具を持参しておくと安心です。
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持ち物の注意点と便利アイテム
奄美大島でカヌーをするときの服装がわかったら、帽子や靴についてチェックしましょう。あったらうれしい便利アイテムも紹介するので、ぜひ持ち物リストに加えてくださいね。
足元はかかとが固定できるサンダルがベスト!
カヌーをするときに履く靴は濡れてもいいものが基本ですが、そのほかに「かかとが固定できる」「脱げにくい靴」であることが重要です。
特に奄美大島は雨が多い土地なので、川の周辺はぬかるみも多く不安定。時には木々の根の上を歩いたり、水の中に入ったりすることも想定しなくてはなりません。
おすすめはかかとが固定できて、靴底がしっかりとしたサンダル。クロックスでもOKですが、サイズの合ったものを選びましょう。
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帽子やサングラスで紫外線対策も忘れずに
奄美大島でカヌーをする際に忘れてはいけないのが、紫外線対策のための帽子。風に飛ばされないよう、できればあご紐付きのものを選びましょう。
紫外線から目を守るのはもちろん、首元までしっかりとカバーできるつばの広い帽子がおすすめ!シーカヤックの場合は、水面に紫外線が反射することも考慮して、サングラスがあると安心です。また、首に巻いたり、汗を拭いたりできるタオルを用意しておくと便利ですよ。
ラッシュガードやレギンスで紫外線対策をしても、顔や手などは直接日差しが当たります。日焼け止めクリームを持参して、体験前に塗ってくださいね。
100%自然由来の成分を使用した日焼け止め
あったらうれしい便利アイテムはこれ!
海上はもちろん、マングローブでも開けた場所では日差しを遮るものがなく、パドルを漕いで体を動かすため、普段よりも喉が渇きます。水分補給用に飲み物を持参しましょう。
暑い時期は保冷機能のある水筒を使用するのがベストで、ワンタッチでふたが開くものであれば水中に落とすこともなく安心です。
また体験中にスマートフォンで撮影したい場合は、専用の防水ケースを用意しておきましょう。
奄美大島でおすすめのカヌー体験ツアー!
奄美大島といえば、日本で2番目の大きさを誇るマングローブが有名です。貴重な生態系が育まれるマングローブには、ほかではなかなか見られない不思議な生き物がいっぱい!生き物に詳しいガイドが案内する体験ツアーに参加して、ぜひ観察してみてください。
奄美の魅力凝縮!マングローブカヌーにジャックと豆の木&滝と盛りだくさん
奄美大島の中央部に位置する住用(すみよう)には、沖縄の西表島に次ぐ国内で2番目に大きいマングローブ林があります。ここを舞台に、「アマニコ」が“ジャックと豆の木と滝とマングローブカヌーツアー”を開催!奄美で生まれ育ったガイドが、奄美の魅力をぎゅっと詰まったコースを案内してくれます。
スタート前にカヌーの基本操作をしっかり練習したら、いざマングローブの中へ!カヌーを漕ぎながら、迷路のように入り組んだマングローブのトンネルをくぐり抜け、ワクワク探検を楽しみましょう。干潮時には河口付近の干潟に上陸することも。珍しい生き物に出会えるかもしれませんよ。
マングローブカヌーを満喫したあとは車に乗り込み、童話『ジャックと豆の木』のモデルになったといわれるモダマの木があるポイントへ!迫力あるモダマの木を間近に眺めたあとは、さらに車で移動して、落差35mもあるダイナミックな「フナンギョの滝」を目指します。途中、森林浴をしながらのミニトレッキングも爽快ですよ。
そのほか、黄金色に染まる夕焼けを堪能できる“サンセットツアー”や夜の森を探検できる“ナイトツアー”もあり!奄美大島の自然を楽しみ尽くしましょう。
- 鹿児島県奄美市住用町石原478 黒潮の森マングローブパーク駐車場
エメラルドグリーンの海か、太古の森か!?選べてうれしいコンボツアー
マングローブカヌーとほかの遊びを組み合わせて、丸1日かけて奄美大島の魅力をたっぷり楽しみたいなら、「サンゴとヤドカリ」が開催しているコンボツアーがおすすめ!
豊富なサンゴが生息するエメラルドグリーンの海で、色鮮やかな魚やウミガメなどとふれあえる“マングローブ探検カヌーとウミガメシュノーケリングコース”。または、亜熱帯植物が多く残る太古の森を散策しながら、巨大なヒカゲヘゴや希少な生き物に出会える“金作原(きんさくばる)原生林散策とマングローブカヌーコース”という、2種類から選べます。
午前中にシュノーケリングまたは原生林散策を満喫。どちらのツアーも、途中でお店に立ち寄りランチをしたあとに、午後からは住吉のマングローブ原生林へ移動して、カヤックでのんびり探検します。ガイド付きでしか行くことのできない森の奥深くまで楽しんじゃいましょう。
ツアー中は現地ガイドの車に乗って島内をめぐるから、移動も楽々。ガイドと一緒にゆったりとした奄美時間を過ごしながら、自然、風土、食べ物など、とっておきの魅力を余すところなく案内してもらえます。
- 鹿児島県奄美市笠利町節田1923-1 サンゴとヤドカリ
シュノーケリングやティータイムも!奄美ブルーの海へ漕ぎ出そう
マングローブも気になるけれど、まずは奄美の美しい海を満喫したい!という人も多いはず。そんな人におすすめなのが、「ガルフブルーカヤックス」主催のシーカヤックツアーです。最大4名までの少人数制で、1人参加もOK!シーカヤックを長年愛してきたガイド歴22年の代表が、すべてのツアーに同行してくれます。
奄美空港から集合場所までは車で約5分と好アクセス!送迎サービスもあります。気軽に楽しめる“半日コース”なら、観光の合間はもちろん、帰る前の思い出作りにもぴったりですよ。
ツアーの舞台となるのは、奄美大島北部にある笠利湾。ひとたびエメラルドブルーの海に漕ぎ出せば、その透明度の高さに驚くはず!下をのぞけば、サンゴの間に彩り豊かな魚たちがいっぱいです。ツーリングの途中には、シュノーケリングを楽しんだり、船でしか行けない秘境のビーチ「コウトリ浜」に上陸したり、お楽しみがいっぱい。うれしいお茶のサービスもあります。
また、ガイド特製のとっておきランチを堪能できる“1日コース”も魅力的!時期によってはツアー終盤にサンセットを見られることもあるのだとか。こちらもチェックしてみてくださいね。
- 鹿児島県奄美市笠利町節田270-1 ガルフブルーカヤックスベース
これで準備万端!奄美大島で充実のカヌー体験を
一年を通して温暖な奄美大島では、比較的軽い装備でアクティビティに参加できるのが魅力です。とはいえ、相手は大自然。ツアーに参加する際はガイドの話をよく聞いて、安全に楽しんでくださいね。
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、ほかにも奄美大島で体験できるさまざまなツアーを紹介しています。ぜひ、旅行前にチェックしててくださいね。
(編集部注*2020年10月3日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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