奄美大島でシュノーケリングするならこのビーチで決まり! 2023.07.29 シュノーケリング 奄美大島
鹿児島県本土から南西の海上に浮かぶ奄美大島。2021年には徳之島や沖縄島北部および西表島とともに世界自然遺産に登録された自然豊かな島です。
陸には亜熱帯照葉樹林の森が広がり、奄美大島固有の動植物が多く生息していますが、島を取り囲む海の美しさも素晴らしいもの。青い海と多彩なサンゴ礁を堪能できる奄美大島でのシュノーケリングは、最高の体験です!タイミングが良ければ、ウミガメに会えることもありますよ。
そこで今回は、奄美大島でシュノーケリングをするならぜひ訪れてほしいビーチと、ガイドがとっておきのポイントへ案内してくれるシュノーケリングツアーをご紹介します。
【目次】
■シュノーケリングにおすすめ!奄美大島のビーチ
- 1.土盛海岸
- 2.倉崎海岸
- 3.崎原ビーチ
- 4.手広海岸
- 5.大浜海浜公園
- 6.国直海岸
- 7.ヤドリ浜
■初心者も安心!奄美大島のシュノーケリングツアー
- 1.水族館の元飼育係のガイドが生き物を解説
- 2.ウミガメとの遭遇に期待大!
- 3.3種類のクマノミが住むビーチで体験
- 4.サンゴが豊富な大島海峡が舞台
<<奄美大島で体験できるシュノーケリングツアーの一覧を見る>>
シュノーケリングにおすすめ!奄美大島のビーチ
奄美大島でシュノーケリングにおすすめのビーチをご紹介!どこも美しさは申し分ありませんが、ビーチによっては離岸流が発生することも。海に入ってもあまりビーチから離れず、十分に気をつけて楽しんでくださいね。
1.奄美大島でまず訪れたい!“ブルーエンジェル”と呼ばれる「土盛海岸」
奄美大島で最も美しい海といわれる「土盛(ともり)海岸」は、奄美空港から車で約10分とアクセスも抜群です。青く澄みわたった美しい海は、通称“ブルーエンジェル”と呼ばれるほど!
ここでのシュノーケリングの見どころは、青いグラデージョンを描く海に映える、色鮮やかな熱帯魚!どこまでも続く砂浜と透明の海は、まるで海外のリゾートを訪れたかのようです。
干潮時にはタイドプール(潮だまり)がいくつもできるので、サンゴや貝殻を拾ったり、生き物を観察したりと、小さな子供でも気軽に遊べるのもポイント。ただし、沖の方へ出ると離岸流が発生しやすいため注意が必要です。
トイレがあるほか、ホース付きの水道もあるため、遊んだあとには潮水をさっと流すことができます。
- 鹿児島県奄美市笠利町大字宇宿2127
- 0997-63-1111(笠利町産業振興課)
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2.湾内で波が穏やか!子供や初心者におすすめの「倉崎海岸」
日本で初めて発見された隕石孔の「奄美クレーター(赤尾木湾)」に面する「倉崎海岸」。
白い砂浜と美しいブルーグリーンの海が魅力的なビーチで、湾内にあるため波が穏やか。遠浅の海が続き、子供や初心者でも安心してシュノーケリングを楽しめます。
海面からでも海底のサンゴと、そこに生息する魚がはっきり見えるほど透明度が高いのも特徴です。こんなに美しく穏やかなビーチなら、絶対にシュノーケリングのとりこになるはず!
トイレやシャワーはないのでご注意ください。奄美空港からは車で約25分と、アクセスしやすいビーチです。
- 鹿児島県大島郡龍郷町芦徳885-4
- 0997-62-3111(龍郷町産業振興課)
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3.プライベートビーチのような穴場感!「崎原ビーチ」
対岸にある倉崎海岸と並び、絶景ビーチといわれる「崎原(さきばる)ビーチ」。空港から車で約20分、北部の笠利湾に突き出したような岬の西端にあり、島内でも知る人ぞ知る穴場的スポットです。海底がはっきり見えるように、海の透明度は抜群!時間帯によってはプライベートビーチ状態でシュノーケリングを楽しめます。
ビーチへと続く木々の間をくぐり抜けた先には、パウダー状の白い砂とコバルトブルーの海が織りなすパノラマの風景が目の前に!まるで南国の楽園のようなロケーションは、訪れた人の多くが“奄美大島で最も美しい”と評価するほどです。
約10台分の駐車場とシャワー、トイレを完備。ビーチ周辺には商店が一切なく、とても静かなので、非日常感をのんびり楽しみたい人におすすめですよ。ただし、半島に入ってから崎原ビーチまでの道幅はかなり狭く、駐車スペースもこぢんまりとしているため、車の運転には注意が必要です。
- 鹿児島県奄美市笠利町大字喜瀬3622
- 0997-63-1111(笠利町産業振興課)
4.冬にシュノーケリングするならここ!「手広海岸」
奄美空港から車で約17分、太平洋側に面する「手広海岸」は波が高いことが多く、サーファーに人気のビーチ。琉球石灰岩の岩場が点在するワイルドな景観も魅力です。
手広海岸でシュノーケリングをするのに断然おすすめなのが冬!なぜなら、冬になると波が穏やかになり、ウミガメも訪れるからです。トイレやシャワー、更衣室もあるので女性や子供連れの利用も安心ですね。
車で5分ほどのところには、ハート型の潮だまりで有名な「ハートロック」があります。潮位80cm以下の干潮時のみ見られるので、タイミングが合えばぜひあわせて立ち寄ってみてはいかが。
- 鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1687
- 0997-62-3111(龍郷町産業振興課)
5.トイレ・シャワーのほか、BBQレストランも利用できる「大浜海浜公園」
今回ご紹介する中で、奄美大島の中心街・名瀬から最も近いのが「大浜海浜公園」。名瀬に宿泊するなら、一度は足を延ばしたいビーチです。
青く澄んだ海とサンゴ礁、白い砂浜、亜熱帯の植物や野鳥といった大自然を一度に満喫できるのが魅力!トイレのほか、男女別のシャワーやコインロッカーも用意されているので、時間を気にせず楽しめますね。
大浜海浜公園といえば、東シナ海に落ちていく美しすぎる夕日も必見!シュノーケリングを堪能したあとに、サンセットを眺めるなんてすてきですね。
公園内にはウミガメや熱帯魚などを展示する「奄美海洋展示館」、手ぶらでBBQができる「サンセット大浜」、テント泊ができる「小浜キャンプ場」を併設。さまざまな目的で楽しめるスポットです。
- 鹿児島県奄美市名瀬小宿大浜701-1
- 0997-55-6000
6.ダイナミックなサンゴ礁に感動!「国直海岸」
奄美大島の西海岸の中央部、思勝湾(おんがちわん)に面した「国直海岸」は、砕けたサンゴによってできた真っ白い砂浜が特徴の美しいビーチ。海岸線には、熱帯・亜熱帯性の海浜植物であるアダンが群生しており、南国ムード満点の景観を楽しめます。
エメラルドグリーンに輝く遠浅の海は、沖に出るにつれてダイナミックなサンゴ礁が広がっています。沖へ向かう場合は、ライフジャケットとフィン(足ヒレ)は忘れずに!SUP(サップ)やシーカヤックなどのマリンアクティビティも体験できます。
駐車場脇にはシャワーやトイレ、更衣室を完備し、民宿や飲食店も近くに多数点在。周辺には、フクギ並木やNHKの大河ドラマ『西郷どん』のロケ地にもなった絶景スポット・宮古崎といった名所もあるので、観光の合間にシュノーケリングを満喫しに訪れるのにもぴったりです。
ウミガメの産卵地としても有名で、7月頃には孵化した子ガメの姿に出会えることも!国直集落の住民によるウミガメの保護活動も盛んで、水上バイクの使用禁止や海上ではライフジャケット着用などのローカルルールが定められています。尊重しながら楽しく利用しましょう。
- 鹿児島県大島郡大和村大字国直
- 0997-57-2117(大和村企画観光課)
7.奄美大島、最南端の浜には熱帯魚がたくさん!「ヤドリ浜」
奄美大島の最南端、大島海峡に面した「ヤドリ浜」。遠浅の海が続くことに加え、対岸にある加計呂麻島(かけろまじま)が強い波を打ち消してくれることから、穏やかな海でシュノーケリングを楽しめます。
ビーチ近くではあまりサンゴ礁は見られませんが、たくさんの熱帯魚に出会えますよ。ウミガメとの遭遇も期待できます!
大きなガジュマルの木をはじめ、主に海岸に生息する海浜植物が生息しているので、きれいな海を見ながら木陰でまったりするのもいいですね。トイレやシャワーのほか、キャンプ場も併設しています。
近くには玉石の海岸として知られる「ホノホシ海岸」があるので、あわせて訪れてみてはいかが。
- 鹿児島県大島郡瀬戸内町蘇刈
- 0997-72-1199(奄美せとうち観光協会)
初心者も安心!奄美大島のシュノーケリングツアー
シュノーケリング初体験の方や、奄美大島を訪れるのが初めての方は、ガイドが案内するツアーに参加するのがおすすめ!地元の海を熟知したガイドが、その日の天候や海況を見ながら、熱帯魚やウミガメがよく現れるポイントに連れていってくれます。シュノーケリングに必要な道具一式もレンタルできますよ。
1.水族館の飼育係だったガイドが詳しく生き物を解説!
「サンゴとヤドカリ」が主催する“シュノーケリング半日ツアー”は、サンゴ礁に囲まれ、さまざまな生き物が住む奄美大島北部の海が舞台。
奄美の海を知り尽くした水族館の元飼育係のガイドが、その日ベストなコンディションのビーチに連れて行ってくれます。生き物の名前や生態の詳しい解説を聞けるのも、サンゴとヤドカリの魅力!間近でウミガメを見られたときの感動は忘れられません。
シュノーケリングとあわせて、日本で2番目に大きなマングローブの森でカヌーを体験できる“1日コース”もおすすめ!どちらも6歳から参加できるので、生き物好きの子供にはぜひおすすめのツアーですよ。
- 鹿児島県奄美市笠利町節田1923-1
2.シュノーケリングをしながらウミガメとの遭遇に期待大!
ウミガメと一緒に泳ぎたい!という夢をお持ちなら、「Kazbo(カズボ)」主催の“海ガメを探すシュノーケリングツアー”に参加してみては?
ショップの目の前に広がる用安海岸からエントリーして(海洋状況によってポイント変更あり)、ウミガメが生息するエリアで実施。美しいサンゴやカラフルな魚を見られる透明度抜群の海をシュノーケリングしながら、ウミガメ探しの冒険へと出かけます。
ウミガメの生態に詳しい現地ガイドと一緒だから、遭遇率がとても高いのが特徴です。運が良ければ、一度に3~4匹に遭遇したり、ウミガメとの距離が1mほどという至近距離で一緒に泳げたり。海の中での仕草や表情をゆっくり観察しましょう。
また、SUPとシュノーケリングがセットの“海ガメを探そう!サップDEシュノーケリングツアー”もおすすめですよ。シュノーケリングの合間にSUPボードにつかまったり、ボード上に寝転がったり、海上での休憩も思いのまま!どちらのコースも10歳から参加OKなので、家族みんなで楽しめます。
- 鹿児島県鹿児島県奄美市笠利町用安1252-8 Kazbo店舗
3.3種類のクマノミが住むビーチでシュノーケリング!
奄美空港から車で20分ほどの好立地にかかわらず、真っ白な砂浜とターコイズブルーに輝く海を堪能できる「ネイティブシー奄美」主催の“ビーチシュノーケリングツアー”。ツアーの舞台となるのは、先に紹介した倉崎海岸!遠浅の海が続く絶好のシュノーケリングスポットです。
砂浜から歩いて海に入っていくビーチエントリーで、浮き輪の用意もあるので、初心者や子供も安心。3歳から参加できるのもうれしいですね。
海の人気者・クマノミは日本で6種類生息していますが、そのうち3種類を見られるのが倉崎海岸!いくつ見つけられるか、探してみましょう。サンゴ礁が広がる海には、クマノミ以外の生き物もたくさん住んでいます。
ガイドから離れなければ自由に泳げるので、冒険気分を味わいたい人にもぴったり!シュノーケリングを楽しんだあとは、ベースに戻ってシャワーを浴びて解散です。バスタオルを無料レンタルできるなど、サービスも充実していますよ。
- 鹿児島県大島郡龍郷町芦徳423
4.サンゴが豊富な大島海峡で貴重なシュノーケリング体験!
奄美大島南部の大島海峡は、ビーチから対岸の美しいリアス海岸を観望でき、海中には200種ともいわれるサンゴが生息。その類まれな景観美が評価されて、奄美群島国立公園に指定されています。奄美空港から車で約1時間半の場所にありますが、わざわざ訪れる価値ありですよ。
そんな海中景観に優れた大島海峡のビーチフロントに快適なクラブハウスを構える「ゼログラビティ」が、シュノーケリングツアーを開催。“ビーチ”、または“ボート”というエントリー方法の異なる2つのコースから選べます。どちらもも4歳から参加OK!
ビーチエントリーのコースは、足が着くところからスタートするから初心者でも安心。船酔いの心配がある人にもぴったりです。ビーチの東側と西側、休憩を挟んで2つのポイントでシュノーケリングを満喫。運が良ければウミガメに出会えるかもしれませんよ。
一方、ボートエントリーのコースは、ボートだからこそアクセスできるポイントに、その日の海況に応じて複数案内してくれます。よりダイナミックで、たくさんのサンゴ礁を観察できる貴重なチャンス!冒険気分で楽しみましょう。
- 鹿児島県大島郡瀬戸内町清水122 ゼログラヴィティ 清水ヴィラ
奄美大島で最高のシュノーケリング体験を!
奄美大島に行くなら、ぜひシュノーケリングで美しい海を堪能したいですね。
一見穏やかに見える海も、岸から沖へ流れる離岸流が発生していたり、潮の流れが速いポイントがあったりします。海に入る際はビーチに掲示された注意事項を確認の上、ライフジャケットなどを着用して楽しんでくださいね。
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、奄美大島で体験できるシュノーケリングツアーのほか、全国のさまざまなアクティビティツアーを紹介しています。初めての場所、体験であればガイドが案内するツアーが安心!ぜひチェックしてください。
(編集部注*2018年7月14日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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