秘境の楽園、沖永良部島を満喫!おすすめ観光スポット12選 2021.04.04 ケイビング・洞窟探検 沖永良部島
手つかずの自然が色濃く残る秘境の楽園「沖永良部島(おきのえらぶじま)」をご存じでしょうか?
鹿児島から南へ552km、沖縄本島から北へ約60kmに位置する鹿児島県の離島で、琉球と薩摩の文化が混在。世界的にも珍しい隆起サンゴ礁によってできた島で、オカリナのような形をしています。
2017年には奄美群島国立公園の一部に指定され、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにも掲載。ドラマや映画のロケ地も豊富で、いま注目を集めている島の1つなんです!
年間平均気温22℃という温暖な気候から1年中亜熱帯の花々が咲き誇り、島内には300余りもの鍾乳洞が点在することから“花と鍾乳洞の島”としても親しまれています。
今回は、島全体がパワースポットのような沖永良部島の魅力をたっぷりとご紹介!心温まる非日常の旅へと出かけてみませんか?
【目次】
■沖永良部島へのアクセス
■沖永良部島のおすすめ観光スポット
- 1.フーチャ(潮吹き洞窟)
- 2.日本一のガジュマル
- 3.笠石海浜公園
- 4.西郷南洲記念館
- 5.タラソおきのえらぶ
- 6.ワンジョビーチ
- 7.半崎
- 8.沖泊海浜公園
- 9.田皆岬
- 10.昇竜洞
- 11.屋子母ビーチ
- 12.ウジジ浜公園
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■沖永良部島で体験したいアクティビティ
- 体験ダイビングで海中世界を堪能!
- ケイビングで神秘の地底世界を大冒険!
<<沖永良部島で体験できるアクティビティツアーの一覧を見る>>
沖永良部島へのアクセス
一般的なアクセス方法としては、全国主要都市から飛行機で鹿児島空港または那覇空港で日本エアコミューター(JAC)に乗り継ぎ、約1時間で沖永良部島へ。
その他の空路では、島旅を満喫できる奄美大島空港・徳之島空港・沖永良部空港・那覇空港の4ヶ所を経由するJACのアイランドホッピングルートも魅力的です。
たっぷり時間があるならば、のんびり船旅もおすすめ。フェリーで奄美大島の名瀬港から沖永良部島の和泊港まで約5時間40分。また、沖縄の那覇港から本部港・与論港を経由するフェリーなら約7時間で到着します。
島内での移動には、レンタカーまたはタクシーを使うのがいいでしょう。島をぐるりと一周したり、限られた滞在時間を有効に活用したりするなら断然便利です。
ローカルな雰囲気を楽しみたいなら、1日乗車券がある沖永良部バスや小回りのきくレンタサイクルやレンタバイクもいいですね。
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沖永良部島のおすすめ観光スポット
まるで異世界に迷い込んだかのような、壮大な風景の連続!沖永良部島に慌ただしい旅行は似合いません。一つひとつの風景をじっくり堪能してくださいね。
1.ダイナミックな自然を体感できる「フーチャ(潮吹き洞窟)」
沖永良部島の北端、沖永良部空港から車で10分ほどの場所にある景勝地「フーチャ」。フーチャとは琉球語で“吹き上げる”という意味で、隆起サンゴ礁が東シナ海の荒波で浸食されてできた潮吹き洞窟です。
海岸沿いに切り立つ奇岩地帯にポッカリと口を開けたようなフーチャ。季節風や台風など高波の時には、その大きな穴から20~70mもの波しぶきを上げ、大迫力の光景に出合えます。
波が穏やかであれば、崖から紺碧の海を見下ろしてみましょう。野生のウミガメや魚たちが優雅に泳ぐ姿を見られるかもしれません。ただし、柵のような人工物は一切なく自然のままなので、安全に十分注意して楽しんでください。
- 鹿児島県大島郡和泊町国頭
※バリアフリー対応用歩道改修工事のため、現在駐車場より先は立ち入り禁止
2.子供たちを見守る小学校のシンボルツリー「日本一のガジュマル」
和泊町(わどまりちょう)立国頭(くにがみ)小学校の校庭にどっしりと佇む「日本一のガジュマル」。1898年に第一期生が卒業記念として植樹したもので、幹回り8m、枝回り22mにもおよぶ大木に成長しました。
存在感のあるガジュマルは国頭小学校のシンボルツリーとして親しまれ「新日本銘木百選」に選出。和泊町指定の天然記念物でもあります。
大きな笠を広げたような緑の枝葉が木陰を生み出し、心地良い憩いの場に。子供たちは読書会や音楽会などを楽しみ、このガジュマルとともにたくさんの思い出を育んできました。
子供の成長をやさしく見守ってきた大きなガジュマルの下で、どこか懐かしさを覚える穏やかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 鹿児島県大島郡和泊町国頭2904
- 0997-92-0301(国頭小学校)
・見学可能時間:国頭小学校開放時
・料金:無料
※見学時には職員室へお声がけください
3.島生まれのエラブユリが咲き誇る「笠石海浜公園」
和泊港から車で約5分、島最大の砂浜周辺に広がる「笠石海浜公園」は、キャンプやBBQ、夏には海水浴などを楽しめるレジャースポットです。
フラワー園ではブーゲンビリアやハイビスカスなど南国の花々を観賞できます。中でも4月下旬~5月中旬には沖永良部島特産のエラブユリが咲き誇り、心癒やされる風景に出合えます。
エラブユリをかたどったシンボルタワーの展望台からは、太平洋の大海原を一望。亜熱帯の樹木や美しい花々に彩られた園内も見渡せます。
白い砂が広がる海岸は、ウミガメの産卵地としても有名。きれいなサンゴのかけらや貝殻を拾いながら散歩するのもおすすめです。海の透明度は抜群で、シュノーケリングにも最適!カラフルな熱帯魚やサンゴ礁が織りなす美しい海中世界をのぞいてみましょう。
- 鹿児島県大島郡和泊町喜美留544-10
- 0997-84-3512(和泊町企画課)
※BBQやキャンプ等の利用時は和泊町企画課へ要問合せ
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4.流罪となった西郷隆盛ゆかりの歴史スポット「西郷南洲記念館」
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幕末・明治維新を生き抜いた偉人であり、波乱万丈な人生を送った西郷隆盛。2018年放送のNHK大河ドラマ『西郷どん』で、沖永良部島の風景に魅了された人も多いのではないでしょうか。
36歳の時に薩摩藩の権力者・島津久光の怒りにふれ、重罪人として沖永良部島に流刑になった西郷隆盛。雨風が吹きつける粗末な牢獄に閉じ込められ、1年6ヶ月余りをこの地で過ごしました。この間に「敬天愛人」の思想を悟ったといわれています。
そんな西郷隆盛の遺品や遺訓などを展示しているのが「西郷南洲記念館」です。西郷が過ごした格子牢がそのままの場所に再現され、中には痩せこけた姿で瞑想にふける像が。当時の過酷な生活ぶりをうかがいしれます。
館内には専属ガイドが常駐。西郷隆盛の遺徳を偲び、身近に感じながら歴史を学べます。
- 鹿児島県大島郡和泊町和泊587-3
- 0997-92-0999
・営業時間:9:00~17:00
・定休日:月曜
・料金:高校生以上200円、小・中学生100円、乳幼児無料
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5.海の恵みに心も体も癒やされる「タラソおきのえらぶ」
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海の恵みを感じ、のんびり癒やされたい人におすすめなのが「タラソおきのえらぶ」です。和泊港から車で約10分、海に面した絶好のロケーションにあります。
約80mの地下から海水をくみ上げ、リラックス効果の高い33~36℃の温海水プールを完備。海洋性の温暖な気候と豊富な海水源を利用した本格的なタラソテラピー(海洋療法)施設です。
水中照明が幻想的なタラソテラピープールでは、ウォーキングやフィットネス、ジェットマッサージなどを体験できます。海水のパワーを活用しながら心身ともにリフレッシュしましょう!
太平洋を望む開放感あふれる屋外プールや薬草プール、ドイツ式サウナ浴法・アウフグースを実施するサウナなどもあるので、時間を忘れて満喫してはいかが。
- 鹿児島県大島郡和泊町和泊135
- 0997-92-3002
・営業時間:10:00~22:00
・定休日:第2・4火曜
・料金:大人1,000円、中学・高校生800円、子供500円/トリートメント3,000円~
6.海遊びもキャンプも楽しめる!南国ムード漂う「ワンジョビーチ」
4月に海開きをするビーチの1つで、海水浴場として大人気の「ワンジョビーチ」。島の北側、伊延港(和泊港の代替港)から車で5分ほどの場所にあります。
白い砂浜と透明度抜群なライトブルーの海とのコントラストが美しく、目の覚めるような絶景が広がります。近くにはソテツジャングルがあり、南国ムード満点!『西郷どん』のロケ地にもなりました。
トイレやシャワー、脱衣場を完備し、家族で海水浴やシュノーケリングを楽しむのにぴったりです。しかも、通年利用できる無料のキャンプ場まで併設!
泊りがけで穏やかな波音を聞きながら、すばらしいサンセットや夜空を観賞をすれば、忘れられない思い出になること間違いなしですね。
- 鹿児島県大島郡和泊町畦布
- 0997-84-3512(和泊町企画課)
※BBQやキャンプ等の利用時は和泊町企画課へ要問合せ
7.島内屈指の夕日スポット!東シナ海の大海原を望む「半崎」
沖永良部島を代表する夕日の絶景スポットといえば「半崎」です。島の北側・中央部に位置し、東シナ海に突き出た岬からは大海原を一望。遮るものは一切なく、どこまでも水平線が続き、まるで世界の果てにでもやってきたかのような絶景が広がります。
半崎から50mほどの沖合には、通称「軍艦岩」と呼ばれる岩があります。そのシルエットから、戦時中に軍艦に間違えられて爆撃を受けたというエピソードを持つのだとか。ユニークな形をした岩をぜひ探してみてください。
切り立った断崖の上は一面の草地が広がります。草の緑が海と空の青さに美しく映え、開放感抜群の風景に心躍ることでしょう。映画『男はつらいよ』『東京島』のロケ地になった場所でもあります。
- 鹿児島県大島郡和泊町瀬名/根折
8.まるで南国の無人島!家族連れにおすすめの「沖泊海浜公園」
海水浴やキャンプを楽しみに多くの人でにぎわう「沖泊海浜公園」。沖泊港の近くに位置し、トイレやシャワー、炊事棟などを完備しているので子供連れで訪れるのにもおすすめです。
島有数の広さを誇る白い砂浜が続くビーチで、映画『ゴジラvsスペースゴジラ』でゴジラが無人島に上陸するシーンのロケ地となり、一躍有名になりました。
沖泊海浜公園周辺は亜熱帯植物であるアダンの群生地で、文化財と奄美群島国定公園第1種特別地域に指定されています。海岸の背後は緑が生い茂る断崖に囲まれ、まさに南国の無人島感たっぷり!
この公園で豊かな自然を堪能しながらキャンプを楽しめば、沖永良部島が“秘境の楽園”といわれるゆえんにきっと納得することでしょう。
- 鹿児島県大島郡知名町下城
- 0997-84-3162
※キャンプ等の利用時は知名町企画振興課へ要問合せ
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