キャンプに絶対欠かせない道具10選! 2021.04.03 山遊び
好きな料理を好きな時間に作って食べたり、のんびりと本を読んだり、釣りをしたり、自然の中で思い思いに過ごせるキャンプ。ホテルや旅館などに宿泊するよりも自由度が高く、1度体験するとハマってしまう人が続出!
やってみれば楽しいキャンプも、まず道具をそろえるという壁が立ちはだかります。それを越えられるかどうかが分かれ道…。
この記事ではその壁を越える手助けとなるよう、キャンプに欠かせない道具10選を紹介します!どの道具もさまざまな種類があるので、キャンプをする人数や目指すキャンプスタイルに合わせて選んでください。
【目次】
- 1.テント
- 2.タープ
- 3.ランタン・ライト
- 4.寝袋(シュラフ)
- 5.アウトドアチェア
- 6.テーブル
- 7.バーナー・カセットコンロ
- 8.調理器具(クッカー)
- 9.クーラーボックス
- 10.焚き火台
1.「テント」は重視するポイントを決めて選ぼう!
これがなくてはキャンプは始まらない!まず最初に購入したいテントですが、どれにしようかもっとも悩む道具でもあります。
テントにはさまざまな種類があり、大きく3つのタイプに分かれます。半円状で設営が簡単な「ドーム型テント」。寝室とリビングの空間を分けることができ、広々として居住性の高い「ツールームテント」。円錐型で、軽量・コンパクトさが特徴の「ティピーテント(ワンポールテント)」。
使用する人数や、キャンプで何を重視するかによって最適なテントが決まってきます。テントは値段も高く、買い替えが難しい道具。まずはキャンプ場でレンタルしてみるのがおすすめ!購入する際は、アウトドアショップで相談するといいでしょう。
キャンプの設営は慣れていないと予想以上に時間がかかってしまうもの。購入したら、庭や公園などで一度設営してみるのがベター。メーカーが公開している動画などで設営方法を見ておくだけでも、当日あたふたしなくてすみますよ。
余裕があるならテントの下に敷くグランドシートも用意しておきましょう。雨や湿気でテントが濡れるのを防ぎ、地面からの底冷えも緩和できます。
タープとテントがセットになった優秀パック!
2.日差しや雨を防いで快適な空間を作る「タープ」
タープとは日差しや雨よけの布のことで、快適な空間を作ってくれます。テントにキャノピー(天蓋・庇)が付いている場合はタープ代わりにできますが、ない場合はぜひ用意しておきたいところ。
形状によって数種類あり、設営が簡単で人気の高い「ヘキサゴンタープ」、4〜6本のポールを使い広い空間を作れる「スクエアタープ(レクタングラータープ)」、四面をメッシュで覆うテント型の「スクリーンタープ」、ワンタッチで設営できる「自立式タープ」などがあります。
タープを上手に張れれば一人前!そこはもう自分のリビング、心地良い時間が待っています。
高さ調節楽々のヘキサゴンタープ!
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3.キャンプの夜に大活躍する「ランタン・ライト」
最小限の外灯しかないキャンプ場の夜は、想像以上に暗いもの。日が暮れたあとの食事や団らんはもちろん、夜中にトイレに行く際など、なにかと必要なのがランタンやライトの照明類です。
ランタンには、ガスやガソリン、灯油を燃料にするものと、電池式のLEDとの2タイプがあります。ガスやガソリンタイプの明かりは優しいオレンジ色で雰囲気があるため、キャンプ気分を盛り上げてくれます。
一方LEDランタンは、白色〜暖色で人工的な色合いですが、省エネな上に火災の危険がなく、テント内で使えるメリットがあります。災害時にも役立つので、1つ持っていると重宝しますよ。
ランタンを選ぶ際にもう1つポイントとなるのが、光源から放たれる光量(光束)を表すルーメン(lm)の数値。ソロキャンプでない限り、メインで使用するランタンは1,000ルーメン以上のものを選ぶといいでしょう。
メインで使用するランタンのほかに、調理スペースやテント専用のランタンもあると快適。作業をする手元を照らすヘッドライトやペンライトなども用意しておくと便利です。
暖かみのあるLEDランタン
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4.快適な眠りをサポートする「寝袋(シュラフ)」
テントが家なら、寝袋(シュラフ)は布団。暖かい季節でも、高地にあるキャンプ場の夜は寒いので寝袋は必需品です。
寝袋には体をすっぽりと包むマミー型(上記写真もマミー型)と、長方形をした封筒型があります。羽毛か化繊かといった素材の違い、厚さなどによって値段はピンキリ。製品によって耐寒性や保温性などにかなり差があります。
寝袋には「快適温度(寒さを感じることなく熟睡できる温度)」が表示されているので、どの季節にどの程度の標高でキャンプをする頻度が高いかを考慮した上で選んでください。最初はレンタルを利用して、自分に合うものを見極めてから購入するといいでしょう。寝ている間によく動く子供や、親子で使用する場合なら封筒型がおすすめ!
また一緒に用意しておきたいのが、寝袋の下に敷くマット。寝袋の下に敷くマット。地面からの冷気を遮断したり、地面の凹凸を吸収したり、快適な睡眠には欠かせません。
空気を入れて使えるエアタイプや、折り畳み式のクローズドセルタイプなどがあります。快適性は落ちますが、ヨガマットや子供用のクッションマットでも代用できます。あるだけでも違うので、ぜひお試しあれ!
家族4人で寝られる特大寝袋
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5.“ハイ”か“ロー”か、どちらがお好み?「アウトドアチェア」
キャンプでくつろぐには椅子が不可欠です。最近はアウトドア用の椅子を好きな場所に持ち出して過ごす"チェアリング"という、手軽な外遊びもジワジワと人気。
アウトドアチェアもさまざまですが、フレーム部分の素材を金属と木製のどちらにするかが選ぶポイント。アルミ製フレームの椅子は軽量で運びやすく、濡れてもOK。木製は自然の風景とマッチする点で軍配が上がります。
また座面の高さもチェックポイント!座面が40cm前後ある椅子ならば、テーブルもそれに応じて高さのあるものを選び“ハイスタイル”のキャンプとなります。立ったままテーブルの上で作業をしやすく、立ったり座ったりもしやすいのが特徴。
それよりも低い座面の場合は“ロースタイル”となり、足を伸ばしてゆったりとくつろげるのが魅力。
シートに深く背を預ける形で座るので、立ったり座ったりが多い場合や作業をする場合はやや腰に負担がかかります。
運動会やスポーツ観戦、ピクニック、フェスなど、キャンプ以外での使用も考えるならロースタイルの椅子がおすすめ!
キャンプの良さはいろいろありますが、何もしないぜいたくを味わうのも1つの手。ただお気に入りの椅子に座って、ゆっくりコーヒーやお酒を味わうのもいいものです。
快適かつ軽量でコンパクト!
6.椅子と合わせて選ぼう「テーブル」
アウトドアチェアと合わせて用意したいテーブル。椅子とテーブルを置けばリビングの完成です!
テーブルを選ぶ際も、まずハイスタイルにするか、ロースタイルにするかを決めましょう。小さい子供がいるファミリーなら、ロースタイルにしておくと安心です。
アウトドア用のテーブルは折り畳めるものが一般的ですが、やはり素材や大きさによって重さはかなり違います。収納時のコンパクトさを重視するなら、天板を丸められるものがおすすめ!
余裕があれば調理道具を置いたり、調理をしたりするテーブルもあるとなお便利ですよ。
コンパクトに収納できる!
7.料理の幅が広がる「バーナー・カセットコンロ」
キャンプ場では料理をしない。コンビニで買ったものやパンで構わない!そんな選択もありです。
でもお湯を沸かせるだけで、おいしいコーヒーやスープを飲めたり、カップラーメンを作れたり、とっても便利なんです。
ソロキャンプであればバーナー1つでも足りますが、ファミリーなど複数人でキャンプをする場合はバーナーが2口の“ツーバーナー”があると料理の幅も広がります。
バーナーで使用する燃料にはホワイトガソリン式とガス式があり、ガス式もアウトドア用ガス缶(OD缶)とカセットガスボンベ(CB缶)の2種類があります。
シングルバーナーと、自宅にあるカセットコンロを組み合わせるのも有効!バーナーはキャンプ場でレンタルできることも多いので、無理のない範囲で買いそろえていくといいですね。
スリムだけど高出力!
8.スタッキングできるものが便利!「調理器具(クッカー)」
バーナーが用意できたら、次に欲しいのが調理器具。“クッカー”とも呼びます。
素材はアルミ、ステンレス、チタンが一般的。アルミは安価ですが、耐久性は低くなります。チタンは強度が高い上に軽量で扱いやすいものの、価格も高くなります。ステンレスは高強度ですが、重いのと焦げやすいのが難点。
価格、耐久性、重さ、料理のしやすさなどを考慮して選んでみてください。鍋やフライパン、ザルなど一式をスタッキングできるセットもあります。焚き火で料理をする場合には、スキレットやダッチオーブンなど鉄製の道具が活躍!
そのほか、ナイフやまな板、おたま、フライ返しなどもあると便利ですが、これらは自宅にあるものを使ってもOK。フォークやスプーンなどのカトラリーや皿、マグカップなども忘れずに持っていきましょう。
5つのキッチンウェアを1セットに!
9.暖かい時期のキャンプには必須「クーラーボックス」
暖かい時期にキャンプをするならクーラーボックスは必須!形状は保冷力が高いハードクーラーと、保冷力は劣るものの軽くて、コンパクトにもなるソフトクーラーがあります。
スペースは取りますが、連泊するならハードクーラーがおすすめ。キャスターとハンドルが付いた運びやすい製品もあり、車を駐車場に停めて荷物を運ぶ必要があるフリーサイトでのキャンプに便利です。
クーラーボックスに入れる保冷剤は、保冷力の高いアウトドア用が安心です。そのほか、ペットボトルを凍らせて入れるなど、なるべく隙間が空かないよう詰め込むのがポイント!
キャンプ帰りには、現地の特産品をクーラーボックスに入れて持ち帰りましょう。
保冷力5日!大容量ハードクーラー
10.キャンプの主役といっても過言ではない!「焚き火台」
なくてもいいんじゃない?そんな声が聞こえてきそうですが、あるのとないのとでは大違い!焚き火があれば暖を取れるのはもちろん、その火を使ってBBQや料理もできます。なにより、キャンプの夜を雰囲気たっぷりに演出してくれるのが焚き火です。
多くのキャンプ場では直火(地面に直接火を起こす)は禁止しているので、焚き火台が必要です。純粋に焚き火だけを楽しむもの、調理ができるもの、さまざまな種類があるので、用途を考えて選びましょう。まずはキャンプ場でレンタルして、使い勝手を試してみるのも手!
焚き火をするには炭や薪のほか、トングや着火剤・グローブ(軍手)なども必要です。
炭の調節がしやすい!
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魅力がいっぱい!ソロキャンプのすすめ【道具編】
お気に入りの道具で楽しいキャンプを!
必要最低限の道具だけでも大荷物になりがちなキャンプ。車の積載スペースはもちろん、自宅での保管スペースも考慮しながら、徐々に道具を増やしていくのがおすすめです。
多くの人がキャンプにハマる理由の1つに、道具を選び、使いこなすといった楽しみがあります。キャンプギアは安くありません。ぜひ末長く愛用できる道具を選び、使い倒しましょう!
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、自然を満喫できるアクティビティを紹介しています。キャンプ場の近くで体験できるアクティビティがないか、ぜひ探してみてください。
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