冬のアウトドアアクティビティでおすすめの暖かいインナーウエア5選 2021.01.23 スノーシュー 水上(みなかみ)
「強烈な寒波がやってきます!」そんなニュースを耳にするたびに寒さに体が震え、外に出掛ける気力を削がれてしまいがち。とはいえ家に籠っていてもつまらないし、ついついゴロゴロして太っちゃいそう…。
そんな冬の寒さに敗北中の人たちにチェックしていただきたいのがインナーウエアです! 寒さ対策というとアウター選びを重視しがちですが、しっかり体温をキープするのに大事なのは肌に密着するインナーウエアの方。高性能なウエアを着ていれば真冬のキャンプだって何のその! 家に籠っているのがバカらしいぐらい快適にアウトドアシーンを楽しめます。
そこで今回は自分に合ったインナーウエアの選び方と、アウトドア好きに着てほしいおすすめの5着を紹介。お気に入りを着用して、真冬でもアウトドア派宣言しちゃいましょう!
【目次】
1.外で遊ぶならインナーウエアが大切
2.インナーウエアの選び方
3.アウトドアブランドのおすすめインナー5選
1.外で遊ぶならインナーウエアが大切
最近では、大手アパレルブランドからタウン用にさまざまなタイプのインナーウエアが発売されていますが、アウトドアで遊ぶことを考えるとアウトドアブランドのものが断然おすすめです。極端に言えばタウン用は暖かければ十分なのですが、アウトドアレジャーを楽しむことを想定した場合、動作の妨げになりにくい運動性能や汗などによる冷えを防止する速乾性能など、暖かさ+αが求められます。まさに「餅は餅屋」というように、アウトドアレジャーで着用するならば機能性に長けたアウトドアブランドのウエアをチョイスするのがベストです。
2.インナーウエアの選び方
インナーウエアとひと口にいっても種類はさまざま。まず、フォルムはTシャツ、ロングスリーブ、ハイネックとあります。季節や気温、遊ぶフィールドで選ぶのがいいですが、ベーシックな丸首のロングスリーブが汎用性が高くおすすめです。
素材は大きく分けてウールと化繊の2種。インナーウエアに使われるウールはメリノウールと呼ばれるメリノ種の羊毛で、着用時にチクチクした感じが少なく着心地が良いのが大きな特徴です。保温性能はもちろん吸湿性能や防臭性能も高く、汗をかいても快適な着心地をキープできます。
一方の化繊は遠赤外線で体を温めたり、汗を熱に変えたりなど、メーカー独自の機能性を持つものが多いのが特徴です。ウールよりも速乾性に長け、汗をいっぱいかくような運動量が多いアクティビティを楽しみたい人には打ってつけ。価格も比較的抑えられているものが多いのも化繊の魅力となっています。
また、素材の種類に加え、生地のバリエーション(厚さ)もあるので、最終的には目的に応じて選ぶといいでしょう。タウンでの使用やアクティブなウインタースポーツでの使用、年間を通して使用するならば薄手をチョイス。キャンプのように野外だけど動きが少ない場合は厚手を選ぶのがおすすめです。
3.アウトドアブランドのおすすめインナーウエア5選!
狙いをアウトドアブランドに絞っても、あまりにも種類が多すぎて何がベストかわからない! そんな悩める人たちのために、これさえ買っておけば大丈夫! というインナーウエアをピックアップしました。ウール製品から2タイプ、化繊製品から3タイプのウエアを紹介するので、それぞれの特徴をしっかりチェックして自分に合った快適ウエアを見つけてください!
暖かさと動きやすさを両立した汎用性に長けた1着!
柔らかくしなやかな繊維が特徴的なニュージランド産メリノウールを活かしたウエア作りで人気を集める「Icebreaker(アイスブレーカー)」の定番ベースレイヤー。中厚手ながらも脇下に運動性を高めるガセットが施されており、着ているのを忘れてしまうほど動きやすいのがポイントです。
また、優れた保温性と吸汗吸湿性に加え、高い防臭効果も併せ持っているので汗ばむほど動き回ったあとでも着心地は変わらずに快適。シンプルなクルーネックタイプでカラーバリエーションも豊富だからこそ、本格的なアウトドアシーンだけではなく日常の保温着としても活用しやすい1着です。
シンプルでカラーバリエーションも豊富
見た目にもこだわる機能性に富んだベースレイヤー!
メリノウール製品を専門的に扱い、ウールの「チクチクする」というイメージを覆す快適な着心地で多くのアウトドアファンから一目置かれる「Smartwool(スマートウール)」。目付重量250g/m2という厚手の生地を使用したベースレイヤーは保温性能が抜群に高く、真冬のアウトドアシーンに欠かせない1着となっています。
肩の上部の縫い目を排除し、重い荷物を背負った際にかかる肩への圧力を分散するなど、使用シーンを想定した工夫が随所に施されている点も見逃せないところ。見た目へのこだわりも強く、着用時に逆三角形の美しいシルエットに見えるようにボディの縫い目の位置が調整されています。
厚手で保温性が高くシルエットも美しい
独自開発の素材でオールシーズンいつでも快適!
冬山でも重宝するコストパフォーマンスに長けた1着をお探しであれば、日本を代表するアウトドア総合メーカー「mont-bell(モンベル)」のインナーウエアがおすすめです。素材には、糸1本から独自に開発した高性能素材「ジオライン」を使用。遠赤効果で体を温めると同時に、極細繊維で作る独自の構造が高い保温効果を発揮します。
生地の親水加工によって実現した優れた吸水拡散性にも注目。体から出た汗を素早く吸い上げ生地全体に拡散・乾燥するため、運動後もサラサラとした着心地が持続します。夏場のウォータースポーツシーンでも活躍するので、長〜く使える1着として持っていると便利です。
コストパフォーマンスに優れた1着
汗を熱に変える独自の吸湿発熱素材が秀逸!
総合スポーツ用品メーカー「MIZUNO(ミズノ)」が、真冬の極寒時のアウトドアシーン向けに開発したアンダーウエア「ブレスサーモ」。「大は小を兼ねる」の言葉どおり、極限の寒さを想定して作られたウエアであれば都心の寒さ対策としても万全! その暖かさを一度経験したら、日常でも手離せなくなること間違いなしです。
裏地には、人体から発生する水分を吸収して発熱する吸湿発熱素材「ブレスサーモ」を採用。発生した熱を独自の生地開発技術によって作られる空気層に貯め込み、高い保温力をキープします。また、冷えの大敵である汗や湿気を放出するために、表地には放湿性の高い素材を使用。運動後の不快なムレもしっかり軽減します。
保温力と放湿性の高さが特徴
高い保温性と快適さを生み出すメッシュ構造!
柔らかな着心地のメッシュ生地に強力な撥水性をプラスした「ドライレイヤー」は、アウトドアメーカー「ファイントラック」を代表するウエアシリーズ。そのシリーズ史上最高の保温性を備えたインナーウエアは、冬場にアウトドアを満喫するのに欠かせない1着に仕上がっています。
生地には着用時に空気層を保持しやすい嵩高のニットメッシュを採用し、汗抜けの良さと立体的な編み構造ならではの高い保温性を確保。「メッシュ生地は通気性が高い分、寒そう」というイメージを覆す暖かさです。さらに肌当たりの柔らかさや生地の伸びやすさも見逃せないところ。動き回ってもつっぱるような感覚はなく、実に快適な着心地を実現しています。
独特な立体的な編み構造で汗抜けがいい
寒さ対策をしてアウトドアアクティビティを楽しみましょう!
アウトドアブランドが工夫を凝らして開発した今イチ押しのインナーウエア5選、お気に入りは見つかりましたか?
寒さに怯えてついついインドア派になってしまいがちですが、冬は空気が澄み切った季節だからこそより大自然の魅力が映え、アウトドアアクティビティを満喫するのに最適な季節! 高性能なインナーウエアで万全な寒さ対策を施し、思う存分に快適なアウトドアライフを楽しんでください。
(文/柿内直樹)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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