魅力がいっぱい!ソロキャンプのすすめ【道具編】 2021.06.26 山遊び
1人でキャンプをする“ソロキャンプ”。年々楽しむ人が増えているのをご存じですか?
1人ごはん、1人旅などの“お一人様”ブームも定着して、フィールドはアウトドアにまで浸食中!ソロキャンプはサバイバル要素も大きく、やる度にハマる人が続出中なんです。
1人でキャンプして楽しいの?そんな疑問を持つ人も、これを読めばきっと行きたくなるはず!今回はソロキャンプの魅力から必要な道具まで、役立つ情報をご紹介します。
【目次】
■ソロキャンプの魅力とは?
■ソロキャンプには何が必要?【道具編】
- 1.テント
- 2.寝袋(シュラフ)
- 3.ライト
- 4.テーブル・イス
- 5.調理器具
- 6.焚き火セット
- 7.食器とカトラリー
■ソロキャンプにプラスしたい!お一人様歓迎アクティビティ4選
- 1.富士山をバックに乗馬が楽しめる!|山梨県
- 2.北信五岳に囲まれた野尻湖をカヌーでツーリング!|長野県
- 3.パラグライダーで那須高原を空から楽しむ!|栃木県
- 4.岩畳を水上から観賞!国の名勝・長瀞でSUP|栃木県
ソロキャンプの魅力とは?
家族や友人、仲間…誰かと一緒にやるからこそ、キャンプは楽しいと思っていませんか?確かに人数が多ければ、みんなで料理を食べたり、焚き火を前に語り合ったり、グループならではの楽しみがあります。
では、ソロキャンプをする人は何に魅了されているのでしょうか?
想像してみてください。大自然の中に1人。ただ椅子に座ったり、食事をしたりするだけでも家で過ごすのとは大違い。どこか不安で、それでいて落ち着く。自然の空気を吸って、風や土の匂いを感じ、虫の声に耳を傾ける時間。ソロキャンプの大きな魅力は、1人の時間を楽しめることにあります。
料理も誰かの好みを考慮する必要はナシ!限られた環境の中、沸かしたお湯でコーヒーを飲むだけでも最高のぜいたくです。
また複数人のスケジュール調整が不要な点も、ソロキャンプの魅力。1人なら、気にすべきは自分の予定と天気だけ。最近ではソロ専用のテントサイトを設けているキャンプ場もあり、ハイシーズンでもソロサイトだけは前日まで空いてるなんてことも。
すべてを1人でこなすソロキャンプでは、サバイバル能力も鍛えられます。限られた水、電源、食料の中で過ごす非日常の体験。不便を楽しめるようになったら、あなたも立派なソロキャンパーです。
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ソロキャンプには何が必要?【道具編】
ソロキャンプに必要な道具の種類は、一般的なキャンプと大差はありません。ここではソロキャンプ向きのアイテム情報を交えながら、基本的な道具を紹介していきます。
1.軽量で設営しやすいものを選ぼう!「テント」
まず必要なのはテント。これから購入する場合は、1〜2人向きの登山用やツーリング用のテントがおすすめです。
各種メーカーから販売されていて、1万円以下の廉価版から、10万円を超えるハイエンドモデルまで幅広くあります。選ぶポイントは、重さ・用途・設営しやすさ、前室の有無など。
前室とは寝起きするインナーテントの外、風雨を防ぐフライシートの内側にあるスペース。荷物やライト、靴などを置くのに便利です。
アメリカのキャンプ用品メーカー「コールマン」から2021年に発売されたばかりの“ツーリングドーム/ST”は、収納時のサイズが横49cmとコンパクト。前室もありますが、別売りのポールを購入するとキャノピーができ、日除けスペースを作れます。
自然豊かなキャンプ場になじむ、ナチュラルなオリーブカラーがポイント。重量は4kgと登山には向きませんが、バイクや車でキャンプに行く場合におすすめです。
前室あり!簡単設営のコンパクトテント
2.季節に合ったものがベスト「寝袋(シュラフ)」
寝袋もテント同様、ソロキャンプの場合はコンパクトさが重要。寝袋には長方形の“封筒型”と、全身を包み込む“マミー型”がありますが、ソロキャンプであれば体に沿った形状で省スペースのマミー型がいいでしょう。
アウトドア用品メーカー「モンベル」の“ダウンハガー”シリーズは、オールシーズン使える優れもの。伸縮性が高く、寝心地の良さで人気です。暖かい季節にキャンプをするなら、化学繊維を用いた“バロウバッグ”シリーズがぴったり。どちらもコンパクトに収納できるので、ソロキャンプにもおすすめです。
寝袋にはそれぞれ“対応温度”が記載してあります。どの季節にキャンプをする可能性が高いのかを考えて選んでください。
そして寝袋の下に敷くマットも重要!キャンプ場の地面はごつごつしていたり、地面からの冷気で冷たかったりと寝づらいもの。特にソロキャンプでは、そういうストレスが1人時間を損ねてしまうので、専用マットがあるとベストです。
ウレタン製の収納しやすいものや、ベッドとしてもベンチとしても使えるコット、空気が自動的に入るエアマットなど、マットの種類は大きく3つ。テント内の広さや収納時のサイズなどを考慮して選びましょう。
夏の高山から冬の低山まで年間使える!
3.ソロに適した明るさで選ぼう「ライト」
メインのライトとして使うのは、テントに吊るしたり、手にぶら下げたりできる“ランタン”。
ランタンにはガス、ガソリン、LEDと3種類ありますが、ガスやガソリンは明るい反面、テント内では一酸化中毒になる可能性があり、屋外でしか使えません。また、転倒した場合は火事になる危険性があり、扱いに注意が必要です。
夜テント内でゆっくりと過ごしたいなら、圧倒的にLEDランタンがおすすめ!明るすぎると目が疲れることもあるので、ソロキャンプなら200〜300ルーメンを目安に選ぶといいでしょう。
LEDライトメーカー「GENTOS(ジェントス)」の“エクスプローラー”シリーズからは、ろうそくの炎の揺れを再現するキャンドルモードを搭載した「EX-144D」が発売中。250ルーメンと1人なら問題ない明るさで、重さ156gと軽量な点も魅力です。
ランタンとは別にヘッドライトも用意しておきましょう。両手が空くので、夜間に料理やちょっとした雑用をするのに役立ちますよ。
キャンドルモードで雰囲気抜群!
4.コンパクトに収納できるものが◎「テーブル・イス」
ソロキャンプなら、コンパクトに収納できる軽量チェアがベストです。
アウトドアチェア界で絶大な人気を誇る「Helinox(ヘリノックス)」の代表的モデル“チェアワン”は、重さ1kg弱と軽量コンパクトながら、吊り下げ式シートで快適な座り心地。さらに軽量の“チェアゼロ”は約500gというから驚き!
座面が低いため、座りながら料理をしたり、火を起こしたりと作業がしやすいのも特徴です。
韓国に本社があるHelinoxは日本に直営店はなく、「モンベル」からはメッシュ性のアウトドアに適したシリーズ、「A&F COUNTRY」からは家の中でも使いやすい“ホーム・デコ&ビーチ”シリーズなどが販売されています。
テーブルは椅子に合った高さのものを選ぶのがベスト。ソロキャンプならテーブル1つあれば、料理も食事も済んでしまいます。
同じくHelinoxからは軽量でコンパクトなテーブルが出ていますが、価格は高め。デザイン性と低価格を両立する「DOD(ディーオーディー)」の“ライダーズテーブル”は、小物を入れられるストレージメッシュも付いて5,000円前後とお得。重さも1kgと軽量です。
500gの超軽量チェア!
5.どんな料理をしたいかで選ぶ「調理器具」
キャンプの楽しみの1つが食事!どんな料理を作るかにもよりますが、調理器具の基本のラインナップはガスバーナーやクッカー、ナイフ、まな板、おたま、フライ返しなど。
クッカーは直火OKなものを選びましょう。材質としてはアルミやステンレス、チタンが一般的。アルミは安価ですが耐久性は低く、チタンは強度が高い上に軽量ですが、価格も高くなります。ステンレスは高強度ですが、重いのと焦げやすいのが難点。
価格、強度、重さ、料理のしやすさ…何を重視するかで選ぶといいでしょう。スタッキングできるかも、クッカー選びのポイントです。
世界中の冒険家や登山者に愛される「MSR(エムエスアール)」の“アルパインDXキッチンセット”は、ナイフやまな板、おたま、フライ返しなど11点ものキッチンツールが1セットになっていておすすめ!準備の手間や忘れ物の心配を減らせます。
できるだけ身軽にしたければ、コンパクトなシングルバーナーとクッカー代わりにメスティンを持参するのも◎。
新富士バーナーが手がけるアウトドアブランド「SOTO」の“アミカスクッカーコンボ”なら、2つのクッカーの中に、ボンベとバーナーヘッドがぴったり収まり、持ち運びに便利です。
野菜やお肉をカットしたり、下味を付けたりといった料理の下ごしらえは自宅でしておくと、現地で余裕が出ますよ。
調理器具を1セットに!
6.扱いやすさも選ぶポイント!「焚き火セット」
キャンプの醍醐味といえば焚き火。炎の揺れと温かさが癒やしとなって、より豊かなキャンプを楽しめます。
ソロキャンプで持っていくなら、軽量で扱いやすいものが◎。釣り・アウトドア用品メーカー「ベルモント」の“焚き火台TOKOBI”は、重さ2.2kg、収納時は縦26cm×横46cmとコンパクト。火床はメッシュシートでたわむ構造になっており、左右から薪を追加しやすいのが魅力です。
オプションパーツが豊富で、ステンレス網の上ではBBQ、アイアンプレートを追加してお肉やピザを焼くなど、いろいろな使い方ができる優秀アイテム!
焚き火をするには、炭や薪はもちろん、トングや着火剤・グローブ(軍手)などが必要です。
日が沈んだら、焚き火を眺めながら長い夜の時間を楽しみましょう。くれぐれも火の後始末だけは忘れずに。
火力調整しやすく調理にもGood!
7.軽くて丈夫なものが安心「食器とカトラリー」
キャンプで使う食器やカトラリーを選ぶポイントは、軽くて丈夫なこと。キャンプ場に向かう道中での揺れや、うっかり落として割れちゃった…なんてもってのほか!ガラスや陶器のものは避けるのがベターです。
食器にコストをかけたくない場合は、マグカップとシェラカップだけで済ますのも手。燃料器具をはじめ、登山・アウトドア製品を扱う「PRIMUS(プリムス)」には、クッカーにも食器にもなる“イージークック”シリーズがあります。深型のポットではスープや麺類の調理のほか、お米も炊けて、そのまま食べればお皿いらず!フタもフライパンとして使える上に、お皿としても重宝します。ミニ・S・Mと3サイズ展開で、SとMはポット内にバーナーも収納可能。
カトラリーは100円ショップのアウトドア用折りたたみシリーズが、なかなかの優れものです。スプーン・フォーク・ナイフを折りたためば、クッカーの中に収納できるくらいのサイズになりますよ。
初めてのソロキャンプなら、まずはコストを抑え、徐々にこだわりのアイテムを増やしていくのもいいですね。
軽量クッカーを食器としても活用!
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