多彩に進化中!ソフトクーラーボックスの選び方とおすすめ5選 2021.09.04 news
布やビニールファブリックなど、柔らかい素材で作られたソフトクーラーボックス。ソフトシェルクーラーとも呼ばれ、硬い樹脂や金属を使ったハードタイプより軽いため、電車やバスを利用したソロキャンプをはじめ、自転車やオートバイでツーリングを楽しむライダーなどにも支持されています。
一昔前のソフトクーラーは、性能が今ひとつのモデルが多かったのも事実。ですが最近では新素材の採用などで保冷力や使い勝手を飛躍的にアップさせるなど、急激に進化しています。
上に座ったり重いものを載せたりすることはできませんが、価格も比較的お手ごろなので、ハードクーラーのサブとして使ったり、クッション性の高さを生かして、ギアを収納するコンテナバッグとして使ったりするベテランも。
そんな、一つは持っていて損のない、オススメのソフトクーラーボックスを5つピックアップ。クーラーボックスの選び方のコツや上手な使い方も紹介するのでぜひチェックしてください!
【目次】
■ソフトクーラー選び方のコツ
■注目のソフトクーラーボックス5選
- 1.カリフォルニアイノベーション「タイタン ディープフリーズ20L」
- 2.AO Coolers「キャンバス ソフトクーラー 24パック」
- 3.サーモス「ソフトクーラーREQ-020」
- 4.コールマン「アルティメイトアイスクーラーⅡ」
- 5.ロゴス「ハイパー氷点下クーラーL」
■クーラーボックスを上手に使うコツ
■ソフトクーラー選び方のコツ
ひと口にソフトクーラーといっても種類は豊富。下記に、選び方のコツを挙げましたので参考にしてみてください。
サイズが重要
クーラーボックスを購入する際に重要なのは、自分のスタイルに必要な容量を把握すること。車のトランクにスムーズに入るか? 無理なく安全に運べるか? など、必ずしも“大は小を兼ねない”ことに注意が必要です。スタイルによっては、サイズを変えた2台持ちが便利な場合もあります。
保冷力は厚みに比例
保冷力はおおむね、本体の厚みに比例します。つまり、保冷力の高いものはサイズの割に容量が少ないということ。保冷時間を公表しているブランドもありますが、実際の保冷力はフィールドの条件や入れる中身などで大きく変化します。あくまで参考程度にしておきましょう。
■注目のソフトクーラーボックス5選
夏のレジャーには欠かせないアイテムの1つクーラーボックス。大型はハードクーラーボックスがメインですが、最近、軽く持ち運びも容易なソフトクーラーボックスに注目が集まっています。今回は、使いやすく注目のソフトクーラーを5つ紹介します。
1.機能性を追求したハイスペックなソフトクーラー
カリフォルニアイノベーション
「タイタン ディープフリーズ20L」
1986年に創業したカナダのバッグブランドが手掛けるソフトクーラー。メインの開口部にジッパーを使用しておらず、片手で簡単に中身を取り出せます。折りたたみ機能はありませんが、高密度超発泡素材など5層構造の高性能断熱素材“DEEP FREEZE”を採用することで、最大約72時間の保氷性能を持つとのこと。
上下に中身を仕切れるシェルフや、筋肉の負担を軽減するショルダーストラップが付属するなど、保冷力以外の使い勝手にも気を配っています。
持ち運びやすく氷を最大3日間キープ
2.保冷力&ルックスともに史上最高レベル
AO Coolers(エーオークーラーズ)
「キャンバス ソフトクーラー 24パック」
食肉産業や水産業界向けクーラーを製造していたAOクーラーズ。スタイリッシュな「キャンバス ソフトクーラー 24パック」は、厚手のキャンバス生地を使用した人気の定番シリーズで、2Lペットボトルを立てて入れることができます。
ソフトクーラーは比較的結露しやすいため、濡らしたくない物の近くには置かないなど工夫が必要でしたが、19mmと極厚の断熱層を持つことで結露しにくいのも大きな特徴。ソフトクーラーの中では比較的高価ですが、使い勝手と満足感はかなりのレベルに仕上がっています。
19mmと極厚の断熱層で結露しにくい
3.信頼のブランドが手掛けるコスパ最高モデル
サーモス
「ソフトクーラーREQ-020」
初めてのソフトクーラーにオススメなのが、魔法瓶の超有名ブランドのサーモスが手掛けるこのモデル。実売価格2,000円前半とお手ごろながら、5層断熱構造を持つ「アイソテック2」を採用して保冷性を確保しています。
容量は約5L、約15L、約20Lの三種類をラインアップし、最大サイズの20Lモデルなら、2Lのペットボトルが縦置きで6本、350ml缶なら24本収納可能と機能もしっかり押さえています。
コンパクトに折り畳めるので、帰りのお土産用に車に積んでおくのも便利。ちなみに、最小サイズの5Lモデルは、15・20Lサイズの中にすっぽり入れることができるので、よりしっかり冷やしたいものがある時に覚えておきたい小技です。
コスパ抜群でお土産保冷用としても
4.定番モデルもよりハイスペックに進化
コールマン
「アルティメイトアイスクーラーⅡ」
コールマンの定番ソフトクーラーが、2021年モデルにアップデート。約42時間の保冷力で、条件によっては2泊3日のキャンプにも対応できるスペックを持っています。メインの蓋を開かずに内部にアクセスできるクイックサーブオープニングと呼ばれる小窓を使えば、冷気逃げを最小限に押さえた出し入れができます。
また、インナーには抗菌加工が施され、取り外して丸洗いも可能など、ソフトクーラーのツボを知りぬいたデザインはさすがコールマン。2Lのペットボトルを12本収納できる35Lモデルのほか、保冷力42時間で500mlペットボトルを20本収納可能な25Lモデルも用意されています。シンプルなデザインとオリーブグリーンのカラーで、フィールドに自然と溶け込んでくれそうです。
保冷力は約42時間で機能性も◎
5.保冷剤との組み合わせでアイスクリームも運べる!
ロゴス
「ハイパー氷点下クーラーL」
衝撃に強いセミハードシェルを採用した、ハードシェルとソフトタイプの良いとこ取りのモデル。日光の熱を反射しやすいメタリックボディを採用し、同社の保冷剤「氷点下パック」と組み合わせると、アイスクリームを最大11時間保冷できるというスグレモノです。シェル同士をジッパーで閉じれば、コンパクトに折りたたみ収納ができます。
写真のLサイズ(約20L)のほか、M(12L)、SL(30L)、XL(40L)をラインアップ。目的や使用人数に合わせたベストなサイズを選べます。
アイスクリームを最大11時間保存可能!
クーラーボックスを上手に使うコツ
お気に入りのクーラーボックスを見つけたら、上手な使い方もマスターしたいもの。いくつかのコツを覚えておけば、より快適にアウトドアで使えます。
冷気を上手にコントロールする
冷たい空気は上から下へ流れるので、保冷剤は中身を入れてから上に乗せると全体が冷えるようになります。中に入れるものは常温ではなく、あらかじめ冷やすか冷凍しておくと保冷剤が長持ちします。100円ショップの断熱剤をクーラーの大きさに切って内蓋にするのも効果的です。
置き場所も大切
直射日光が当たると庫内の温度が上がってしまいます。木陰やタープの下などに置くか、レジャーシートを1枚かけるだけでも保冷効果が長持ちします。直射日光で熱せられた地面の暑さが伝わらないよう、スタンドなどに乗せておくのも効果的です。
使用中に注意すること
フタを開けるたびに冷気と熱気が入れ替わってしまうので、開ける回数を極力減らし、取るものを決めてから短時間の開け閉めを心がけましょう。複数クーラーボックスがある場合は、すぐに使うものと次の日に使うもので分けておくと便利です。
クーラーボックスを利用してアウトドアレジャーに行こう!
海はもちろん、川や山など、あらゆるアウトドアレジャーに欠かせないクーラーボックス。凍らせたタオルや冷たいドリンク、レジャーの合間に食べるアイスなど、いっぱい詰めて持ち出せば、暑い日でも冷んやり過ごせますよ。
(文/杉山元洋)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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