銀山温泉を満喫!大正ロマンに浸る観光・グルメスポット12選 2023.12.02 山形県
山形県の北東部、尾花沢市にある銀山温泉。古い歴史を持つ東北屈指の人気温泉街で、1983年にNHKで放送された連続テレビ小説『おしん』の舞台としても有名です。
フォトジェニックな景観もあってメディアにも多数取り上げられ、今もなお注目を集める銀山温泉。雪が降り積もるドラマの名場面と同じロケーションを楽しめるのは、まさにこれからの時期!ノスタルジックな町並みと上質な温泉のほかにも、足を運びたくなる魅力がまだまだたくさんあるんです。
そこで、銀山温泉で立ち寄りたい観光スポットや人気グルメをたっぷりご紹介。風情ある白銀の温泉街で、古き良き大正ロマンに包まれて、休日をのんびり過ごしてみませんか。
【目次】
■銀山温泉ってどんなところ?
■銀山温泉の観光・温泉・グルメスポット!
- 1.しろがね湯
- 2.和楽足湯
- 3.白銀の滝
- 4.延沢銀山遺跡
- 5.あいらすげーな
- 6.銀山温泉 めいゆう庵
- 7.伊豆の華
- 8.野川とうふや
- 9.湯けむり食堂しろがね
- 10.上の畑焼陶芸センター
- 11.大正ろまん館
- 12.徳良湖
■銀山温泉の冬は寒い!?気温と旅行する際の服装は?
銀山温泉ってどんなところ?
大正末期から昭和初期に建てられた洋風の木造旅館が銀山川沿いに建ち並ぶ「銀山温泉」。夜にはガス灯が街を照らし、昔ながらの情緒ある景観が人気の温泉郷です。
川沿いに湧き出る源泉は少し塩分を含み、ほんのり硫黄の香りが漂います。神経痛やリウマチ、皮膚病など効能もさまざま。古くから湯治場としてにぎわってきたのもうなずけます。
数多くある宿の中でも、銀山温泉のシンボル的存在といえるのが「能登屋旅館」。表玄関の柱に施された美しい鏝絵(こてえ/漆喰で作られたレリーフ)が印象的で、風格ある建物は国の登録有形文化財に指定されています。
また鮮やかな鏝絵で彩られた「古山閣」は、1913(大正2)年の大洪水から残った銀山温泉最古の希少な建物なのだそう。約300年前の蔵座敷や明治期の大時計など、館内の至るところに歴史の面影を感じられます。
銀山温泉へは、東京から山形新幹線「大石田」駅まで約3時間。そこから直通バスで約40分の距離です。尾花沢の中心街から離れた、秘境感ある独特の世界の中で温泉を楽しめるのも魅力です。
- 山形県尾花沢市銀山新畑
- 0237-28-3933(銀山温泉案内所)
銀山温泉の観光・温泉・グルメスポット!
銀山温泉で楽しみたいのがそぞろ歩き!こぢんまりとした温泉街なので、食べ歩きしたり、足湯に入ったり、お土産を買ったり、散策を満喫できますよ。きっと行く先々で心奪われる景色にも出合えるはず!
1.懐かしくもモダンな空間の共同浴場「しろがね湯」
銀山温泉には地元の人たちが管理をする共同浴場もあります。家族や仲間同士なら湯治場の名残を感じられる貸切専用の「おもかげ湯」(現在休業中)もいいですが、一般的に利用しやすいのは温泉街の入口に位置する「しろがね湯」です。
建築家・隈研吾氏のデザインによって、2001年にリニューアルしたしろがね湯。日本を代表する建築家が手がけた建物に、秘境の温泉街で出合えるなんて驚きですね。
木製格子が印象的な佇まいで、モダンでありながらも温かみのある、どこか懐かしさを感じさせる空間。1階と2階に、4~5人が入れるこぢんまりとした浴槽がひとつずつあり、日替わりで男女入れ替え制になっています。
日帰りでリーズナブルに源泉かけ流しの温泉を楽しみたい人におすすめのスポットです。
- 山形県尾花沢市銀山新畑北415-1
- 0237-28-3933(銀山温泉案内所)
・営業時間:9:00~16:00
・定休日:無休
・料金:大人500円、小学生以下200円
■関連記事
東北でワカサギ釣りを楽しもう!手ぶらで楽しめる釣り場6選
2.ゆっくり腰を下ろして町並みと源泉にひたる「和楽足湯」
街歩きに疲れたら、ちょっとひと休みするのに最適!温泉街の中心には、銀山川のほとりに誰でも利用できる無料の足湯「和楽足湯(わらしゆ)」があります。
足湯といえども銀山温泉の源泉を引いており、ほのかな硫黄の香り漂う良質なお湯をたっぷり体感できます。10~30分くらい足をひたすだけでも血行が良くなり、冷えやむくみ解消、疲労回復などが期待できますよ。風情ある景観を眺めながら、ぜいたくな時間に身をゆだねましょう。
昼の開放感とはまた違って、夜は街全体がガス灯の明かりに照らされロマンチックな雰囲気に。夜空を見上げて、眠りへと誘う静かな足湯タイムは心安らぐこと間違いなしです。緩やかな時の流れに、隣り合わせた旅人同士の会話も弾むかもしれませんね。
- 山形県尾花沢市銀山新畑地内
- 0237-28-3933(銀山温泉案内所)
・営業時間:6:00~22:00
・定休日:無休
・料金:無料
■関連記事
冬の青森はこう楽しむ!おすすめ観光スポット&雪遊び体験11選
3.落差22mの美しい滝に心洗われる「白銀の滝」
温泉街から一歩奥に入った、銀坑洞と銀山川の周辺一帯を含む自然公園の「白銀(しろがね)公園」。その入り口にある「白銀の滝」は水量も多く、落差22mの直瀑は壮観です!
静けさの中で、マイナスイオンをたっぷり浴びてリフレッシュしましょう。温泉街からも近いので、冬場はこの滝だけでも見に訪れる価値ありですよ。渓流沿いに約1時間の散策路が整備され、自然を満喫しながら名所巡りもできます。
白銀公園には、清流の音に心洗われるような「洗心狭(せんしんきょう)」、河鹿橋を渡った先の銀坑道探索ができる「おもかげ園」、子宝安産の神様が祀られる「山の神神社」など、見どころが満載!
初雪から山開きとなるみどりの日(5月4日)までは、足場が悪くなるため、坑道方面への入山ができなくなるのでお気をつけください。
- 山形県尾花沢市銀山新畑地内
- 0237-22-1111(尾花沢市商工観光課)
■関連記事
栃木県・日光の観光で訪れたい滝ランキングTOP7!
4.かつての繁栄ぶりがしのばれる史跡「延沢銀山遺跡」
温泉街から歩いて15分ほどのところにある「延沢銀山遺跡」。銀山温泉という地名の由来である延沢銀山(のべさわぎんざん)の廃坑で、現在は国指定の史跡となっています。
史跡内は歩道や照明設備が整えられており、無料で見学可能。江戸時代に最盛期には、島根の石見銀山、兵庫の生野銀山とともに三大銀山と呼ばれた大銀山の坑内を浴衣姿で一巡できる、全国的にも珍しいスポットといえます。
坑道内で火を焚き、鉱床をもろくして鉱石を取り出す“焼き堀り”という方法で銀を採掘していたため、黒ずんだ岩肌や今も坑道内に残る焦げ跡が歴史を物語っています。
息をのむような静けさと幻想的な空間に、かつての銀山のにぎわいに思いを馳せてみてはいかがでしょう。
- 山形県尾花沢市銀山新畑地内
- 0237-22-1111(尾花沢市商工観光課)
・営業時間:日の出から日没まで
・料金:無料
■関連記事
東北の美しい自然が舞台!心癒やされるおすすめカヌーツアー
5.貸衣装でレトロな町並みと一体に!「あいらすげーな」
温泉街の入り口に架かる白銀橋。そのたもと、古勢起屋別館の1階にある「あいらすげーな」は、コーヒーやソフトドリンクをいただけるカフェでありながら、大正ロマンを感じる衣装をレンタルできるお店でもあります。
女性は矢絣(やがすり)の着物に袴といったはいからさん姿に、男性は着流しや書生風に大変身できます。情緒ある町並みをバックに記念撮影をすれば、忘れられない思い出になりそうですね。
小物もそろう本格的な装いながら、洋服の上から着られる気軽さもうれしいポイント。子供用もあるので、家族そろって古き良き時代にタイムスリップしてみてはいかが。
残念ながら冬は休業されますが、春〜秋にはレトロな衣装に身を包み、町並みに溶け込むように散策を楽しみましょう。
- 山形県尾花沢市銀山新畑417
- 0237-28-2811
・営業時間:10:00~17:00
・定休日:不定休 ※冬季は休業
6.銀山温泉名物!はいからさんのカリーパンが人気の「銀山温泉 めいゆう庵」
銀山温泉の名物グルメといえば“はいからさんのカリーパン”!和楽足湯の川向こうにある「銀山温泉 めいゆう庵」で購入できます。
山形県産の小麦「ねばりごし」を使ったサックリ食感のパン生地に、スパイシーなカレーがたっぷり。食べ歩きにもぴったりで、夕方には売切れてしまうほどの人気です。お土産に買って帰れば、喜ばれること間違いなし!
銀山まんじゅうや揚げまんじゅうなど、銀山名物のお菓子やお土産も販売されているので、散策の途中に立ち寄ってみてはいかが。
- 山形県尾花沢市銀山新畑438-2
- 0237-28-2588
・営業時間:8:00~17:30 ※季節によって変動あり
・定休日:無休
7.名産地ならではの絶品そばをいただける「伊豆の華」
そばの名産地として知られる尾花沢。「伊豆の華」では、1952(昭和27)年の創業当時から受け継がれている、こだわりのそばをいただけます。
そば粉には、尾花沢産の最上早生(もがみわせ)を石臼で殻ごと挽いたものを使用。銀山の冷水を使って丁寧に打った“外一そば(そば粉10に対し、つなぎ1の割合で混ぜたそば)”の、甘みある深い味わいはもちろん、中細麺のほどよい食感や上品なのど越しもたまりません。中でも、揚げ茄子おろしそばは人気の逸品!
古民家を再生した店舗は趣ある佇まいで、和モダンな雰囲気の店内からは温泉街の風景をゆったりと眺められます。
ランチタイム以降はカフェタイムとして、蕎麦ソフトや蕎麦パフェといったオリジナルスイーツも登場。夜にはお酒に合うおつまみや一品料理なども豊富にそろいます。ご当地グルメの魅力を一度に堪能できる、とっておきのお店です。
- 山形県尾花沢市銀山新畑440
- 0237-28-2036
・営業時間:11:00~22:00
・定休日:水曜(臨時休業あり)
■関連記事
蔵王を満喫するならココ!行って間違いなしの観光スポット23選
最新記事
ピックアップ
マンスリーチョイス
その他の記事
人気の記事