
大正ロマンに浸る!山形県・銀山温泉の観光スポット12選 2022.01.15 山形県
山形県の北東部、尾花沢市にある銀山温泉。
古い歴史を持つ東北屈指の人気温泉街で、1983年にNHKで放送された連続テレビ小説『おしん』の舞台としても有名です。フォトジェニックな景観もあってメディアにも多数取り上げられ、今もなお注目を集めています。
雪が降り積もるドラマの名場面と同じロケーションを楽しめるのは、まさに今の時期。ノスタルジックな町並みと上質な温泉のほかにも、足を運びたくなる魅力がまだまだたくさんあるんです。
銀山温泉で立ち寄りたいスポットや人気グルメをたっぷり紹介!風情ある白銀の温泉街で、古き良き大正ロマンに包まれて、冬の休日をのんびり過ごしてみませんか。
【目次】
1.銀山温泉
2.しろがね湯
3.和楽足湯
4.白銀公園
5.銀鉱洞(延沢銀山跡)
6.カフェあいらすげーな
7.西塚菓子舗 明友庵
8.伊豆の華
9.野川とうふや
10.上の畑焼陶芸センター
11.大正ろまん館
12.徳良湖
1.大正ロマンあふれる美しい温泉郷「銀山温泉」
PIXTA
大正末期から昭和初期に建てられた洋風の木造旅館が銀山川沿いに建ち並ぶ「銀山温泉」。夜にはガス灯が街を照らし、昔ながらの情緒ある景観が人気の温泉郷です。
川沿いに湧き出る源泉は少し塩分を含み、ほんのり硫黄の香りが漂います。神経痛やリウマチ、皮膚病など効能もさまざま。古くから湯治場としてにぎわってきたのもうなずけます。
数多くある宿の中でも、銀山温泉のシンボル的存在といえるのが「能登屋旅館」。表玄関の柱に施された美しい鏝絵(こてえ/漆喰で作られたレリーフ)が印象的で、風格ある建物は国の登録有形文化財に指定されています。
また鮮やかな鏝絵で彩られた「古山閣」は、1913(大正2)年の大洪水から残った銀山温泉最古の希少な建物なのだそう。約300年前の蔵座敷や明治期の大時計など、館内の至るところに歴史の面影を感じられます。
- 山形県尾花沢市銀山新畑
- 0237-28-3933(銀山温泉案内所)
2.懐かしくもモダンな空間の共同浴場「しろがね湯」
銀山温泉には地元の人たちが管理をする共同浴場もあります。温泉街の中心部にあった「かじか湯(大湯)」は、残念ながら2018年4月に閉館・解体されてしまったため、現在残っているのは2軒のみ。
家族や仲間同士なら湯治場の名残を感じられる貸切専用の「おもかげ湯」(臨時休業中)もいいでしょうが、一般的に利用しやすいのは温泉街の入口に位置する「しろがね湯」です。
隈研吾氏のデザインによって、2001年7月にリニューアルしたしろがね湯。日本を代表する有名建築家が手がけた建物に、秘境の温泉街で出合えるなんて驚きですね。
木製格子が印象的な佇まいで、モダンでありながらも温かみのある、どこか懐かしさを感じさせる空間。1階と2階に、4~5人が入れるこぢんまりとした浴槽が1つずつあり、日替わりで男女入れ替え制になっています。
日帰りでリーズナブルに源泉かけ流しの温泉を楽しみたい人におすすめのスポットです。
- 山形県尾花沢市銀山新畑北415-1
- 0237-28-3933(銀山温泉案内所)
・営業時間:9:00~15:30(最終受付15:00)
・定休日:無休
・料金:大人500円、小学生以下200円
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3.ゆっくり腰を下ろして町並みと源泉にひたる「和楽足湯」
PIXTA
街歩きに疲れたら、ちょっとひと休みするのに最適!温泉街の中心地には、銀山川のほとりに誰でも利用できる無料の足湯「和楽足湯(わらしゆ)」があります。
足湯といえども銀山温泉の源泉を引いており、ほのかな硫黄の香り漂う良質なお湯をたっぷり体感できます。10~30分くらい足をひたすだけでも、血行が良くなり、冷えやむくみ解消、疲労回復などが期待できますよ。風情ある景観を眺めながら、ぜいたくな時間に身をゆだねましょう。
昼の開放感とはまた違って、夜は街全体がガス灯の明かりに照らされロマンチックな雰囲気に。夜空を見上げて、眠りへと誘う静かな足湯タイムは心安らぐこと間違いなしです。緩やかな時の流れに、隣り合わせた旅人同士の会話も弾むかもしれませんね。
- 山形県尾花沢市銀山新畑地内
- 0237-28-3933(銀山温泉案内所)
・営業時間:6:00~22:00
・定休日:無休
・料金:無料
4.散策しながら自然と史跡にふれられる「白銀公園」
PIXTA
「白銀(しろがね)公園」は、温泉街から一歩奥に入った、銀坑洞と銀山川の周辺一帯を含む自然公園。渓流沿いに約1時間の散策路が整備され、自然を満喫しながら名所巡りができます。
公園の入り口にある「白銀の滝」は水量も多く、落差22mの直瀑は壮観!静けさの中でマイナスイオンをたっぷり浴びてリフレッシュしましょう。温泉街からも近いので、冬場はこの滝だけでも見に訪れる価値ありですよ。
ほかにも公園内には、清流の音に心洗われるような「洗心狭(せんしんきょう)」、河鹿橋を渡った先の銀坑道探索ができる「おもかげ園」、子宝安産の神様が祀られる「山の神神社」など、見どころが満載!
初雪から山開きとなるみどりの日(5月4日)までは、足場が悪くなるため、坑道方面への入山ができなくなるのでお気をつけください。
- 山形県尾花沢市銀山新畑地内
- 0237-22-1111(尾花沢市商工観光課)
5.かつての繁栄ぶりがしのばれる史跡「銀鉱洞(延沢銀山跡)」
PIXTA
温泉街から歩いて15分ほどのところにある「銀坑洞」。銀山温泉という地名の由来である延沢銀山(のべさわぎんざん)の廃坑で、現在は国指定史跡となっています。
史跡内は歩道や照明設備が整えられており、無料で見学可能。江戸時代に最盛を極めた大銀山の坑内を浴衣姿で一巡できる、全国的にも珍しいスポットといえます。
坑道内で火を焚き、鉱床をもろくして鉱石を取り出す“焼き堀り”という方法で銀を採掘していたため、黒ずんだ岩肌や今も坑道内に残る焦げ跡が歴史を物語っています。
息をのむような静けさと幻想的な空間に、かつての銀山のにぎわいに思いを馳せてみてはいかがでしょう。
- 山形県尾花沢市銀山新畑地内
- 0237-22-1111(尾花沢市商工観光課)
・営業時間:日の出から日没まで ※冬季は閉鎖
・料金:無料
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6.「あいらすげーな」の貸衣装でレトロな町並みと一体に!
https://www.facebook.com/taisyoroman/photos/a.406754752726966/406754762726965/
温泉街の入り口に架かる白銀橋。そのたもとにある「あいらすげーな」は、コーヒーやソフトドリンクをいただけるカフェでありながら、大正ロマンを感じる衣装をレンタルできるお店でもあります。
女性は矢絣(やがすり)の着物に袴といったはいからさん姿に、男性は着流しや書生風に大変身できます。情緒ある町並みをバックに記念撮影をすれば、忘れられない思い出になりそうですね。
小物もそろう本格的な装いながら、洋服の上から着られる気軽さもうれしいポイント。子供用もあるので、家族そろって古き良き時代にタイムスリップしてみてはいかが。
レトロな衣装に身を包み、町並みに溶け込むように散策を楽しみましょう。
- 山形県尾花沢市銀山新畑85
- 0237-28-2811
・営業時間:10:00~17:00
・定休日:不定休、冬季は閉鎖
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