蔵王を満喫するならココ!行って間違いなしの観光スポット23選 2022.01.03 蔵王
宮城県と山形県にまたがる蔵王エリアは、蔵王連峰をはじめとした見どころが盛りだくさん!
天候によって色が変わる湖面を持つ「御釜」、冬がもたらす絶景「樹氷」など、自然の神秘を感じられるスポットのほか、温泉やグルメも満喫できます。また積雪の多い蔵王エリアでは、冬は雪遊びも楽しみたいところ。
今回は蔵王連峰の東麓、宮城県側の蔵王町を中心に、自然や歴史、グルメ、レジャーなど幅広いジャンルの観光スポットをご紹介します。蔵王へお出かけの際には、ぜひ参考にしてくださいね。
【目次】
■蔵王の美しい自然を堪能!
- 1.御釜
- 2.蔵王エコーライン
- 3.蔵王ロープウェイ
- 4.駒草平
- 5.マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわ
- 6.滝見台
- 7.みやぎ蔵王えぼしリゾート
- 8.国営みちのく杜の湖畔公園
- 9.七ヶ宿湖
【column】ホーストレッキングで里山風景を満喫!
■蔵王の歴史にふれられる名所・史跡
- 10.旧羽前街道
- 11.平沢弥陀の杉
- 12.白石城
■蔵王グルメを味わえるスポット
- 13.蔵王酪農センター
- 14.蔵王のそば処 賛久庵
- 15.蔵王鶏園 corrot.
■蔵王観光にプラスしたい体験スポット
- 16.ことりはうす
- 17.ふれあい牧場 蔵王ハートランド
- 18.宮城蔵王キツネ村
- 19.みやぎ蔵王こけし館
- 20.蔵王焼 万風窯
- 21.陶アトリエ 花花
■蔵王の温泉でほっとひと息
- 22.遠刈田温泉 まほろばの湯
- 23.神の湯・壽の湯
<<宮城県で体験できるアクティビティツアーの一覧を見る>>
蔵王の美しい自然を堪能!
蔵王観光といえば、複合火山群である蔵王連峰が織りなす自然は見逃せません。冬は蔵王エコーラインの通行止めにより見られるスポットが限られますが、その分スキー場で遊んだり、樹氷を観賞したり、冬ならではの楽しみも豊富です。
1.さまざまな色に変化する神秘の湖!「御釜」
蔵王観光のシンボルともいえる「御釜(おかま)」は、蔵王連峰の主峰・熊野岳をはじめ、蔵王刈田岳、五色岳の3峰に抱かれた円形の火口湖。
太陽の当たり方によってエメラルドクリーンや瑠璃色など、さまざまな色に変化することから“五色沼”とも呼ばれています。湖水は強酸性のため、生き物は生息できないのだとか。蔵王が誇る自然の神秘を眺めに、ぜひ足を運んでみてください。
駐車場から御釜の展望台までは徒歩5分。舗装されたバリアフリーの道なので、誰でも安心して観光できます。なお、例年11月上旬から4月下旬までは蔵王エコーライン・ハイラインが冬期通行止めとなります。この期間は見学できないため、訪れる時期にご注意ください。
- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有地内
2.雪の壁に紅葉!四季折々の絶景が続くドライブコース「蔵王エコーライン」
宮城県と山形県を結ぶ「蔵王エコーライン」は、蔵王の雄大な自然を満喫できる山岳道路です。
冬期は通行止めとなりますが、4月下旬の開通から5月中旬までは、道路の両脇に最高で約10mの高さに積み上がる“雪の壁”が出現し、春の蔵王名物となっています。例年、開通前の4月上旬には、歩きながら雪の壁を楽しむ「雪の壁ウォーク」が開催されます。
夏には爽やかな緑の風景、秋にはブナやナラなどが赤や黄色に染まる紅葉を楽しめます。宮城側から見える火山岩むき出しのワイルドな蔵王の姿は必見!
冬の通行止め期間以外にも、悪天候による臨時通行止めや夜間の通行止めが発生する場合もあるので、訪れる際は事前に交通情報をチェックしておきましょう。
- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉
- 0224-33-2215(蔵王町農林観光課)
・冬期通行止め期間:2021年11月5日〜2022年4月22日予定
3.蔵王ならではの幻想的な景色は必見!「蔵王ロープウェイ」
標高差がある蔵王の壮大な景色を楽しむなら「蔵王ロープウェイ」がおすすめ。「蔵王山麓」駅から「樹氷高原」駅、蔵王地蔵尊のある「地蔵山頂」駅までを結び、快適なゴンドラに乗って、絶景を眺めながら空中散歩を楽しめます。春~夏は新緑が美しく、秋には鮮やかな紅葉が眼下に広がります。四季を彩る高山植物の観察やトレッキングを満喫するのにも、ロープウェイは便利ですよ。
そして、冬の蔵王で見逃せないのが、雪原を埋め尽くす樹氷!強い北西風の影響を受けて、蔵王に自生する針葉樹のアオモリトドマツに着氷・着雪してできたもので、その形はまるで“エビのしっぽ”のよう。別名「スノーモンスター」とも呼ばれています。
ロープウェイの車窓から眺める樹氷原は、まさに大自然の芸術品といえる圧巻の美しさ。樹氷のベストシーズンである12月下旬~2月末にはライトアップもされ、昼間とは表情の違う幻想的な光景に出合えます。
春~秋は山形・宮城方面からともにアクセス可能ですが、冬季は蔵王エコーライン封鎖によって宮城側からは不通となるため、樹氷観賞には山形側からアクセスする必要があります。雪道の運転に不安のある人は、JR奥羽本線「山形」駅からバス(約45分)を利用するのがよいでしょう。
- 山形県山形市蔵王温泉229-3
- 023-694-9518
・営業時間:[山麓線]8:30~17:00、[山頂線]8:45~16:45
・料金:[地蔵山頂駅行き往復]大人3,000円、小学生1,500円
[樹氷高原駅行き往復]大人1,500円、小学生800円
4.蔵王エリアを一望できる絶景スポット!「駒草平」
蔵王エコーライン沿いにある「駒草平(こまくさだいら)」は、西には「不帰の滝(かえらずのたき)」「振子滝」、東には奥羽山脈とその先の太平洋を望めるおすすめのビュースポット。周辺には遊歩道が整備されており、絶景を眺めながら散策ができます。
6月中旬から7月にかけては、高山植物の女王と呼ばれるコマクサが見どころ。10月上旬から中旬までは紅葉を楽しめます。冬は蔵王エコーラインの冬期通行止めで入れなくなるので、次の新緑の時期に訪れてみましょう。
- 宮城県刈田郡蔵王町倉石岳国有林内
- 0224-33-2215(蔵王町農林観光課)
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5.雪上車での樹氷観賞ツアーも体験できる!「マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわ」
宮城蔵王エコーラインの中腹1,100mに位置する「マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわ」は、極上のパウダースノーを楽しめるスキー場。スキー・スノーボードだけでなく、テレインパークやバックカントリー、スノーシュートレッキングなど多彩なアクティビティを体験できます。
12月25日~3月6日の期間限定で開催されている、暖房付き乗用雪上車・ワイルドモンスター号で樹氷を見に行く「樹氷めぐりツアー」(事前予約制)も人気の1つ。樹氷観賞の名スポット・蔵王ロープウェイへは、冬には宮城県側からアクセスできないので、宮城蔵王で樹氷を楽しみたいなら、このツアーへの参加がおすすめですよ。
さらに3月には、雪化粧した御釜と、刈田岳山頂にある「蔵王刈田嶺神社・奥宮」を観賞できる特別ツアーも開催。樹氷観賞ツアーの時期を逃してしまっても、また違った宮城蔵王の魅力が待っています。神秘的な白銀の世界を心ゆくまで楽しみましょう。
グリーンシーズンは、高地ならではの絶景が望めるキャンプ場「天空キャンプ」として営業。ペット同伴OK、手ぶらでキャンプのプランもあり、1年を通して宮城蔵王を満喫できるスポットです。
- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字倉石岳国有林内
- 0224-87-2610
[樹氷めぐりツアー]
・開催期間:2021年12月25日〜2022年3月6日
・料金:大人5,000円〜、子供4,000円〜
[御釜ツアー]
・開催期間:2022年3月7〜31日
・料金:大人6,000円〜、子供4,000円〜
6.3つの名瀑と山々の景色を楽しむ!「滝見台(不動滝・地蔵滝・三階滝)」
落差53.5mの「不動滝」、その上にかかる「地蔵滝」、そして「日本の滝百選」にも選ばれた落差181mの「三階滝」、これら3つの滝を眺められる絶好のスポットが「滝見台」。蔵王町にある遠刈田温泉(とおがったおんせん)から車で約10分の場所にあります。
特に新緑や紅葉の季節は、彩り鮮やかな景色を楽しめるため人気のスポットとなっています。タイミングを合わせてぜひ訪れてみてください。
蔵王周辺は霧が発生しやすく、滝が霧で隠れてしまうこともあるので天候を事前にチェックしておくのがおすすめです。また積雪時は見学できないのでご注意ください。
- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有林内
- 0224-33-2215(蔵王町農林観光課)
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7.多彩なコースや楽しいイベントが魅力!「みやぎ蔵王えぼしリゾート」
春から秋にはトレッキングや芋煮などを楽しめる「みやぎ蔵王えぼしリゾート」ですが、12月1日からスノーシーズンがスタート!
広大な敷地には、初心者向け5コース、中級者向け4コース、上級者向け2コースのほか、期間限定のコースもあり、斜面のバリエーションがとても豊か。スキー・スノーボードに初めてチャレンジする人のために新設されたビギナーズエリアでは、安全に練習できるのもうれしいですね。
土日祝および年末年始には「キッズパーク」もオープン。長さ80mのスノーエスカレーターがあり、移動もラクラクです。まだスキーで滑るのは不安という子供も、ソリ遊びやエアドームで楽しく遊べますよ。
シーズン中にさまざまな楽しいイベントが開催されるのもポイント!2022年1月30日、2月13日には親子で参加できる「ちびっこそり大会」、2月5日には約1,000発の花火が打ち上がる「雪上花火大会」が開催予定。ぜひ訪れる前にイベント情報をチェックしてみてくださいね。
- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有林内
- 0224-34-4001
[ウインターシーズン]
・営業期間:2021年12月1日〜2022年3月27日
・営業時間:9:00〜17:00
8.広大な花畑と個性的な遊具が魅力の「国営みちのく杜の湖畔公園」
遠刈田温泉から車で約20分、柴田郡川崎町の釜房湖のほとりにある「国営みちのく杜の湖畔公園」は、広大な敷地を誇る東北唯一の国営公園。
釜房湖に面し、スギ林や棚田などのどかな風景に出合える里山地区、畑や草地が多く、キャンプ場やパークゴルフ場、ドッグランなどを備える北地区、東北の文化と水をテーマに広大な花畑が広がる南地区の3エリアで構成されています。
冬は花の開花は少ないですが、2月下旬から梅やクリスマスローズが見頃に。3月に入るとスイセンやパンジー、ビオラ、4月中旬から桜の開花が始まります。
約3.5mの高さがあるふわふわドーム「ジャンピングドーナツ」や、大きなボールの上を飛び跳ねられる「ステッピング土偶」などの遊具のほか、将棋やオセロの巨大盤など、個性的なツールがたくさん!東北の風土や文化を伝える古民家もぜひ見学したいところ。季節ごとのイベントも充実しているので、家族みんなで楽しんはいかがでしょうか。
- 宮城県柴田郡川崎町小野二本松53−9
- 0224-84-5991
・開園時間:9:30〜17:00 ※時期によって異なる
・休園日:火曜(時期によって無休期間あり)、12月28日〜1月4日
・入園料:大人450円、中学生以下無料
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9.道の駅も併設!大噴水ショーが名物の「七ヶ宿湖」
遠刈田温泉から車で約30分、宮城県南部の七ヶ宿町にある「七ヶ宿湖(しちかしゅくこ)」は、背後に南蔵王連峰の山々を望むダム湖です。
湖中央部には高さ77mの噴射能力がある大噴水が設置されており、毎年4~11月までの日中、季節や時間によって装いが変わる噴水のショーが名物!秋には紅葉の名所として、多くの人が訪れます。湖畔にある「七ヶ宿ダム自然休養公園」ではボートやSUPを楽しめるので、春以降に訪れるならぜひ利用してみては。
公園内には「道の駅七ヶ宿」を併設。地元自慢の特産品の販売のほか、ソフトクリームや揚げもちなどを味わえる軽食コーナー、話題の七ヶ宿ダム湖カレーをはじめ、豊富なメニューをいただけるレストランがあるので、おなかが空いたときに休憩がてら立ち寄るのもいいですね。
- 宮城県刈田郡七ヶ宿町南川原
- 0224-37-2876
ホーストレッキングで里山風景を満喫しよう!
蔵王町のどこか懐かしい里山風景を眺めながら、のんびりホーストレッキングを楽しんでみませんか?「ホワイトストーンR.C.(ライディングクラブ)」が開催する“ホーストレッキング体験コース”では木々に囲まれた林道や、美しい風景を一望できる丘や農園などを巡り、馬の背に揺られながら癒やしのひとときを過ごせます。
敷地内でレクチャーを受けたら、さっそく外に出てみましょう!最初はガイドが馬を引いてコントロールしますが、慣れてきたら1人で操ります。ガイドがそばでしっかりサポートしてくれるので、馬に初めて乗る人でも安心です。ツアーは最大4名までの少人数制で、小学1年生から参加OK。家族だけの貸し切りツアーができるのもうれしいポイントです。
春は新緑の木々、夏は生い茂る緑、秋は燃える紅葉、冬には雪化粧と、どの季節に訪れても美しい蔵王で、馬と一緒にお散歩を楽しみましょう。
- 宮城県刈田郡蔵王町曲竹上欠山1-67 ホワイトストーンR.C.
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