2月でも大丈夫!沖縄でスキューバダイビングするならこのツアー! 2022.12.17 スキューバダイビング 沖縄県
日本の南西部、かつ最西端に位置する沖縄県は亜熱帯気候に属しており、1年を通して暖かい気候が魅力。海の透明度が高く、多種多様な生き物が住むことから、日本各地のダイビングスポットの中でも抜群の人気を誇ります。
スキューバダイビングは夏のアクティビティというイメージが強く、沖縄には4月あたりの初夏から秋にかけて、多くのダイバーが訪れます。でも、実際は沖縄なら年間を通してダイビングができるんです!
「真冬の2月にダイビングなんてできるの?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。今回は2月の沖縄の状況と、おすすめの体験ダイビングツアーをご紹介します。
【目次】
■2月の沖縄は気温よりも水温が高い!
【column】冬の沖縄の海で出会える生き物
■冬の沖縄でおすすめの体験ダイビングツアーはこれ!
- 1.神秘的な「青の洞窟」を専門ガイドが案内|本島
- 2.北風に強いビーチで開催!バナナボート移動も◎|本島
- 3.餌付け体験で魚たちと仲良しに|本島
- 4.ウミガメとの遭遇も!慶良間ブルーを堪能|座間味島
- 5.ダイバー憧れの地形ポイントで潜る!|宮古島
- 6.多様なサンゴ!竹富島上陸コースもおすすめ|石垣島
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2月の沖縄は気温よりも水温が高い!
2月の沖縄(那覇)の平均気温は、最高気温が21℃、最低気温が16℃。水温は21℃前後なので、2月の沖縄は気温より水温の方が高いことが多いという特徴があります。それでも21℃というと、1年の中でもっとも水温が低い時期なので、スキューバダイビングをする際には着るものに注意が必要となります。
冬用の厚手のウェットスーツ(もしくは、ドライスーツ)と、防寒用のフードベストやインナーを用意するのがベスト。ダイビング中は寒さを感じることはあまりありませんが、海から上がった後に風に当たって体が冷えてしまうこともあります。上に羽織るコートや風を通さないジャケットなどがあると、なおよいでしょう。
沖縄とはいえ、2月の海は防寒対策が必須ですが、それをするだけの価値もあります!水温が低いと海中のプランクトンの量が減少するため、水の透明度は高くなります。さらに、2月は夏に比べると観光客の数がぐっと減るため、静かな海を存分に楽しめるのです。
もちろん、飛行機のチケット代やホテルの宿泊代もオフシーズン料金になってかなりお得に!夏は混雑する人気スポットも、2月ならのんびり観光できるでしょう。人混みが苦手な人やのんびりと沖縄を満喫したい人は、ぜひ2月に訪れてみませんか。
冬の沖縄の海で出会える生き物
沖縄周辺の海域には、冬になると繁殖のためにさまざまな生き物が集まってきます。
ボートに乗って移動中に期待したいのが、ザトウクジラとの出会い。12月下旬~3月になると、シベリア海域に生息しているザトウクジラが出産と子育てのために、暖かい海を求めて沖縄へとやってきます。その雄大な姿をひと目見ようと、慶良間諸島には「ホエールウォッチング」を楽しみに多くの観光客が訪れるほど。
マンタといえば石垣島が出現率の高さで有名ですが、冬から春にかけては宮古島でも見ることができるんです。浮遊しているプランクトンを食べに、冬になると島の近海までマンタがやってくるんだそう。大きな口を開けた食事中の迫力あるマンタを目撃できるかもしれませんよ。
また、沖縄の冬の風物詩ともいわれる生き物がコブシメです。コウイカ類の中でもコブシメは最大種で、胴長50cm以上、体重12kgほどになることもあるんだとか。見応えのあるコブシメの特徴は、周囲に合わせて体の色や形状を自在に変化させるところ。冬の終わりから春にかけて産卵を迎え、本島の恩納村(おんなそん)付近にあるポイントでも、卵の中にいるコブシメの赤ちゃんを観察できます。
海の宝石といわれるウミウシは沖縄では1年を通して見ることができますが、なんといっても冬がベストシーズン!水温が低くなるとウミウシの数や種類が増え、比較的海の浅いところにもやってくるため、出会えるチャンスがアップ!カラフルで神秘的なウミウシの姿を撮影するなら、この時期がおすすめですよ。(写真/PIXTA)
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2月の沖縄でおすすめの体験ダイビングツアーはこれ!
ダイビングをするのに通常はライセンスが必要になりますが、ダイビングショップなどが開催する体験ダイビングのツアーに参加すれば、ライセンスを持っていない人でも体験できます。沖縄で数ある中から、2月におすすめのダイビングツアーをご紹介します。
1.人気ダイビングスポット!神秘的な「青の洞窟」を専門ガイドの案内で満喫|本島
冬におすすめなのが「青の洞窟」でのダイビング。本島の恩納村にある洞窟で、水底に堆積したサンゴの死骸に太陽の光が反射し、海水が青く輝く神秘的な光景が見られることから県内でも屈指の人気を誇るダイビングスポット!
冬は北風の影響で波が高くなり、青の洞窟へ行けない日もあるのですが、2月の空いている時期にこそ行ってみたい場所です。
青の洞窟を専門に、10年にわたってダイビングツアーを開催しているのが「プズマリダイバーズクラブ」。青の洞窟を熟知しているガイドだからこそ、自信を持っておすすめできるコース内容でツアーを開催。すべてのコースで水中撮影可能なデジカメを無料でレンタルできるのもうれしいですね。
水温が低い2月は、ボートに乗ってポイントまで移動できる“青の洞窟ボートコース”がおすすめ!青の洞窟までは、ガイドがしっかりナビゲートしてくれます。基本的にはガイドの腕につかまりながら進むので、ダイビングが初めての人でも挑戦しやすいですよ。
ゆっくりと海に慣れたいという人は、ビーチから泳いで青の洞窟まで向かう“青の洞窟ビーチコース”を選んでみては。どちらのコースも、顔全体を覆うフルフェイスマスクを使用するので楽に呼吸できるのがポイント!
洞窟内の奥行きは約30mもあり、水底から見上げる水面は神秘的に青く輝いています。ウミウシなど、この季節だからこそ出会える生き物も住んでいるのでぜひ探してみてくださいね。
- 沖縄県国頭郡恩納村字山田501-3 マリンクラブナギ内「プズマリダイバーズクラブ受付」
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2.北風に強いビーチで開催!バナナボートでの移動も◎|本島
北風に悩まされる冬は、比較的穏やかな東海岸へ行ってみましょう。「ハピネスマリン倶楽部」では、那覇から車で約1時間の宜野座村(ぎのざそん)・漢那ビーチ(もしくはヒーピィービーチ)で“体験ダイビングツアー”を行なっています。
潜るポイントまではバナナボートで移動!漢那ビーチでツアーを開催するのはハピネスマリン倶楽部だけなので、海上が渋滞する心配もなし。風景を楽しみながらいざポイントへ。
海の中では鮮やかな熱帯魚や多様なサンゴがお出迎え。餌やり体験では、魚たちに囲まれる貴重な体験も!岩礁の間の狭い空間を泳ぐなど、海中地形の面白さも堪能できます。
帰りは再びバナナボートに乗ってビーチへ。時間に余裕があれば、オプションでBBQを楽しむのもいいですね。
- 沖縄県国頭郡宜野座村字松田1048 ヒーピィービーチ
3.透明度抜群の海!餌付け体験で魚たちと仲良しに|本島
沖縄本島の北部、本部(もとぶ)半島にある崎本部も冬におすすめのダイビングポイント。「Cosmic Ocean(コズミックオーシャン)」が“美ら海ビーチ体験ダイビングツアー”を開催しています。足が着く浅瀬で呼吸の練習ができるので、初めてダイビングに挑戦する人でも安心!慣れてきたら、ゆっくりと潜っていきます。
本部の海は透明度抜群!サンゴがきれいな場所や魚がいっぱいの場所など、魅力的な海中風景を満喫しましょう。ツアー中には、自分の手から魚に餌をあげる体験にもチャレンジ。すぐ目の前をたくさんの魚が泳ぐ光景に、時間が経つのも忘れてしまうほどです。
海から上がったら、ショップに戻って温水シャワーで体を温められるのもうれしいポイント。人気の観光スポット「沖縄美ら海水族館」までは、ショップから車で約20分。ダイビングの前後にぜひ立ち寄ってはいかが。
- 沖縄県国頭本部町崎本部2798
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4.ウミガメ遭遇率は9割!サンゴも豊富な慶良間ブルーの海を堪能|座間味島
慶良間諸島の1つである座間味島(ざまみじま)へは、那覇の泊港(とまりこう)から高速船で約50分(阿嘉島を経由する場合は70分)。本島から日帰り参加もできる「ザマミセーリング」の“体験ダイビングツアー”に参加してみませんか?
慶良間ブルーの海を眺めながら、ポイントまで約10分のクルージングを満喫。まずはシュノーケリングで海に慣れてからダイビングへと移行します。泳ぎが苦手な人でも、ガイドが酸素ボンベを支えたり、手をつかんだりしながらサポートしてくれるので安心。
座間味の海は透明度が高く、まるでガラスのよう!色鮮やかなサンゴや魚をくっきりと見ることができます。さらに座間味島はウミガメの生息地で、ツアーでは9割の確率でウミガメと遭遇できるほど!ウミガメを見つけたらそっと見守りましょう。
体験ダイビングの潜水時間は約30分。船が帰港するまではシュノーケリングで海をたっぷりと満喫できますよ。冬は無料でフードをレンタルできるサービスがあります。
- 沖縄県島尻郡座間味村座間味1-1 座間味港
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5.ダイバーの憧れ!伊良部・下地エリアの地形ポイントで潜る!|宮古島
宮古諸島の中でも、人気の伊良部・下地エリアで体験ダイビングをしてみませんか?「ガイド屋さん」が主催する“ボート体験ダイビングコース”なら、伊良部島の港に13時集合なので旅行の合間にも参加しやすいのがポイントです。
ツアーの舞台となるのは、世界中のダイバーたちが憧れるエリア。日本屈指の美しさを誇る宮古ブルーを満喫できるだけでなく、海中洞窟やアーチ、クレパスなどダイナミックな地形を楽しめます。
ダイバーに人気のエリアだからこそ、混雑していない冬がおすすめ。知る人ぞ知る宮古島の「青の洞窟」や、下から見上げるとハートの形をした「ダブルアーチ」、天井から降り注ぐ光と魚影が幻想的な「中の島チャネル」といった有名な地形ポイントもゆったり潜れます。冬ならではのウミウシに出会えるチャンスも待っていますよ。
ビーチからゆっくり潜っていきたい人には“貸切ビーチ体験ダイビングコース”がぴったり。こちらは宮古島の南西に浮かぶ来間島(くりまじま)をメインのポイントに、魚やサンゴがいっぱいの明るい海を堪能できる内容。オプションで水中デジカメをレンタルして、かわいい生き物をたくさん撮影するのもいいですね。
- 沖縄県宮古島市 伊良部島・佐良浜漁港、または来間島・来間ビーチ(変更の場合あり)
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6.多様なサンゴに出会う!竹富島上陸コースもおすすめ|石垣島
沖縄本島から南西へ約410kmに位置する石垣島。那覇から飛行機で1時間前後、羽田からは約3時間半でアクセスできる人気の離島です。
西表島との間に日本最大級のサンゴ礁海域「石西礁湖(せきせいしょうこ)」があり、多様なサンゴやそこに群がる魚を見られることから、石垣島もおすすめのダイビングスポット!「NuNu Adventure Club(ヌヌアドベンチャークラブ)」が主催する“体験ダイビング半日コース”に参加してみましょう。
石垣港からボートに乗り、その日ベストなポイントへ移動。はしごを使ってゆっくりと海の中へ入っていきます。いよいよ、水深3〜7m、潜水時間30〜40分の海中散策へGO!すぐに色とりどりの魚が目の前を泳ぐ光景に遭遇し、魅了されること間違いなしです。
思い出を持ち帰れるようガイドが写真撮影をしてくれますが、水中カメラを有料レンタルして自分で撮影することも可能です。これを機会に水中撮影にハマってしまうかも!?
時間に余裕があるなら、ダイビングのあとに竹富島へ上陸して、自由に観光を楽しめる“体験ダイビング+竹富島観光コース”はいかが?
竹富島は赤瓦屋根の民家と白砂が敷かれた道が続く集落の景観が、重要伝統的建造物群保存地区に選ばれた島。水牛車に乗って集落をゆっくり散策できるのも竹富島ならでは!ランチ代から水牛車代、帰りのフェリー代までツアー料金に含まれたお得なプランです。
- 沖縄県石垣市浜崎町1-1-2 石垣市民会館前
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ダイビングを満喫するなら、2月の沖縄が狙い目!
2月にダイビングをするのは意外かもしれませんが、海の透明度も高く、混雑もないのできっと楽しめるはずです!
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、ほかにも沖縄で楽しめるスキューバダイビングツアーをご紹介しています。ぜひ、お出かけ前にチェックしてくださいね。
(編集部注*2019年1月17日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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