座間味島(阿嘉島・慶留間島)の観光スポット&アクティビティ19選 2023.12.18 慶良間諸島
沖縄県の那覇市から西へ約40kmに位置する慶良間(けらま)諸島。透き通った美しい青色の海は“ケラマブルー”と称され、世界中のダイバーを魅了しています。
この記事では、そんな慶良間諸島にある座間味島(ざまみじま)をはじめ、その周辺の島々の観光スポットやアクティビティを紹介していきます。
派手なレジャー施設などはありませんが、南国の楽園と呼ぶべき絶景が広がる座間味島へ、さあ出かけましょう!
【目次】
■那覇から最短約50分で行ける楽園「座間味島」
- 1.古座間味ビーチ
【column】古座間味発のサバニレースは6月開催
- 2.阿真ビーチ
- 3.マリリンの像とシロの像
- 4.高月山展望台
- 5.チシ展望台
- 6.神の浜テラス
- 7.女瀬の崎展望台
- 8.ざまみむん市場
- 9.SABAIDEE CAFE
- 10.ケラマブルーの海を満喫「シュノーケリング」
- 11.浮遊感ある海上散策「シーカヤック」
- 12.野生クジラの姿に感動「ホエールウォッチング」
■沖縄の原風景を独り占め!「阿嘉島」「慶留間島」
- 13.北浜ビーチ(ニシバマビーチ)
- 14.さんごゆんたく館
- 15.阿嘉大橋
- 16.天城展望台
- 17.鮮やかな海中世界を散策「体験ダイビング」
- 18.高良家
- 19.Trattoria Bar 慶留間gnon
- 20.外地展望台
<<座間味島周辺で体験できるアクティビティツアーの一覧を見る>>
那覇から最短約50分で行ける楽園「座間味島」
座間味島へは那覇の泊港から高速船で約50分(阿嘉島を経由する場合は70分)、フェリーで約2時間で到着できます。慶良間諸島のほかの島々へのアクセスも良く、座間味島は離島巡りをしたい観光客に人気の島!
那覇から日帰りでも行けるので、短時間で上陸して雰囲気を味わうのも可能。旅程に余裕がある人は、宿泊してじっくり島内を散策するのがおすすめです。
冬季(12〜2月)の運航は、高速船「クイーンざまみ」は那覇泊港を9時発、15時発の1日2便。「フェリーざまみ」は10時発の1日1便。朝の便に乗って日帰りで楽しむなら、帰りは座間味港を16時20分発の高速船に乗船するとよいでしょう(※2023年12月1〜22日は高速船運休)。
1.座間味港から車で約5分!ミシュランも認めた「古座間味ビーチ」
座間味島でぜひ訪れたいのが「古座間味(ふるざまみ)ビーチ」。座間味港からはバスや車で5分の距離とアクセスも良く、日帰りで渡るならおすすめのビーチです。
迎えてくれるのは「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で二つ星に輝いた真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海!
波打ち際からサンゴがある場所まで近いのが、このビーチの魅力です。少し泳ぐだけで熱帯魚を見られるので、子供連れで遊ぶのにもぴったり。冬はライフセーバーが常駐しないので、海に入る場合は十分注意してくださいね。
人気ビーチだけあって、ハイシーズンにはカラフルなパラソルが所狭しとビーチを埋め尽くします。
- 沖縄県島尻郡座間味村座間味
※ライフセーバー常駐・売店等営業期間:4月中旬~11月下旬頃
今話題のサバニ!古座間味発のレースは6月開催
木板を貼り合わせた舟に四角い帆が付いた「サバニ(鱶舟)」は、琉球列島で古くから使われていた漁船。もともとフカヒレを捕るために利用されていたサバニは、サメを追い回せるよう小回りが利き、スピードもかなり出る舟でした。
現代では実際に漁で使用されることはなくなりましたが、サバニの帆漕(はんそう)技術の継承を目的に、2000年に開催された九州・沖縄サミットを記念して行われた「サバニ帆漕レース」は、梅雨明けの初夏に毎年開かれるようになり、年々参加者も増えています。
古座間味ビーチから那覇までサバニを漕いで渡るこのレース。爽やかな潮風を受けながら、息を合わせて短めの櫂(ウエーク)を漕ぐ選手たちの姿はとてもエネルギッシュで、そのスピード感と相まって観戦者を興奮の渦に巻き込みます。
沖縄の伝統と技術が育んだサバニレースは、今や注目度も急上昇!6月に沖縄を訪れる際は、ぜひ日程をチェックして観戦してはいかが。(写真/PIXTA)
- (スタート地点)古座間味ビーチ
- 098-987-2277(座間味村事務局)
2.ウミガメに会えるかも!夕日も美しい「阿真ビーチ」
座間味港から古座間味ビーチとは逆となる西方向へ歩いて約15分。「阿真(あま)ビーチ」は、貴重なサンゴ礁域としてラムサール条約で保護された海に面しています。
透明度の高い海には熱帯魚だけでなく、ウミガメも住んでいます。ウミガメを見つけたら近づきすぎたり、驚かせたりしないように注意!優雅に泳ぐウミガメと一緒に、きれいな海を堪能しましょう。
阿真ビーチといえば、夕日スポットとしても有名です。海の彼方に沈んでいく夕日を静かな波音とともに眺めるぜいたく!
ビーチの近くには青少年旅行村のキャンプ場もあるので、夕日を楽しんだあとは満天の星空の下でテント泊なんていうのもステキですね。
- 沖縄県島尻郡座間味村阿真
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3.ブームとなった映画の主人公に会いに行こう!「マリリンの像」「シロの像」
『マリリンに会いたい』という映画をご存じでしょうか?1988年公開の映画で、当時は一大ブームとなりました。
阿嘉島(あかしま)に住んでいた雄犬シロが、座間味島に住む雌犬マリリンに恋をして、海を泳いで会いにいくという実話をもとにした物語です。
座間味港から阿真ビーチへ向かう途中のウルノサチの岬には、シロを待つかのように海を見つめる「マリリンの像」があります。
そして、マリリンを思う「シロの像」は、阿嘉島の阿嘉港のフェリーターミナル前の広場に設置されています。かつて映画を見て涙した人も、見ていない人も、座間味島と阿嘉島の穴場スポットをぜひ訪れてみてください!
- 沖縄県島尻郡座間味村座間味
- 沖縄県島尻郡座間味村阿嘉
4.眺望抜群!古座間味ビーチや渡嘉敷島を望める「高月山展望台」
先に紹介した古座間味ビーチを一望できるのが、標高約137mの高月山(たかつきやま)にある「高月山展望台」。
展望台は2つあり、古座間味ビーチ側にあるのは第2展望台です。第1展望台からは座間味の集落や渡嘉敷島、沖縄本島を眺められます。
第2展望台へは第1展望台からさらに山道を歩くため、第1展望台だけで引き返してしまいがちですが、ここはぜひ第2展望台までがんばりましょう。行って損はなしの風景を楽しめるはず!
眺望がすばらしい高月山展望台は、もちろん日の出も格別です。天気が良い日は、朝日が昇る前に展望台を訪れてみてはいかがでしょう。
- 沖縄県島尻郡座間味村座間味
5.ダイビングポイントとしても人気!粟国島を望む「チシ展望台」
座間味島の北部、阿佐集落から徒歩10分ほどの場所にある「チシ展望台」。駐車場もあって車でもアクセスできるこの場所からは、東シナ海に浮かぶ粟国島(あぐにじま)を一望できます。
展望台から崖を下った先にあるチシ海岸は、シュノーケリングやダイビングスポットとしても人気。透明度の高い海では、さまざまなサンゴを見ることができます。
開放的な景色や美しい海中世界を眺めながら、ゆったりしたひとときを楽しんでみては。
- 沖縄県島尻郡座間味村阿佐
6.360度のパノラマビュー!居心地の良い「神の浜テラス」から絶景を望む
阿真集落から歩いて20分ほどの場所にある「神の浜テラス」。以前あった展望台が老朽化したため、2020年のリニューアルで快適な絶景スポットにパワーアップしました。
2階建ての展望台に上がると、視界が一気に開けて開放感抜群!眼下には阿真ビーチが広がり、ケラマブルーの海と慶良間諸島の島々が織りなす美しい風景に心奪われます。360度のパノラマビューをたっぷり楽しみましょう。
海と空の青さが爽快な昼間の風景もすばらしいのですが、西向きのテラスは夕日を観賞するのに絶好のポイント。東シナ海へと沈んでいく大きな夕日を目の前に、オレンジから紫へと刻一刻と表情を変える夕焼け空に感動すること間違いなしですよ。
テーブルやベンチを備えたテラスなので、ランチがてら訪れるのもおすすめ。風通しが良く、日差しから守ってくれる屋根もあり、ついつい昼寝をしたくなるほどの居心地の良さです。
- 沖縄県島尻郡座間味村阿真
7.人気の夕日スポット!ダイナミックな景観を楽しめる「女瀬の崎展望台」
神の浜テラスから少し北上したところにある「女瀬の崎(うなじのさち)展望台」。島の西側に面しており、夕日がきれいな絶景スポットとして知られています。別名“夕陽の展望台”とも呼ばれ、その美しさは島で一番とささやかれるほど!
駐車場から岬へと続く遊歩道を3分ほど歩くと、断崖の上に立つあずまやが現れます。周囲は岩場と緑のダイナミックな地形が続き、崖に打ち寄せる力強い波しぶきは迫力満点です。
眼下に広がる透明度抜群なケラマブルーの海には、壮大なサンゴ礁を一望できます。また、冬は運が良ければザトウクジラを発見できるかもしれませんよ。慶良間諸島はもちろん、天気が良い日には渡名喜島や久米島まで見えることも!どこを切り取っても絵になる風景に出合えます。
ちなみに周辺には電灯がないので、日没後は真っ暗になってしまうので要注意。サンセットの余韻を楽しみたい人は、ライトを持参しておきましょう。
- 沖縄県島尻郡座間味村阿真
8.島人の手作り!座間味島ならではのお土産が並ぶ「ざまみむん市場」
座間味島ならではのお土産を入手するなら、座間味港のフェリーが接岸するターミナル(東側)内にある「ざまみむん市場」へ立ち寄ってみましょう。
「ざまみむん」とは“ざまみのもの”という意味で、その名の通り、島人たちによって手作りされた食品やオリジナル商品が並ぶ、ローカル色あふれる売店です。
南の島らしい滋味あふれる座間味産野菜をはじめ、特産品のもずくを使ったせんべいやチップス、そうめんなどの加工品が多数ラインナップ!そのほか、美しい海の思い出としてお土産にしたいザトウクジラやウミガメをデザインしたTシャツや雑貨も見逃せません。オリジナルステッカーやポストカードも人気があります。
船の出航前は店内が混み合うことがあるので、じっくりとお土産選びをしたい人は、時間に余裕をもって訪れてみてくださいね。
- 沖縄県島尻郡座間味村座間味地先1
- 070-5536-3934
・営業時間:9:00~17:00
・定休日:不定休(定期船全便欠航、台風接近時は臨時休業あり)
9.朝食やブランチに!ホッとひと息つける「SABAIDEE CAFE」
島に滞在中の朝食・ブランチ、カフェタイムは、「SABAIDEE CAFE(サバイディーカフェ)」にお任せ!座間味港から歩いて5分ほどの集落の中にあります。テイクアウトもできる貴重なお店なので要チェックですよ。
フードはサンドイッチ3種類と日替わりの焼き菓子があり、サンドイッチには動物性食品(卵・乳製品含む)不使用というビーガン対応のメニューも!パン・マヨネーズ・マスタードはすべて自家製というこだわりようで、体が喜ぶこと間違いなしです。
また、ドリンクはフレッシュローストコーヒーのほか、種類豊富なオリジナルスムージーもおすすめ!多良間島産の黒糖や座間味島産のフルーツを使ったメニューもあり、南国気分を味わえます。
島内観光に便利なレンタサイクルもやっているので、自転車を借りがてら、おいしいひとときを楽しんで。
- 沖縄県島尻郡座間味村字座間味77
- 090-7100-6059
・営業時間:8:30~16:00(L.O.15:30)※サンドイッチの注文は14:30まで
・定休日:不定休
10.ウミガメやマンタが泳ぐケラマブルーの海を「シュノーケリング」で満喫
透明度抜群なケラマブルーの海を満喫するなら、シュノーケリング体験がおすすめです。
「ダイビングチーム あなたの清」主催の“ボートシュノーケリングツアー”では、座間味島出身のベテランインストラクターが選りすぐりのポイントへとご案内!
色鮮やかなサンゴや熱帯魚に囲まれて泳げるのはもちろん、ウミガメとの遭遇率が高いポイントやブルーに染まる神秘的な洞窟など、多彩な魅力が盛りだくさんです。
座間味港から目と鼻の先にある慶良間諸島の内海(うちうみ)がフィールド。専用ボートでの移動になりますが、乗船時間は短く、船酔いが心配な人でも安心して参加できます。また、つかまっていられるフロート(浮力体)の用意があるのも、体力や泳ぎに自信がない人にはうれしいポイントです。
夏には経験者限定で参加可能な“マンタ・ボートシュノーケリングツアー”も開催。人懐こいマンタと一緒に泳いでみたい!という人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
- 沖縄県島尻郡座間味村字座間味53
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11.まるで宙に浮いてるみたい!「シーカヤック」でケラマブルーの海を散策
美しい青に輝くケラマブルーの海で、「ケラマカヤックセンター」主催のシーカヤックツアーに参加してみては?透明度抜群の海の上を漕ぎ進みながら、まるで宙に浮いているような感覚が体験できます。1人参加OKなのもうれしいポイントです。
気軽に参加できる“半日ツアー”は、短時間でも座間味の海をしっかり楽しめて、おすすめ!沖縄本島に滞在している人も、日帰りでツアーに参加可能です。直進性に優れ、疲れにくいタンデムのリジット艇を使用。3歳から参加できるので、家族旅行の思い出づくりにもぴったりですよ。
天候・風向きが良い日は、無人島に上陸して散策をしたり、リクエスト次第でシュノーケリングを楽しんだりすることも!運が良ければ優雅に泳ぐウミガメに出会えるかもしれませんよ。
座間味の海でのんびりリラックスタイムを満喫したいという人には、“1dayツアー”もあり!無人島に上陸して楽しむアウトドアランチ付きで、忘れられないひとときを過ごせます。
- 沖縄県島尻郡座間味村座間味125-2 ケラマカヤックセンター
12.野生クジラのダイナミックな姿に感動必至!「ホエールウォッチング」
沖縄の冬の楽しみといえば、ホエールウォッチング!座間味は沖縄でもクジラを多く見られる、まさにホエールウォッチングの本場といる島です。
座間味島にガイドハウスを構える「ネイチャーランドカヤックス」は、さまざまなアウトドアサービスを提供しているショップ。1月上旬~3月下旬の冬季に開催される“ホエールウォッチングツアー”は、その中でも人気の高いアクティビティツアーです。
島の展望台でクジラを発見してから船を出航させるため、最短でクジラのいる海域へ向かえるのが特徴。迫力の様子を間近で観察したり、水中マイクを使って生の声を聞いたり、船に乗っている時間をクジラとのふれあいにたっぷり充てることができます。
“半日コース”から、“シーカヤック”や“シュノーケリング”、“SUP(サップ)”など、マリンアクティビティとセットになっているコースを選ぶこともできます。ぜひ、好きなスタイルで座間味のホエールウォッチングを楽しみましょう!
- 沖縄県島尻郡座間味村字座間味426
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