
離島好きにおすすめ!座間味島(慶良間諸島)の観光スポット&アクティビティ17選 2022.07.11 慶良間諸島
沖縄県那覇市から西へ約40kmにある慶良間(けらま)諸島。透き通った美しい青色の海は“ケラマブルー”と称され、世界中のダイバーを魅了しています。
この記事では、そんな慶良間諸島にある座間味島(ざまみじま)をはじめ、その周辺の島々の観光スポットやアクティビティを紹介していきます。
派手なレジャー施設などはありませんが、南国の楽園と呼ぶべき絶景が広がる座間味へ、さあ出かけましょう!
【目次】
■那覇から最短約50分で行ける楽園「座間味島」
- 1.古座間味ビーチ
【column】今話題のサバニ!古座間味発のレースは6月開催
- 2.阿真ビーチ
- 3.マリリンの像とシロの像
- 4.高月山展望台
- 5.チシ展望台
- 6.神の浜展望台
- 7.女瀬の崎展望台
- 8.もずくそば「和山海雲」
- 9.ケラマブルーの海を満喫「シュノーケリング」
- 10.野生クジラの姿に感動「ホエールウォッチング」
■沖縄の原風景を独り占め!「阿嘉島・慶留間島」
- 11.北浜ビーチ(ニシバマビーチ)
- 12.阿嘉大橋
- 13.天城展望台
- 14.鮮やかな海中世界を散策「体験ダイビング」
- 15.高良家
- 16.Trattoria Bar 慶留間gnon
- 17.外地展望台
<<座間味島周辺で体験できるアクティビティツアーの一覧を見る>>
那覇から最短約50分で行ける楽園「座間味島」
座間味島へは那覇の泊港から高速船で約50分(阿嘉島を経由する場合は70分)、フェリーで約2時間で到着できます。慶良間諸島のほかの島々へのアクセスも良く、離島巡りをしたい観光客に人気の島。
那覇から日帰りでも行けるので、短時間で上陸して雰囲気を味わうのも可能。旅程に余裕がある人は、宿泊してじっくり島内を散策するのがおすすめです。
7月の高速船の運行は那覇泊港を9時発、13時発、16時発の3便。フェリーは10時発の1便。朝の便に乗って日帰りで楽しむなら、帰りの便は座間味港を16時発のフェリーか、17時発の高速船を利用するとよいでしょう(ダイヤは月によって異なる)。
1.座間味港から車で約5分!ミシュランも認めた「古座間味ビーチ」
PIXTA
座間味島でぜひ訪れたいのが「古座間味(ふるざまみ)ビーチ」。座間味港からはバスや車で5分の距離とアクセスも良く、日帰りで渡るならおすすめのビーチです。
迎えてくれるのは「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で二つ星に輝いた真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海!
波打ち際からサンゴがある場所まで近いのが、このビーチの魅力です。少し泳ぐだけで熱帯魚を見られるので、子供連れで遊ぶのにもぴったり。
人気ビーチだけあって、ハイシーズンにはカラフルなパラソルが所狭しとビーチを埋め尽くします。
- 沖縄県島尻郡座間味村座間味
今話題のサバニ!古座間味発のレースは6月開催
木板を貼り合わせた舟に四角い帆が付いた「サバニ(鱶舟)」は、琉球列島で古くから使われていた漁船。もともとフカヒレを捕るために利用されていたサバニは、サメを追い回せるよう小回りが利き、スピードもかなり出る舟でした。
現代では実際に漁で使用されることはなくなりましたが、サバニの帆漕(はんそう)技術の継承を目的に、2000年に開催された九州・沖縄サミットを記念して行われた「サバニ帆漕レース」は、梅雨明けの初夏に毎年開かれるようになり、年々参加者も増えています。
古座間味ビーチから那覇までサバニを漕いで渡るこのレース。爽やかな潮風を受けながら、息を合わせて短めの櫂(ウエーク)を漕ぐ選手たちの姿はとてもエネルギッシュで、そのスピード感と相まって観戦者を興奮の渦に巻き込みます。
沖縄の伝統と技術が育んだサバニレースは、今や注目度も急上昇!しかし、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、2022年の開催も中止が決定。来年以降は開催できることを願いましょう。(写真/PIXTA)
- (スタート地点)古座間味ビーチ
- 098-987-2277(座間味村事務局)
2.ウミガメに会えるかも!夕日も美しい「阿真ビーチ」
PIXTA
座間味港から古座間味ビーチとは逆となる西方向へ歩いて約15分。「阿真(あま)ビーチ」は、貴重なサンゴ礁域としてラムサール条約で保護された海に面しています。
透明度の高い海には熱帯魚だけでなく、ウミガメも住んでいます。ウミガメを見つけたら近づきすぎたり、驚かせたりしないように注意!優雅に泳ぐウミガメと一緒に、きれいな海を堪能しましょう。
阿真ビーチといえば、夕日スポットとしても有名です。海の彼方に沈んでいく夕日を静かな波音とともに眺めるぜいたく!
ビーチの近くには青少年旅行村のキャンプ場もあるので、夕日を楽しんだあとは満天の星空の下でテント泊なんていうのもステキですね。
- 沖縄県島尻郡座間味村阿真
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3.ブームとなった映画の主人公に会いに行こう!「マリリンの像」「シロの像」
PIXTA
『マリリンに会いたい』という映画をご存じでしょうか?1988年公開の映画で、当時は一大ブームとなりました。
阿嘉島(あかしま)に住んでいた雄犬シロが、座間味島に住む雌犬マリリンに恋をして、海を泳いで会いにいくという実話をもとにした物語です。
座間味港から阿真ビーチへ向かう途中のウルノサチの岬には、シロを待つかのように海を見つめる「マリリンの像」があります。
そして、マリリンを思う「シロの像」は、阿嘉島の阿嘉港のフェリーターミナル前の広場に設置されています。かつて映画を見て涙した人も、見ていない人も、座間味島と阿嘉島の穴場スポットをぜひ訪れてみてください!
- 沖縄県島尻郡座間味村座間味
- 沖縄県島尻郡座間味村阿嘉
4.眺望抜群!古座間味ビーチや渡嘉敷島を望める「高月山展望台」
PIXTA
先に紹介した古座間味ビーチを一望できるのが、標高約137mの高月山(たかつきやま)にある「高月山展望台」。
展望台は2つあり、古座間味ビーチ側にあるのは第2展望台です。第1展望台からは座間味の集落や渡嘉敷島、沖縄本島を眺められます。
第2展望台へは第1展望台からさらに山道を歩く必要があるため、第1展望台だけで引き返してしまいがちですが、ここはぜひ第2展望台までがんばりましょう。行って損はなしの風景を楽しめるはず!
眺望がすばらしい高月山展望台は、もちろん日の出も格別です。天気が良い日は、朝日が昇る前に展望台を訪れてみてはいかがでしょう。
- 沖縄県島尻郡座間味村座間味
5.ダイビングポイントとしても人気!粟国島を望む「チシ展望台」
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座間味島の北部、阿佐集落から徒歩10分ほどの場所にある「チシ展望台」。駐車場もあって車でもアクセスできるこの場所からは、東シナ海に浮かぶ粟国島(あぐにじま)を一望できます。
展望台から崖を下った先にあるチシ海岸は、シュノーケリングやダイビングスポットとしても人気。透明度の高い海では、さまざまなサンゴを見ることができます。
開放的な景色や美しい海中世界を眺めながら、ゆったりしたひと時を楽しんでみては。
- 沖縄県島尻郡座間味村阿佐
6.360度のパノラマビュー!居心地の良いテラスでくつろげる「神の浜展望台」
PIXTA
阿真集落から歩いて20分ほどの場所にある「神の浜展望台」は、島内随一の絶景スポットとして人気です。
2階建ての展望台に上がると、視界が一気に開けて、開放感抜群!眼下には阿真ビーチが広がり、ケラマブルーの海と慶良間諸島の島々が織りなす美しい風景に心奪われます。360度のパノラマビューをたっぷり楽しみましょう。
海と空の青さが爽快な昼間の風景もすばらしいのですが、西向きのテラスは夕日を観賞するのに絶好のポイント。東シナ海へと沈んでいく大きな夕日を目の前に、オレンジから紫へと刻一刻と表情を変える夕焼け空に感動すること間違いなしですよ。
テーブルやベンチを備えたテラスなので、ランチがてら訪れるのもおすすめ。風通しが良く、日差しから守ってくれる屋根もあり、ついつい昼寝をしたくなるほどの居心地の良さです。
- 沖縄県島尻郡座間味村阿真
7.人気の夕日スポット!ダイナミックな景観を楽しめる「女瀬の崎展望台」
PIXTA
神の浜展望台から少し北上したところにある「女瀬の崎(うなじのさち)展望台」。島の西側に面しており、夕日がきれいな絶景スポットとして知られています。別名“夕陽の展望台”とも呼ばれ、その美しさは島で一番とささやかれるほど!
駐車場から岬へと続く遊歩道を3分ほど歩くと、断崖の上に立つあずまやが現れます。周囲は岩場と緑のダイナミックな地形が続き、崖に打ち寄せる力強い波しぶきは迫力満点です。
眼下に広がる透明度抜群なケラマブルーの海には、壮大なサンゴ礁を一望できます。また、冬場は運が良ければザトウクジラを発見できるかもしれませんよ。慶良間諸島はもちろん、天気が良い日には渡名喜島や久米島まで見えることも!どこを切り取っても絵になる風景に出合えます。
ちなみに周辺には電灯がないので、日没後は真っ暗になってしまうので要注意。サンセットの余韻を楽しみたい人は、ライトを持参しておきましょう。
- 沖縄県島尻郡座間味村阿真
8.これぞ座間味を代表するグルメ!「もずくそば」
沖縄県の郷土料理である沖縄そば。島によって麺やスープ、具に違いがありますが、座間味島には名産のもずくを麺に練りこんだ個性的な「もずくそば」があります。
古座間味ビーチの近くにある、もずく販売店「和山海雲(わやまもずく)」のもずくそばは、座間味に来たらぜひ食べたい一品。店主自らが養殖したもずくを使用しています。
もずく入りの麺と和風だしのスープとの相性は抜群!フーチバ(ヨモギ)のトッピングもいいアクセントとなって、ヘルシーでおいしいそばをいただけます。
おしゃれなお店はSNS映えもばっちり。座間味の風を感じながら、ご当地グルメに舌鼓を打ってみませんか。
- 沖縄県島尻郡座間味村座間味9
- 098-987-2069
・営業時間:11:00~14:30
・定休日:不定休
9.ウミガメやマンタが泳ぐケラマブルーの海を「シュノーケリング」で満喫
透明度抜群なケラマブルーの海を満喫するなら、シュノーケリング体験がおすすめです。
「ダイビングチーム あなたの清」主催の“ボートシュノーケリングツアー”では、座間味島出身のベテランインストラクターが選りすぐりのポイントへとご案内!
色鮮やかなサンゴや熱帯魚に囲まれて泳げるのはもちろん、ウミガメとの遭遇率が高いポイントやブルーに染まる神秘的な洞窟など、多彩な魅力が盛りだくさんです。
座間味港から目と鼻の先にある慶良間諸島の内海(うちうみ)がフィールド。専用ボートでの移動になりますが、乗船時間は短く、船酔いが心配な人でも安心して参加できます。また、つかまっていられるフロート(浮力体)の用意があるのも、体力や泳ぎに自信がない人にはうれしいポイントです。
夏には経験者限定で参加可能な“マンタ・ボートシュノーケリングツアー”も開催。人懐こいマンタと一緒に泳いでみたい!という人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
- 沖縄県島尻郡座間味村字座間味53
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10.野生クジラのダイナミックな姿に感動必至!「ホエールウォッチング」
沖縄の冬の楽しみといえば、ホエールウォッチング!座間味は県内でもクジラを多く見られる、まさにホエールウォッチングの本場です。
座間味島にガイドハウスを構える「ネイチャーランドカヤックス」は、さまざまなアウトドアサービスを提供しているショップ。1月上旬~3月下旬の冬季に開催される“ホエールウォッチングツアー”は、その中でも人気の高いアクティビティツアーです。
島の展望台でクジラを発見してから船を出航させるため、最短でクジラのいる海域へ向かえるのが特徴。迫力の様子を間近で観察したり、水中マイクを使って生の声を聞いたり、船に乗っている時間をクジラとのふれあいにたっぷり充てることができます。
“半日コース”から、“シーカヤック”や“シュノーケリング”、“SUP(サップ)”など、マリンアクティビティとセットになっているものまでコースの種類も多彩。
ぜひ好きなスタイルで座間味のホエールウォッチングを楽しみましょう!
- 沖縄県島尻郡座間味村字座間味426
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