ダイビング・スキューバダイビングの直後に飛行機に乗るのは禁止!その理由とは? 2023.08.05 スキューバダイビング
スキューバダイビングを含めた旅行の移動手段に、飛行機を使うことは多いかもしれませんが、「スキューバダイビングの直後に飛行機に乗るのは禁止」ということを耳にしたことはありますか?
実はスキューバダイビングと飛行機には微妙な関係があるのです。今回は、それを踏まえた上で、スキューバダイビングを含めた旅行プランの作り方をご紹介します!
【目次】
■スキューバダイビングと飛行機の関係
- スキューバダイビングで1回潜った場合
- スキューバダイビングで1日に複数回または連日潜った場合
■スキューバダイビング直後の飛行機がダメな理由
- 減圧症とは?どういう仕組みでかかるの?
- 減圧症にかかるとどうなるの?
■スキューバダイビング後はゆっくり余韻を楽しもう!
- スキューバダイビング後の飛行機の予定
■さっそくダイビングのメッカ・沖縄へ出かけよう!
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スキューバダイビングと飛行機の関係
スキューバダイビングで1回潜った場合
スキューバダイビングを旅程中1日だけ行い、しかも1回しか潜らなかった場合、スキューバダイビング終了後から飛行機搭乗まで「最低12時間」空けることが推奨されています。
スキューバダイビングで1日に複数回または連日潜った場合
スキューバダイビングで旅程中に複数回または連日潜った場合、最後のスキューバダイビング終了後から飛行機搭乗まで「最低18時間」空けることが推奨されています。
スキューバダイビング直後の飛行機がダメな理由
上記のように、スキューバダイビング終了後から飛行機搭乗までは、12時間もしくは18時間を空けるのが良いとされています。
その理由は、減圧症を避けるため。減圧症とはなんなのか?減圧症になるとどうなってしまうのか?を説明していきます。
減圧症とは?どういう仕組みでかかるの?
スキューバダイビングでは、水中世界を長く楽めるように、タンク内にぎゅぎゅうに詰めた空気を使って呼吸をします。減圧症を知るうえでは、空気に含まれる「窒素」に注目。
窒素は、呼吸をするたびに肺から血液などの体内組織に溶け込んでいきます。体内に溶け込んだ窒素は、物理学の法則にしたがって、深度を重ねれば窒素は吸収され、浮上をすれば体外へ排出されます。
しかし、急な浮上をしてしまったり、飛行機に乗って一気に圧力を変化させてしまったりすると…。体内にある窒素の排出が間に合わず、気泡となって血管をふさいだり、中枢神経を傷つけてしまいます。
これが減圧症です。減圧症を避けるためには、窒素が排出されるスピードに合わせて、緩やかな圧力変化に身を委ねることが大切です。
減圧症にかかるとどうなるの?
減圧症には2つのパターンがあります。
パターン1:関節や筋肉の痛みや違和感、かゆみや発疹などの皮膚症状が現れる
パターン2:中枢神経に障害を引き起こしたり、めまい、呼吸困難、胸痛
パターン2は、自覚症状がはっきりでるため、自身や周囲も認知しやすく、早期発見と治療を施せますが、パターン1は、筋肉痛との判別が難しく、発見が遅れてしまうことも。
いずれにしても、一度発症してしまうと、体内に窒素をどれだけ蓄積しているか否かに関らず減圧症を引き起こしやすくなってしまいます。以後、ダイビングを気軽に楽しめなくなってしまう可能性もあるので注意が必要です。
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