初心者も安心!シュノーケリングで揃えておきたい道具と基本のテクニック 2020.04.11 シュノーケリング
シュノーケリングはマスク、シュノーケル、フィン(足ひれ)の3点セットがあれば、気軽に始められるマリンスポーツ。ライセンスも必要なく、子供からシニアまで幅広い世代におすすめです。
水中を自由に泳ぎ回るのもよし、水にプカプカ浮いてリラックスするのもよし、魚やサンゴを観察するのもよし、そんな魅力あふれるシュノーケリングを始めてみませんか?
今回はシュノーケリングを始めたい未経験者や初心者のために、必要な道具や基本のテクニックを紹介します。さらに、道具がなくても気軽に参加できる体験ツアーも提案しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【目次】
■必需品1:マスク
■必需品2:シュノーケル
■必需品3:フィン(足ひれ)
■そのほかあったほうがいいもの
■これだけは知っておきたい基礎テクニック
■シュノーケリングの泳ぎ方
■安全に楽しむために
■全国で開催されるおすすめツアー
- 初心者に優しい!伊豆の海でシュノーケリング|静岡県
- 人気の熱海でシュノーケリングを楽しめる!|静岡県
- シュノーケリングとカヌーで奄美大島の自然を堪能!|鹿児島県
- 「青の洞窟」「砂辺」でシュノーケリングを満喫しよう!|沖縄県
- 秘境・奥西表でここだけのシュノーケリング体験を|沖縄県
<<全国で体験できるシュノーケリングツアーの詳細はこちら>>
マスク
海の中を観察する時に必要なのがマスク。選び方は大切で、サイズが合わないと内側に水が入ってしまったり、顔に跡がついてしまったり、せっかくのシュノーケルが楽しめません。
マスクにはレンズが1枚の1眼タイプと、左右に1枚ずつの2眼タイプがあります。
1眼タイプは視界の広さや、写真映りのよさが魅力。現在の主流なのでデザインもさまざまなものがあります。女性には、女性の顔のサイズに合わせたコンパクトでデザイン性の高いものが人気です。
2眼タイプは度のついたレンズを左右それぞれに入れられるので、視力の低い人が自分専用のマスクを作るときにおすすめです。
サイズ選びのポイントは、以下の2点。
1.マスクを顔に当てて、縁がすべてきれいに顔に当たっていること
2.マスクを顔に当てて、鼻で少しだけ息を吸い込んでみる。手を放しても落ちてこなければバッチリ!
マスク着用時はメガネは外しましょう。コンタクトレンズは使用OK。水中で失くしてしまうこともあるので、1dayタイプがおすすめです。
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シュノーケル
シュノーケルは口に含むマウスピースと空気を通すシュノーケルパイプでできています。
選ぶ時に一番大切なのがマウスピースのサイズです。大きすぎるとくわえた時に顎が疲れますし、小さいと水が口に入ってきてしまうので注意が必要。
シュノーケルパイプは自動排水バルブや浸水防止弁の付いた便利なモデルもあります。海で泳ぐのに慣れていない人はこちらを選んでみてはいかがでしょうか。
フィン(足ひれ)
足に装着し、泳ぐ時に推進力を生んでくれるのがフィンです。体と一体感が高いほど、気持ちよくシュノーケリングを楽しめます。
フィンにはフルフットタイプとストラップタイプの2種類があるので、シュノーケリングをするロケーションに合わせて選びましょう。
フルフットタイプは足をフィンにすべりこませて靴下のように履くタイプ。かかとまでしっかりホールドしてくれるので水中でしっかりキックできます。素足や薄手のシューズでフィンを履くため南国の温かい海にぴったり。ボートから海に入るボートエントリーでのシュノーケリングにおすすめです。
ストラップタイプはかかとをベルトで固定するフィン。マリンシューズの上から装着します。ストラップでベルトの長さを調整できるので、成長期の子供がいる家庭や、数人でシェアするグループに向き。岩場にあがった時にフィンを脱いでも足を保護できるので、海岸から海に入るビーチエントリーの際はこちら選びましょう。
また、フィンの形状によっても特徴があります。幅の広いフィンはスピードが出ますが、水を掻くのに脚力が必要。初心者はフィンが柔らかく細身のものがおすすめです。
そのほかあったほうがいいもの
マリンシューズ
岩場やサンゴのビーチでも、しっかり歩けて便利です。ストラップタイプのフィンであれば、マリンシューズを履いたままで装着できます。
選び方のポイントはかかと部分が柔らかいこと。濡れたシューズは皮膚との摩擦が強く、かかと部分が固いと靴擦れを起こしやすいので注意しましょう。
靴底以外の造りは、水抜けの良いメッシュ状のものがおすすめです。
グローブ
シュノーケリング中に手が水でふやけていると、ちょっとしたことでケガをしてしまいます。岩場やサンゴ礁の多い海ではなおさらのこと。
そんな時に活躍するのがグローブです。手の甲の日焼け対策にも効果があります。
軍手でも代用できますが、水を吸うと重くなるので化繊のものを用意するのがベストです。
ライフジャケット・シュノーケリングベスト
ライフジャケットがあれば浮力が確保され、安全な上に、行動範囲も広がります。
シュノーケリングベストは必要な時に空気を送りこめば浮力が生まれます。水中に潜りたい時には空気を抜けばいいので、潜水もしたい人にはこちらがおすすめです。
ラッシュガード(ウェットスーツ)
ラッシュガードは紫外線や体温低下、擦り傷、危険生物などから身を守ってくれます。加えてウェットスーツは浮力も確保されるので、泳ぎが苦手な人におすすめです。
ボタニカルな総柄切り替えがアクセントのラッシュガード
シュノーケリングを始める前に、これだけは知っておきたい基礎テクニック
道具を揃えたらいざ海へ!といきたいところですが、道具があるからといっていきなり装着して泳ぐのは危険なもの。
まず最初に押さえておきたい基本のテクニックを動画付きで紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
マスククリア
マスクに水が入った時に、その水を除去する技術です。マスク上部(おでこ側)のフレームを指で押さえ、斜め上を向き、鼻から息を出して、水を抜きます。
シュノーケルクリア
シュノーケルに水が入った時に、除去する技術です。お腹に力を入れ、一気に息を吐き出して、水を抜きます。
耳抜き
水の中で数メートル潜ると、水圧で鼓膜が圧迫されます。この鼓膜を元の状態に戻すのが耳抜きです。方法は、鼻をつまんで鼻をかむように鼻に空気を送り込む、もしくは唾を飲み込みます。耳が痛くなる前に行うのがポイントです。
呼吸方法
シュノーケリングは、シュノーケルを使い口だけで呼吸するので、最初は違和感があるかもしれません。慣れるまで、浅瀬で練習してみてください。
シュノーケリングの呼吸方法の基本は、ゆっくり吸って、強く吐くことです。強く息を吸い込むと、万が一水が入ってきた時に、一気に水を肺まで吸い込んでしまってパニックになる恐れがありますので注意してください。
シュノーケリングの泳ぎ方
シュノーケリングでは、体全体の力を抜いて水面に浮くことがポイントです。体が緊張して固くなると、フィンに上手く力が伝わらなかったり、早く疲れてしまったり、足がつったりするなど不調をきたす恐れも出てきます。リラックスすることが、何より大切です。
どうしてもうまく浮くことができない場合は、フローティングベストなどで浮力を確保するのもいいでしょう。
上半身は胸を張り、斜め前方に顔を向けた姿勢を維持します。両手は脇腹に軽くつけ、基本的に手は使いません。手を使うと水中抵抗が増えてしまうので、フィンワークで進みます。
下半身は深くゆっくりした呼吸に合わせて、ゆっくり、大きく、膝を曲げすぎないようにキックします。足の付け根から爪先まで、足全体を使ってください。また水面下でしっかりキックできるように、上半身の姿勢を保ちます。
安全に楽しむために
必ず2人以上で泳ぎ、お互いの状態を確認しましょう。また、泳ぐのに慣れて水中世界を楽しんでいると、思いのほか遠くまで泳いでしまっていることがあります。数分おきに必ず顔をあげて、自分の位置を確かめるようにしてくださいね。
全国で開催されるおすすめツアー
シュノーケリングは自分だけでも楽しむことができますが、周りにシュノーケリングを教えてくれる経験者がいない場合、いきなりトライするのは不安ですよね。
未経験者や初心者は、まずツアーに参加してシュノーケリングを始めるのがおすすめです。ここからは全国で開催されるおすすめのシュノーケリングツアーを紹介します。
初心者に優しい!伊豆の海でシュノーケリング|静岡県
都心から電車で2時間程度でアクセスできるシュノーケリングスポット・伊豆。ここでシュノーケリングを始めるなら「Keep Smiling !(キープスマイリング)」主催の“伊豆 シュノーケリング”がおすすめです!プールや海の浅いところで、耳抜きや呼吸練習などの実践的な練習を行ってから海に入るツアーなので、初心者でも安心して参加できます。
シュノーケリングの基本的なルールのみならず、経験豊富なガイドが海の特徴や観察できる生き物についてもたっぷり教えてくれるのがポイント!ガイド1人につき参加者6人までの少人数制で、常にガイドの目が届くので安心して楽しめます。
ツアーには5歳から参加OK!溶岩が作り出した不思議な地形の城ヶ崎海岸を探検できる“ジオシュノーケリング”では、伊豆の自然の神秘的な姿が見られ、親子で海の冒険を楽しめますよ。
ツアーの前後には麦茶やおやつのサービスも。伊豆の海をシュノーケリングで満喫してくださいね!
- 静岡県伊東市富戸842-229
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人気の熱海でシュノーケリングを楽しめる!|静岡県
都心から近く、温泉街・マリンスポーツのスポットとして有名な熱海でシュノーケリングデビューをしてみませんか?「熱海マリンスポーツクラブ」主催のツアー、“熱海 シュノーケリング”に参加すれば、海が苦手な人もすぐにシュノーケリングの魅力に夢中になること間違いなし!
まずはショップで映像を見ながらシュノーケリングの講習を受けてから、海中で見られる魚の予習を行います。知識を得て、海での観察をとことん楽しみましょう。
6歳から参加できるのでファミリーでの参加もおすすめ!ツアー中、もし1人で泳ぐのが苦手でも、フロート(浮力体)が用意されているので安心です。
また、泳いだ後は開催場所の近くにある源泉かけ流しの屋外温泉でさっぱりできるのもポイント。
帰りがけにはショップ内のカフェカウンターでゆったりしたり、熱海の街を散策してみてくださいね!
- 静岡県熱海市東海岸町11-19 2Fてくだしあね
シュノーケリングとカヌーで奄美大島の自然を堪能!|鹿児島県
人の手が加えられていない、ありのままの自然が残る奄美大島をとことん満喫してみるのはいかがでしょうか?
「珊瑚茶屋」主催の“シュノーケリング&マングローブカヌー1DAYツアー”は、1日かけて奄美大島の海と川、森の自然を満喫できるので、思い出作りにぴったり!
シュノーケリングは、最初にレクチャーを受けてから浅い場所で呼吸やハンドサイン(水中で意思疎通をとるためのジェスチャー)の練習付き。さらに、もし泳ぎが苦手でも、ガイドが用意してくれる浮き輪に掴まって移動できるので初心者も安心です。「奄美ブルー」と呼ばれるターコイズブルーの澄み渡る海を楽しみましょう。
午後はマングローブカヌーに挑戦!カヌーでの水上散歩でゆったりとした時間をお過ごしください。
- 鹿児島県奄美市住用町見里415
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【奄美大島】美しい海を満喫できるシュノーケリングスポットはここ!
「青の洞窟」「砂辺」でシュノーケリングを満喫しよう!|沖縄県
沖縄本島のマリンアクティビティスポットとして人気No.1の「青の洞窟」や、北谷町にあるダイビングポイント「砂辺」でシュノーケリング体験ができる「マナエンジョイダイビング」主催の“青の洞窟・砂辺 シュノーケリング”。どちらか行きたいポイントを選んで参加できるので、より思い出に残る時間が過ごせそうですね。
沖縄の海で泳ぐのが初めての人にまず行ってほしいのは「青の洞窟」。まるでライトアップされたような青い光に包まれている神秘的な空間に、感動すること間違いありません!また、洞窟周辺にはカラフルな南国の魚たちがたくさん泳いでいて、ふれ合いを楽しむことも可能。エサをあげると魚が集まってくるので、至近距離で観察できますよ。
また、那覇市街から車で約40分とアクセスが便利な北谷町の「砂辺」では、花畑のようにカラフルなサンゴを観察できます。沖縄の熱帯魚はもちろん、サンゴ礁の側を泳ぐクマノミのかわいらしい姿も見られます。海の中の美しい世界に夢中になっている間に、きっとシュノーケリングにも慣れているはずです。
- 青の洞窟コースか砂辺コースかで異なる
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秘境・奥西表でここだけのシュノーケリング体験を|沖縄県
西表島は空港がなく、船でしかアクセスできないため秘境とも呼ばれる場所。普段なかなか行けないスポットでのシュノーケリングツアーは貴重な体験づくしで、有意義な時間が過ごせますよ。
「Melle mau Resort(メラマウ リゾート)」が開催している“西表島 シュノーケリング”は、クルーザーを貸し切ってシュノーケリングの舞台となる奥西表へ向かうので、ぜいたく気分を味わえること間違いなしのツアーです!
ツアーは、観光と併せて楽しめる“半日ボートチャーターシュノーケリング”と、1日中たっぷりシュノーケリングに夢中になれる“1日ボートチャーターシュノーケリング”の2つのコースから選べます。1日コースはランチ付きで、絶品イタリアンを船上レストランで味わうことができます。ぜひ、西表島で優雅なひとときをお過ごしください。
また、ツアーは貸切りのため0歳の赤ちゃんから参加OK!シュノーケルがくわえられない小さい子供も浮き輪や箱メガネの無料レンタルがあるので安心です。
- 沖縄県八重山郡竹富町字西表 祖納港(そないこう)
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シュノーケリングにチャレンジしよう!
シュノーケリングの道具を最初から揃えるのは大変ですが、体験ツアーに参加すればレンタルできます。まずはお試しとしてシュノーケリングツアーに参加してみませんか?
初心者や未経験者にはツアーのガイドが基本から教えてくれるので、誰でも楽しく海の世界を満喫できますよ。
アウトドアレジャーの予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、安心安全なツアーを厳選して紹介しています。ぜひチェックしてみてください!
(編集部注*2016年7月7日に公開された記事を再編集したものです。)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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