東伊豆でスキューバダイビング!日帰りで潜れる人気スポット8選 2021.06.26 スキューバダイビング 伊豆
首都圏から日帰りでアクセスできる静岡県の東伊豆エリア。熱海、伊東などの温泉地で有名なこのエリアは、スキューバダイビングのメッカでもあります。今夏、何か新しい世界の扉を開きたいあなた。東伊豆でダイビングはいかがでしょう?
今回は、首都圏から日帰りで潜れる東伊豆の人気ダイビングスポット8ヶ所をご紹介。初心者におすすめの体験ダイビングツアー情報も併せてお届けします!
【目次】
1.伊豆屈指の人気!沈船が眠る「熱海」
【column】駅チカ!ツアー後は温泉でリラックス
2.季節限定公開のポイントも多い「伊東」
3.ウミガメが住み着く「川奈」
4.アオリイカと温泉丸が名物「富戸」
5.多様な生き物と地形が魅力「伊豆海洋公園」
【column】子供からシニアまで安心して楽しめる!
6.マクロ生物が豊富な「八幡野」
【column】段階を踏んだレクチャーが◎
7.人数制限ありの穴場スポット「北川」
8.未開拓の海が魅力「稲取」
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1.伊豆屈指の人気ダイビングスポット!沈船が眠る「熱海」
海に沈んだ難破船(レック=Wreck)や飛行機の周辺でダイビングをすることを「レックダイビング」といい、1つのジャンルとなっていますが、ここ「熱海」には日本最大級の沈船ポイントがあります。
熱海港からボートで約10分ほどの場所に沈む船のサイズは、全長約81m、全幅約18m、総重量約5,000tと巨大!
もともとは砂利運搬のタンカー船だった「旭16号」という船で、真っ二つに折れた状態で水深30mの海底に沈んだのが1986年。30年以上もの時を経て、海の一部となった景色は圧巻!ソフトコーラルと群生する魚が船を囲む光景は、一生に1度は見ておきたい絶景です。
沈船以外にも、巨大なソフトコーラルとサクラダイが作りあげる熱帯雨林「ソーダイ根」や、11〜3月限定の「小曽我洞窟」など、熱海には見どころの多いポイントが豊富!
ただし、ボートでのエントリーが主体になるスポットで水深も深いため、中級者以上向きとなります。
駅チカ!ツアー後は温泉でリラックス
沈船や洞窟といった中級者向けのボートポイントだけではなく、初心者向けのビーチポイントだって魅力はたっぷり!
JR「熱海」駅から徒歩7分の場所にショップをかまえる「熱海マリンスポーツクラブ」の‟体験ダイビングツアー”は、ビーチエントリー。足の着く場所からゆっくり水に入っていくので初心者も安心して楽しめます。
沖に出なくても、ダイビングポイントである漁港内には魚がたくさん!海中では元気に泳ぎ回るソラスズメダイやチョウチョウウオを見たり、足元の岩場に隠れるウツボを観察したりと生き物のリアルな生活をのぞいてみましょう。
体験後は、源泉かけ流しの温泉でリラックス。夏場であっても、ダイビングでは案外体が冷えるもの。温まると気持ちいいですよ。
- 静岡県熱海市東海岸町11-19 2F 熱海マリンスポーツクラブ
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2.季節限定ポイント複数!行けば行くほど魅了される「伊東」
伊東は伊豆半島のダイビングエリアの中でも地形に恵まれているポイントで、沖合約1kmにある無人島・手石島を中心にボートポイントが6つあります。
ほとんどのポイントが潮通しの良い沖に位置するため、季節ごとに回遊魚や季節来遊漁が順にやってきて、じゅうたんのように広がるソフトコーラルの群生を覆いつくすほどにぎわいます。
季節限定で公開されるポイントも複数あるため、行けば行くほど魅力を知ることができるダイビングエリアといっていいでしょう。
初心者や体験ダイビングにはビーチポイント・新井の浜がよく使われており、ボートポイントのダイナミックさはないものの、美しい砂地がどこまでも続く見通しの良さが魅力。のんびり魚を観察するには持ってこいのポイントです。
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3.ビーチポイントでウミガメと遭遇できる!「川奈」
伊豆のダイビングスポットの中では珍しく、ビーチからのエントリーでウミガメを見られる「川奈」。伊豆急行「川奈」駅から車で約3分、2駅隣の「伊東」駅からでも約10分の川奈ビーチからエントリーできます。
エントリー用のスロープも設置されており、初心者から上級者まで十分に楽しめるよう配慮されているのがうれしいですね。川奈で期待できるのがウミガメとの遭遇!浅場に数匹のウミガメが住みついており、高い確率で出会えますよ。
小さな海域にさまざまな生き物が生息しており、カエルアンコウやダンゴウオ、ウミウシなど小さな生き物もたっぷり観察できます。
また、夏季限定オープンとなるボートポイント「赤根」「カジガ根」も見逃せません!根(岩礁)の大きさやボリューム感は圧巻。大型の回遊魚から根に咲き乱れるソフトコーラルまで、ダイナミックな光景を堪能できるスペシャルなポイントです。
4.アオリイカの産卵と温泉丸が名物の「富戸」
伊豆ダイビングのメッカ・城ヶ崎海岸の中でも、人気のスポットである「富戸(ふと)」。富戸港の近くには「ヨコバマ」「脇の浜」という2つのビーチポイントがあり、どちらも岩場から水中へスロープが設置されているので、エントリーも楽々です。
巨大なアオリイカが群れを成して次々と産卵する光景など、海中の神秘にふれられるのが魅力!夏から冬にかけては、クマノミやソラスズメダイなど南方の魚も多く見られ、フィッシュウォッチには最適のポイントです。
富戸といえば、船の上に設置された源泉かけ流しの温泉「温泉丸」も名物!富戸で営業するダイビングショップの共用施設です。
ダイビングの後、ウエットスーツを着たまま入ることができ、ダイビングとは別の形で海を満喫できます。ぜひ温泉丸で温まってから帰りましょう。
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5.快適な設備も◎多種多様な生き物と地形が魅力の「伊豆海洋公園」
城ヶ崎海岸の南にあるダイビングスポットが「伊豆海洋公園(IOP)」。シャワーやジャグジー付きの温水層、ガイドロープが張られたエントリー・エグジットエリアなどの設備が整えられたダイビングセンターを利用できます。
沖合で寒流の親潮と暖流の黒潮がぶつかる影響で、多種多様な生き物が生息するのが特徴。水深の浅い場所では、スカイブルーの体色が美しいソラスズメダイ、華やかなキンギョハナダイやサクラダイなどを見られます。水深20mほどになると、体長1mほどのクエやカスザメなど大物に遭遇することも!
4,000年前の大室山の噴火によってできた、ダイナミックな地形も見どころの1つ。ドロップ(急斜面、断崖)あり、砂地あり、起伏に富んだ地形の中、さまざまなスタイルでダイビングを楽しめます。
子供からシニアまで安心して楽しめる!
伊豆海洋公園では「Keep Smiling!(キープスマイリング)」が‟貸切・体験ダイビングツアー”を開催しています。ガイド歴20年以上で、子供やシニアへの指導経験も豊富な代表ガイドが必ず同行してくれるので、誰でも安心して楽しめるのが魅力です。しかも、ツアーは申し込みグループごとの貸切!
まずはプールか足が着くビーチポイントからチャレンジしましょう。ゆっくり顔を水面につけて水中をのぞけば、たくさんの魚が泳ぐ姿に目が釘付け!ふれられる距離で観察できるのはダイビングならでは。
体験ダイビングは10歳から参加可能なので、家族みんなでの参加もおすすめです。
- 静岡県伊東市富戸842-229
6.マクロ生物が豊富!フォトジェニックな海を堪能「八幡野」
伊豆急行「伊豆高原」駅から車で約7分ほどにあるダイビングスポット「八幡野(やわたの)」。大室山の火山活動によって形成された複雑な海底は、地形的にも生物的にもバラエティに富んでいます。
ビーチにはエントリー用のガイドロープが設置されており、水に慣れながらゆっくりと入っていけます。港からボートですぐのところにもポイントが複数あり、初心者でも無理なく潜れるのが八幡野の良いところ!
美しいソフトコーラル、鮮やかなソラスズメダイやキンギョハナダイの群れなど、フォトジェニックな光景が広がる八幡野の海。マクロ生物も豊富で、水中カメラは必須です。砂地にはネコザメ、ヒラメなどの大物も姿を見せ、夏〜秋には季節来遊魚もたくさん訪れるため、にぎやかな海を堪能できます。
段階を踏んだレクチャーで初心者も安心!
八幡野で体験ダイビングやシュノーケリングのツアーを開催する「八幡野ダイビングセンター」。約2時間半の‟体験ダイビングツアー”では、初心者でも安心して楽しめるように段階を踏んだ丁寧な説明を行っています。
まず、ショップ内で器材の使い方の説明を受けたら、ビーチポイントに移動。陸上でダイビングのコツを学び、続いて足の着く浅瀬で呼吸の練習。無理のない水慣れだからこそ、海中景色を楽しめる余裕が生まれます。
潜水時間は30〜40分とたっぷり!水深6〜7mを泳ぎながら、クマノミやクマドリカエルアンコウ、ミノカサゴなど、さまざまな生き物を観察しましょう。
伊豆高原駅からの無料送迎もあるので、行き帰りも楽々!心も体もゆとりを持ったサービスが魅力です。
主催会社:八幡野ダイビングセンター
- 静岡県伊東市八幡野765
段階を踏んだレクチャーで初心者も安心!
八幡野で体験ダイビングやシュノーケリングのツアーを開催する「八幡野ダイビングセンター」。約2時間半の‟体験ダイビングツアー”では、初心者でも安心して楽しめるように段階を踏んだ丁寧な説明を行っています。
まず、ショップ内で器材の使い方の説明を受けたら、ビーチポイントに移動。陸上でダイビングのコツを学び、続いて足の着く浅瀬で呼吸の練習。無理のない水慣れだからこそ、海中景色を楽しめる余裕が生まれます。
潜水時間は30〜40分とたっぷり!水深6〜7mを泳ぎながら、クマノミやクマドリカエルアンコウ、ミノカサゴなど、さまざまな生き物を観察しましょう。
伊豆高原駅からの無料送迎もあるので、行き帰りも楽々!心も体もゆとりを持ったサービスが魅力です。
- 静岡県伊東市八幡野765
7.人数制限ありの穴場スポット!「北川」
東伊豆エリアの中でも、1日に潜れるダイバーの人数制限を設ける穴場的存在の「北川(ほっかわ)」。混雑を避け、のんびり潜りたい人にはおすすめのスポットです。伊豆急行「伊豆北川」駅から北川港までは徒歩6分ほど、駅チカなのも好ポイント!
ダイビングスタイルはボートエントリーのみで、ポイントは4つほど。海中には美しいソフトコーラルなどの‟はえもの”や、起伏に富んだ地形、濃い魚影、海中温泉を楽しめるなど魅力が満載!
水中景観だけでなく、晴れた日にはボートから水平線上に伊豆大島を望める絶景も楽しめます。これをダイビング前後の楽しみにしている人も多いようです。
8.未開拓の海が魅力!新しいダイビングスポット「稲取」
2004年に解放されたダイビングスポット「稲取」は、まだまだ未開拓の海中が魅力。スキューバダイビングの指導団体「PADI(パディ)」が運営する「稲取マリンスポーツセンター」も開設され、陸上ではストレスフリーで過ごせます。
ビーチポイントが1つ、ボートポイントが2つある稲取。ビーチポイントは、全長700mもの広大なエリア内に、大物と呼ばれるサメ、カメ、エイが生息し、遭遇率も高いそう。生き物だけでなく、一面に広がる真っ白な砂地はプロカメラマンもうなるほどの美しさ!楽しみが尽きません。
ボートポイントでは、潮の流れを利用するドリフトダイビングでダイナミックな地形や回遊魚を楽しめます。マンボウなどのレアな生き物との遭遇も報告されており、目が離せないポイントの1つといえるでしょう。
東伊豆でダイビングを楽しもう!
伊豆の海には、すばらしいダイビングスポットがまだまだたくさんあります。首都圏に住んでいる場合は、まずは日帰りしやすい東伊豆で気軽に潜ってみませんか?
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、伊豆エリアで楽しめるさまざまなアクティビティを紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください!
(編集部注*2015年8月8日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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