大迫力!沖縄ホエールウォッチングでクジラのパフォーマンスを体感しよう 2023.01.15 ホエールウォッチング 沖縄県
ホエールウォッチングは、冬季に繁殖や出産、子育てのために温暖な沖縄の海を訪れる野生のザトウクジラを観賞する人気のアクティビティ。
沖縄各所では、子供でも参加できるホエールウォッチングツアーが多数開催されており、その場所でしか目にできない貴重なザトウクジラの姿を見ようと、多くの観光客が訪れます。
大きい成体だと体長15m以上、体重30~40トンにも及ぶザトウクジラのパフォーマンスは見応え満点!今回は絶対に見ておきたい代表的な4つのパフォーマンスを紹介していきます。
沖縄で開催されているおすすめのツアーも紹介しますので、ぜひ今冬はクジラと会いにお出かけしてください!
【目次】
■そもそもホエールウォッチングって?
■ザトウクジラってどんなクジラ?
■見どころは何といってもダイナミックなパフォーマンス!
- 1.ブロー
- 2.フルークアップ/ダウン
- 3.ヘッドスラップ/テールスラップ
- 4.ブリーチ(ブリーチング)
■親子クジラのほほえましい姿やオス同士の激しいヒートランも見もの!
■クジラとの遭遇率95%以上のおすすめツアー
- 伊江島・瀬底エリアでダイナミックなザトウクジラのパフォーマンスを観察しよう!
- ゆとりある大型クルーザーで圧巻のパフォーマンスをのびのび観賞!
- 座間味島の透明度抜群の海でホエールウォッチング!クジラの声も聞いてみよう
<<沖縄県で体験できるホエールウォッチングツア一の一覧はこちら>>
そもそもホエールウォッチングって何?
ホエールウォッチングは、日本周辺にやってくるクジラを洋上から観賞するアクティビティ。10m級のクジラとなると水族館でも飼育できないため、貴重な体験ができると人気です。
場所によっては双眼鏡などで海岸から観賞もできますが、クジラのダイナミックな姿を近くでじっくり楽しみたいときはツアーに参加するのが一番!クルーザーなどでクジラに接近するので、迫力が桁違いです。
国内でも北海道や九州、四国などでツアーが開催されていますが、冬にホエールウォッチングに行くなら、本州ほど気温が下がらない沖縄がベスト!例年12月下旬から4月上旬にかけて、ザトウクジラを観賞するツアーがたくさん開催されています。
沖縄とはいえ冬の海上はやっぱり寒いので、各種防寒具は用意しておきましょう。
ザトウクジラってどんなクジラ?
北半球・南半球のどちらにも生息するザトウクジラ。地域ごとに集団を形成して行動し、季節によって回遊する生活を送っています。
平均的なザトウクジラの成体は、体長13~14m、体重30トンほど。一般的にオスよりメスの方が大きく、全長の3分の1に達する胸ビレと巨大な頭部、背ビレの前がコブ状に隆起しているところが特徴としてあげられます。
黒い胴体の腹部には白いまだらがあり、個体によっては胴体と胸ビレの裏側が白いものも。海中を泳ぐザトウクジラは、その部分がキラキラと輝く様子が印象的です。
かつて世界的に捕鯨が行われていたことにより個体数が激減。今も一部地域のザトウクジラが絶滅危惧種に指定されていますが、1966年に捕鯨禁止となって以来、生息数が改善されているようです。
見どころは何といってもダイナミックなパフォーマンス!
ザトウクジラたちは時に潮吹きやジャンプなど、海上でさまざまな行動を見せてくれます。大きな体を使ったパフォーマンスは、近くで見ると迫力満点!
その中でも代表的な4つのパフォーマンスを紹介していきます。
1.海面に浮上し潮を吹く「ブロー」
別名「はしゃぎクジラ」とも呼ばれる活動的なザトウクジラは、海上でさまざまなパフォーマンスを行います。ザトウクジラが大海原で巨大な胴体をひるがえすさまは、圧巻としかいいようがありません。
成体のザトウクジラは10~15分ごとに息継ぎのため海面に浮上しますが、その際に潮吹きをするのが「ブロー」と呼ばれるパフォーマンス。
大きな音を立て、数メートルもの水しぶきを上げる姿はダイナミック!1頭でも十分迫力がありますが、群れでブローをするさまは壮観です。
2.深く潜水するときに見られる「フルークアップ/ダウン」
ザトウクジラは息継ぎを終えて深く潜水しようとする際、大きな尾ビレを上げて「フルーク」と呼ばれるポーズに。この時、尾ビレの模様を見せる場合は「フルークアップ」、見せない場合は「フルークダウン」といわれます。
巨大な翼のような尾ビレの大きさは、平均的な成体でも縦2.4m、横3.6mにもなるそう。ホエールウォッチングでこのパフォーマンスが見られると、ひときわ大きな歓声が上がります。
なお、尾ビレの模様は1頭1頭異なり、個体識別にも使われているそうです。
3.上体を海面に出す「ヘッドスラップ/テールスラップ」
海面から上体を勢い良く突き出し、そのまま体を水面に叩きつけて凄まじい水しぶきを上げるのが「ヘッドスラップ」です。反対に、尾ビレを高く持ち上げて海に叩きつけたり、海中から水面に向かって尾ビレを強く蹴り上げることを「テールスラップ」と呼びます。ヘッドスラップの高さは、なんと6mほどにもなるのだとか!
これらのパフォーマンスは自らの力を誇示したり、ほかのクジラに自分の居場所を知らせて威嚇する意味があると考えられています。巨体を動かす推進力をも生み出す尾ビレの威力は、80トンにもなるそうです。
4.巨体が水面を舞う「ブリーチ(ブリーチング)」
派手なザトウクジラのパフォーマンスの中でも最も見応えがあるのが、巨大な体の3分の2以上を水面から投げ出すようにしてジャンプする「ブリーチ(ブリーチング)」です。
同じブリーチでも、ジャンプの後背中から落ちる背面型、腹から落ちる腹打ち型のほかに、横方向へジャンプして弧を描きながら落ちていく横飛び型など、さまざまなバリエーションがあります。時には、巨体全体が宙を舞うこともあるのだとか。
この大ジャンプ見たさにホエールウォッチングツアーに参加する人も多いですが、一説ではホエールウォッチングでブリーチを見られる確率は2割前後ともいわれています。
ザトウクジラがブリーチをする理由は、体についた寄生虫を落とすため、子供をシャチから守るため、コミュニケーションの手段としてなどさまざまな説があります。明確には判明していませんが、冬は繁殖の時期でオスによるメスの獲得権争いやテリトリー争いが激しくなるので、ブリーチを多く見られるそうです。
親子クジラのほほえましい姿やオス同士の激しいヒートランも見もの!
子育てのために暖かい海へと移動してきた、親子クジラの微笑ましい姿も見どころのひとつ。まるで人間の親子のように仲良く寄り添って泳ぐ姿は、眺めているだけでほっこりと癒やされます。
そんなクジラの優しさを知る一方で、交尾行動が盛んになる1月~2月下旬にかけては、クジラの強さを目の当たりにできる「ヒートラン」にも注目です。1頭のメスを巡って、数頭のオスが追いかけ回すヒートランは圧巻の迫力!多いときには、10数頭のオスが追いかけ回すこともあり、クジラ同士がぶつかり合い、尾びれでお互いを叩いたりすることもあるとか。
ホエールウォッチングでは、ひとときもクジラたちから目が離せませんね。
クジラとの遭遇率95%以上のおすすめツアー!
アウトドアレジャー予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」が自信を持っておすすめする“沖縄のホエールウォッチングツアー”は、クジラとの遭遇率なんと95~99%!クジラを見られなかった場合には、別日に無料で再挑戦できる場合や、ツアー料金を全額返金してくれることもあります。
ダイビングスポットとして有名な伊江島・瀬底島エリアや、慶良間諸島エリアなどで開催している沖縄のホエールウォッチングツアーは、未就学の小さな子供から60歳以上のシニア世代まで、ご家族でご参加いただけるツアーばかりです。ただし参加する際は、クルーザーが激しく揺れることもあるため、酔い止めの持参もお忘れなく!
伊江島・瀬底エリアでダイナミックなザトウクジラのパフォーマンスを観察しよう!
「沖縄アイランドブルー」が主催する"半日ホエールウォッチング"は、なんと2020年、2021年と2年連続でイルカ遭遇率100%を達成しているイチ押しのツアーです。
ザトウクジラの観賞エリアはその日によって異なりますが、「沖縄アイランドブルー」では同エリアの事業者同士でクジラの情報共有を行なっているのがポイント。万が一クジラと出会えなかった場合は再チャレンジ券を発行、2月~3月ならば全額返金にも対応してくれます。
搭乗する大型クルーザーは、2段デッキに加えてウォッシュレット付トイレも2基完備した豪華仕様。船上が広々としたホエールウォッチングの専用船なので、移動中は瀬底島や伊江島を眺めながら快適なクルージングが楽しめます。
観賞エリアに到着したら、360度見渡しながら参加者みんなでクジラ探し!発見したときに船上が一気に盛り上がる独特な一体感も、ホエールウォッチングの魅力です。
ツアーには0歳から参加できるので、クジラのダイナミックなパフォーマンスを家族そろってじっくり鑑賞してみてはいかがでしょう。自分の何倍も大きい生きものとの出会いは、子供にとって忘れられない思い出になりそうですね。
- 沖縄県国頭郡本部町崎本部671-1 浜の駅内)
ゆとりある大型クルーザーで圧巻のパフォーマンスをのびのび観賞!
「South to South(サウストゥーサウス)」が開催する"沖縄・ホエールウォッチング"は、クジラの魅力を熟知したベテランガイドが案内してくれるツアーです。出港場所となる那覇北マリーナは、那覇から車で15分とアクセス良好。13:00からのツアーもあるので、沖縄に着いたその日にクジラに会いに行けるのはうれしいですよね。
搭乗するのは40名乗り用の大型クルーザーですが、ゆったり過ごせるように1ツアーの上限を26名に制限。船上で移動がしやすいので、クジラを追いかけながらじっくり観察できます。ツアーで遭遇するザトウクジラは、大きいもので全長12mほど!豪快な泳ぎと時折見せるさまざまなパフォーマンスは想像を超える迫力です。
シーズン中の遭遇率は95%以上を誇りますが、クジラと遭遇できなかったときは再チャレンジ乗船が無料になるサービスも。3歳から参加可能で、船上では無料のお菓子とドリンクまで用意されているので、子供もしっかり楽しめるツアーです。
- 沖縄県浦添市伊奈武瀬1丁目3−5)
座間味島の透明度抜群の海でホエールウォッチング!クジラの声も聞いてみよう
国立公園に指定されている座間味島は、ケラマブルーと呼ばれる透明度抜群の海に囲まれ、ホエールウォッチングに最適のスポットです。
老舗のダイビングショップ「ダイビングチーム あなたの清」が開催する"座間味島 ホエールウォッチング"は、スタッフが展望台からクジラを発見するところからスタート!海で待機する船に無線でクジラの場所を伝えるため、クジラ探しに無駄な時間を使うことがありません。
船にはクジラの声を聞くことができるホエールフォンを装備。歌うクジラとも呼ばれるザトウクジラの声を聞くのは、子供はもちろん、大人だってワクワクすること間違いなしです!
このツアーでは、出発前にクジラのことを学ぶ講習会を実施。クジラに詳しくなってから参加するため、より内容が濃いホエールウォッチングが楽しめます。美しい海が延々と広がる光景の中で見るダイナミックなクジラたちの姿は、もはや現実とは思えないほど感動的ですよ!
- 沖縄県島尻郡座間味村字座間味53
沖縄でホエールウォッチングをしよう!
寒い日が続くウィンターシーズンは、少しでも暖かな沖縄に遊びに行きたい!なんて計画を練っている人も少なくないはず。冬の沖縄を訪れるなら、ぜひともホエールウォッチングに参加してみてください。クジラたちが見せる豪快なパフォーマンスの数々は、きっと忘れられない思い出になりますよ!
アウトドアレジャー専用予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、ほかにも沖縄で楽しめるアクティビティを紹介しています。ホエールウォッチングだけではなく、ダイビングやシュノーケルにも挑戦して、冬の沖縄を満喫してください!
(編集部注*2019年1月19日に公開された記事を再編集したものです。)
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※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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