
大迫力!沖縄ホエールウォッチングでクジラのパフォーマンスを体感しよう 2019.01.19 ホエールウォッチング 沖縄県
毎冬、繁殖や出産、子育てのために温暖な沖縄の海にやって来る野生のザトウクジラを見られるホエールウォッチング。
冬期の沖縄各所では、子供でも参加できるホエールウォッチングツアーが多数開催されており、この時期この場所でしか目にすることのできないザトウクジラの貴重な姿を見ようと、多くの観光客が訪れます。
大きい成体だと体長15m以上、体重30~40tにも及ぶザトウクジラのパフォーマンスは見応え満点!
今回は、大迫力のザトウクジラのパフォーマンスの中から、代表的なものを4つご紹介します。
【目次】
■そもそもホエールウォッチングって?
■ザトウクジラってどんなクジラ?
■見どころは何といってもダイナミックなパフォーマンス!
- 1.ブロー
- 2.フルークアップ/ダウン
- 3.ヘッドスラップ/テールスラップ
- 4.ブリーチ(ブリーチング)
■クジラとの遭遇率98%以上のおすすめツアー
<<沖縄県で体験できるホエールウォッチングツア一の一覧はこちら>>
そもそもホエールウォッチングって何?
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例年12月下旬から4月上旬にかけて、沖縄の海を訪れる野生のザトウクジラを洋上から眺めて楽しむアクティビティがホエールウォッチング。
春から秋まで寒冷なアラスカやシベリア海域などで暮らしているザトウクジラは、ウィンターシーズンにははるばる9,000kmの距離を越えて、暖かい沖縄などの海に繁殖や出産、子育てのためにやって来るのです。
ザトウクジラってどんなクジラ?
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ザトウクジラは北半球・南半球のどちらにも生息しており、地域ごとに集団を形成して行動し、季節によって回遊する生活を送っています。
平均的なザトウクジラの成体は、体長13~14m、体重30tほど。一般的にオスよりメスの方が大きく、全長の3分の1に達する胸ビレと巨大な頭部、背ビレの前がコブ状に隆起していることなどが特徴として挙げられます。
黒い胴体の腹部には白いまだらがあり、個体によっては胴体と胸ビレの裏側が白いものも。海中を泳ぐザトウクジラは、その部分がキラキラと輝く様子が印象的です。
かつて世界的に捕鯨が行われていたことにより個体数が激減し、今も一部地域のザトウクジラが絶滅危惧種に指定されていますが、1966年に捕鯨禁止となって以来、生息数が改善されているようです。
見どころは何といってもダイナミックなパフォーマンス!
ザトウクジラたちは時に潮吹きやジャンプなど、海上でさまざまな行動を見せてくれます。大きな体を使ったパフォーマンスは、近くで見ると迫力満点!
その中でも代表的な4つのパフォーマンをご紹介します。
1.海面に浮上し潮を吹く「ブロー」
別名はしゃぎクジラとも呼ばれる活動的なザトウクジラは、海上でさまざまなパフォーマンスを行います。ザトウクジラが大海原で巨大な胴体をひるがえすさまは、圧巻としかいいようがありません。
成体のザトウクジラは10~15分ごとに息継ぎのため海面に浮上しますが、その際に潮吹きをするのがいわゆる「ブロー」です。
大きな音を立てて数メートルもの水しぶきを上げる姿はダイナミック!1頭でも十分迫力がありますが、群れでブローをするさまは壮観です。
2.深く潜水するときに見られる「フルークアップ/ダウン」
ザトウクジラは息継ぎが終わり深く潜水しようとする際、大きな尾ビレを上げて「フルーク」といわれるポーズを取ります。この時、尾ビレの模様を見せる場合は「フルークアップ」、見せない場合は「フルークダウン」といわれます。
巨大な翼のようなザトウクジラの尾ビレの大きさは、平均的な成体でも縦2.4m、横3.6mにもなるそう。ホエールウォッチングでこのパフォーマンスが見られると、ひときわ大きな歓声が上がります。
なお、尾ビレの模様は1頭1頭異なり、個体識別にも使われているそうです。
3.上体を海面に出す「ヘッドスラップ/テールスラップ」
海面から上体を勢い良く突き出し、そのまま体を水面に叩きつけ、周囲に凄まじい水しぶきを上げる動作が「ヘッドスラップ」。反対に、尾ビレを高く持ち上げて海に叩きつけたり、海中から水面に向かって尾ビレを強く蹴り上げることを「テールスラップ」といわれています。ヘッドスラップの高さは、なんと6mほどにもなるのだとか!
これらのパフォーマンスは、自らの力を誇示したり、他のクジラに自分の居場所を知らせて威嚇する意味があると考えられています。巨体を動かす推進力をも生み出す尾ビレの威力は、80tにもなるそうです。
4.巨体が水面を舞う「ブリーチ(ブリーチング)」
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派手なザトウクジラのパフォーマンスの中でも最も見応えがあるのが、巨大な体の3分の2以上を水面から投げ出すようにしてジャンプする「ブリーチ(ブリーチング)」です。
同じブリーチでも、ジャンプの後背中から落ちる背面型、腹から落ちる腹打ち型のほかに、横方向へジャンプして弧を描きながら落ちていく横飛び型など、さまざまなバリエーションがあります。時には、巨体全体が宙を舞うこともあるのだとか。
この大ジャンプ見たさにホエールウォッチングツアーに参加する人も多いですが、一説ではホエールウォッチングでブリーチを見られる確率は2割前後ともいわれています。
ところで、ザトウクジラがブリーチをする理由は、体についた寄生虫を落とすため、子供をシャチから守るため、コミュニケーションの手段としてなどさまざまな説がありますが、明確には判明していません。冬は繁殖の時期となるためオスによるメスの獲得権争いやテリトリー争いが激しくなるせいか、ブリーチを多く見ることができるそうです。
クジラとの遭遇率98%以上のおすすめツアー!
沖縄のホエールウォッチングでは、今回ご紹介したような圧巻のパフォーマンスを間近で目にすることができます。
アウトドアレジャー予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」が自信を持っておすすめする“沖縄のホエールウォッチングツアー”は、クジラとの遭遇率なんと98~99%!
クジラを見られなかった場合には、ツアー料金を全額返金するサービスも行っています。
ダイビングスポットとして有名な伊江島・瀬底島エリアや、慶良間諸島などで開催している沖縄のホエールウォッチングツアーは、未就学の小さな子供から60歳以上のシニア世代まで、ご家族でご参加いただけるツアーばかりです。
参加する際は、舟が激しく揺れることもあるため、酔い止めの持参もお忘れなく!詳細は「SOTOASOBI」のツアー紹介ページをご覧ください。
- 沖縄県国頭郡本部町渡久地791 渡久地港(ボート発着場所)
- 沖縄県本部町字崎本部5232 本部港桟橋
沖縄でホエールウォッチングをしよう!
冬の沖縄に訪れる予定を立てている方。まさしく冬の沖縄ならではのアクティビティ「ホエールウォッチング」も検討してみてはいかがでしょうか?忘れられない思い出になること間違いなしですよ!
もちろんシュノーケリングやダイビングだって1年中体験可能!アウトドア・レジャー専門予約サイト「SOTOASOBI」では他にも沖縄で楽しむことのできるアクティビティをご紹介しています。ぜひご利用になってみてください!
(編集部注*2016年10月21日に公開された記事を再編集したものです。)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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