伊豆大島へ日帰りしたい方必見!おすすめの楽しみ方教えます 2022.01.22 スキューバダイビング 伊豆大島・八丈島
伊豆半島の南東に広がる、100あまりの島からなる伊豆諸島。中でも最大の面積を持ち、本州からもっとも近い伊豆大島は、豊かな自然と観光資源に恵まれていることから人気の旅行先となっています。
伊豆大島を舞台に、“あんこ(お姉さん)”や島の風景が歌われた都はるみさんの名曲『アンコ椿は恋の花』でも有名ですね。
温暖多湿な海洋性気候で、東京都でありながら、まったく違った風景を見られるのも魅力!これからの季節は、島に約300万本自生するツバキが見頃を迎え、島が華やかに彩られます。
今回はそんな伊豆大島を日帰りで楽しむにはどうしたらいいか、大特集します!
【目次】
■日帰りで伊豆大島!船と飛行機、どっちがいいの?
■日帰りでも諦めない!伊豆大島の名所・観光スポット
- 1.三原山
- 2.裏砂漠
- 3.大島温泉ホテル「三原山温泉」
- 4.地層切断面
- 5.波浮港
- 6.港鮨
- 7.椿花ガーデン
- 8.大島ふるさと体験館
- 9.ぶらっとハウス
- 10.元町浜の湯
【column】「伊豆大島椿まつり」で春の訪れを感じよう
■宿泊するならこんな楽しみ方も!おすすめアウトドアレジャー
- 噴火の歴史をたどる三原山噴火口トレッキングツアー
- 荒涼とした大地を歩く大島裏砂漠ツアー
- ダイナミックな地形も魅力!体験ダイビングツアー
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日帰りで伊豆大島!船と飛行機、どっちがいいの?
伊豆大島へのアクセス方法は、船と飛行機の2通り。
船の場合は、東京都の竹芝、神奈川県の横浜と久里浜、静岡県の熱海から伊豆大島行の定期船が出航しています。以前は3~4時間以上かかる道のりでしたが、現在では高速ジェット船も登場し、竹芝からの場合は1時間45分ほどで伊豆大島へ行けるようになりました。
ジェット船以外にも、22時頃から出発し、翌日の6時頃に伊豆大島に到着できる夜行船も運航。金曜の夜に乗船すれば、土曜の朝から観光を楽しめるため、週末の時間を有効に利用したい人に人気があります。
飛行機の場合はもっと時間は短くなり、東京都の調布からなんと40分ほどで到着することが可能!なるべく移動の時間を短くしたい人にはおすすめです。
しかし、飛行機は搭乗手続きなどもあるため、実際にかかる時間を加味すると、ジェット船より少し短いくらいの時間はかかります。とはいえ、やはり移動時間の短い飛行機は日帰りの場合には貴重な存在。便数が少ないので、お帰りの際には余裕を持って行動するようにしましょう。
手軽に日帰りを楽しみたい人は便数の多いジェット船、なるべく交通費を抑えたい人は、行きは等級の低い夜行船にして帰りはジェット船。船酔いが心配な人は飛行機で…といったように、予算や状況に合わせて交通手段を選ぶのがよいでしょう。
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日帰りでも諦めない!伊豆大島の名所・観光スポット
伊豆大島で見ておきたい自然や、堪能したい温泉・グルメスポットなどをご紹介!車でなら1時間ほどで一周できる伊豆大島。効率良く観光スポットを巡るならレンタカーがおすすめです。時間に余裕があれば、島の主要スポットを巡回する路線バスを利用する手もありますよ。
1.火山の息づかいが残る「三原山」
伊豆大島のランドマーク「三原山」。活火山の陸上部分である伊豆大島の山頂、カルデラ内にある標高758mの中央火口丘です。
三原山が誕生したのは、1777年に始まった宝永噴火の時とされ、35年ほどの間隔で噴火を繰り返し、そのたびに少しずつ姿を変えてきました。噴火の際に吹き上がる火柱は、古くから“御神火様(ごじんかさま)”と崇められ、山には神聖な雰囲気が漂います。
せっかく三原山を訪れるなら、火口を見に行くのがおすすめ!比較的短時間で行けるのは、三原山頂口から徒歩で行くコース。三原山頂口には駐車場があり、ここまでのバスも運行しています。ここから約45分歩くと内輪山の火口壁に到着。さらに約45分で、火口壁をぐるりと一周できます。時間の許す限り、三原山を散策しましょう!
- 東京都大島町
- 04992-2-1446(大島町観光課)
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2.国内唯一の砂漠!異世界の風景が広がる「裏砂漠」
三原山の東側には、日本唯一の砂漠である「裏砂漠」が広がっています。
砂漠というと白や赤茶色のさらさらとした砂をイメージする人が多いのではないでしょうか?この裏砂漠は“スコリア”という火山岩で覆われているため一面が黒く、砂というよりは砂利のように粒が大きいので、歩くと「ジャリッ」と音がします。珍しい砂漠が見られる、貴重なスポットなんです。
そんな裏砂漠へ行くルートは主に2つ。大島温泉ホテルから続く「裏砂漠コース」と、駐車場から短時間で行ける「月と砂漠ライン」です。
1日で伊豆大島を巡るなら、おすすめは「月と砂漠ライン」。駐車場から10分ほど歩くと、裏砂漠を見渡せる場所まで出られます。「裏砂漠コース」は片道1時間半ほどかかりますが、樹海をはじめさまざまな景色を見られるので、運動がてらゆっくり観光したい人はこちらにチャレンジしてみてくださいね。
- 東京都大島町泉津原野
- 04992-2-1446(大島町観光課)
3.三原山の絶景を源泉かけ流しの温泉で満喫!大島温泉ホテル「三原山温泉」
三原山や裏砂漠を堪能したら、裏砂漠コースの入り口にある大島温泉ホテルの「三原山温泉」で汗を流していきませんか?地下約300mから汲み上げた源泉かけ流しの温泉を、日帰りでも楽しめます。
泉質は透明な単純温泉で、男湯、女湯ともにパノラマ大浴場と風流露天風呂を利用できます。露天風呂からは伊豆大島の原生林と三原山の絶景が広がり、視界を遮るものや人工物もありません。
解放感抜群の温泉にゆっくり浸かりながら、伊豆大島の大地の恵みを体感しましょう!
- 東京都大島町泉津字木積場3-5
- 04992-2-1673
【日帰り入浴】
・営業時間:13:00~21:00
・定休日:不定休
・料金:大人800円、子供400円
※朝6:00から利用できる朝食休憩プランあり
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4.まるでバームクーヘン!噴火の歴史が積み重なった「地層切断面」
島の南西部、大島一周道路沿いに現れる高さ24m、長さ630mもの波打つ岩壁「地層切断面」。通称“バームクーヘン”としても有名で、理科の教科書などで見たことがある人もいるのではないでしょうか?
この不思議な模様は、もともと起伏に富んだ地形の上に、三原山が噴火するたびに火山灰やスコリアが堆積したことでできたもの。美しい地層のしま模様は、長い年月をかけて自然が作り出したアート!地球のロマンを感じずにはいられません。
地層切断面へは、伊豆大島の玄関口の1つである元町港から運行しているバスでもアクセスできます。「地層断面前」バス停の看板は、バームクーヘンをベースにデザインされているのも注目ポイント!地層もさることながら、海の景色もすばらしく、利島や新島、式根島、神津島に加え、天気が良ければ三宅島や御蔵島も遠望できますよ。
ぜひ伊豆大島ならではの絶景を満喫してくださいね。
- 東京都大島町野増
- 04992-2-1446(大島町観光課)
5.ノスタルジックなSNS映えスポット「波浮港」
『アンコ椿は恋のうた』にも歌われる「波浮港(はぶみなと)」は、島の玄関口となる元町港とは反対側の南東にある港。火山の火口に水が溜まってできた火口湖でしたが、大津波で海とつながり、港口を広げる工事を経て1801年に開港となった歴史ある港です。キレイな湾岸の曲線からは、火口湖の面影を感じられます。
かつては沖合漁業の中継港としてにぎわいを見せましたが、時代は流れ、静かでノスタルジックな場所に移り変わりました。どこか懐かしい街並みには、都会のせわしなさとはかけ離れた、ゆったりとした時間が流れています。
そんな波浮港のおすすめスポットは、高台から波浮港を一望できる「波浮港見晴台」。また、川端康成の小説『伊豆の踊子』の舞台の1つとされる旧港屋旅館の建物を利用した「踊り子の里資料館」も訪れたいところ。当時の様子を伝える写真や文章などの展示から、その歴史を感じられますよ。
ほかにも大衆食堂やカフェなど、ステキなスポットが点在。波浮港を散策して、お気に入りスポットを探してみては?
- 東京都大島町
- 04992-2-1446(大島町観光課)
6.伊豆大島名物・べっこう寿司に舌鼓!「港鮨」
波浮港を訪れたら立ち寄りたい人気の寿司店「港鮨(みなとすし)」。美しく盛り付けられた地魚の握りや刺身定食、伊勢海老をぜいたくに使った伊勢海老天丼などのメニューがありますが、イチ押しは伊豆大島名物の“べっこう寿司”!絶品のべっこう寿司を味わえると評判の店なんです。
べっこう寿司とは、白身魚やマグロ、カツオなどの切り身を、唐辛子醤油に漬け込んで握った寿司のこと。魚の切り身がつやつやとしたべっこう色になるため、そう呼ばれるようになったという郷土料理です。
唐辛子というとかなり辛そうなイメージですが、ピリッとアクセントになっている程度で、酢飯の甘みと魚のうまみが合わさり、深い味わいを楽しめますよ。
島の近海で捕れた旬の魚を長く楽しむために編み出された、まさに先人の知恵。ぜひ一度ご賞味あれ!
- 東京都大島町波浮港1
- 04992-4-0002
・営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00
・定休日:火曜
7.国際優秀つばき園に認定された自然公園「椿花ガーデン」
“ツバキの島”といわれるほどの伊豆大島。「椿花ガーデン」は、広大な敷地に100種類以上のツバキが栽培されている自然公園。2016年には、国際ツバキ協会(ICS)によって国際優秀つばき園に認定されました。手入れの行き届いた美しいツバキが、ほぼ1年を通して楽しめます。
ツバキ以外にもアジサイやシャクナゲなど四季折々の花に加え、パターゴルフやゴーカートで遊べるので、子供連れのファミリーにもおすすめ。放し飼いのように飼育されているウサギに餌をあげてふれあうこともできます。園内の富士見の丘もぜひ立ち寄りたいところ。気象条件が良ければ、富士山が遠望できる絶景ポイントです。
お土産には、椿花ガーデンが本業として製造している伊豆大島名産「牛乳せんべい」はいかが。大正初期に誕生し、人気を博した伝統の味にふれてみてください。
- 東京都大島町元町字津倍付41-1
- 04992-2-2543
・営業時間:9:00~15:00(季節により延長あり)
・定休日:不定休
・入園料:大人830円、4歳〜小学生400円
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