沖縄で釣り遊び!定番の魚&人気フィッシングスポット大特集 2019.12.15 シー カヤック・カヌー 沖縄県
沖縄といえば、透明度の高い海に囲まれた南国の島!豊かな沖縄の海には、さまざまな種類のサンゴや魚が生息しています。
沖縄には本州ではあまり見られない種類の魚も多く、釣り好きなら1度は訪れてみたい場所です。
今回はそんな沖縄の釣り情報を大特集!定番の魚の種類や人気の釣りスポット、釣りの体験ツアーなどを紹介します。
【目次】
■沖縄ではどんな魚が釣れるの?
- グルクン(タカサゴ)
- オジサン
- タマン(ハマフエフキ)
- マンビカー(シイラ)
- アチヌイユ(クロカジキ)
■沖縄で釣りをするならココ!おすすめスポット
- 宜名真漁港
- 東江テラス
- 前兼久漁港
- 照間漁港
■初心者歓迎!沖縄のおすすめフィッシングツアー
- 1.やんばるの海でカヤックフィッシング|本島北部
- 2.1年中釣果を狙える!嘉手納ボートフィッシング|本島中部
- 3.周辺観光も充実!ファミリーにおすすめ|本島南部
- 4.釣り専用カヤックで挑む本格的な体験|石垣島
- 5.パナリ島でボートフィッシング&シュノーケリング|石垣島
- 6.西表島周辺の豊かな海でボートフィッシング
<<沖縄県で体験できる釣りツアーの一覧はこちら>>
沖縄ではどんな魚が釣れるの?
スキューバダイビングやシュノーケリングでカラフルな魚をたくさん見られる沖縄の海ですが、釣りとなると話は別。美しい見た目よりも、大きさや味が気になるところです。
沖縄ではどんな魚が釣れるのか、いくつか代表的な種類を見てみましょう!
沖縄の県魚として親しまれる、色鮮やかな「グルクン(タカサゴ)」
「グルクン」といえば、沖縄を訪れたら1度は耳にするであろうメジャーな魚。沖縄県の県魚にも指定されており、市場や食堂、地元のスーパーなどさまざまな場所で食べたり、購入したりできます。
グルクンの正式名称は“タカサゴ”。熱帯~亜熱帯域のサンゴ礁や岩礁周辺に群れで生息しており、国内では鹿児島県の離島・奄美大島以南で見ることができます。ほかの地域では、アカムロ、アカメンタイと呼ばれることも。
生きている間はキレイな青緑色ですが、興奮しているときや死後水揚げされたものは赤く変色するため、市場に並ぶときは赤い魚のようになっていることも。生きている状態しか知らない人は、市場のグルクンを見ると驚くかもしれません。
沖縄の釣りにおいてもグルクンはポピュラーな魚の1つ。年間を通して釣れ、難しい技術も必要ないため、初心者でもたくさん釣れますよ。
味は淡泊で、煮つけや焼き物など、どんな料理にも合う万能食材。沖縄ではグルクンの唐揚げがご当地グルメとして観光客にも人気があります。
・体長(成魚):30cm
・釣りのシーズン:通年(6~11月がベストシーズン)
・釣りの難易度:初級~
その名にびっくり!美味な白身魚として味にも定評のある「オジサン」
「オジサン」と聞くと、知らない人は「いったいどんな魚なの?」と疑問を持つであろうこの魚。その名の通り、おじさんのような“ヒゲ”の生えた魚です。
少し突き出た形の口に生えている2本の長いヒゲは、人間でいう舌と似たような感覚器を備えており、海底の砂の中に潜むエサを探すのに使います。
オジサンはヒメジ科ウミヒゴイ属の一種。インド洋や太平洋のサンゴ礁域に多く分布しており、サンゴ礁豊かな海に囲まれた沖縄では1年中釣ることができます。
岸からの餌釣りから、ボートの上からのルアー釣りまで、さまざまな方法で釣ることが可能で、初心者からベテランにまで幅広く人気があります。
柔らかく甘みのある白身は、食材としても最適。刺身から天ぷら、ムニエルなど、どんなメニューでもおいしくいただけます。
沖縄ではシママースと呼ばれる塩と泡盛だけで煮つけた“マース煮”という料理も定番。沖縄県民にとってオジサンは、食卓に欠かせない身近な魚です。
・体長(成魚):約20~30cm
・釣りのシーズン:通年(6~10月がベストシーズン)
・釣りの難易度:初級~上級
“磯のダンプカー”と呼ばれるパワフルな引きが魅力「タマン(ハマフエフキ)」
「タマン」はグルクンに並ぶほど沖縄ではポピュラーで、人気の高い魚です。和名はハマフエフキですが、沖縄では“タマン”という呼び名で統一されており、九州・関西地方では“タマミ”や“クチビ”と呼ばれています。
ハマフエフキの名の通り、笛を吹いているかのように突き出た口をしており、赤褐色~金色をベースにした体色に、ウロコにはスパンコールを散りばめたような青い斑紋による輝きが見られ、優美なカラーリングが特徴です。
体長は最大で90cm近くにもなる大型魚。餌に異変を感じると沖に向かって一気に走りだす習性があり、“磯のダンプカー”と称されるほどパワフルな引きに魅了される人も多い魚です。
タマンは、サンゴ礁や岩礁、マングローブ域、海草帯などあらゆる環境に生息し、沖縄ではほとんどのポイントでタマンが狙えるといっても過言ではないほど!
日中は沖の深みを回遊しているので、カヤックやボートからのルアー釣りが狙い目。夜になると餌を獲りに浅場へとやってくるので、防波堤や砂浜からタマン釣りを楽しめます。
沖縄では高級魚として市場に出回ることが多く、クセのない上質な白身は刺身や煮つけ、潮汁などにぴったり!和・洋・中、どんな料理でもおいしくいただけます。
・体長(成魚):最大約90cm
・釣りのシーズン:通年(6月~8月がベストシーズン)
・釣りの難易度:初級~上級
釣りの醍醐味を味わえる!沖縄では定番食材の「マンビカー(シイラ)」
世界中の水温の高い海域に分布しており、海釣りでは定番の魚である「シイラ」。沖縄では「マンビカー」、ハワイでは「マヒマヒ」など、地域でさまざまな呼び名があり、欧米では高級魚として扱われています。
成魚になると体長は最大で約2m、体重はなんと40㎏近くになることも!頭の上部が大きく発達し、頭部から尾までつながった長い背びれを持った独特な見た目のマンビカー。
生きている間は体表は青や緑、金色などさまざまな色合いを持つ、とても美しい魚です。
ルアー釣りの中でも、大型のターゲットとして人気の高いマンビカーは、その大きさから釣り上げるのにテクニックが必要。“海の暴れん坊”といった愛称も付くほど元気な魚で、1度針にかかると海面で何度もジャンプしたりと簡単には釣らせてくれません。
ですが、これこそ釣りの醍醐味!最高に面白い瞬間を味わうことができる素晴らしいターゲットです。
マンビカーは沖縄では定番の食材。クセのない白身は、刺身や焼き物、フライなどさまざまな調理法にぴったり。刺身もいいですが、マンビカーの表皮を覆う粘液には毒があるため、不慣れな人はプロにさばいてもらうのが安心です。
・体長(成魚):約2m
・釣りのシーズン:6~11月
・釣りの難易度:中級~上級
大物狙いの憧れ!体が喜ぶ栄養豊富な「アチヌイユ(クロカジキ)」
「クロカジキ」はカジキ類の中でも最大クラスに成長する種類であり、“海の王者”“大洋の剣士”などと称される釣り人の憧れの魚。生きているときは美しい藍色の体色をしていることから、海外では“ブルーマーリン”とも呼ばれます。
沖縄ではカジキの総称を“アチヌイユ”といい、クロカジキは“ンジャーアチ”“アヤガチュー”などと呼ばれることも。
クロカジキの体重は100~400㎏になるものもおり、その釣りはまさに格闘級のハードさ!釣る際には釣り人と船長が息を合わせ、魚の動きを見ながら繊細かつダイナミックな操作が必要となります。
クロカジキ釣りは、なんと4時間以上かかることも!それだけに釣れたときの達成感は格別です。スポーツフィッシングのターゲットとして夢中になる愛好家も多い魚です。
カジキ類の中でも特に暖かい水温を好むクロカジキは、日本では初夏~初秋がベストシーズン。この時期には本州の南部にも姿を現します。温暖な気候の沖縄なら、ほぼ通年釣りを楽しめますよ。
食材としてはマカジキに劣るといわれますが、クロカジキはカリウムやDHAが豊富。沖縄ではクロカジキの刺身は定番メニューなので、旅先で見かけたらぜひ食べてみてはいかが。
・体長(成魚):2~4m
・釣りのシーズン:通年(6~8月がベストシーズン)
・釣りの難易度:上級
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沖縄のマングローブカヤックならここだ!おすすめツアーまとめ15選
沖縄で釣りをするならココ!人気のおすすめスポット
沖縄は海の恵みが豊かな島。船に乗って沖に出なくても、気軽に釣りを楽しめる場所がたくさんあります!
地元はもちろん、遠方からも釣り好きが訪れる人気の釣りスポットを紹介。船酔いが心配な人も、陸釣りなら安心ですね。
県内屈指の人気!本島の最北端エリアにある「宜名真漁港」
沖縄本島の最北端に位置する国頭村(くにがみそん)の「宜名真(ぎなま)漁港」は、県内でも屈指の人気釣りスポット!ボートに乗って沖まで出なくても大物が狙える釣り場とあって、平日でも多くの釣り人が訪れます。
さまざまな釣り方を楽しめる場所であり、釣れる魚の種類も豊富。防波堤の先端周辺はかなり水深があるため、大型の回遊魚や、運が良ければマンビカーが釣れることも!
しかし、人気だけあって場所取りはなかなか大変。以前、釣り糸が漁船のスクリューに絡まるというトラブルの多発で防波堤の一部が立ち入り禁止となり、釣り場の確保が難しくなっているという問題もあります。
防波堤の先端のテトラポットなど、足場が悪い場所もいくつかあるため、落水に備えてライフジャケットを着用して釣りを楽しみましょう。
- 沖縄県国頭郡国頭村宜名真268
- 098-866-2305(農林水産部漁港漁場課)
・釣れる魚:イスズミ、アオブダイ、テングハギ、ヒレーカー、トカジャー(カンランハギ)、グルクン(タカサゴ)、カツオ、尾長グレ、オーマチ、タマン、ガーラ(ロウニンアジ)、アーラミーバイ、イソマグロ、タチウオ、タマン、アーガイ、イカ、マンビカー(シイラ)
安全・快適に楽しめる!初心者におすすめの「東江テラス」
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漁港での釣りに不安のある人は、美ら海水族館から車で約30分の場所にある「東江(あがりえ)テラス」がおすすめ!
広々とした足場に手すりも設置されているので、子供と一緒の釣りでも安心。近所には釣具店やコンビニ、トイレもあり、便利な立地にある点も子供連れや女性にうれしいポイントです。
東江テラスはさまざまな種類の魚が釣れる魅力的なポイント。大型のトカジャーなどを見られることもあり、潮の状態が良ければレアな大物を狙えるかもしれません!
駐車場からも近く、気軽に釣りができるため、観光の合間にちょっとだけ…なんていう楽しみ方も可能です。
- 沖縄県名護市東江5丁目
・釣れる魚:トカジャー、イラブチャー、アーガイ(ヒブダイ)、ガーラ(ロウニンアジ)、サヨリ、カーエー(ゴマアイゴ)
夜釣りも人気!人気スポット“青の洞窟”近くの「前兼久漁港」
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西海岸のビーチリゾートとして知られる恩納村(おんなそん)にある「前兼久(まえがねく)漁港」は、釣り好きが集まる名フィッシングスポット。ダイビングで人気の“青の洞窟”がある真栄田岬まで車で10分と、観光も楽しめる立地です。
漁港の左右に防波堤が延びており、漁港内ではダイビングやマリンアクティビティを楽しむ観光客でにぎわいます。
そのため観光シーズンの日中は魚たちが過敏になってしまい釣りには向かないので、防波堤の外側(外海)で釣りを楽しみましょう。
漁港自体が広いため、さまざまな場所で釣りができる楽しいスポット。夜間は大物が釣れる確率が上がるとのことで、夜釣りを楽しむ人が多いのも特徴です。
周辺の景色も素晴らしいので、家族みんなでピクニックがてら釣りをするのもおすすめですよ。
- 沖縄県国頭郡恩納村前兼久124
- 098-964-2875(恩納村漁業協同組合)
・釣れる魚:タマン(ハマフエフキ)、ガーラ(ロウニンアジ)、カーエー(ゴマアイゴ)、チヌ
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大人気!沖縄の青の洞窟シュノーケリングツアー、口コミランキングを一挙公開
家族連れにおすすめ!地元民が愛する穴場的釣りスポット「照間漁港」
照間漁港 漁船の大漁旗 #はちうくしぃ pic.twitter.com/V3eGULHsUu
— とーし🐾 (@t1o4) February 9, 2016
あまり人の多くない場所でゆっくりと釣りを楽しみたいなら、うるま市にある「照間漁港」がおすすめ。
地元の人に愛される、知る人ぞ知るマイナー釣りスポット!混雑することはあまりないため、堤防の先に腰を下ろしてのんびりと釣りを楽しめます。
照間沖にはさまざまな種類の魚が生息しており、釣れるバリエーションも豊か。大物・大漁狙いというよりは、家族みんなでワイワイと釣りをするのにぴったりの場所といえます。
なかなか釣れないときでも、隣にある照間ビーチで気軽に遊ぶことができるのもうれしいポイント!
- 沖縄県うるま市与那城照間293
- 098-866-2305(農林水産部漁港漁場課)
・釣れる魚:ミゾイサキ、コトヒキ、サヨリ、クロダイ、コチ、タチウオ、キス、ガーラ(ロウニンアジ)
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