
スキューバダイビングといえば夏?答えはNO!冬こそやりたい理由がある 2020.12.27 スキューバダイビング
「寒い冬にスキューバダイビング…?」と思っていませんか?
夏のイメージが強いスキューバダイビングですが、実は通年体験できるアクティビティなんです。冬だって、もちろん楽しめます!
そこで今回はスキューバダイビングを冬におすすめする理由と、冬の海の魅力を紹介します。
【目次】
■冬の海がおすすめな3つの理由
- その1.空いている!
- その2.透明度が高い!
- その3.冬ならではの生き物に会える!
■冬の海って寒くないの?
■冬にダイビングするなら南へ行こう!おすすめツアー4選
- 1.丁寧なケアで奄美ブルーを堪能|奄美大島
- 2.あこがれの慶良間諸島でダイビング|沖縄本島出発
- 3.最大3回のダイビングで宮古ブルーを満喫|宮古島
- 4.マンタやウミガメに会いに行こう|石垣島
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冬の海がおすすめな3つの理由
知れば納得!なぜ冬の海がスキューバダイビングをするのにおすすめなのか?その理由を3つ紹介します。
理由その1.空いている!
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冬の海がおすすめな理由の1つ目は、海水浴がオフシーズンとなって空いていること!
夏のような渋滞や混雑を心配する必要はありません。さらに、スキューバダイビングをする人自体も少ないため、インストラクターを独り占めできる可能性も高いのです。
一人前のダイバーの証である、オープンウォーターライセンス(OWライセンス)の講習を受けるのにも、冬はおすすめの時期。講習には、実際に海に出て習得したスキルを実践する海洋実習がありますが、オフシーズンなら混雑を避け、じっくりと練習できます。コース受講も、ライセンスなしで潜れる体験ダイビングも悠々プライベート気分…。
ぜひ冬に美しい海とかわいい魚たちを堪能しましょう!
理由その2.透明度が高い!
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2つ目の理由は、冬の海は透明度が高いという点。透明度とは、水中でどのくらいの視界があるかをメートルで示したもので、ロケーションや天気、季節、海底の状態など、透明度が変化する要因は複数あります。
冬の海の透明度が高い理由は、水温が下がって水中を漂うプランクトンの量が減るため。といっても場所によって違いがあり、沖縄本島周辺は1年を通して透明度の高い海でスキューバダイビングを楽しめます。
その3.冬ならではの生き物に会える!
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3つ目の理由は、冬の海ならではの生き物が見られること!水温や潮の流れの変化によって、海の中でも季節は巡っています。
例えばキアンコウ。深海魚ですが、冬の間だけ産卵のために浅瀬に出てくるレアものです!マンボウは黒潮に乗って伊豆周辺に現れることがありますが、それも冬だけ。海のアイドルと呼ばれるウミウシや、高級イカとして知られるコブシメも、冬に多く見られる生き物です。
冬の海って寒くないの?
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「冬の海水は冷たくない!」とは言い過ぎですが、それほど心配することはありません。寒い時期に適したスキューバダイビング用の保護スーツもあります。
本州で冬の気温といえば、一桁台もしくは0℃以下を想像する人もいるのではないでしょうか。確かに気温はそのくらい低くなりますが、水温は違います。
例えば伊豆は、水温が20℃を下回り始めるのは12月です。2〜3月がもっとも冷たくなり10℃台前半になることもありますが、4月からはまた15℃以上になり、6月には20℃台に戻ります。そして沖縄の水温は年間を通して20℃以上!冬でもそれほど寒さを感じずに潜れます。
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冬の水温に適した保護スーツを選ぼう!
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冬の水温に適したスキューバダイビングの保護スーツは、2つあります。どちらを着るかについて目安の水温はありますが、人によって体感温度は違うので、自分が心地良い保護スーツを選ぶのがいいでしょう。
【ウェットスーツ】
ウェットスーツは厚さが2〜7mmと幅広く、潜る場所のコンディションによって使い分けることができます。水温が20℃台前半の冬の海では、5〜7mmのウェットスーツが活躍します。また、同じ素材のベストやインナーを重ね着したり、グロープやフードを着用することによって保温効果はグッと上がります。水は空気より20倍も早く体の熱を奪い、その75%は頭からといわれているので、フードは冬の海には欠かせないアイテムなんです!
【ドライスーツ】
体が濡れるウェットスーツに対してドライスーツは濡れず、水温が20℃を下回ると使い始める人が多い保護スーツです。ドライスーツの中はトレーナーやジャージ、時には保温性インナーが役立つこともあります。汗をかくことを想定して、速乾性のインナーやTシャツもあると重宝しますよ!
冬にダイビングするなら南へ行こう!おすすめの4ツアー
冬の海の魅力がわかったところで、比較的暖かい鹿児島以南にあるおすすめのダイビングツアーを紹介します!
1.丁寧なケアで奄美ブルーを堪能|奄美大島
ありのままの自然が今も色濃く残る鹿児島県の奄美大島は、冬でも水温が19~21℃とウェットスーツとフードのセットで快適にダイビングを楽しめます。なんといっても“奄美ブルー”と称される独特の青色と透明度抜群の海は多くのダイバーたちから注目の的!
ダイビングポイントもたくさんあり、ウミガメが多く集まるエリア、サンゴの間にカラフルな魚が見え隠れするエリア、海底に白砂が広がるエリアなど、水中景観のバラエティに富んでいるので、ダイバーの好みに合わせたダイビングを楽しめます。
“少人数制でのんびり安全に、丁寧なケアと楽しさと感動のある海”をコンセプトにしている「ダイブスピーシーズ奄美」は、写真を撮りたい、生き物を観察したい、リラックスして潜りたいといったように、参加者の好みをできる限りヒアリングし、丁寧なケアを行ってくれます。
“体験ダイビングツアー”は、海に入るエントリー方法をビーチとボートから選べるようになっています。気軽に体験したいのならビーチ、少し深いところで冒険気分を味わいたいのならボートなど、気分によって選んでみてもいいかもしれません。
かさばりがちなバスタオルの無料レンタルもうれしいポイント。ダイビングに必要な器材はツアー代に含まれているので、当日の持ち物は水着だけで身軽に参加できます。
魅力いっぱいのダイブスピーシーズ奄美は、奄美大島の中心地・名瀬にショップがあるので、旅行中に立ち寄るにはとても便利。名瀬町から笠利町の範囲では、無料送迎を行ってるので、宿泊施設を選べば旅行中でもレンタカー不要で楽々参加できます(※状況によって送迎できない場合もあり)。
- 鹿児島県奄美市名瀬幸町5-17 ダイブスピーシーズ奄美ベース
2.憧れの慶良間諸島でダイビング!|沖縄本島出発
沖縄本島の西側に位置する慶良間(けらま)諸島は、美しい海が魅力のエリア。その独特の青色は“ケラマブルー”と称され、世界中のダイバーを魅了しています。
ダイビング専用クルーザーを所有する「マリーンプロダクト」は、那覇市街からすぐの三重城港(みえぐすくこう)から出航し、慶良間の海を舞台にしたダイビングツアーを開催しています。
“1日体験ダイビング&シュノーケリングツアー”では、ダイビングのポイントまでクルーザーで向かいますが、到着までの1時間はまるで船旅気分。トイレ・シャワーはもちろん、広々とした休憩室も備えている船内で、くつろぎのひと時を過ごせます。
ポイントに着いたらいよいよ海へエントリー!初めてのダイビングでもベテランガイドがしっかりとサポートしてくれるので安心です。水中カメラを無料レンタルして、美しいケラマブルーの風景を自分で撮影することも可能!きれいに撮れるコツも教えてもらえますよ。
ランチにはあったか~い沖縄そばとジューシー(炊き込みごはん)をいただいて、海で冷えた体をじんわりと温めましょう。ステキな画像のお土産やおいしいランチも付いた、大満足のダイビングツアーです。
- 沖縄県那覇市西3-20 三重城港・待合所
3.最大3回のダイビングで宮古ブルーを満喫|宮古島
通称、“宮古ブルー”の名で知られている宮古島の海の魅力は、なんといっても圧倒的な透明度。島内には海に注ぐ川がないため、いつでも透明度の高い海を楽しめます。
サンゴが隆起してできた島ならではの海底地形も必見!洞窟、アーチ、クレバスといったダイナミックな地形はダイバーの冒険心を満たしてくれるでしょう。そんな宮古島は冬でも水温が22℃ほどあり、ウェットスーツで十分快適にダイビングを楽しめます。
そんな宮古島の海を満喫するなら「マリンハウス・カナロア」が開催する“体験ダイビングツアー”おすすめ。
体験ダイビングではなかなかない、1日で3回潜れる“3ボート体験ダイビングコース”を開催しているので、1回目は水に慣れ、2回目は透明度の高い海や魚を満喫、3回目は海底地形を楽しむといったように、段階を経て無理なく、異なる魅力的なポイントでの体験ダイビングを楽しめます。料金の面でも、3ボート体験ダイビングが1番お得!
ただ1日船に乗船する場合、快適な船なのか気になるところ。マリンハウス・カナロアの船は、約24名乗りの大型クルーザー。波にも強くポイント移動も快適です。船には温水シャワー、ウォシュレット付きトイレ、更衣スペースなど、十分な設備も搭載。ツアーは乗船定員数よりも少ない人数で開催しているので、参加者同士、余裕を持って使用できます。
インストラクターはグループごとに1名同行するので、船にいる時間だけでなく、ダイビング中もほかのグループに気を遣わず、自分たちのペースで楽しめるのもうれしいポイント。
そんな魅力いっぱいのマリンハウス・カナロアは、宮古市平良エリア内からの無料送迎サービスも用意しています。旅の途中に手軽に参加してみてはいかが?
- 沖縄県宮古島市平良下里338 宮古島市平良港下里舟だまり
4.マンタやウミガメに会いに行こう|石垣島
大物のマンタから小物のクマノミまで、1年を通してさまざまな生き物との出会いがある石垣島の海は、ダイバーにとって楽園!冬でも水温が19~21℃と、ウェットスーツとフードがあれば快適にダイビングを楽しめます。
そんな石垣島では「ダイビングショップ皐月」が開催する“体験ダイビングツアー”がおすすめ。アットホームな雰囲気で、初めての人でもすぐに打ち解けられ、ツアー中は終始リラックスして楽しめますよ。
11~12月頃は大本命・マンタの恋の季節!たくさんのマンタが石垣島周辺に繁殖のため集まってくるので、1回のダイビングでもマンタの遭遇確率は高くなります。
たとえマンタに会えなかったとしても、ダイビングショップ皐月ならウミガメリクエストが可能。遭遇率はなんと90%を誇ります。ウミガメの様子を近くで観察したり、一緒に写真を撮ったりすることもできますよ。
生き物との出会いを満喫したあと、1日コースでは船上で特製ランチをいただけます。ソーキ丼や親子丼などの日替わりメニューはお味噌汁付き!船の上で温めてくれるので、アツアツホカホカ。寒い冬にはうれしいサービスです。食いしん坊にうれしいおかわり自由制度もありますよ。
- 沖縄県石垣市石垣25番地 カンセイホームエース1-A ダイビングショップ皐月店舗
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冬のスキューバダイビングは魅力がたくさん
スキューバダイビングは1年通して楽しめるアクティビティ。寒い時期ならではの魅力があるので、ぜひ冬のダイビングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、初心者でも安心して参加できるスキューバダイビングのツアーを多数紹介しています。ぜひご覧になってみてください!
(編集部注*2017年12月11日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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