スキューバダイビングといえば夏?答えはNO!冬こそやりたい理由がある 2023.11.20 スキューバダイビング
「寒い冬にスキューバダイビングできるの…?」と思っていませんか?
夏にするものというイメージが強いスキューバダイビングですが、実は通年で体験できるアクティビティです。防寒に気をつければ、冬だってもちろん楽しめます!
そこで今回はスキューバダイビングを冬におすすめする理由と、冬の海の魅力をご紹介します。
【目次】
■冬の海がおすすめな3つの理由
- その1.空いている!
- その2.透明度が高い!
- その3.冬ならではの生き物に会える!
■冬の海って寒くないの?
■冬にダイビングするなら南へ行こう!おすすめツアー5選
- 1.ウミガメとの遭遇率99%|八丈島
- 2.天然の水族館のような海を堪能|奄美大島
- 3.憧れの慶良間諸島でダイビング|沖縄本島出発
- 4.地形ポイントも充実!|宮古島
- 5.サンゴのじゅうたんやマンタに感動|石垣島
<<全国で体験できるスキューバダイビングツアーの一覧を見る>>
冬の海がおすすめな3つの理由
知れば納得!なぜ冬の海がスキューバダイビングをするのにおすすめなのか?その理由をご紹介します。
理由その1.空いている!
冬の海がおすすめな理由の1つ目は、オフシーズンとなって海が空いていること!
夏のような渋滞や混雑を心配する必要はありません。さらに、スキューバダイビングをする人自体も少ないため、インストラクターを独り占めできる可能性も高いのです。
一人前のダイバーの証である、オープンウォーターライセンス(OWライセンス)の講習を受けるのにも、冬はおすすめの時期。講習には、実際に海に出て習得したスキルを実践する海洋実習がありますが、オフシーズンなら混雑を避け、じっくりと練習できます。コース受講も、ライセンスなしで潜れる体験ダイビングも悠々プライベート気分…。
ぜひ、冬に美しい海とかわいい魚たちを堪能しましょう!
理由その2.透明度が高い!
2つ目の理由は、冬の海は透明度が高いという点。透明度とは、水中でどのくらいの視界があるかをメートルで示したもので、ロケーションや天気、季節、海底の状態など、透明度が変化する要因は複数あります。
冬の海の透明度が高い理由は、水温が下がって水中を漂うプランクトンの量が減るため。といっても場所によって違いがあり、沖縄周辺は一年を通して透明度の高い海でスキューバダイビングを楽しめます。
その3.冬ならではの生き物に会える!
3つ目の理由は、冬の海ならではの生き物が見られること!水温や潮の流れの変化によって、海の中でも季節は巡っています。
例えばキアンコウ。深海魚ですが、冬の間だけ産卵のために浅瀬に出てくるレアものです!マンボウは黒潮に乗って伊豆周辺に現れることがありますが、それも冬だけ。海のアイドルと呼ばれるウミウシ、高級イカとして知られるコブシメも、冬に多く見られる生き物です。
■関連記事
沖縄の冬の楽しみ方!観光スポットからマリンスポーツまで冬の魅力を凝縮
冬の海って寒くないの?
「冬の海水は冷たくない!」とは言えませんが、それほど心配することはありません。寒い時期に適したスキューバダイビング用の保護スーツもあります。
本州で冬の気温といえば、一桁台もしくは0℃以下を想像する人もいるのではないでしょうか。確かに気温はそのくらい低くなりますが、水温は違います。
例えば伊豆は、水温が20℃を下回り始めるのは12月です。2〜3月がもっとも冷たくなり10℃台前半になることもありますが、4月からはまた15℃以上になり、6月には20℃台に戻ります。そして沖縄の水温は年間を通して20℃以上!冬でもそれほど寒さを感じずに潜れます。
■関連記事
気になるスキューバダイビングの費用!体験からライセンス取得まで、目安を紹介
冬の水温に適した保護スーツを選ぼう!
冬の水温に適したスキューバダイビングの保護スーツは、2つあります。どちらを着るかについて目安の水温はありますが、人によって体感温度は違うので、自分が心地良い保護スーツを選ぶのがいいでしょう。
【ウェットスーツ】
ウェットスーツは厚さが2〜7mmと幅広く、潜る場所のコンディションによって使い分けることができます。水温が20℃台前半の冬の海では、5〜7mmのウェットスーツが活躍します。また、同じ素材のベストやインナーを重ね着したり、グロープやフードを着用することによって保温効果はグッと上がります。水は空気より20倍も早く体の熱を奪い、その75%は頭からといわれているので、フードは冬の海には欠かせないアイテムです!
【ドライスーツ】
体が濡れるウェットスーツに対してドライスーツは濡れず、水温が20℃を下回ると使い始める人が多い保護スーツです。ドライスーツの中はトレーナーやジャージ、時には保温性インナーが役立つこともあります。汗をかくことを想定して、速乾性のインナーやTシャツもあると重宝しますよ。
冬にダイビングするなら南へ行こう!おすすめのツアー5選
冬の海の魅力がわかったところで、比較的暖かい東京の離島・八丈島と、鹿児島以南で体験できるダイビングツアーをご紹介します!どれもライセンスを持っていない人でも参加できる体験ダイビングのツアーで、基本から丁寧にレクチャーしてもらえますよ。
1.ウミガメとの遭遇率99%!一緒に泳ぐのも夢じゃない|八丈島
暖流である黒潮の影響で、年間を通して温暖で透明度が高い海を楽しめる八丈島。東京都に属す島で、羽田空港から飛行機で約1時間、フェリーで約10時間20分。週末や連休に、都心から気軽に訪れられる離島です。
そんな八丈島では「八丈島ダイビングショップ アラベスク」が、10歳から参加できる“体験ダイビングツアー”を開催しています。
黒潮の流れによって、伊豆諸島や小笠原諸島に生息する生き物を見られる八丈島の海。中でもアオウミガメが多く見られ、その遭遇率は99%を超えるというから驚きです!アオウミガメとの出会いに心躍らせ、ビーチからゆっくりとエントリー。“八丈ブルー”と称される真っ青な海が迎えてくれます。
アオウミガメや魚を見つけたら、落ち着いてゆっくり近づきましょう。グループに1台ウエアラブルカメラ「GoPro」を無料レンタルできるので、水中撮影にもチャレンジしてみてくださいね。
- 東京都八丈島八丈町大賀郷363-1(正確な集合場所は前日に連絡)
■関連記事
身近な南国!八丈島で自然もグルメも堪能する観光スポット21選
2.まるで天然の水族館のような海を堪能!マングローブカヌー体験も◎|奄美大島
ありのままの自然が今も色濃く残る鹿児島県の奄美大島は、冬でも水温が19~21℃とウェットスーツとフードのセットで快適にダイビングを楽しめます。なんといっても“奄美ブルー”と称される独特の青色と透明度抜群の海は、多くのダイバーたちから注目の的!
ダイビングポイントもたくさんあり、ウミガメが多く集まるエリア、サンゴの間にカラフルな魚が見え隠れするエリア、海底に白砂が広がるエリアなど、水中景観のバラエティに富んでいるので、ダイバーの好みに合わせたダイビングを楽しめますよ。
「ダイビング&カヌー 珊瑚茶屋」が主催する“体験ダイビング半日ツアー”では、サンゴの周りに色とりどりの魚が群がる、まるで天然の水族館のような世界へとご案内!餌やりタイムもあって、魚たちを間近に観察できますよ。
珊瑚茶屋のベースがある住用町は、日本で2番目に大きなマングローブ林がある場所!時間があれば“体験ダイビング&マングローブカヌー1日ツアー”に参加して、マングローブ探索も楽しみましょう。どちらも1人参加OKなので、一人旅で体験するのもおすすめです。
- 鹿児島県奄美市住用町見里415 珊瑚茶屋ベース
■関連記事
奄美大島のおすすめ観光スポット26選!島の魅力をたっぷり堪能
3.憧れの慶良間諸島でダイビング!|沖縄本島出発
沖縄本島の西側に位置する慶良間(けらま)諸島は、美しい海が魅力のエリア。海域も含めて慶良間諸島国立公園に指定されており、透明度の高い海の色は“ケラマブルー”と称され、世界中のダイバーを魅了しています。
ダイビング専用クルーザーを所有する「マリーンプロダクト」は、那覇市街からすぐの三重城港(みえぐすくこう)から出航し、慶良間の海を舞台にしたダイビングツアーを開催しています。
“水中撮影を楽しむ体験ダイビング・2ダイブコース”では、ダイビングのポイントまでクルーザーで向かいますが、到着までの1時間はまるで船旅気分。トイレ・シャワーはもちろん、広々とした休憩室も備えている船内で、くつろぎのひとときを過ごせます。
ポイントに着いたら、いよいよ海へエントリー!初めてのダイビングでもベテランガイドがしっかりとサポートしてくれるので安心です。水中カメラを無料レンタルして、美しいケラマブルーの風景を自分で撮影しましょう!きれいに撮れるコツも教えてもらえますよ。11〜3月の限定特典で、ボートコートとソックスを無料レンタルできます。
冬の慶良間諸島では野生のザトウクジラを観察するホエールウォッチングもおすすめです!
- 沖縄県那覇市西3-20 三重城港・待合所
■関連記事
憧れの慶良間諸島で体験ダイビング!口コミで分かるツアーの魅力
4.地形ポイントも充実!宮古ブルーをダイビングとシュノーケリングで満喫|宮古島
通称、“宮古ブルー”の名で知られている宮古島の海の魅力は、なんといっても圧倒的な透明度。島内には海に注ぐ川がないため、いつでも透明度の高い海を楽しめます。
サンゴが隆起してできた島ならではの海底地形も必見!洞窟、アーチ、クレバスといったダイナミックな地形はダイバーの冒険心を満たしてくれるでしょう。そんな宮古島は冬でも水温が22℃ほどあり、ウェットスーツで十分快適にダイビングができます。
そんな宮古島の海を満喫するなら「宮古島ダイビングショップ サンアイランド」主催の“体験ダイビング1回&シュノーケリング1回コース”おすすめです。
ダイバー憧れの伊良部島・下地島エリアのボートでしか行けないポイントへGO!まずはシュノーケリングで海に慣れていきます。「青の洞窟」では神秘的な光景にも出合えますよ。
さらに移動して、次はいよいよダイビングで潜水します。ガイドがマンツーマンでエスコートしてくれるので、初めてでも安心!「ダブルアーチ」や「ハナダイの巣」などダイナミックな地形を楽しんだり、魚の群れに遭遇したり、感動の連続です。
基本装備はもちろん、天候や季節によってフリースやカッパの用意もあるので、旅先でも身軽で参加できますよ。
- 沖縄県宮古島市平良下里246 トゥリバーマリーナ
■関連記事
宮古島のスキューバダイビングポイント6選!おすすめダイビングショップも紹介
5.サンゴのじゅうたんやマンタに感動!|石垣島
大物のマンタから小物のクマノミまで、一年を通してさまざまな生き物との出会いがある石垣島の海は、ダイバーにとって楽園!冬でも水温が19~21℃と、ウェットスーツとフードがあれば快適にダイビングを楽しめます。
そんな石垣島では「シージャック ダイブファミリー」主催の“半日体験ダイビング・2ダイブ(サンゴ礁+マンタ)コース”がおすすめ!
1本目でサンゴ礁が広がる明るい海を泳ぎ、2本目で川平石崎のマンタポイントへ。11~12月頃はマンタの恋の季節なのです!たくさんのマンタが石垣島周辺に繁殖のため集まってくるので、マンタの遭遇確率は高くなります。
マンタポイントまで泳いだら、じっと体を潜めてマンタが来るのを待ちます。目の前を悠々と泳ぐマンタに出会えたときの喜びはひとしお!マンタに出会えなかったとしても、じゅうたんのように一面にサンゴが広がる光景は忘れられないものとなるはずです。
- 沖縄県石垣市川平241-1 シージャック ダイブファミリー
■関連記事
石垣島の観光スポット24選!押さえておきたい名所や景勝地などを網羅
冬のスキューバダイビングは魅力がたくさん
スキューバダイビングは一年を通して楽しめるアクティビティ。寒い時期ならではの魅力があるので、ぜひ冬のダイビングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、初心者でも安心して参加できるスキューバダイビングのツアーを多数紹介しています。ぜひ気になる体験をチェックしてください!
(編集部注*2020年12月27日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
最新記事
ピックアップ
マンスリーチョイス
その他の記事
人気の記事