高山は冬も楽しいってホント?!納得の観光スポット15選 2023.11.05 高山・飛騨
【目次】
1.古い町並み
2.舩坂酒造店
3.中橋
4.飛騨高山朝市
5.櫻山八幡宮・高山祭屋台会館
6.飛騨民俗村 飛騨の里
7.HIDA 森と暮らしの編集室
8.豆天狗 本店
9.飛騨牛食処 天狗
【column】飛騨牛を手軽に!「CENTER4 HAMBURGERS」
10.氷点下の森
11.飛騨大鍾乳洞
12.平湯大滝
13.栃尾温泉・洞谷雪桜ライトアップ
14.新穂高ロープウェイ
15.白川郷
■冬の高山で楽しめる!おすすめのスノーアクティビティ
- 源流の森で雪上ドライブクルージング
- 雪の感触を味わえるスノーシュー
- エアーボードで雪上を滑走!
- バックカントリーでハイクアップと滑走を満喫
10.神秘的な氷のアートを見に行こう「氷点下の森」
高山市街地から車で約1時間。旧朝日村にある秋神温泉では、冬の名物「氷点下の森」が見ものです。
氷点下の森とは、氷と雪で作られた天然のアートを見られるスポット。昼は神秘的な青い氷を、夜はライトアップで七色に輝く氷を鑑賞できます。
巨大な氷柱が連なるさまは、とても幻想的!時間が合えば、ぜひ夜に訪れて氷と光が織りなす光景を堪能してください。例年2月の第2土曜には「氷祭り」が開催されます。
会場には樽ごと凍らせる珍しい純米吟醸酒「氷中貯蔵 熊の涙」の貯蔵樽もあり、期間中じっくり低温熟成させたあと、4月上旬から全国に発送するそう。日本酒好きの人は、訪れた記念に予約しておくのもいいかもしれませんね。
- 岐阜県高山市朝日町胡桃島355
- 0577-56-1021(秋神温泉旅館)
・開催期間:1月1日〜2月29日
※ライトアップは日没〜21:00
・入場料:無料(自然環境を保つため協力金のお願いあり)
11.自然の芸術作品に感動!氷の渓谷も見どころの「飛騨大鍾乳洞」
全国に約80ヶ所あるという観光鍾乳洞のうち、日本一の標高約900mに位置する「飛騨大鍾乳洞」。長さは約800mにも及び、太さ2~5mmの細く曲がりくねったヘリクタイトという鍾乳石を、国内の観光鍾乳洞でもっとも多く見られます。
色とりどりの光に照らし出された第1洞内では、「竜宮の夜景」と名前の付いた絶景を楽しめますよ。
また、冬限定の名物となっているのが、例年1月から3月上旬まで見られる「氷の渓谷」。鍾乳洞の出口から付近の駐車場へと至る山の斜面が、高さ30m、幅30mにもなる青白い氷の柱で覆われるさまは圧巻です!
実際に見ると想像以上に迫力のあるこの氷の芸術は、2月には日没以降ライトアップも行われ、七色に輝く幻想的な美しさで見る者を魅了します。
- 岐阜県高山市丹生川町日面1147
- 0577-79-2211
・営業時間:9:00~16:00(4〜10月は8:00〜17:00)
・定休日:無休
・入場料:大人1,100円、小・中学生550円
12.ライトアップされた氷瀑にうっとり!「平湯大滝」
飛騨大鍾乳洞から国道158号を東へ進み、安房峠道路「平湯」ICの手前を右折した先にある「平湯大滝」。落差64m、幅6mからなる滝は水量も豊富で大迫力!飛騨三大名瀑や日本の滝100選に数えられるのもうなずけます。
この平湯大滝、厳冬期には凍ることでも有名。毎年2月には「平湯大滝氷結まつり」が開催され、巨大な氷瀑が幻想的にライトアップされます。期間中は毎日花火の打ち上げも実施!
氷瀑を堪能したあとは、平湯温泉で冷えた体を温めてから帰るのがおすすめです。
- 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
- 0578-89-2614(奥飛騨温泉郷観光協会)
[平湯大滝氷結まつり]
・開催期間:2024年2月15日~25日
※ライトアップは19:00~21:00
※打上花火は20:00頃〜、中止となる場合あり
13.栃尾温泉の桜の名所で開催「洞谷雪桜ライトアップ」
平湯温泉をはじめ、奥飛騨には福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の5つの温泉があります。それぞれ冬の行事やライトアップなどがありますが、ここで紹介するのは栃尾温泉の「洞谷雪桜ライトアップ」!
栃尾温泉にある洞谷流路工は両岸の桜並木が美しく、春は桜の名所として知られています。冬は雪景色をLEDライトでライトアップし、まるで満開の桜が咲いているかのような光景を作り出しています。すぐ近くには共同露天風呂「荒神の湯」があるので、ぜひ温泉も楽しんでいきましょう!
栃尾温泉よりさらに北東には「新穂高温泉」があり、中尾地区では2024年2月1日〜10日に「中尾かまくらまつり」を開催。また、平湯温泉へと下る途中にある「福地温泉」では、岩肌から滴る水が凍る「青だる」という現象のライトアップを2023年12月下旬〜2024年3月下旬に開催します。
奥飛騨の冬の夜は高山市街よりさらに寒さが厳しいですが、ぜひ夜まで滞在して美しい風景と秘境感ある温泉を巡ってみてはいかがでしょうか。
- 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷栃尾 洞谷一帯
- 0578-89-2614(奥飛騨温泉郷観光協会)
・開催期間:2023年12月下旬〜2024年2月19日、17:00〜23:00
[荒神の湯]
・営業時間:0578-89-2458
・料金:寸志(200円程度)
14.白銀の北アルプスを一望できる「新穂高ロープウェイ」
先に紹介した新穂高温泉の先には、標高2,156mまで行ける「新穂高ロープウェイ」があります。
乗り口となる新穂高温泉駅には、ラーメンやカレーなどの軽食がいただける喫茶店や足湯があり、第1ロープウェイから第2ロープウェイへの中継地点となる鍋平高原は、周囲の自然を散策できるだけでなく、露天風呂も楽しめます。
山頂の展望台から望めるのは、雪化粧した北アルプスの山々が連なる絶景!山頂周辺も散策できるので、ふかふかの雪原を歩いてみましょう。西洋版のかんじきであるスノーシュー持参で遊ぶのも楽しいですよ。
山頂にも売店や食堂があり、白銀の世界を眺めながら休憩するのもおすすめです。
- 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾
- 0578-89-2252
・営業時間:[上り]始発9:00/終発15:30、[下り]始発9:15/終発16:15 ※春〜秋は異なる
・料金(第1・2ロープウェイ連絡往復):大人3,300円、小学生1,650円
※緊急メンテナンス工事のため、第2ロープウェイは2023年11月9日まで運休
15.思わず息をのむ絶景!雪化粧した合掌造りが美しい「白川郷」
高山市街から高速道路を経由して約50分、隣接する白川村の「白川郷」も冬に訪れたい絶景スポットです。
合掌造りの集落として名高く、富山県・五箇山(ごかやま)の相倉(あいのくら)・菅沼集落とあわせて「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として平成7(1995)年に世界文化遺産に登録されました。
白川郷には、大小あわせて100棟余りの合掌造りの建物があり、合掌集落としては最大規模!国の伝統的建造物群保存地区にも選定されており、雄大な白山を背景に江戸時代末期から明治時代末期に建てられた合掌造りが並ぶ景観は、まるで異世界のようです。
現在もこれらの建造物が実生活の場として使用されているというから驚き!豪雪地帯である集落一帯が、冬には真っ白に雪化粧する様子は息をのむほどの美しさです。積雪期には集落がライトアップされ、さらに幻想的な風景を見せてくれます(ライトアップイベントは完全予約制)。
白川郷には天然温泉「白川郷の湯」や土産物店、飲食店などもあり、風景を楽しみながら散策できます。ぜひ白川郷まで足を延ばしてみてくださいね。
- 岐阜県大野郡白川村荻町
- 05769-6-1013(白川郷観光協会)
・冬季ライトアップ開催期間:2024年1月14・21・28日、2月4・12・18日、17:30〜19:30
※すべて完全予約制
冬の高山で楽しめる!おすすめのスノーアクティビティ
積雪のある高山では、冬の遊びといったらスノーアクティビティ!スキーやスノーボードも楽しいですが、さらに雪山を親しめるおすすめのアクティビティをご紹介します。
源流の森をチューブに乗ってわくわく滑走!「雪上ドライブクルージング」
飛騨地方にはスキー場がいくつかありますが、高山市街からもっとも近いのが「モンデウス飛騨位山(くらいやま)スノーパーク」。
林間コースを擁する初級コースから、北アルプスを望みながら滑走できる中上級コース、小さな子供にぴったりのソリ広場がそろっています。
そんなモンデウス飛騨位山スノーパークで体験したいのが「源流の森 雪上ドライブクルージング」です。スノーモービルとつながったチューブに乗り、森の中を滑走するアクティビティ!途中アップダウンがあったり、カーブでは遠心力が強くかかったり、さながらジェットコースターのよう。
コース中には位山から流れ出る源流の水を飲み、ガイドから自然についての解説を聞けるポイントも。巨大な雪の滑り台もあるので、子供も大人も思い切って遊びましょう!見晴らしの良い場所で記念撮影もできますよ。
- 岐阜県高山市一之宮町7846-1
- 0577-53-2421
・スキー場営業期間:12月下旬〜3月中旬
[雪上ドライブクルージング]
・営業時間:9:30〜15:45 ※土日祝のみ
・乗車時間:30〜40分
・料金:1,200円
雪の感触を味わいながらじっくりトレッキング!「スノーシュー」
冬の自然をじっくり味わうなら西洋版のかんじき“スノーシュー”を履いて、雪上トレッキングにチャレンジしてみませんか?
高山市西部にある荘川(しょうかわ)高原では、「ODSS」が4つの“スノーシューツアー”を開催しています。列車や高速バスで高山を訪れる人におすすめなのは、JR高山本線「高山」駅への無料送迎がある“分水嶺越えコース”!
ひるがの高原スキー場のリフトで山頂近くまで上るため、コースのほとんどは下り。初心者や体力に自信のない人でも無理なく体験できる内容で、小学1年生から参加OK。天気が良ければ大日ヶ岳を望んだあと、落葉樹の森の中を進んでいきます。
コースの途中では、野生動物の痕跡を発見したり、カモシカと出会ったりすることも!雪上でのティータイムやソリ遊びも待っています。無事ゴールしたら、ベースである「OD-FARM荘川」で石窯で焼いた本格ピザをいただきましょう!温かいカフェオレやミルクティでほっとひと息。冬のステキな思い出になりそうですね。
ほかにも「であいの森」を歩く2時間半のコンパクトなコース、長良川源流碑を目指してたっぷり楽しむ1日コースなどがあり、そのすべてが1グループごとの貸し切り制。雪の感触を味わいながら、一歩一歩自分たちのペースでトレッキングを堪能できます。
- 岐阜県高山市荘川町牧戸395-1 OD-FARM荘川
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そこが知りたい!スノーシューの服装と必要な持ち物
スピード感が魅力の「エアボード」で雪上を滑走!
荘川高原スキー場では、“雪上のボディボード”といわれ、空気の入ったボードに腹ばいになってゲレンデを滑走するエアボードを楽しめます。
「トリッパー」が開催する“エアボード半日ツアー”は、所要時間3時間半なので観光とあわせて体験するのにもぴったり!
操作はそれほど難しくなく、「止まる」「曲がる」をマスターすれば、連続ターンを習得しましょう。スキーやスノーボードができない人でもすぐに滑れるようになりますよ。雪面ぎりぎりの視線で滑走するスリルと爽快感を、ぜひ味わってみてくださいね。
- 岐阜県高山市荘川町岩瀬620-2(荘川高原スキー場) ※または岐阜県郡上市高鷲町ひるがの4670-75(ひるがの高原スキー場)
ハイクアップと滑走の両方を満喫!「バックカントリー」
スキーやスノーボードのスキルが中級以上という人におすすめなのが、バックカントリー。整備されたスキー場のゲレンデを滑るのではなく、自然のままの雪山を滑るスノーアクティビティです。
「タオアドベンチャー」が開催する“バックカントリーツアー”の舞台は、入門コースとしての条件が整った大日ヶ岳。集合場所は荘川町と接する郡上市になります。
バックカントリーが初めてという人は未経験者コースに参加し、ビーコン・プローブ・ショベルなどの“アバランチギア”と呼ばれる雪崩対策用の道具の使い方、雪山での注意事項、滑り方などの講習を受けます。これがとっても大切!
雪に覆われた白銀の世界を楽しみながら1時間ほどハイクアップ(雪山を登ること)したら、いよいよお待ちかねのランディングタイム。ふわふわのパウダースノーを滑走する快感は、バックカントリーの特権です。
一度でも経験のある人は、講習よりもバックカントリーを滑ること自体が目的の経験者コースに参加しましょう。オープンバーンやツリーランなど、バリエーション豊かな斜面で楽しめますよ。
- 岐阜県郡上市高鷲町西洞3628-5 高鷲スノーパーク インフォメーション前
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情緒あふれる冬の高山を旅しよう
風情ある古い町並みに雪が舞う姿はなんとも美しいもの。もちろん寒さはありますが、冬の高山には足を運ぶ価値があります。せっかくの雪景色、眺めるだけではなく、ぜひその中に飛び込んで堪能してみてくださいね。
アウトドアレジャーの専門サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、さまざまなスノーアクティビティやレジャーを紹介しています。お出かけ前に、ぜひこちらもチェックしてください。
(編集部注*2021年11月29日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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