高山は冬も楽しいってホント?!納得の観光スポット15選 2023.11.05 高山・飛騨
岐阜県北部の飛騨(ひだ)地方に位置する高山市。飛騨高山とも呼ばれ、江戸時代の城下町の風景を残す「古い町並み」をはじめ、歴史ある建物や四季折々の豊かな自然を堪能できる観光地です。
豪雪地帯に指定される高山の冬は、最高気温でさえ零下になることもまま。だからこそ、情緒ある景色を真っ白な雪が彩り、絶景となって訪れる人の目を楽しませてくれます。
今回は、古都・飛騨高山で冬にぜひ立ち寄っておきたいおすすめの観光スポットと、冬に楽しめるおすすめのスノーアクティビティをご紹介します。
【目次】
1.古い町並み
2.舩坂酒造店
3.中橋
4.飛騨高山朝市
5.櫻山八幡宮・高山祭屋台会館
6.飛騨民俗村 飛騨の里
7.HIDA 森と暮らしの編集室
8.豆天狗 本店
9.飛騨牛食処 天狗
【column】飛騨牛を手軽に!「CENTER4 HAMBURGERS」
10.氷点下の森
11.飛騨大鍾乳洞
12.平湯大滝
13.栃尾温泉・洞谷雪桜ライトアップ
14.新穂高ロープウェイ
15.白川郷
■冬の高山で楽しめる!おすすめのスノーアクティビティ
- 源流の森で雪上ドライブクルージング
- 雪の感触を味わえるスノーシュー
- エアーボードで雪上を滑走!
- バックカントリーでハイクアップと滑走を満喫
<<岐阜県で体験できるアクティビティツアーの一覧を見る>>
1.江戸時代に思いをはせる!風情ある町屋が連なる「古い町並」
観光スポットが豊富な高山の中でも、中心市街地の「古い町並み」「三町(さんまち)」と呼ばれる区域は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、とりわけ見どころの多い人気の観光名所です。
低い軒下に格子の戸がある町家が整然と連なる様子は、江戸時代から400年以上の時を経た現在も、当時の面影を残しています。この風景が、高山が“飛騨の小京都”と呼ばれるゆえん。
古い木造建築の黒々とした壁と、屋根や道に降り積もった白い雪とが美しいコントラストを描き出す冬の古い町並みは、古都の風景をよりいっそう印象的なものにしてくれます。
雪が降りしきる中、飛騨牛やみたらし団子などご当地グルメを堪能したり、土産物店で暖を取ったりするだけでも古き良き風情を感じられますよ。
- 岐阜県高山市上三之町など
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2.地酒を味わい尽くす!歴史が息づく酒蔵「舩坂酒造店」
冬は日本酒がおいしい季節!北アルプスの伏流水に恵まれた飛騨地方は古くから日本酒造りが盛んで、市内には歴史ある造り酒屋が点在しています。
先に紹介した古い町並みにある「舩坂(ふなさか)酒造店」は、200年の歴史を持つ老舗の酒蔵。雰囲気ある町屋造りの軒先につるされた大きな杉玉が目印です。
日本酒売り場では、代表銘柄である「深山菊」をはじめ、気になる銘柄の試飲が可能。ここでしか手に入らない限定販売のお酒もありますよ。酒蔵を改造した日本酒バーやシックな雰囲気の中庭にあるテラス席など、シーンを変えて日本酒を味わえるのが特徴です。
また、お菓子や漬物、ほう葉味噌、さるぼぼグッズといった高山の代表的なお土産品から、お酒ケーキ、地酒のボディソープなどのオリジナル商品までそろうお土産売り場も併設。お酒が飲めない人も十分に楽しめます。
日本酒と飛騨牛を堪能できる食事処「味の与平」もあり、高山の食の魅力を満喫するのにおすすめのスポットです。
- 岐阜県高山市上三之町105
- 0577-32-0016(味の与平:0577-35-1224)
・営業時間:8:30~18:00
・「味の与平」営業時間:11:00~14:30、17:00〜20:00
3.冬のライトアップは必見!高山のシンボル「中橋」
高山の中心部を南北に流れる宮川。弥生橋、鍛冶橋などいくつもの橋がかかりますが、中でも有名なのが赤い欄干が目を引く「中橋」です。
毎年12月初旬から3月初旬頃には、夕方から夜にかけてライトアップが行われます。ひときわ鮮やかに浮かび上がる朱色と、純白の雪とのコントラストは絶景!冬の高山で写真に収めたい情景のひとつです。
古い町並みからすぐなので、夜に散策する際はぜひ立ち寄ってみては。高山の冬の夜はとても寒く、零下になることがほとんど。雪が積もっている場合は足元から底冷えするので、防寒対策をして出かけてくださいね。
- 岐阜県高山市神明町4
- 0577-36-1011(飛騨・高山観光コンベンション協会)
・冬のライトアップ開催期間:2023年12月1日〜2024年3月3日、16:30〜21:30
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4.日本三大朝市!地元の人ともふれあえる「飛騨高山朝市」
「飛騨高山朝市」は、石川県の輪島朝市、千葉県の勝浦朝市と並ぶ日本三大朝市のひとつ。宮川沿いで行われる「宮川朝市」と、江戸時代の役所である「高山陣屋」前の広場で行われる「陣屋前朝市」の2つがあります。
朝市は毎日開催され、7時(冬場は8時)から12時まで。地元の新鮮な野菜や特産品、手工芸品などがずらりと並び、特に週末は観光客でにぎわいを見せます。
新鮮で良い品が手に入るだけでなく、地元の人とふれあえるのも朝市の魅力。店主の方言を聞くだけでも旅気分を楽しめますよ。
「冬はつとめて」というように、少し早起きして冬の静かな朝を味わいながら朝市の雰囲気を満喫するのもいいですね。
- 宮川朝市:岐阜県高山市下三之町/陣屋前朝市:岐阜県高山市八軒町1-5
- 宮川朝市:080-8262-2185/陣屋前朝市:0577-32-3333
・営業時間:7:00~12:00(冬は8:00~)
・定休日:無休
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4.高山祭の迫力ある雰囲気を味わえる古社「櫻山八幡宮」「高山祭屋台会館」
高山の名物といえば、日本三大美祭のひとつに数えられる「高山祭」が挙げられます。春は日枝神社で行われ、秋はこちら「櫻山八幡宮」で行われます。
主祭神に応神天皇を祀る櫻山八幡宮の歴史は古く、仁徳天皇が統治していた377年頃、飛騨山中に現れた両面宿儺(りょうめんすくな)を退治すべく、難波根子武振熊命(なにわのねこたけふるくまのみこと)が当時の先帝である応神天皇の尊霊を奉り、戦勝祈願をしたことが始まりといわれています。
境内には、秋の高山祭で使用される屋台を展示した「高山祭屋台会館」があります。屋台は国の重要有形民俗文化財に指定された貴重なもの。冬でも高山祭の雰囲気を味わえますよ。
宮川朝市が開催される場所から歩いて行ける距離なので、あわせて立ち寄るのもおすすめです。
- 岐阜県高山市桜町178
- 櫻山八幡宮:0577-32-0240/高山祭屋台会館:0577-32-5100
[高山祭屋台会館]
・営業時間:9:00~17:00(12~2月は16:30まで)
・休館日:無休
・入場料:大人1,000円、高校生600円、小・中学生500円
6.飛騨の昔ながらの生活を体感!「飛騨民俗村 飛騨の里」
合掌造りをはじめとした飛騨の代表的な民家30数棟を移築し、昔ながらの飛騨の暮らしを再現している「飛騨民俗村 飛騨の里」。
各民家では農民の生活を垣間見れる農具の展示があるほか、さるぼぼや組ひも作り、わら細工などの民芸体験、フォトフレームや万華鏡を作るガラス体験なども開催されています。
季節ごとのイベントもあり、四季折々の伝統を感じられるのも魅力。冬の飛騨の里で、豪雪に耐え抜いてきた農村の生活に思いをはせてみてはいかが。
クリスマスのライトアップは2023年12月22日〜25日、冬のライトアップは2023年1月11日〜2月29日に実施。まるで時代を遡ったかのように幻想的に浮かび上がる風景を楽しみましょう!ライトアップ時は駐車場が無料解放されます。
- 岐阜県高山市上岡本町1-590
- 0577-34-4711
・開館時間:8:30~17:00
・休館日:無休
・入館料:大人700円、小・中学生200円
※ライトアップ時は大人300円、小・中学生100円
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7.飛騨高山ならではの木の温もりにふれる「HIDA 森と暮らしの編集室」
古くから木工業が盛んで、家具の産地としても有名な高山を訪れたなら、その匠の技にふれてみませんか?おすすめは、創業100年の歴史を持つ家具メーカー「飛騨産業」が運営する「HIDA 森と暮らしの編集室」です。
椅子やテーブル、ソファ、棚など、木の素材感と温もりを伝える家具を、アーティストの作品やテキスタイルとともに展示。アートやクラフトを身近に感じる暮らしを提案しています。一度、家具にふれれば素材の良さと品質の高さがわかるはず!
地元作家などの作品が並ぶ「クラフトマーケット」では、木のオブジェや飛騨の食材などお土産にぴったりなアイテムに出合えますよ。
時間があれば、建築家・隈研吾氏が空間と椅子のデザインを手がけた「椅子と珈琲」で休憩していきましょう。こちらのコーヒーは、下呂の老舗喫茶店「緑の館」で焙煎された豆で淹れたもの。椅子の座り心地とともに、ぜひコーヒーも堪能してください。
そして、隣接する「THE OUTLET」もお見逃しなく!物が良いだけに、安くはない飛騨産業の家具をアウトレット価格で購入できます。また端材を利用した小物や雑貨も充実していますよ。古い町並みから徒歩15分ほどです。
- 岐阜県高山市名田町1-82-1
- 0120-606-655
・営業時間:10:00~18:00
・定休日:水曜、第3木曜
8.高山ラーメンで温まろう!自家製麺が自慢の老舗店「豆天狗 本店」
寒い冬に食べたいものといえば、熱々のラーメン!ご当地グルメとしても有名な高山ラーメンで温まりましょう。
2020年に安川通りへと移転し、古い町並み散策の合間に立ち寄りやすくなった「豆天狗 本店」。創業は昭和23(1948)年、現在は三代目がのれんを守る老舗店です。
高山ラーメンと呼ばれるのは、主に地元で“中華そば”と呼ばれるラーメンで、細い縮れ麺と鶏ガラベースのしょうゆ味スープが特徴。
豆天狗の中華そばは、豚骨や鶏ガラ、野菜、煮干しなどを長時間釜で茹でて作っただしと秘伝のたれによる滋味深いスープに、自家製の細い縮れ麺がよくからみます。透き通ったスープは飲み干したくなるおいしさですよ!
リピーターは、ぜひつけ麺を試してみてはいかが。中華そばとは違う、歯ごたえのある太麺をうまみが濃厚なつけ汁でいただけます。
- 岐阜県高山市下一之町3-3
- 0577-33-5177
・営業時間:11:00〜16:00 ※スープがなくなり次第終了
・定休日:木曜
9.ランチは思い切って飛騨牛!地元民にも愛される「飛騨牛食処 天狗」
高山を訪れたなら、名物の飛騨牛は絶対に食べておきたい!という人も多いはず。
地元の人も通う飛騨牛の名店といえば、昭和2(1927)年創業の老舗精肉店が直営する「飛騨牛食処 天狗」です。高山駅から徒歩10分ほどとアクセスも良好。歴史ある町並みの散策がてら、こちらでちょっとぜいたくなランチはいかが?
飛騨牛の中でもA5ランクの雌牛のみを厳選し、一頭買いするというこだわりぶり。メニューは飛騨牛の網焼き、網焼きステーキ、しゃぶしゃぶの3つとシンプルですが、食べ方によって食感や味わいもさまざま。どれも上質な肉のうまみをしっかりと堪能できます。
落ち着いた和モダンの店内には、テーブル席や座敷席が用意されており、半個室状態なのもうれしいポイント。友達や家族でゆっくり会話と食事を楽しみながら、昼のくつろぎ時間を過ごせますよ。
- 岐阜県高山市本町1-21
- 0577-32-0147
・営業時間:11:00~15:00
・定休日:火・水曜
手軽に飛騨牛を食べたいなら!「CENTER4 HAMBURGERS」
飛騨牛をもっとカジュアルに味わいたい人には「CENTER4 HAMBURGERS(センターフォー ハンバーガーズ)」がおすすめ!古い町並みの歴史を感じさせる建物の中に、ひっそりと佇むハンバーガー専門店です。地元の人にはもちろん、外国人観光客にも絶大な人気を誇ります。
種類豊富なメニューの中でも大注目なのが、数量限定の飛騨牛バーガー。ほかのハンバーガーに比べると倍近い値段ですが、肉汁たっぷりの飛騨牛をぜいたくに使ったハンバーガーを口にすれば、それも納得できるはず。
アメリカやドイツ、ベルギー産を中心に常時15~20種類ほどの厳選されたビールも用意。日本各地の地ビール・クラフトビールも各種あり、ハンバーガーとの相性もぴったりで、おなかも心も満たされること間違いなしですよ。
- 岐阜県高山市上一之町94
- 0577-36-4527
・営業時間:11:00~14:30、17:30~20:00
・定休日:水曜、臨時定休あり
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