
高山は冬も楽しいってホント?!納得の観光スポット15選 2021.11.29 高山・飛騨
岐阜県北部の飛騨(ひだ)地方にある高山市。飛騨高山とも呼ばれ、江戸時代の城下町の姿を残す「古い町並」をはじめとする歴史ある建物や、四季折々の豊かな自然を堪能できる場所です。
最高気温でさえ零下になることもある冬の高山。情緒ある景色を真っ白な雪が彩り、絶景となってさらに訪れる人の目を楽しませてくれます。
今回は、古都・飛騨高山で冬にぜひ立ち寄っておきたいおすすめの観光スポットと、冬に楽しめるおすすめのスノーアクティビティを紹介します。
【目次】
1.古い町並
2.舩坂酒造店
【column】日本酒好き必見!酒蔵巡りイベント「のん兵衛まつり」
3.宮川中橋
4.飛騨高山朝市
5.櫻山八幡宮・高山祭屋台会館
6.飛騨民俗村 飛騨の里
7.飛騨の家具館 高山
8.豆天狗 本店
9.飛騨牛食処 天狗
【column】飛騨牛を手軽に!「CENTER4 HAMBURGERS」
10.氷点下の森
11.飛騨大鍾乳洞
12.平湯大滝
13.新穂高温泉
14.新穂高ロープウェイ
15.白川郷
■冬の高山で楽しめる!おすすめスノーアクティビティ
- 雪の感触を味わいながらスノーシューでトレッキング
- スピード感が魅力のエアーボードで滑走!
- バックカントリーでハイクアップと滑走の両方を満喫
<<岐阜県で体験できるアクティビティツアーの一覧を見る>>
1.江戸時代に思いをはせる!風情ある町屋が連なる「古い町並」
PIXTA
観光スポットが豊富な高山の中でも、中心市街地の「古い町並」「三町(さんまち)」と呼ばれる区域は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、とりわけ見どころの多い人気の観光名所。
低い軒下に格子の戸がある町家が整然と連なる様子は、江戸時代から400年以上の時を経た現在も、当時の面影を残しています。
古い木造建築の黒々とした壁と、道路や屋根に降り積もった白い雪とが美しいコントラストを描き出す冬の古い町並は、古都の風景をよりいっそう印象的なものにしてくれます。
雪が降りしきる中、飛騨牛やみたらし団子などご当地グルメを堪能したり、土産物店で暖を取ったりするだけでも古き良き風情を感じられますよ。
- 岐阜県高山市上三之町など
■関連記事
飛騨高山のおすすめ観光スポット30選!癒やしの休日旅へ
2.地酒を味わい尽くす!歴史が息づく酒蔵「舩坂酒造店」
冬は日本酒がおいしい季節。北アルプスの伏流水に恵まれた飛騨地方は古くから日本酒造りが盛んで、市内には歴史ある造り酒屋が点在しています。
先に紹介した古い町並にある「舩坂(ふなさか)酒造店」は、200年の歴史を持つ酒蔵。雰囲気ある町屋造りの軒先につるされた大きな杉玉が目印です。
日本酒売り場では、代表銘柄である「深山菊」をはじめ、気になる銘柄の試飲が可能。ここでしか手に入らない限定販売のお酒もありますよ。酒蔵を改造した日本酒バーやシックな雰囲気の中庭にあるテラス席など、シーンを変えて日本酒を味わえるのが特徴です。
また、お菓子や漬物、ほう葉味噌、さるぼぼグッズといった高山の代表的なお土産品から、お酒ケーキ、地酒のボディソープなどのオリジナル商品までそろうお土産売り場も併設。お酒が飲めない人も十分に楽しめます。
日本酒と飛騨牛を堪能できる食事処「味の与平」もあり、高山の食の魅力を満喫するのにおすすめのスポットです。
- 岐阜県高山市上三之町105
- 0577-32-0016
・営業時間:8:30~20:00
・「味の与平」営業時間:11:00~14:30、17:00〜20:00
日本酒好き必見!酒蔵巡りイベント「のん兵衛まつり」
酒どころである飛騨高山で、長年冬に開催されてきたのが「酒蔵めぐり」。古い町並みの酒蔵を巡って日本酒の試飲をするイベントで、2020年から「のん兵衛まつり」として内容をリニューアル。
参加する各蔵元(作シーズンは7蔵元が参加)で2種類の試飲を楽しめるのに加え、記念杯と特製エコバッグが付く「飛騨高山御酒飲帳」を購入し、期間内に蔵元を巡ります。
蔵元で買い物をすれば、ペア宿泊優待券や飛騨牛などの豪華賞品が当たる抽選に応募できるのもポイント!
高山で地酒を堪能したいと思っているなら、ぜひのん兵衛まつりに参加してはいかが?
- 岐阜県高山市、古い町並周辺
- 0577-36-1011(飛騨・高山観光コンベンション協会)
・開催期間:2022年2月14日〜3月21日予定
3.冬のライトアップは必見!高山のシンボル「宮川中橋」
PIXTA
高山市内の中心部を流れる宮川に架かる赤い「中橋」は、高山のシンボル。
毎年12月初旬から2月下旬頃まで夕方から夜にかけてライトアップが行われます。ひときわ鮮やかに浮かび上がる欄干の朱色と、純白の雪とのコントラストは絶景!冬の高山で写真に収めたい情景の1つです。
古い町並からすぐなので、夜に散策する際はぜひ立ち寄ってみては。高山の冬の夜はとても寒く、零下になることがほとんど。雪が積もっている場合は足元から底冷えがするので、暖かい服装で出かけてくださいね。
- 岐阜県高山市神明町4
- 0577-36-1011(飛騨・高山観光コンベンション協会)
・冬のライトアップ開催期間:2021年12月1日〜2022年2月28日、16:30〜21:30
■関連記事
飛騨高山観光の1泊2日モデルコース!古い町並みや白川郷を巡る旅
4.日本三大朝市の1つ!地元の人とふれあえる「飛騨高山朝市」
PIXTA
「飛騨高山朝市」は、石川県の輪島朝市と千葉県の勝浦朝市と並ぶ日本三大朝市の1つ。宮川沿いで行われる「宮川朝市」と、江戸時代の役所である「高山陣屋」前の広場で行われる「陣屋前朝市」の2つがあります。
朝市は毎日開催され、7時(冬場は8時)から12時まで。地元の新鮮な野菜や特産品、手工芸品などがずらりと並び、特に週末は観光客でにぎわいを見せます。
新鮮で良い品が手に入るだけでなく、地元の人とふれあえるのも朝市の魅力。店員さんの方言を聞くだけでも旅気分を味わえますよ。
「冬はつとめて」というように、少し早起きして冬の静かな早朝を味わってから朝市の雰囲気を満喫してみるのもいいですね。
- (宮川朝市)岐阜県高山市下三之町/(陣屋前朝市)岐阜県高山市八軒町1-5
- (宮川朝市)080-8262-2185/(陣屋前朝市)0577-32-3333
・営業時間:7:00~12:00(冬は8:00~)
・定休日:無休
■関連記事
買って帰りたい!飛騨高山でおすすめのお土産10選
4.高山祭の迫力ある雰囲気を味わえる古社「櫻山八幡宮」
PIXTA
秋の高山祭が行われる神社で有名な「櫻山八幡宮」。隣接する「高山祭屋台会館」には、祭りで使われる屋台が展示されています。
主祭神に応神天皇を祀る櫻山八幡宮の歴史は古く、仁徳天皇が統治していた377年頃、飛騨山中に現れた両面宿儺(りょうめんすくな)を退治すべく、難波根子武振熊命(なにわのねこたけふるくまのみこと)が当時の先帝である応神天皇の尊霊を奉り、戦勝祈願をしたことが始まりといわれています。
木々に囲まれた境内の落ち着いた雰囲気と、国指定無形民俗文化財に指定されている高山祭の雰囲気を同時に味わえるスポットです。
- 岐阜県高山市桜町178
- 櫻山八幡宮:0577-32-0240/高山祭屋台会館:0577-32-5100
[高山祭屋台会館]
・営業時間:9:00~17:00(12~2月は~16:30)
・休館日:無休
・入場料:大人1,000円、小・中学生500円
6.飛騨の昔ながらの生活を体感!「飛騨民俗村 飛騨の里」
PIXTA
合掌造りをはじめとした飛騨の代表的な民家30数棟を移築し、昔ながらの飛騨の暮らしを再現している「飛騨民俗村 飛騨の里」。
各民家では農民の生活を垣間見れる農具の展示があるほか、さるぼぼや組ひも作りなどの民芸体験、フォトフレームや万華鏡を作るガラス体験なども開催されています。
季節ごとのイベントもあり、四季折々の伝統を感じられるのも魅力。冬の飛騨の里で、豪雪に耐え抜いてきた農村の生活に思いをはせてみてはいかが。
クリスマスのライトアップは2021年12月23〜26日、冬のライトアップは2022年1月10〜2月28日に実施。澄んだ冬の夜空に浮かび上がる幻想的な家屋の姿を楽しみましょう!ライトアップ時は駐車場が無料解放されます。
- 岐阜県高山市上岡本町1-590
- 0577-34-4711
・開館時間:8:30~17:00
・休館日:無休
・入館料:大人700円、小・中学生200円
■関連記事
友達、家族、女子旅…絶対ハズさない!高山観光スポット10選
7.飛騨高山ならではの木の温もりにふれる「飛騨の家具館 高山」
古くから木工業が盛んで、家具の産地としても有名な高山を訪れたなら、その匠の技にふれてみませんか?おすすめは、創業100年の歴史を持つ家具メーカー「飛騨産業」のショールームである「飛騨の家具館 高山」。
椅子やテーブル、ソファ、棚など、木の素材感と温もりを伝える家具が、リビングや寝室など生活シーンをイメージできる空間ごとに展示。1度ふれれば、素材の良さと品質の高さがわかるはず!
ショールーム内にある「茶房キツツキ」では、人気の高い飛騨産業オリジナル家具が置かれており、実際に使い心地を感じながらお茶を飲むことができます。地元の工芸品や新進クリエーターと協業した商品を扱っている「キツツキこものギャラリー」では、とっておきのお土産が見つかるかも。
そして、隣接した「THE OUTLET」もお見逃しなく!物が良いだけに、安くはない飛騨産業の家具をアウトレット価格で購入できます。また端材を利用した小物や雑貨も充実しているので、ぜひ立ち寄ってみましょう。
- 岐阜県高山市名田町1-82-1
- 0120-606-655
・営業時間:9:30~18:00
・定休日:水曜
※茶房キツツキは現在閉鎖中
8.高山ラーメンで温まろう!自家製麺が自慢の老舗店「豆天狗 本店」
寒い冬に食べたいものといえば、熱々のラーメン!ご当地グルメとしても有名な高山ラーメンで温まりましょう。
2020年5月に安川通りへと移転し、古い町並み散策の合間に立ち寄りやすくなった「豆天狗 本店」。創業は昭和23(1948)年、現在は三代目がのれんを守る老舗店です。
“高山ラーメン”と呼ばれるのは、主に地元で中華そばと呼ばれるラーメンで、細い縮れ麺と鶏ガラベースのしょうゆ味のスープが特徴。
豆天狗の中華そばは、豚骨や鶏ガラ、野菜、煮干しなどを長時間釜で茹でて作っただしと秘伝のたれによる滋味深いスープに、自家製の細い縮れ麺がよくからみます。透き通ったスープは飲み干したくなるおいしさですよ!
リピーターならぜひつけ麺を試してみてはいかが。中華そばとは違う、歯ごたえのある太麺をうまみが濃厚なつけ汁でいただけます。
- 岐阜県高山市下一之町3-3
- 0577-33-5177
・営業時間:11:00〜16:00 ※スープがなくなり次第終了
・定休日:木曜
9.ランチは思い切って飛騨牛!地元民にも愛される「飛騨牛食処 天狗」
高山を訪れたなら、名物の飛騨牛は絶対に食べておきたい!という人も多いはず。
地元の人も通う飛騨牛の名店といえば、昭和2(1927)年創業の老舗精肉店が直営する「飛騨牛食処 天狗」です。高山駅から徒歩10分ほどとアクセスも良好。歴史ある町並みを散策しがてら、こちらでちょっとぜいたくなランチはいかが?
飛騨牛の中でもA5ランクの雌牛のみを厳選し、一頭買いするというこだわりぶり。メニューは飛騨牛の網焼き、網焼きステーキ、しゃぶしゃぶの3つとシンプルですが、食べ方によって食感や味わいもさまざま。どれも上質な肉のうまみをしっかりと堪能できます。
落ち着いた和モダンの店内には、テーブル席や座敷席が用意されており、半個室状態なのもうれしいポイント。友達や家族でゆっくり会話と食事を楽しみながら、昼のくつろぎ時間を過ごせますよ。
- 岐阜県高山市本町1-21
- 0577-32-0147
・営業時間:11:00~16:00
・定休日:火曜
手軽に飛騨牛を食べたいなら!「CENTER4 HAMBURGERS」
飛騨牛をもっとカジュアルに味わいたい人には「CENTER4 HAMBURGERS(センターフォー ハンバーガーズ)」がおすすめ!古い町並みの歴史を感じさせる建物の中に、ひっそりと佇むハンバーガー専門店です。地元の人々にはもちろん、外国人観光客にも絶大な人気を誇ります。
種類豊富なメニューの中でも大注目なのが、数量限定の飛騨牛バーガー。ほかのハンバーガーに比べると倍近い値段ですが、肉汁たっぷりの飛騨牛をぜいたくに使ったハンバーガーを口にすれば、それも納得できるはず。
アメリカやドイツ、ベルギー産を中心に常時15~20種類ほどの厳選されたビールも用意。日本各地の地ビール・クラフトビールも各種あり、ハンバーガーとの相性もぴったりで、お腹も心も満たされること間違いなしですよ。
- 岐阜県高山市上一之町94
- 0577-36-4527
・営業時間:11:00~14:30、17:30~20:00
・定休日:水曜、臨時定休あり
10.神秘的な氷のアートを見に行こう「氷点下の森」
PIXTA
高山市街地から車で約1時間。旧朝日村にある秋神温泉では、冬の名物「氷点下の森」が見ものです。
氷点下の森とは、氷と雪で作られた天然のアートを見られるスポット。昼は神秘的な青い氷を、夜はライトアップで七色に輝く氷を観賞できます。
巨大な氷柱が連なるさまは、とても幻想的!時間が合えば、ぜひ夜に訪れて氷と光が織りなす光景を堪能してください。例年2月の第2土曜には「氷祭り」が開催されます。
会場内では樽ごと凍らせる珍しい純米吟醸酒「氷中貯蔵 熊の涙」の貯蔵樽もあり、期間中じっくり低温熟成させたあと、4月上旬から全国に発送するそう。日本酒好きの人は、訪れた記念に予約しておくのもいいかもしれませんね。
- 岐阜県高山市朝日町胡桃島355
- 0577-55-3777(飛騨あさひ観光協会)
・開催期間:2022年1月1日〜2月28日
※ライトアップは日没〜21:00
・入場料:無料(自然環境を保つため協力金のお願いあり)
最新記事
ピックアップ
マンスリーチョイス
その他の記事
人気の記事