
【旭川】観光バスツアーで行く!旭山動物園の4つの見どころ 2016.04.07 旭川
北海道中央部、道北地方に位置する旭川市は、年間500万人以上もの観光入込客数を誇る一大観光都市です。
様々な観光地が点在する旭川市の中でも、恩賜上野動物園、名古屋の東山動植物園に次いで、入園者数第3位の「旭山動物園」は最も人気の高いスポット。札幌発の観光バスも多く運行されているので、行ってみようと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな旭山動物園の4つの見どころについてご紹介します!
1.動物本来の生き生きとした様子が見られる旭山動物園ならではの「行動展示」
photo by PIXTA
一般的な動物園では、檻の中にいる動物の身体的特徴を見せるだけの「形態展示」を行っているのに対し、旭山動物園では、動物本来の生き生きとした行動や生活が間近で見られる「行動展示」という手法を取り入れていることで、大きな注目を集めています。
動物飼育点数は115種647点(2015年4月1日時点)にも上り、ペンギン、アザラシ、ホッキョクグマといった寒冷地の動物の行動展示は、特に評判を呼んでいます。旭山動物園の代表的なシンボルとなっている「ぺんぎん館」では、360度見渡せる水中トンネルで、ペンギンが飛ぶように泳ぐ姿を観察することができます。
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円柱水槽(マリンウェイ)をアザラシがダイナミックに行き交う「あざらし館」、300キロの巨体がダイビングしたり、泳ぎ回る「ほっきょくぐま館」も見ものです。
地上約17メートルの塔を渡る様子が大迫力の「おらんうーたん館」、ライオン、ユキヒョウ、アムールトラ、クロヒョウ、ヒグマなどを空中にせり出した檻の真下から眺められる「もうじゅう館」も。
動物たちの食事の風景を解説付きで見られる「もぐもぐタイム」では、動物ならではの特徴的な行動から目が離せません。
2.他の動物園にはない独創的なアイデアを実現した施設が目白押し!
1967年(昭和42年)の開園以来、北海道を象徴する観光施設として支持されてきた旭山動物園ですが、観光客の動物園離れや、他の観光スポットやアミューズメント施設への流出などにより、1996年(平成8年)には年間約26万人まで入園者数が落ち込んだこともありました。
しかし、1997年(平成9年)には、動物と観客の距離を限りなく縮めた行動展示を開始。以後、巨大な鳥かごの中を水鳥たちが飛び回る「ととりの村」をはじめ、他の動物園にはない独創的なアイデアが毎年のように実現されたこともあって、全国的な人気と知名度を得ることになったのです。
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上にはクモザル、下にはカピバラが一つの建物の中で棲み分けがされている「くもざる・かぴばら館」、北海道にしか生息していないエゾシカをあらゆる角度から眺められる「エゾシカの森」など、独自の発想が盛り込まれた施設が目白押しです。
国の天然記念物に指定されているタンチョウやオジロワシ、オオワシなどの生態が見られる「タンチョウ舎」「北海道産動物舎」、『ハリー・ポッターシリーズ』で知られる日本では稀なシロフクロウが放し飼いされている「シロフクロウ舎」など、ここにしかない名物が盛りだくさん。
夏の風物詩となっている「夜の動物園」、ペンギンたちが集団で歩く様子が愛らしい冬期開催の「ペンギンの散歩」といったイベントも、随時開催されています。
3.ご当地グルメの旭川ラーメン、斉藤牧場のソフトクリームを園内で堪能できる
旭山動物園で、ソフトクリーム食べた!!!おいしかった! pic.twitter.com/b5Nb845ncl
— カリン* (@karinn0915) June 26, 2013
旭山動物園内には、ご当地グルメの旭川醤油ラーメン、江丹別そば(えたんべつそば)、市内の有名な斉藤牧場のミルクやソフトクリームなどが手頃な価格で食べられるレストラン、フードコートも備えられています。
北海道の食材をふんだんに使ったスープカレー、ハンバーグなどが味わえる「レストランモグモグテラス」からは、動物園と旭山市街を一望することができます。
店内でのお食事だけでなく、テイクアウトもできる「もぐもぐ食堂」では、「旭川らーめん 一蔵」の本格ラーメンを筆頭に、斉藤牧場の牛乳を使用したソフトクリームが評判です。
「もぐもぐ食堂」においては、ご当地スイーツとして話題の「福吉カフェ」のフルメニューと、この店舗オリジナルの「旭山コルネ」などもご堪能いただけます。
他方、自社農場の採れたて野菜を素材にしたカレー、大雪地ビールなどがある「あさひやまファームZOO」は、夏期のみ営業です。園内には、お弁当の持込も可能。(※弁当の空き箱など、園外から持ち込んだものから出たごみは全てお持ち帰りください)
動物園オリジナルグッズや可愛い動物グッズが購入できる「モグモグプラット」も、人気です。
4.旭川駅からバスで30~40分で日帰りもOK。札幌や富良野も同時に観光できる
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旭山動物園は、JR函館本線・旭山駅から旭川電気軌道の路線バスで約40分、旭川空港からも旭川電気軌道の直行バスで約35分。路線バス、観光バスが頻繁に運行されており、札幌から高速道路を使えば観光バス・車で約2時間で、日帰りでも十分楽しめます。
札幌-旭山動物園の高速・シャトルバス往復乗車券と、動物園の入園券を組み合わせたお得なセット券(大人4700円)もあります。
旭川駅・札幌駅から旭山動物園のみをゆっくり見学するツアー以外にも、札幌や旭川の名立たる観光スポット、グルメスポットを回り、旭山動物園で動物の姿も眺めるバスツアーも多数開催されています。こうしたバスツアーは、入園料込で料金5000円程度から、所要時間最大4時間程度と、気軽に参加できるのも魅力です。
旭山動物園と共に、周辺の富良野・美瑛、小樽、函館などの観光地を巡るバスや電車などのツアーも、日帰り数千円、宿泊・2泊3日で羽田空港から3、4万円前後からと、リーズナブルにご利用いただけます。
■基本情報
・名称:旭山動物園
・住所:北海道旭川市東旭川町倉沼
・営業時間:夏期4月下旬~11月初旬頃・9:30~17:15
冬期11月上旬~4月上旬頃・10:30~15:30
(開園時期は年によって前後するため、詳細はホームページやお電話でお確かめください)
・休園日:年末年始12月30日~1月1日など
・入園料:大人(高校生以上)820円、中学生以下は無料
冬の旭川の大雪原で犬ぞり使い体験ができるツアーがおすすめ!
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なお、旭山動物園冬期の人気イベント「ペンギンの散歩」は、例年12月下旬頃から3月中旬頃の積雪期に実施されています。
また、「旭川冬まつり」の開催期間に合わせて、毎年2月初旬から上旬頃の6日間に渡って行われるイベント「雪あかりの動物園」では、700個を超えるアイスキャンドルが雪に覆われた園内を美しく照らし出します。
期間中は、19時半まで開園時間帯を延長。夜の雪あかりの中で活発に動き回るアムールトラや、冬の闇夜に響き渡るシンリンオオカミの遠吠えの様子など、この季節ならではの動物たちの貴重な生態を目にすることができます。
Photo by そとあそび
旭山動物園、旭川駅から車で約30分の旭川近郊まで足を伸ばせば、毎冬12月中旬から3月末頃まで「ムーンライトレディース 北海道・旭川近郊 犬ぞり」という体験ツアーが開催されています。
小学生のお子様から60歳以上の方までご参加いただける「旭川近郊で楽しむ!犬ぞり・マッシャー体験◆写真・動画プレゼント!」では、所要時間約2時間で、全長約7キロのコースで犬ぞりの操作をツアー参加者自身で行うマッシャー(犬ぞり使い)体験がお楽しみいただけます。
1申込みグループ2名~4名で貸切できるプライベートツアーで、北海道の大雪原をそり犬たちと颯爽と駆け抜ける体験は、忘れられない思い出となることでしょう。
アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」では、旭川だけでなく、北海道全域のアウトドア・アクティビティのツアーの情報について詳しく掲載しております。ぜひご一読ください。
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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