
定番以外に絶対行きたい北海道・旭川の体験型観光・アクティビティ12選 2019.07.08 旭川
札幌に次いで人口が多い、北海道第2の都市・旭川。旭川ラーメンや旭山動物園は、全国的によく知られています。豚骨・鶏ガラ・野菜と、魚介類でダシを取ったWスープのしょう油ダレに縮れ麺が絡み、スープはラードで覆われ熱々のままいただく旭川ラーメンは北海道の三大ご当地ラーメンのひとつです。旭川を訪れたらぜひ食して欲しいご当地グルメです。
もうひとつ"行動展示"を導入し、一躍有名になった旭山動物園も一度は訪れたいスポット。もぐもぐタイムは見逃せませんし、冬に行われるペンギンの雪の上の散歩も見たいものです。
そんな定番はもちろん、旭川には楽しく新しい挑戦ができるスポットが盛りだくさん。広大な自然の中で体験するアクティビティも魅力的なものばかり。
今回は、旭川体験型観光スポット&アクティビティをご紹介します!
【目次】
1.中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館
2.男山酒造り資料舘
3.旭川デザインセンター
4.旭川あらかわ牧場
5.果実の森 南果樹園
6.北海道伝統美術工芸村 優佳良織工芸館
7.雪の美術館
8.大雪窯(たいせつがま)
9.旭川市科学館サイパル
10.江丹別若者の郷
11.北海道らしい景色を独り占めできる「乗馬体験」
12.銀世界を駆け抜ける「犬ぞり体験」
1.彫刻を味わい尽くす「旭川市彫刻美術館」
PIXTA
旭川が“彫刻のまち”と呼ばれているのはご存知でしょうか?日本近代彫刻史にその名を刻む偉大な彫刻家、中原悌二郎ゆかりの地であることから、旭川の街中や公園には約100もの野外彫刻が設置されています。
その彫刻のまちの象徴が、彫刻専門の美術館である「中原悌二郎記念 旭川市彫刻美術館」です。32歳でこの世を去った中原の12作品はもちろん、中原と親交のあった近代彫刻家や、後に続く現代彫刻家の作品を多数所蔵。
特に1970年からスタートした中原悌二郎賞の受賞作品群は、日本の現代彫刻史が追えるという意味で貴重なラインナップといえます。
子供向け・大人向けにそれぞれある企画展やワークショップも不定期ながら開催。また分館となる旭川駅前の「ステーションギャラリー」は入場料無料。年数回ある企画展を含め、より気軽に彫刻にふれられます。
街中や無料のギャラリーで気軽に楽しむだけでなく、「彫刻美術館」にも足を運び普段なかなかふれられない彫刻を味わい尽くすのがおすすめです。
- 北海道旭川市春光5条7丁目
- 0166-46-6277
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2.世界に知られる地酒を試飲体験「男山酒造り資料舘」
1977年に、日本酒として世界初のモンドセレクション金賞を受賞。北海道はもちろん、世界にその名を轟かせている旭川の地酒が"男山"です。厳選した米が、大雪山の万年雪から染み出る伏流水と旭川の厳しい寒さによって引き締められ、キレのある淡麗辛口の酒が造られます。
350年続くその酒造りの歴史に興味があるならば、会社の向かいにある「男山酒造り資料舘」を訪れてみてください。各階の展示ブースでは、昔の酒造りの道具に感心したり、男山が描かれている浮世絵に歴史の重みを感じたり。そして何といっても楽しみなのが、男山の試飲!さまざまな種類が揃う男山を堪能できます。
本蔵の前では、「延命長寿の水」と呼ばれる大雪山の伏流水=男山の仕込水を誰でも汲むことができるので、ペットボトルなどの準備もお忘れなく。毎年2月には、普段は入れない酒蔵で造りたての酒を味わえる“酒蔵開放”も開催。毎回1万人以上が訪れる人気イベントとなっています。
- 北海道旭川市永山2条7丁目1番33号
- 0166-47-7080
3.家具の町の技術を体感!「旭川デザインセンター」
大雪山系の豊富な森林資源を背景に、道内随一の家具生産地としても知られる旭川。最先端の技術を用いて家具を量産するメーカー、もしくは手作業にこだわり続ける職人たちが集い、家具の町を支えています。
旭川空港から車で約35分、JR「旭川」駅から約15分のところにある「旭川デザインセンター」は、各メーカーの家具がズラリ並ぶ、旭川家具の中心拠点。定番と最先端の家具をそれぞれ眺めるだけでも十分楽しめるのですが、タイミングが合えばぜひ参加したいのが、不定期で開催される木工ワークショップ。木製のボールペンやオーナメントを制作など、子供・大人問わずモノづくりの楽しさを存分に味わえます。
ほかにも「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」や、3年に1度「国際家具デザインコンペティション旭川」が開催されるので、家具に興味のある人はぜひ訪れてみてください。最先端の技術やアイデアにふれることができますよ。
- 北海道旭川市永山2条10丁目1-35
- 0166-48-4135
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4.貴重な酪農体験を誰でも楽しめる!「旭川あらかわ牧場」
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自然豊かな旭川市江丹別町にあるのが、「旭川あらかわ牧場」です。ここでは牛の乳しぼりや子牛に乳をあげる酪農体験に加え、バターやチーズ、キャラメル、珍しいミルクジャム作りなども気軽に楽しめます。
さらに本格的に体験したいという方には、宿泊型の牧場体験もおすすめです。夕方から翌朝にかけて乳しぼりやエサやりを体験できるなど、牧場のリアルな1日を存分に味わえます。
都会ではなかなか機会のない牧場体験は、貴重な思い出になること間違いありません!
- 北海道旭川市江丹別町拓北582-4
- 0166-73-2107
5.旬の採りたてフルーツを味わえる!「果実の森 南果樹園」
その歴史は長く、1937年から続いているのが東旭川町にある「果実の森 南果樹園」です。
約3ヘクタールという広大な果樹園には、りんごを中心に、ブドウ、サクランボ、ブルーベリー、プラム、梨などが栽培されています。特にブドウ栽培は、北海道北部でいちばんの歴史と作付け面積を誇っているのだとか。
それぞれのフルーツ狩りのメインとなる時期は夏以降です。ぜひ採りたての旬の味覚を味わってみてください。園内にはカフェも併設されているので、休憩がてら軽食を楽しむこともできます。「旭山動物園」に隣接しているので、動物園を楽しんだ後すぐに訪れれば、その日最後のフルーツ狩りに間に合います。旅の最後をフルーツ狩りで締めるのも、意外と楽しいかもしれませんね。
- 北海道旭川市東旭川町倉沼155
- 0166-36-3860
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6.見て、織って楽しむ「優佳良織工芸館」
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作品や歴史を通じて、北海道を代表する染織工芸品の“優佳良織(ゆうからおり)”の魅力にふれられるのが、「優佳良織工芸館」です。
旭川市出身の染織作家、木内綾が創作を始めた優佳良織は、現在では洋服、和服、ストールやバッグから、座布団や家具の一部にまで使用されているとても身近な存在です。
ここではもちろん、自分で選んだ織り糸で織り機を使って織る、優佳良織が体験できます。織りもの体験を通じ、その難しさと楽しさの両方を実感できます。完成した織物は、自分だけの宝物になるのもうれしいですね。
- 北海道旭川市南が丘3丁目1−1
- 0166-62-8811
7.まるで『アナ雪』!美しい「雪の美術館」
PIXTA
「北海道伝統美術工芸村」内に併設され、「優佳良織工芸館」に隣接しているので、織物体験の前後にぜひ立ち寄って欲しいのが「雪の美術館」です。ヨーロッパのお城のような外観と、雪の結晶をイメージした神秘的な内装がとても美しい美術館では、あの『アナと雪の女王』の世界に入り込んだような気分を味わえます。
入り口の扉を開けると、らせん階段で地下18mの世界へ。
神秘的な空間で、雪の世界を体感しながら、北海道の雪について学ぶことができます。美しすぎる美術館で、現実離れしたその世界をぜひ堪能してください。
- 北海道旭川市南が丘3丁目1−1
- 0166-73-7017
8.陶芸作家気分を味わえる「大雪窯(たいせつがま)」
旭川空港からタクシーで30分ほどのところに位置する「大雪窯(たいせつがま)」は、自然豊かで静かな場所にたたずむアトリエ工房です。経験豊富なプロの陶芸作家に直接指導を受けることができ、マグカップやお皿など世界に1つのあなただけの陶芸作品が作れます。
まったくの初めてでも、電動ろくろを使えばもう気分は陶芸作家!ひんやりとした土をこねていると、日常の喧騒から離れ、いつのまにか静かな時間が流れていてびっくり!そんな経験も珍しくありません。自分で作ったオリジナルの陶器は、完成後自宅へ送ってもらえるので、旅行後に使う楽しみもあります。
- 北海道旭川市旭岡2丁目9
- 0166-51-1972
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9.3世代で科学を学び楽しめる「旭川市科学館サイパル」
JR「旭川」駅からバスで約5分、JR「旭川四条」駅から徒歩約15分のところにある「旭川市科学館サイパル」。“宇宙”“地球”などのテーマに沿った実験を体験しながら、科学の世界にふれていくと、子供はもちろん大人も童心に返って楽しめます。
大小2つの天文台や、美しい星空を映し出す最新のプラネタリウムを完備。要予約のイベントに加え、予約不要の定期イベントもあり、旅行の合間に立ち寄っても充実したひと時を過ごせますよ。
- 北海道旭川市宮前1条3丁目3−32
- 0166-31-3186
10.自然豊かな江丹別を堪能できる「江丹別若者の郷」
旭川の市街地エリアから車で40分ほどの場所にあるのが「江丹別若者の郷」です。
散歩道、中央公園、テニスやパークゴルフを楽しめるスポーツ広場などがあり、北海道ののどかな自然の中、新鮮な空気を楽しみながらリフレッシュ。見晴台は、牧場に住む動物たちや自然豊かな江丹別の風景を一望できるおすすめスポット。訪れた季節により、四季折々の北海道を感じることができます。
「若者センター」や「地場産品試作センター」では、そば打ち体験やソーセージ作りなど子供も大人も楽しめるワークショップが定期開催されています。ぜひ参加してみましょう。ロッジや無料のキャンプ場もあり、キャンプ場にはテントの無料貸し出しもあるので、アウトドア派もうれしいですね。
- 北海道旭川市江丹別町中央
- 0166-73-2409
11.北海道らしい景色を独り占めできる「乗馬体験」
はるか先まで続く一本道と辺り一面に広がる広大な丘、その先には雄大な山々と、青く澄みわたる空。。旭川の「クラークホースガーデン」主催の“馬と一緒に森を散策しよう!外乗コース”では、誰もがイメージする北海道らしい景色の中、乗馬体験が楽しめます。
丁寧なレクチャーを受け、牧場内で練習をしたら、いざ外乗へ!田園地帯を過ぎ、森林浴を楽しみながら森を抜けると、その先にはまさに北海道らしい景色が広がります。都会ではなかなか味わえない開放感を、思い切り堪能してみてください。
古い農家をリノベーションした山小屋風のおしゃれカフェで、ゆったり過ごすのもおすすめ。冬は、一面真っ白な森の中を馬に乗り散策といった体験もできます。旭山動物園から10分の好立地にも関わらず、本格的な乗馬が楽しめるのもうれしいですね。
- 北海道旭川市東旭川町桜岡160-4 クラークホースガーデン
<<北海道で体験できる乗馬・ホーストレッキング・外乗ツアーの一覧はこちら>>
12.銀世界を駆け抜ける「犬ぞり体験」
旭川は、市内の中心部から車で30分ほど行くと手つかずの自然あふれるエリアが広がっています。
「ムーンライトレディース」主催の“旭川近郊で楽しむ!犬ぞり・マッシャー体験”コースでは、個性的な犬たちとのふれあいを楽しみながら、本格的な犬ぞり体験を楽しめます。
ツアーは12月中旬から3月下旬までの開催。経験豊富なガイドが丁寧に指導してくれますので、初心者もその日のうちにマッシャー(犬ぞり使い)デビューすることができます。目の前に広がる銀世界の美しさ、そこをゴールに向かい一心不乱に走る犬たち。それぞれ感動を呼び起されること間違いなし!
冬の雪原を駆け抜ける犬ぞり体験は、旭川の市内観光からちょっと足を伸ばして参加してみる価値大ですよ!
- 北海道上川郡鷹栖町19線16号1番地ムーンライトレディース
<<北海道で体験できる犬ぞりツアーの一覧はこちら>>
道北の中心都市、旭川ではさまざまな体験が楽しめる!
旭山動物園や旭川ラーメンのほかにも、旭川の楽しみ方はこんなにあります。定番以外の観光やアクティビティを体験し、ぜひほかの人とは違う思い出を残してください!
アウトドアレジャー予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、ほかにも初心者も参加大歓迎のアウトドアアクティビティを豊富に紹介しています。今年は何か新しいアクティビティに挑戦してみたいという方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
(編集部注*2016年3月23日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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