シュノーケリングに「マスク」は必需品!その理由と選び方をご紹介! 2021.08.23 シュノーケリング
シュノーケリングの写真や映像を見ると、顔の大半を占めている「マスク」にまず目がいくのではないでしょうか?
水泳で使う「ゴーグル」とはちょっと違った形のマスクは、シュノーケリングをするのに欠かせない道具の1つ!この記事では、マスクの特徴と選び方、おすすめのマスクをご紹介します。
【目次】
■シュノーケリングにマスクが必要な3つの理由
■シュノーケリングのマスクを選ぶ3つのポイント
■シュノーケリングにおすすめのマスク3選
- 1.軽量、コンパクトが魅力の「TUSA」
- 2.耐久性も◎広い視界がうれしい「GULL」
- 3.子供や女性にうれしいサイズ展開がある「AQA」
■まずはレンタル!初心者におすすめのシュノーケリングツアー
- 1.プールで事前レッスン!地形の魅力も堪能|静岡県
- 2.浅瀬からのエントリー!美しいサンゴの海を散策|奄美大島
- 3.透明度抜群の水納島へ!ボートエントリーに挑戦|沖縄県
シュノーケリングにマスクが必要な3つの理由
シュノーケリングにマスクが必要な理由は、大きく分けて3つあります。
1つめは、マスクなしでは海水の中で長時間目を開けていられないから。海水にはプランクトンをはじめ、さまざまな異物が混じっており、目を刺激してしまいます。そのため、一定時間海中をのぞきたい場合はマスクで目を保護する必要があるのです。
2つめは、水中では光の屈折率が変わってピントが合わず、ぼんやりとしか物が見えないのを解消するため。マスクをして目が空気に触れるようにすれば、光が屈折して物をクリアに見られます。
3つめは鼻をカバーして、シュノーケル(スノーケル)での口呼吸をしやすくするため。スイミングゴーグルでもシュノーケルを使うことはできますが、慣れていないと至難の技!水中なのにうっかり鼻から吸ってしまったら、大変な状態になります。快適にシュノーケリングを楽しみたいなら、マスクは必須の道具といえるでしょう。
シュノーケリングのマスクを選ぶ3つのポイント
シュノーケリングにマスクは必需品ということがわかったところで、マスクを選ぶ際の3つのポイントを紹介します。
1.顔にフィットするものがGood!
マスクを試着する際にも、鼻が重要になります。
頭の後ろに回すストラップは使わず、まずはマスク本体だけを顔に当てます。そして、軽く鼻から息を吸います。その状態で空気が漏れず、下を向いてもマスクが落ちないでピタッと顔に張り付いてれば、あなたにぴったりのマスクということです。
2.マスクの素材にも注目!
マスクの素材は、「シリコン」と「テンパードグラス(強化ガラス)」を使用したものがおすすめ!レンタルのマスクはほとんどこの素材です。
シリコンは、マスクの顔に当たる部分(スカート)に使われています。肌触りが良く、しっかりと顔に密着するので、水が入りにくいのが魅力。
テンパードグラスはレンズの素材。傷つきにくく、水圧にも耐えられるので潜る際にも安心!スキューバダイビングでも使えますよ。
3.一眼or二眼、あるいはフルフェイス?
マスクの構造は大きく分けて3種類。1枚のレンズでできている「一眼」、左右の目ごとに2枚のレンズで分かれている「二眼」、そして顔全体を覆う「フルフェイス」です。
一眼タイプは、その名の通りレンズ面が1枚なので、目と目の間にフレーム(境目)がなく、視野が広いのが魅力。
二眼タイプは、一眼タイプに比べて内容積が小さくなるため、マスククリア(水中でマスクに入った水を外に出すこと)をしやすい利点があります。また度付きのレンズに交換できるので、視力が悪い人にもおすすめ!
フルフェイスは、口呼吸が苦手な人にぴったりのマスク。水中ではシュノーケルをくわえるので、口呼吸をしなければなりません。一眼や二眼タイプで鼻呼吸をしてしまうと、鼻息でマスクがズレて水が入ったり、マスクが曇ったりするだけでなく、呼吸するのもおぼつかない事態になってしまいます。
シュノーケリングが初めての人や口呼吸が心配な人は、フルフェイスという選択肢もいいかもしれません。
シュノーケリングにおすすめのマスク3選
実際にどんなマスクがあるのか、国内メーカーのおすすめ製品を見ていきましょう!
1.軽量・コンパクトが魅力の「TUSA」
世界80ヶ国以上で使われている信頼の国内ダイビングギアメーカー「TUSA(ツサ)」。日本人の顔にフィットするよう作られている上、軽量なのが魅力です。
初心者には、TUSAのベストセラーである「Splendive2」がおすすめ。日本人向けのなだらかなフィッティングラインで顔にピッタリはまります。よりこだわりたい人は、TUSA史上最も軽量、コンパクトさに加え、顔回りだけでなくストラップ部分にもフィット感を追求した「Freedom Ceos」はいかが?快適なだけでなくカラーバリエーションも豊富なので、テンションもアップしますよ。
軽量&コンパクトなベストセラーマスク!
2.耐久性抜群!広い視界がうれしい「GULL」
海を愛するすべての人へ、最高に楽しめる“Made in Tokyo”のギアを作り続ける国内ダイビングギアメーカー「GULL(ガル)」。日本人の顔にもフィットするよう作られており、耐久性にも優れているのが特徴です。
GULLといえば、二眼タイプの「MANTIS5」。ベーシックモデルである「MANTIS」から内容積を12%減らしつつ、左右視界は8%、上下視界は10%UPさせた優秀モデル!二眼タイプなので、マスククリアが不安な初心者に最適です。目へのダメージが気になる人は、UVカットレンズ使用の「VADER」がおすすめ。フレームの耐久性に優れ、ダイビングで使用しても長持ち。一眼タイプで視界が広いのも魅力です。
軽量かつ広い視界を実現!
3.子供や女性にうれしいサイズ展開がある「AQA」
GULLブランドでおなじみのキヌガワグループが手がける「AQA(エーキューエー)」は、シュノーケリング専門ブランド。特に子供向けのアイテムに力を入れています。
マスクのサイズだけでなく、シュノーケルの筒の直径や口にくわえるマウスピース部分のサイズも工夫されているので、顔が小さく肺活量も少ない女性や子供におすすめ!
リーズナブルな価格帯を維持しつつ、高機能、高性能、高耐久性を実現した「デュオソフト2」は、高性能シリコン製で、度付きレンズにも対応。1つ目のマイマスクにぴったりです。
度付きレンズ対応のシリコンマスク
まずはレンタル!初心者におすすめのシュノーケリングツアー3選
1度購入したら長く使いたいもの。まずは、マスクをレンタルできるシュノーケリングツアーに参加して、自分に合うタイプを探してみましょう。マスク以外のシュノーケル、フィン、ライフジャケットなど、必要な道具をすべて借りられる3ツアーをピックアップ!
1.プールで事前レッスンあり!伊豆の地形の魅力も堪能|静岡県
静岡県の東伊豆に位置する伊東で、シュノーケリングやダイビングのツアーを開催する「Keep Smiling!(キープスマイリング)」では、海に入る前にプール(または浅い海)でレッスンの時間を設け、しっかり練習できるようにしています。
基本的なルールや注意点、器材の使い方、シュノーケリングの楽しみ方など、子供やシニアへの指導経験も豊富なベテランインストラクターが丁寧に教えてくれるので、安心して楽しめますよ。
おすすめは、ジオパークでもある伊豆半島の成り立ちを知識や実地で学べる“貸切・ジオシュノーケリングツアー”。
アオリイカやウツボ、イワシなどのほか、カラフルな南方系の魚はもちろん、溶岩に覆われた海底も観察しながらシュノーケリングを楽しみましょう。ツアー後には、ウェットスーツのまま入れるお風呂で体を温められますよ。
- 静岡県伊東市富戸842-229
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2.浅瀬からのエントリーで安心!美しいサンゴの海を散策|奄美大島
鹿児島県の離島・奄美大島のダイビングショップ「ネイティブシー奄美」では、奄美ブルーの海を楽しめる“ビーチシュノーケリングツアー”を開催!
陸上でシュノーケリング器材の使い方を学んでから、海へエントリー。足の着く浅瀬でマスクの付け方や呼吸の仕方などを復習するので、未経験者も安心して楽しめます。
また、ツアー中にはガイドが常に浮き輪を持っているので、泳ぎの苦手な人や子供は浮き輪につかまれば楽ちん!
シュノーケリングを行うのは、サンゴ礁が発達し、たくさんの生き物が生息する倉崎海岸。湾内にあるので、波も穏やかです。集合場所までは、奄美空港から車で約20分と近いのもポイント!飛行機の時間によっては、島に到着した日や出発する日でも気軽に体験できますよ。
- 鹿児島県大島郡龍郷町芦徳423 ネイティブシー奄美
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3.透明度抜群の水納島へ!ボートエントリーにチャレンジ|沖縄県
沖縄県北部の本部エリアでは、「aqua ring(アクアリング)」が透明度抜群の水納島(みんなしま)で楽しむ“シュノーケリング・ボートエントリーツアー”を開催しています。
ボートで10〜15分ほど移動し、シュノーケリングをするポイントに到着したら、実際に使用する器材を使ってレクチャーを受けます。ガイドが呼吸の確認や耳抜きの方法を教えてくれるので、よく聞いてくださいね。
足がつかない場所からのスタートですが、不安な人はガイドが引っ張る浮き輪につかまりましょう。透明度が高く、美しい海の中がはっきりと見えるので、興奮で不安は吹き飛ぶかも!?夏から秋にかけては、ウミガメに出会えるチャンスもありますよ。
ボートでの移動は比較的短いので、乗りなれない人でも酔い止めを飲めば安心です。集合場所の渡久地港(とぐちこう)から車で約12分のところには、人気スポット「美ら海水族館」があるので観光と併せてどうぞ!
- 沖縄県国頭郡本部町谷茶29 渡久地港
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マスクの購入はお気に入りができてからがおすすめ!
シュノーケリングのマスクは、使ってみて初めて「これがいい!」と思えるものです。まずはシュノーケリングツアーを主催しているショップでマスクをレンタルし、お気に入りができたら購入することをおすすめします!
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、全国のシュノーケリングツアーを紹介しています。お出かけする前に、あなたにぴったりのツアーを探してくださいね。
(編集部注*2015年9月15日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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