SUP(サップ)をするときの服装は?初心者必見の情報をご紹介! 2023.08.21 SUP・パドルボード
世界中で人気の「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」は、英語の頭文字を取って「SUP(サップ)」とも呼ばれる水上のアクティビティ。テレビやSNSで見かけて「やってみたい!」と思った人もいるのではないでしょうか?
ただ、いざ始めようと思っても、服装や持ち物、体験するフィールドなど、具体的なイメージが湧かないとなかなかチャレンジしにくいもの。
そこで今回は、SUPをする際の服装や持ち物、楽しみ方、おすすめの体験ツアーについて詳しくご紹介します。ぜひ、SUPデビューの参考にしてください!
【目次】
■SUPって、どんなアクティビティ?
■SUPの服装と用意しておきたい持ち物
■ヨガや釣りをするのもOK!SUPの楽しみ方は無限大
■SUPをする際に必要な安全対策は?
■初心者OK!全国のおすすめSUP体験
- 1.ミニダム、滝…景色の変化が楽しいリバーSUP|岩手県
- 2.都内から日帰りで楽しめる逗子海岸で体験|神奈川県
- 3.那須高原の穴場!矢の目湖でクルージング|栃木県
- 4.サウナ併設のベースでSUP後に、ととのう|長野県
- 5.鵜飼で有名な長良川が舞台!ツアー後の歴史探訪も|岐阜県
- 6.京阪から日帰りOK!波のない海岸線を散策|和歌山県
- 7.瀬戸内海の島々を眺めながらシーSUP|広島県
- 8.癒やし効果抜群!奇跡の清流で優雅にSUPを|高知県
<<全国で体験できるSUPツアーの一覧を見る>>
SUPって、どんなアクティビティ?
SUPとはサーフボードよりも大きな専用ボードに立って乗り、パドルを漕ぎながら水上を進むアクティビティ。水上とひと口にいっても、海や川、湖などさまざまなフィールドで楽しめます。
SUPボードは浮力が高く、安定性に優れたものが多いため、老若男女問わず、初心者が気軽に始められるのも魅力!
近年生まれたアクティビティのように思われがちなSUPですが、その歴史は1960年代まで遡るとか。サーフィンの聖地・ワイキキのビーチで働いていた男性たちがアウトリガーカヌー用のパドルを使い、ロングボードで波乗りしていたことからSUPとしてのスタイルが確立。徐々に一般にも親しまれるようになりました。
SUPの服装と用意しておきたい持ち物
SUPをする際は足が濡れることに加え、水に落ちることも考えて濡れてもいい服を用意しましょう。
気温が高い季節なら水着だけでもいいのですが、水上は日差しを遮るものがないので、日焼けが気になる人はラッシュガードやレギンス、速乾性の長袖シャツを着るのがおすすめです。
スウェット、ジーンズなどの綿製品は水を含むと重くなります。動きづらくなるだけでなく、乾きにくく体温を奪うため、着用するのは避けましょう。
足元は、かかとを固定するウォーターシューズが脱げにくくて理想。ビーチサンダルはボードの上で安定感がなく、脱げてしまう可能性もあるためおすすめしません。ツアーに参加すれば専用シューズを借りられる場合もあるので、事前に主催会社に問い合わせてみるのがいいでしょう。
日焼け止めやサングラス、あご紐付きで風に飛ばされにくい帽子、水筒なども用意しておくと快適にSUPを楽しめますよ。体験後に使用する着替えやタオルは、くれぐれもお忘れなく!
ボタニカルな切り替えがアクセントのラッシュガード
ヨガや釣りをするのもOK!SUPの楽しみ方は無限大
SUPは基本的にボードの上に立って行いますが、座ったまま漕いでも、ボードに寝そべってもOK!自由なスタイルで楽しめるアクティビティなのです。
カヌーのコックピットのように足元を固定する構造でないため、リラックスして乗れるのが大きな魅力のひとつ。
のんびりパドルを漕いで水上散歩するのはもちろん、波乗りをしたり、ボード上でヨガやピラティスをしたり、大型の船ではたどり着けない狭いエリアに入って釣りをするのもおすすめの遊び方です。子供やワンちゃんとゆったりタンデム(2人乗り)もできますよ!
また、SUPが人気アクティビティとなった理由のひとつに、エクササイズとしても有効な点があります。ボードに立ちパドリングを行う動作は、まさしく有酸素運動!1時間あたりの消費カロリー量は、SUPヨガで400~500kcal、SUPクルージングで600~700kcalにもなるのだとか(※ちなみに、体重65kgの人が時速10kmで1時間ランニングを行った場合の消費カロリー量は約650kcal)。
ボード上でバランスを取る動作によって骨盤付近のインナーマッスルが鍛えられるとあって、その効果が女性たちから注目の的。国内外の有名モデルをはじめ、インフルエンサーの間で話題になっているのもうなづけますね。
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SUPをする際に必要な安全対策は?
SUPをする際は安全対策のため、ライフジャケットやウェットスーツなどの浮力体を身に着けるのが基本です。泳ぐのが苦手な人や、小さい子供と一緒に参加する人も、心置きなく楽しめる準備があれば安心ですよね!
なお、全国各地で開催されているSUPの体験ツアーに参加すれば、ボードやリーシュコード(ボードの流れ止め)といった専用装備はもちろんのこと、ライフジャケット、ウェットスーツなどもレンタル可能な場合がほとんど。
「一度SUPを体験してみたい!」という人は、ツアーへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。
初心者OK!全国のおすすめSUP体験
SUPをするイメージが具体的になってきたでしょうか?ここからは、さっそくSUPを始めてみたい人に向けて、未経験者でも気軽に参加できる体験ツアーをご紹介します。フィールドもさまざまなので、自分がチャレンジしてみたい場所を探してみてくださいね。
1.ミニダムあり、滝あり…景色の変化が楽しいリバーSUPはいかが?|岩手県
日本昔話に出てくるような山があり、川があり、古民家があり…そんな東北特有の牧歌的な風景が広がる岩手県北上市。その観光の中心となる夏油(げとう)高原は、冬のスキーに対して夏にはキャンプやサウナ、そしてSUPを楽しむことができる自然遊びのフィールドに様変わりします。
ご紹介する“夏油高原SUPツアー”は、高原の山間にあるのどかな夏油川を実にゆったりとSUPで散策するツアーです。
途中、ミニダムや滝があるなど、ただのんびりと川下りをするだけではなく、コースに変化があるのもうれしいポイントですね。参加は大人と同乗で5歳から、1人乗りは10歳からとなっています。ワンちゃんもOKなので、いつもの散歩とは違う景色を見せてあげてはいかがでしょうか?
- 岩手県北上市和賀町岩崎3地割76-1 新夏油橋駐車場「SPICE BASE」
2.都内から日帰りで楽しめる逗子海岸SUP体験|神奈川県
「Marine Blue(マリーンブルー)」主催の“SUPツアー”は、都内から日帰りで体験できるプラン。電車で気軽にアクセスでき、沖からは江の島や富士山を望める、神奈川県の逗子海岸で開催しています。
ツアー内容は、陸上でのレクチャーや足が着く浅瀬でのウォーミングアップが含まれているので、未経験社や初心者にも安心。水上で座りながらパドルを漕ぐことに慣れたら、ボードに立ち上がって沖へ漕ぎ出します。
ツアーは、午前中開始の“SUP体験レッスン半日コース”のほかに、美しいサンセットを満喫できる“サンセットSUPコース”などバリエーションあり。SUPに必要な道具はもちろん、マリンブーツも無料でレンタルでき、最小限の持ち物で参加可能です。
周辺にたくさんのショップやカフェ、レストランが立ち並んでいるのも逗子海岸の魅力。ツアーの前後には街の開放感も併せて楽しんでください。
- 神奈川県逗子市新宿3-1-4 MarineBlueクラブハウス
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3.ワンちゃんも一緒に!那須高原の穴場・矢の目湖でクルージング|栃木県
多くのレジャースポットを擁する関東屈指の観光地、那須高原にもまだまだ穴場があります!
「Spes(スペース)アクティビティ那須」が開催する“矢の目湖SUPツアー”のフィールドとなるのは、地元でもあまり知られていない矢の目ダム湖。2017年から試験的に観光地としての活用が始まったとのことで、これから観光が本格化することを考えると、訪れるにはまさに今がチャンス!
ほどよい大きさで湖面が穏やかであることから、SUPデビューにもおすすめの湖です。小学4年生から1人乗り、4歳〜小学3年生は大人と同乗になり、さらにワンちゃんもOKなので、お留守番の必要もありません。
SUP経験者の人は、大きな8人乗りのメガSUPに挑戦するのもおすすめ!安定感は抜群ですが、みんなで息を合わせて漕がないと進みません。グループでチームワークを試すのにぴったりですよ。みんなでワイワイと楽しみましょう!
- 栃木県那須郡那須町豊原乙 矢の目ダム湖
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4.サウナ併設のベースでSUP後に、ととのう|長野県
長野県北部、標高654mの高原に位置する野尻湖は、妙高高原と黒姫高原に囲まれた歴史ある天然湖です。
ナウマンゾウの化石が発掘されることでも有名な野尻湖には、年間を通して多くの観光客が訪れますが、体を思いっきり使ってアクティブに観光したいのであれば夏場がおすすめ!
野尻湖を拠点に活動する老舗アウトドアツアー会社「サンデープランニング」が主催する“半日SUP体験ツアー”は、雄大な山々を眺めながら穏やかな湖面でクルージングします。立ったり、座ったり、寝転がったり…SUPの上では何をやっても自由。湖の流れに身を任せて自然と一体化しましょう!
集合場所はサウナ施設も併設された宿泊施設「LAMP野尻湖」なので、SUP後にひと汗かいてととのってみては?
- 長野県上水内郡信濃町野尻379-2 サンデープラニング・LAMP野尻湖
5.鵜飼で知られる長良川が舞台!ツアー後の歴史探訪もぜひ|岐阜県
日本全国、穏やかな水面があればどこでもできる究極の水上アクティビティ、SUP。鵜飼で知られる岐阜県の長良川も例外ではありません。
長良川中流域の水は「名水100選」に選ばれるほどの水質を誇り、夏場には水遊びを目的に多くの人が訪れる開かれた川となっています。
ご紹介する“長良川体験SUPツアー”を主催するのは、地元岐阜県で35年以上活動を続ける「アウトドアショップ・Freak(フリーク)」。
透明度抜群の長良川を、岐阜城を擁する金華山などの名所を眺めながらゆったりと下る欲張りなツアーです。3歳から参加可能ですが、小学生以下は保護者と同乗になるので、なんと料金が無料!ツアー後には、岐阜城周辺の歴史ある街並みを散策するのもおすすめですよ!
- 岐阜県岐阜市長良45-1 &n(アンドン)
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6.京阪から日帰りできる!波の穏やかな海岸線をSUPで散策|和歌山県
大阪や京都から日帰りで行くことができ、波穏やかな深い入り江に沿った海岸線が続く港町、湯浅町。夏には関西圏の海遊びスポットとしてもにぎわいを見せる栖原(すはら)海岸は、SUPのフィールドとしても近年注目を集めています。
そんな湯浅町に拠点を置く「アイランドストリーム」は、SUPとカヤックの楽しさを伝える老舗のツアー会社。ご紹介する“SUP半日ツアー”は、波のない穏やかな海岸線を、洞窟や岩壁などのダイナミックな地形をなぞりながら散策するツアーです。
途中、無人のビーチでカフェタイムがあり、夏は希望者のみシュノーケリングも楽しむことができるなどうれしい特典がいっぱい!さらに有料オプションでツアー後のBBQもあるなど、海でやったら楽しいことがぎゅっと詰め込まれた内容です。湯浅町の魅力を一日たっぷりと堪能したいのであれば、ここはぜひフルコースで!
- 和歌山県有田郡湯浅町栖原1434 アイランドストリーム
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7.瀬戸内海の島々を眺めながらゆったりとシーSUP|広島県
本州からしまなみ海道で渡ることができる最初の島、向島。海を挟んで目の前には尾道の豊かな地形が広がり、瀬戸内海の島々が浮かぶ美しい景色の中で行うシーSUPは、その雄大さにおいてリバーSUPにはない魅力があります。
「deep water(ディープウォーター)」が主催する“1組限定・SUP体験ツアー”は、波の立ちにくい穏やかな浅瀬からスタートします。
ゆったりとクルージングすること数十分、無人のビーチに到着したらラグマットを広げてもぐもぐタイムです!食後のひとときを海を見ながらのんびり過ごしたり、シュノーケリングをしたりと思い思いに過ごしてから帰路につきます。
こんなにマイペースでフレンドリーなSUPツアーであれば、初心者も安心ですね。1人乗りは10歳から、大人と同乗で3歳から参加可能なので、ご家族みんなで楽しみましょう!
- 広島県尾道市向島町立花2665 ディープウォーターベース
8.癒やし効果抜群!奇跡の清流で優雅にSUPを|高知県
四万十川、吉野川と並び四国三大河川のひとつであり、奇跡の清流といわせしめるほどの透明度を誇る仁淀川(によどがわ)。日本全国にSUPができる水辺はたくさんありますが、ここまでの自然美を堪能できる舞台はなかなかないのではないでしょうか。
「SUGGOI SPORTS(スッゴイスポーツ)」が主催する“仁淀川清流アドベンチャー(川下り)ツアー”は、川底が見えるほどの澄んだ水の上をSUPでゆったりと散策する癒やし効果抜群なツアーです。
あまりの透明さに川だけに目が行きがちですが、周りを見渡せば雄大な山々が広がり、全身で四国の雄大な自然を感じることができます。流れが穏やかな浅瀬がフィールドなので1人乗りは小学4年生から、大人と同乗であれば3歳から参加可能です。
- 高知県高岡郡日高村下分2658 スッゴイスポーツ仁淀川ベース
1年を通して楽しめるSUPをぜひ始めよう!
SUPは、海・川・湖どこでも楽しめるアクティビティ!水辺に恵まれた日本なら、全国各地で体験できますよ。ぜひ、お気に入りの風景、憧れの地でチャレンジしてみませんか?
アウトドアレジャー専門の予約サイト「そとあそび(SOTOASOBI)」では、全国のSUPツアーを紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
(編集部注*2021年6月12日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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