
春の訪れが待ち遠しい今日この頃。計画するだけでもわくわくするのがお花見です!近所の公園や緑道で春を感じるのもいいですが、たまには桜の名所と呼ばれる場所で絶景を楽しんでみませんか?
そこで今回は、一度は訪れたい全国のお花見スポットをピックアップ!3月下旬には見頃を迎える九州から、4月に入ってから開花する東北・北海道まで、順にご紹介します。お花見の前後に楽しめる、春の陽気にぴったりなアクティビティ情報も併せてお届けします。
【目次】
■九州の桜名所
- 1.市房ダム湖の桜|熊本県
- 2.一心行の大桜|熊本県
【column】阿蘇の春を乗馬でも楽しもう!
- 3.四浦半島の桜|大分県
■中国・四国の桜の名所
- 4.宮島(厳島)|広島県
- 5.紫雲出山|香川県
【column】瀬戸内海をSUPでのんびり海上散歩
- 6.八百萬神之御殿|徳島県
■関西の桜の名所
- 7.姫路城|兵庫県
- 8.造幣局本局・桜の通り抜け|大阪府
- 9.円山公園|京都府
- 10.吉野山|奈良県
■東海の桜の名所
- 11.三多気の桜|三重県
- 12.根尾谷淡墨ザクラ(淡墨公園)|岐阜県
- 13.下賀茂温泉|静岡県
【column】下賀茂温泉の青野川でお花見カヤック
■北陸・甲信越の桜の名所
- 14.兼六園|石川県
- 15.新倉山浅間公園|山梨県
- 16.臥龍公園|長野県
- 17.高田城址公園|新潟県
■関東の桜の名所
- 18.三ツ池公園|神奈川県
- 19.六義園|東京都
- 20.幸手権現堂桜堤|埼玉県
- 21.赤城南面千本桜|群馬県
■東北・北海道の桜の名所
- 22.三春滝桜|福島県
【column】空から春を感じるパラグライダー!
- 23.松が岬公園・上杉神社|山形県
- 24.弘前公園|青森県
- 25.五稜郭公園|北海道九州の桜の名所
九州地方の桜の名所は、スケール大!開花時期はおおむね3月下旬ですが、河津桜の見頃は2月中。今からでもお花見ができますよ。
1.湖畔が桜に包まれる!“一万本桜”と称される「市房ダム湖の桜」|熊本県
PIXTA
熊本県南部、宮崎県と接する水上村にある「市房(いちふさ)ダム湖」は、熊本県有数の桜の名所。湖畔を囲むように桜が植えられ、“一万本桜”と称される壮大なスケールの桜並木を楽しめます。
見頃を迎えると、まるで湖がピンクの帯に巻かれているかのような絶景に!湖畔の周回道路では桜のトンネルも堪能できます。
ダム湖の中央に設置された大噴水も見もの。桜を背景に、高さ80mもの水柱が勢いよく噴き上がる瞬間がシャッターチャンスです。ここでしか撮れない、すてきな1枚をばっちり収めてみてくださいね。
周辺には湯山温泉があり、例年3月下旬には「湯山温泉桜まつり」が開催されますが、2022年は残念ながら中止が決定しています。
市房ダム湖の桜
- 熊本県球磨郡水上村湯山
- 0966-44-0304(市房ダム管理所)
・例年の見頃:3月下旬〜4月上旬
2.歴史の重みを感じられる大樹「一心行の大桜」|熊本県
PIXTA
熊本県のシンボルである阿蘇山の南麓、県内でもっとも古い歴史を誇る大桜が「一心行の大桜」です。かつてこの地を治めていた武将、中村峯伯耆守惟冬(なかむらのみねほうきのかみこれふゆ)の墓地の菩提樹とされています。
この大桜は樹齢約400年のヤマザクラで、幹周りは7.35m、枝張りは東西に21.3m、南東に26m。九州エリアでは2番目に大きな桜です。
大桜のそばには菜の花畑もあり、春には両方を楽しめるのもポイント。桜のピンクと菜の花の黄色の組み合わせは、まさに春らしい色合い!思わず写真に収めたくなる風景ですね。
大桜周辺は公園となっており、駐車場はもちろん、花公園やパークゴルフ場なども整備され、花見に訪れた人がゆっくり過ごせるスポットになっています。満開時にはライトアップも行われる予定です。
一心行の大桜
- 熊本県阿蘇郡南阿蘇村中松3226-1
- 0967-67-2222(みなみあそ観光局
・例年の見頃:3月下旬〜4月上旬
阿蘇の春を乗馬でも楽しもう!
![]()
春の暖かな陽気の中、ぜひ体験してほしいアクティビティといえばホーストレッキング!馬上から景色を眺められるので、自分の足で歩くトレッキングとはまた違った魅力があります。
一心行の大桜から車で約30分ほどの場所にある「阿蘇ハイランド乗馬クラブ」は、阿蘇の大自然の中で楽しめる“ホーストレッキング体験ツアー”を開催。
観光の合間に参加しやすい約30分のコース、阿蘇山や外輪山の大パノラマを楽しめるコース、満天の星空や月明かりを見上げながらトレッキングできる夜のコースなど、多彩なコースが用意されています。夜コース以外は身長120cmから参加できるので、ファミリーでの体験もおすすめ!
ぜひお花見と併せて、ホーストレッキングでも阿蘇の春を堪能してくださいね。
阿蘇ハイランド乗馬クラブ
- 熊本県阿蘇市乙姫2167-3
3.海とのコントラストが格別!いち早く春の訪れを告げる「四浦半島の桜」|大分県
PIXTA
大分県の中でもひと足先に桜の便りが届くのが、県南部に位置する津久見市の四浦半島(ようらはんとう)。県内最大規模を誇る河津桜の名所として有名です。
2005年から地域住民が植栽を続けてきた早咲きの桜で、その数なんと5,000本以上!2月上旬に開花し、中旬には見頃を迎えます。
風光明媚なリアス式海岸を望む沿道を華やかに彩る河津桜。晴れた日に見える青い空や海と、ピンク色の可憐な花とが織りなすコントラストは格別の美しさですよ。
天気の良い日には遠く四国まで見渡せるという「四浦展望台」や、イルカとふれあえる「うみたま体験パーク つくみイルカ島」など、周辺の観光スポットに立ち寄りながら、お花見ドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。
四浦半島の桜
- 大分県津久見市大字四浦
- 0972-82-9521(津久見市観光協会)
・例年の見頃:2月上旬〜中旬
中国・四国の桜の名所
風光明媚な桜の名所が多い中国・四国地方。見頃の多くは3月下旬から。暖かい日差しとともに、優美な桜を楽しみましょう。
4.趣の異なるお花見スポットがあちこちに!「宮島(厳島)」|広島県
PIXTA
松島(宮城県)、天橋立(京都府)と並ぶ日本三景の1つで、古くから景勝地として親しまれてきた「宮島」。広島県の瀬戸内海に浮かぶ島で「厳島(いつくしま)」が正式名称です。
島内にはソメイヨシノをはじめ、ヤマザクラやオオシマザクラ、シダレザクラなど多品種の桜が約1,900本もあり、趣の異なるお花見スポットが点在しています。
世界遺産の厳島神社周辺だけでも見応え十分!特に、桜が密集して咲き誇る多宝塔の周りをぐるりと巡って、さまざまな角度から一望するのがおすすめです。小高い丘の上からは眺望抜群。海はもちろん、厳島神社やシンボルの大鳥居、豊臣秀吉を祀る千畳閣(豊国神社)など、宮島を代表する建造物と桜のコラボレーションが楽しめます。
そのほかにも、穴場感のある光明院前の公園や桃林(もんばやし)、「厳島八景」の中で桜の名所として称えられる大元公園など、見どころ満載です。時間に余裕をもってお出かけくださいね。
宮島(厳島)
- 広島県廿日市市宮島町
- 0829-44-1770(宮島観光協会)
・例年の見頃:3月下旬〜4月上旬
※大鳥居は現在修繕工事中(終了時期は未定)5.桜と瀬戸内海とのコントラストが美しい!「紫雲出山」|香川県
PIXTA
「紫雲出山(しうでやま)」は、瀬戸内海に突き出した、香川県荘内半島にある標高352mの山。荘内半島には浦島伝説が残り、浦島太郎が玉手箱を開け、白煙が紫色の雲になって山にたなびいたことからその名が付けられたといわれています。
山頂に設置された展望台からは、風光明媚な瀬戸内海を一望できることから人気の観光スポット!春になると約1,000本もの桜が一面ピンク色に染まり、瀬戸内海の青い海とのコントラストが絶景を織りなします。思わず見入ってしまうほどの風景を堪能しましょう!
山頂までは車でも行けますが、駐車場の数が限られているため、桜の季節は注意が必要。2022年3月26日〜4月11日の期間は、マイカーでの入山は事前予約制になっています。お出かけ前に公式ホームページを確認しておきましょう。
紫雲出山
- 香川県三豊市詫間町大浜乙451-1
- 0875-56-5880(三豊市観光交流局)
・例年の見頃:3月下旬〜4月上旬
瀬戸内海をSUPでのんびり海上散歩
![]()
紫雲出山を訪れるなら、荘内半島の付け根に位置する仁尾町で海上からの景色を楽しんでみませんか?
紫雲出山から車で約15分の場所にある「Free Cloud(フリークラウド)」では、静かで美しい仁尾の海を舞台に“SUPクルージング体験”を開催。波が穏やかで、雨雲が来ることも少ないため、天気に恵まれた中でSUPを楽しめる日が多いのも魅力です。
SUPのボードは大きめで安定感があり、初心者でもすぐに立ち上がれます。美しい海岸線を眺めながらゆったりと海上を散策してみましょう!ツアーの途中には、無人のビーチに上陸してくつろぎのティータイムも。持ち込みもOKなので、お気に入りのスイーツを持ち寄るのもおすすめです。
仁尾の海といえば、日本の夕陽百選に選ばれた場所。夕方からスタートする“SUPサンセットトリップツアー”で、オレンジ色に染まる海を眺めながらSUPで海面をただようのも感動もの!爽やかな青空を満喫できる日中、神秘的な光景に浸れる夕方、好みの時間帯で体験してみてくださいね。
Free Cloud
- 香川県三豊市仁尾町家の浦383 サンリゾート仁尾内・海の家(フリークラウド)
■関連記事
GWに行っておきたい!中国地方のおでかけスポット10選6.山肌一面が桜色!桃源郷のような「八百萬神之御殿」|徳島県
PIXTA
四国で知る人ぞ知る桜の名所として人気なのが、徳島県美馬市にある「八百萬神之御殿(やおよろずのかみのごてん)」です。桜の見頃を迎える3月下旬~4月上旬にかけては、お花見のために有料で拝観できます。
標高400mに位置する境内には、ソメイヨシノを中心に約8,000本ものご神木の桜が咲き誇ります。薄紅色のじゅうたんを敷き詰めたかのように山肌を桜が彩る光景は圧巻の美しさ!
桜のトンネルが続く遊歩道をのんびり散策しながら、桃源郷気分を満喫しましょう。ちなみに、飲食は禁止となっているのでご注意ください。
また車で10分ほどの場所には、江戸時代にタイムスリップしたかのような「うだつの町並み」があります。お花見後のティーブレイクも兼ねて、訪れてみてはいかがでしょうか。
八百萬神之御殿
- 徳島県美馬市脇町東赤谷名1701-2
- 0883-53-6072
・拝観料:小学生以上1,000円
・例年の見頃:3月下旬~4月上旬
最新記事
ピックアップ
マンスリーチョイス
その他の記事
人気の記事