3月でも大丈夫!日本屈指の山岳リゾート・上高地でスノーシューを楽しもう 2023.01.29 スノーシュー 乗鞍・上高地
長野県屈指の景勝地として知られる上高地(かみこうち)。中部山岳国立公園の一部であり、その美しい姿から国の特別名勝と特別天然記念物に指定されています。
避暑地としての人気が高いので夏季に訪れる人が多いと思いますが、実は上高地は知る人ぞ知るスノーアクティビティスポット。観光客が極めて少ないため、静まり返った美しい白銀の世界を独占できちゃいます。
そんな冬の上高地を満喫したいならスノーシューがおすすめ!雪深い冬季は閉山され基本的に一般の立ち入りは困難なので、ガイドが同行するツアーに参加した方が安全面でも安心です。例年、3月になっても雪がたくさん残っているので、1~2月は忙しくてスノースポーツができずにガッカリしている人も春の雪遊びをたっぷり楽しめますよ!
【目次】
■"神の降り立つ地"上高地の冬はまさに神秘的!
■3月の上高地の交通事情
■3月の上高地はどんな気候?
■3月のスノーシューに適した服装は?
■雪山をじっくり楽しむならスノーシューがおすすめ!
■冬の上高地を大満喫できる厳選スノーシューツアー!
- 河童橋に大正池、人気名所の冬の顔を見に行こう
- 歩くのも滑るのも◎ネイチャースキーで大満喫
■スノーシューの前後に立ち寄りたいスポット!
- ブルーリゾート乗鞍
- 道の駅 風穴の里
- 大正池
- 善五郎の滝(スノーブーツ必須)
- 泡の湯旅館(白骨温泉郷)
<<長野県で体験できるスノーシューツアーの一覧を見る>>
"神の降り立つ地"上高地の冬はまさに神秘的!
上高地といえば“神の降り立つ地”と称されるほど、神秘的で雄大な自然が広がる日本屈指の山岳リゾート。その美しい景色を求めて、開山シーズンにはたくさんの観光客でにぎわいます。
水面に穂高連峰の山々を映し出す「大正池」、水田を思わせる穏やかで明るい湿原の池「田代池」、芥川龍之介もその美しさに感銘を受けたという「河童橋」など、見どころがいっぱい!上高地は長野県を観光するのに外せないスポットの1つとなっています。
そんな上高地の冬は、まさしく絶景!木々にまとった霧氷や凍てつく池の表面が太陽に照らされてキラキラ光る様子は、自然の崇高さを感じさせる貴重なシーンです。
緑が目にまぶしい夏はさまざまな色彩にあふれるのに対し、冬は静寂に包まれた白銀の世界が広がります。神の降り立つ地と呼ばれる上高地本来の姿を目の当たりにできるのが、冬なのです。
3月の上高地の交通事情
冬に上高地を訪れる際は、周辺の交通事情に要注意です!上高地へつながる県道は年間を通して一般車両の通行が禁止されている上、上高地行きのバスは冬季の運行を休止しています。
そのため冬の上高地へ入るための方法は、入り口となる「釜トンネル」から徒歩で向かうのが一番のおすすめルート。トンネルそばにある路線バスの停留所「中の湯」で下車し、釜トンネルのゲートを横から抜け、中に入っていきます。
釜トンネルを抜けると、目の前に広がるのは雪をかぶった穂高山脈の雄大な景色!トンネル内は暗いのでヘッドライトの用意が必須です。ちなみに今シーズンの冬季閉鎖期間は以下の通りになっています。
【冬期閉鎖】令和4年11月16日~令和5年4月16日(予定)
トンネルの中は真っ暗で足場も悪く、山中は手付かずの自然が広がる雪深いフィールド。雪山のトレッキングに不慣れな人は、ガイドが同行してくれるツアーに参加し冬の上高地を満喫するのが安全です。
3月の上高地はどんな気候?
3月になると麓の市街地は暖かい日もありますが、上高地はまだまだ冬本番の気温。市街地に比べ5~10℃ほど気温が低く、最低気温は氷点下まで下がります。
山の天気は変わりやすいため突然雪が降ることもありますが、1〜2月に比べると晴天率は高い傾向に。晴れた日の上高地は雪がキラキラと光り、澄んだ青空と白い雪とのコントラストがまぶしいほどです。
3月に上高地を訪れるなら、厳冬用の装備で臨みましょう。防寒具で荷物も多くなるので、35L以上の登山用バックパックを用意しておくのがおすすめ。念のために雨具も入れておくとさらに安心です。
3月のスノーシューに適した服装は?
3月だからといって油断は禁物!厳しい寒さの雪山に入山するという意識をもって、服装や持ちものを準備する必要があります。
以下のような装備は最低限用意しておきましょう。
・冬山用ウェア
・バックパック(30L以上)
・手袋
・サングラスまたはゴーグル
・ヘッドランプまたはライトなど
雪山登山で気を付けなければならないのが、雪面から反射する紫外線によって角膜の表面が傷ついてしまう‟雪目”という現象。サングラスは紫外線カット率は99%以上、さらには反射する光をおさえてくれる偏光タイプを選ぶのがおすすめです。
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雪山をじっくり楽しむならスノーシューがおすすめ!
雪山を楽しむアクティビティというとスキーやスノーボードが主流ですが、未経験だったりブランクがあったりするとハードルが高いと感じる人も多いのでは。そんな人におすすめしたいのが、初心者でも気軽に楽しめるスノーシューです!
「スノーシュー(Snowshoe)」とは、西洋版のかんじき。深く積もった雪の上では冬用の登山靴を履いても足が埋もれてしまいますが、スノーシューをスノーブーツに装着するだけでさくさくと雪上を歩けるようになります。スキーやスノーボードでは入っていくことが難しい、雪に覆われた林の中や凍った水辺まで行けるのも魅力。
立ち止まって木々の冬の様子を観察したり、奥まった場所で野生動物が残した痕跡を発見したりできるのは、スノーシューならでは。ぜひスノーシューを履いて、まだ見たことのない雪山の魅力を探しに行きましょう!
冬の上高地を大満喫できる厳選スノーシューツアー!
夏とはまったく違う、神秘的な冬の上高地を満喫できるスノーシューツアーと、歩くだけでなく滑りも楽しめるネイチャースキーのツアーも紹介します!
河童橋に大正池、人気名所の冬の顔を見に行こう
長野県の乗鞍で「リトルピークス」が開催する“スノーシューツアー”は、小学4年生から参加できるツアー。危ない場所を熟知したベテランガイドが同行する上、スノーシューはもちろん、ブーツやストックもレンタルできるので雪山登山初心者でも安心です。
スタート地点の「釜トンネル」入り口までは車で向かい、そこからいよいよトレッキングがスタート!しんと静まり返った「大正池」や枝にびっしりと霧氷が付いた木々が立ち並ぶ「田代池」など、冬ならではの貴重な光景を堪能できますよ。
中でも屈指の人気スポット「河童橋」は必見!目の前に広がる雪をかぶった純白の穂高連峰は、圧巻の美しさ。運が良ければ、誰もいない河童橋の絶景を独り占めできます。
雪化粧した穂高連峰を眺めながらのランチタイムも見逃せないところ。雪のテーブルでいただくお弁当は格別のおいしさです!ぜひスペシャルな体験がめじろ押しのスノーシューツアーで、忘れられない思い出をたくさん作ってください。
ここで実際に体験された方の口コミをご紹介します。
午前中は好天に恵まれ、冬の焼岳や穂高連峰、大正池の風景を堪能しました。
宿泊先および帰りのバス停への送迎、歩行中の盛り上げトーク、ホットドリンクサービスなど、心身ともに温まるホスピタリティーのお陰で、とても楽しいツアーになりました。特に帰りのバス停では、我々を送迎車内に残しつつ、バスが通過しないよう悪天候の中で待って下さり、大変感謝しております。(30代・男性)
引用 - SOTOASOBI(そとあそび)
夏山登山で幾度となく通過していた上高地ですが、今回は銀世界を楽しんでみたくてスノーシューツアーに参加しました。
予想通り、無雪期とはまるで違う景色に出会えたのはもちろんのことガイドのゲンさんからは上高地の自然にまつまるさまざあなお話を聞けたのと
一緒に参加した方たちとも楽しく雑談しながら過ごせました。
天気良好だったこともあり心地良い疲労で帰りの温泉に入りました。送迎も柔軟に対応してくださり前後の時間を余すこともなかったです。
また時期を変えて訪れたいと思いました。有意義な体験をありがとうございます。(40代・女性)
引用 - SOTOASOBI(そとあそび)
- 長野県松本市安曇鈴蘭 「乗鞍観光センター」
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歩くのも滑るのも◎ネイチャースキーで上高地を大満喫
“ネイチャースキー”とはその名の通り、ゲレンデではなく自然の中で楽しむスキー。かかとを固定しないテレマークスキーを使用するので、通常のアルペンスキーと比べて歩いたり、登ったりがしやすく、もちろん斜面を滑り降りることもできる自由度の高いアクティビティです。
「リトルピークス」では、1日たっぷり冬の上高地で遊べる“ネイチャースキーツアー”も開催。
スノーシューツアーと同様に「釜トンネル」を徒歩で抜けたら、雪に覆われた林道をスキーでトレッキング。カラマツやハルニレ、ダケカンバの巨木の森を通って、景色の良い展望台を目指します。
展望台からは北アルプスの山並みを眺めながら大滑走!スピード感を楽しめるのは、ネイチャースキーならではです。余力があれば途中で「河童橋」まで足を延ばすことも。アクティブに白銀の上高地を満喫したい人は、ネイチャースキーを選んでみてはいかが?
- 長野県松本市安曇鈴蘭 「乗鞍観光センター」
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