冬の乗鞍はスノーシューで楽しむ!多彩なコースまとめ 2023.01.07 スノーシュー 乗鞍・上高地
北アルプス(飛騨山脈)の南端に位置する乗鞍(のりくら)高原。長野県と岐阜県にまたがる標高3,026mの乗鞍岳の裾野に広がり、春から秋は登山やキャンプ、冬はスキーを楽しめるほか、周辺には温泉も点在しています。
スキー以外にも、冬はスノーシューが人気!雪の上でもさくさく歩ける西洋版のかんじき・スノーシューを履いて雪山をトレッキングするもので、乗鞍高原では本州屈指といわれるパウダースノーを堪能できます。
今回は乗鞍周辺でさまざまなアクティビティツアーを主催する「リトルピークス」の“スノーシューツアー”を取り上げ、コースの魅力をご紹介します。あなたも今年の冬、乗鞍高原の冬景色をスノーシューで満喫しませんか?
【目次】
■乗鞍高原スノーシュー1日コースの魅力に迫る!
■乗鞍高原スノーシュー、その他の多彩なコースはこちら
- 約3時間で気軽に体験できる半日コース!
- 学びと遊びがいっぱい!ファミリーファンスノーコース
- 絶景の連続!乗鞍岳春山スノーシューコース
<<乗鞍・上高地で体験できるアクティビティツアーの一覧を見る>>
乗鞍高原スノーシュー1日コースの魅力に迫る!
約7時間かけて乗鞍高原の雪原をたっぷり堪能できる1日コースの魅力を詳しくご紹介!どんな体験ができるのか、想像しながら読んでくださいね。
リフトに乗って三本滝へ!針葉樹の森が美しい子リスの径を歩こう
集合場所は、長野自動車道「松本」ICから車で約1時間半の場所にある「乗鞍観光センター」。装備を整えて出発地点まで移動したら、まずはしっかりとストレッチをして体を温めましょう。
休暇村乗鞍高原の前からリフトを2つ乗り継いで、標高1,800m地点にある「三本滝」へ!いよいよスノーシューを装着して、一面に広がる雪原に飛び出します。
針葉樹が美しく立ち並ぶ「子リスの径(みち)」を歩き、夏には明るい湿原が広がる孫市平へ。針葉樹の間から木漏れ日が差し込む中を歩けば、心も体もリフレッシュできて気持ちが良いですよ。
ランチタイムには雪上ピクニックを満喫!
広々とした孫市平を歩いていくと、見晴らしの良い「東大ヒュッテ」に到着!天気の良い日には乗鞍岳が見えます。
ここでお楽しみのランチタイム。雪で作ったテーブルとイスが雪上ピクニックを演出してくれますよ!昼食は自分たちで持参しますが、ガイドが温かい飲みものとガスコンロ・クッカーを用意してくれます。
トレッキング後の温かい雪上ランチは、いつもの何倍もおいしく感じるでしょう。
牛留池で写真撮影!ダウンヒルや雪遊びも楽しんで
次に向かうのは、厳冬期になると厚い氷で覆われる「牛留池」。コンディションが良ければ、氷の上に乗ってみましょう。乗鞍岳の壮大な景色をバックにみんなで記念撮影も!
コースの途中には、パウダースノーで雪遊びも楽しめます。スノーシューを利用して斜面を一気に駆け下りるスノーシューダウンヒルは、雪質に恵まれるとまるで無重力のような感覚を味わえます。飛び跳ねたり、転げたりと雪にまみれて思いきり遊んでくださいね。
メインスポットの氷瀑へ!ブルーアイスが美しい善五郎の滝
ついに乗鞍高原スノーシューのメインスポット「善五郎の滝」に到着です。
透明度の高い水が凍った滝は“ブルーアイス”と呼ばれる青がとても美しく、滝の姿そのままに凍りついたスケールの大きな景色は圧巻!氷が安定していれば、近づいてブルーアイスに触ることもできますよ。
野生動物との出会いも!シラカバの林をトレッキング
帰り道にはシラカバの美しい林道を歩きます。カモシカやリスなどの野生動物に出会うことも珍しくないので、よく観察しながら散策してくださいね!ガイドが動物の足跡や野鳥を見つけ、説明しながら歩いてくれるのもツアーの楽しさです。
見どころいっぱいの乗鞍高原スノーシュー1日コース、いかがでしたか?
ツアーには1名から参加できますが、3名以上で参加する場合はアルピコ交通上高地線「新島々」駅、沢渡市営第二駐車場からの無料送迎を利用できます(岐阜県側の「アルプス街道平湯」から送迎を希望する場合は、安房トンネルの通行料を負担)。
スノーシューセットのレンタルもあり、雪山デビューにぴったりのツアー。ぜひ、乗鞍高原のパウダースノーを満喫しに出かけてみましょう!
- 長野県松本市安曇鈴蘭4306-6 乗鞍観光センター
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乗鞍高原スノーシュー、その他の多彩なコースはこちら
乗鞍高原で体験できるスノーシューは、1日コースだけではありません!親子で参加するのにおすすめのコース、春山を満喫できるコースなど、多彩なコースをご紹介します。ぜひ、あなたにぴったりのコースを選んでくださいね。
約3時間で気軽に体験できる半日コース!
所要時間が1日コースの半分以下となる約3時間で、見どころを巡りながらスノーシューを楽しめるのが“乗鞍高原スノーシュー半日コース”です。
集合時間は9時と13時があり、観光と組み合わせて参加しやすいのもポイント!その日のコンディションや参加者のリクエストによってガイドが最適なコースを選んでくれますが、メインコースでは1日コースでも訪れる牛留池や善五郎の滝、シラカバやミズナラの森を散策します。
善五郎の滝ではティーブレイクの時間もありますよ。平均で1mの積雪がある乗鞍高原で、ふわふわの新雪を駆け下りたり、ソリで滑ったり、存分に遊びましょう。
- 長野県松本市安曇鈴蘭4306-6 乗鞍観光センター
学びと遊びがいっぱいのファミリーファンスノーコース
子供と雪山で目いっぱい遊べるのが“乗鞍高原ファミリーファンスノーコース”。お楽しみが盛りだくさんで、ファミリーにはぜひおすすめです!
スノーシューを装着して雪原を散策するのはもちろん、雪上でダッシュするスノーフラッグ、雪の上に残された動物の足跡から、動物の種類や行動を探るアニマルトラッキング、雪や塩などで手作りするアイスクリームでおやつタイムなど、学びと遊びがいっぱい!
善五郎の滝ではガイドが大きなつららを取ってくれるので、どんな味がするか試してみましょう。時間が許す限り、ソリ滑りも堪能できますよ。
参加できるのは5歳から。たくさん遊んだあとは、集合場所の近くにある乗鞍高原温泉で疲れを癒やすのもいいですね。
- 長野県松本市安曇鈴蘭4306-6 乗鞍観光センター
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息をのむ絶景の連続!乗鞍岳春山スノーシューコース
例年4月下旬から開催する“乗鞍岳春山スノーシューコース”
乗鞍高原で行うスノーシューコースよりも標高が高い、約2,350〜2,600m地点までバスで移動してからツアースタート!乗鞍岳は晴天率が高く、特に春はきれいな青空を期待できます。青空と白い幹が美しいダケカンバ、そして真っ白な雪とのコントラストを楽しみながら歩きましょう。
木々の高さが低くなり、森林限界を越えたら視界が開けてパノラマの風景が!乗鞍岳の最高峰・剣ヶ峰を間近で望めるほか、条件が良ければ南アルプスや中央アルプス、八ヶ岳まで一望できますよ。
春山スノーシューコースはランチ付き!展望の良い場所で特製山弁当をいただきます。春の暖かい日差しを浴びながら、地面には冷たい純白の雪。なんともぜいたくな気分を味わえるピクニックです。
雪解けが進んだ5月下旬以降には、雪の回廊を歩けることも。この時期だけの景色を見たければ、初夏に参加するのもおすすめです。
こちらのコースは中学1年生から参加可能。冬から春へと移り変わる乗鞍岳の自然を満喫できるコースです。
- 長野県松本市安曇鈴蘭4306-6 乗鞍観光センター
スノーシューで冬の乗鞍を楽しもう!
初心者にはハードルが高く思われる冬の乗鞍。しかし、ガイドが案内するツアーに参加すれば、安全に雪山を楽しむことができます。スノーシューセットをレンタルして、上質なパウダースノーを堪能しに出かけてみませんか?
乗鞍には温泉もあるので、ぜひ併せて満喫してはいかがでしょう。
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、ほかにも乗鞍周辺で体験できるアクティビティをご紹介しています。ぜひ、チェックしてくださいね!
(編集部注*2015年12月29日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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