冬の上高地でスノーシュートレッキング!その見どころとは? 2015.11.12 スノーシュー 乗鞍・上高地
気軽に誰でも楽しめるウィンタースポーツとして最近人気を集めているスノーシュー。
西洋式「かんじき」として親しまれ、スノーシューを使って山を歩くことをスノーシュートレッキングと言います。トレッキング出来る場所は全国各地にありますので、そうなると「結局どこに行けばいいの?」と悩まれる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、観光スポットとしても有名な長野県上高地に焦点を当て、いくつかの見所を紹介します!
上高地とは?
上高地は、長野県松本市にある標高約1,500メートルの山で、「神の降り立つ地」とも称される日本屈指の山岳景勝地。年間150万人もの人々が訪れる観光スポットです!
日本の貴重な「風景の財産」として、特別名勝・特別天然記念物に称されるほどの場所でもあり、長い間守り続けられているとても大切な場所なのです。
そんな上高地は、春や夏の間は多くの旅人や岳人で賑わっていますが、冬になると施設がすべて休館となり働く人々も皆下山してしまい、上高地には静寂が訪れます。しかしそれこそが冬の上高地の魅力!雪に覆われた山岳や木々は神秘的な雰囲気をまとって、まるで水墨画のような景観を作り出します。
スノーシュートレッキングなら、そんな風景を間近で体感することができるんです!
上高地の見どころ
1.大正池
大正池は目の前にそびえ立つ焼岳が大噴火を起こし、その際に流れた多量の泥流により梓川がせきとめられできました。当時は梓湖と呼ばれたこともありましたが、大正時代にできたことからこのような名前になりました。
冬の大正池は結氷も見られ、目の前の焼岳や穂高連峰の峰々は雪を被って一層荘厳な印象を与えます。自然の冷たさと猛々しさを併せ持つ景色は見る者を圧倒させてくれるでしょう!
2.田代池
田代池は大正池とともに焼岳の噴火によりできた池で、周囲は湿原になっています。水の透明度が高く川魚が生息しています。田代とは水田のことであり、その名前の通り田代池は浅い池で、氷点下でも全面凍結しません。
水温の方が高い冬の間は、周辺の木々に霧氷が現れ、凍らない池と対照的なコントラストが、まるでファンタジー世界のような雰囲気をかもしだします!大正池とは違ってこちらは幻想的な景観を楽しむことができます。
3.河童橋
上高地といえば河童橋と言われるほど、上高地を象徴するスポットになっています。いつかけられ、いつ命名されたのかはわかっていませんが、一説では芥川龍之介が北アルプスに登った時の経験から書いた「河童」から名付けられたという説があります。
橋の先に望む穂高連峰や焼岳は、真っ白な雪に塗られ存在感を更に大きくしていますし、橋下を流れる梓川は太陽の光を反射しきらきらと細かく光っています。冬の音もないこの景観と共に橋を渡るのは心を穏やかにし、研ぎ澄ませてくれるでしょう。
■ 基本情報
・名称:上高地
・住所:長野県松本市安雲上高地
・アクセス:jR松本駅から:松本電鉄松本駅(上高地線)→新島々駅(バス乗換継ぎ合計2,400円)→上高地/松本電鉄松本駅(アルピコハイランドバス上高地線・2,400円)→上高地/高山駅(濃飛バス上高地線・2,000円)→平湯温泉(乗換え・1,130円)→上高地
・電話番号:0263-95-2433
いかがでしたでしょうか。このように上高地には、いくつもの見どころがあり、また魅力もそれぞれなのです。
ただ冬の上高地は大変冷え込みますので、しっかりと準備をした上で望みましょう。私たちにいろんな顔を見せてくれる冬の上高地を、ぜひスノーシュートレッキングで目の当たりにしてみてはいかがでしょうか!
雄大な自然を感じて帰ってきたころにはきっと見える世界が違っているはずです。
他にも、アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」では上高地のスノーシューツアーの紹介もしています。ぜひこちらも合わせてご覧ください!
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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