神秘の世界で、イルカと戯れる…スキンダイビングの魅力に迫る 2018.04.16 スキンダイビング

スキンダイビングをご存じですか？シューノーケリングよりも深く、スキューバダイビングよりも静かに海中を回遊できる、大注目のアクティビティ。海との一体感や浮遊感など、神秘的な海の世界を覗きに行きませんか？

シュノーケリングやスキューバダイビング（ダイビング）を体験したことがある方で、「人魚のように身軽に海中を泳いでみたい」という方も多いのではないでしょうか。

実は、海と一体になって自由に泳ぎ回れるおすすめのアクティビティがあるんです。それが、最近じわじわと注目を集めているスキンダイビング！

これからますますアツくなっていきそうなスキンダイビング。その魅力からとっておきのスポット、初心者におすすめのツアーまでまるごと紹介します。

スキンダイビングの装備は？技術は必要？

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まだまだ知られていないスキンダイビングは、スキューバダイビングのように水中呼吸器装置を使わずに、自分の息だけで潜水していきます。シュノーケリングと同じように、マスク、スノーケル（シュノーケル）、フィン（足ヒレ）などの器材を装着するため、マリンスポーツとしての色合いが濃いのが特徴です。

「シュノーケリングとは何が違うの？」かが疑問だと思いますが、シュノーケリングは浮力のあるウェットスーツやライフジャケットを着用し、水面に浮かびながら海中を眺めて楽しむ“水面遊泳”です。それに対して、スキンダイビングは適正なウエイト（重り）を装着し、海に潜って水中世界を堪能できる“素潜り”です。

スキンダイビングはライセンス不要のため誰でも気軽に始められますが、頭から水中へ潜っていく「ジャックナイフ」と呼ばれる潜降方法をはじめ、フィンキックや浮上のコツをつかむために練習が必要です。また、息を止めることや潜降に伴う水圧の影響など、注意すべき点も多々あるので、最初はきちんとレクチャーを受けることをおすすめします。

とっておきの体験ができる！おすすめのスポット

“ケラマブルー”と呼ばれる美しい海が魅力「慶良間諸島」

沖縄・那覇市から船で約1時間ほどのところに、大小20余りの島々が点在する慶良間諸島。目の覚めるような青さと世界屈指の透明度を誇る美ら海は「ケラマブルー」と称され、多くの人々を魅了しています。

ダイビングのメッカである慶良間諸島は、那覇から日帰りできるアクセスの良さはもちろん、なんといっても透明度抜群の海の美しさと豊かな生態系が最大の魅力。ザトウクジラの繁殖海域であり、冬にはホエールウォッチングの人気スポットとしても有名です。

スキューバダイビングはタンクの排気音で海中生物に警戒心を与えてしまいますが、スキンダイビングならばそんな心配がなく静かにアプローチでき、より生物に近づけるというのが醍醐味の1つ。慶良間の多様なサンゴや色鮮やかな熱帯魚、ウミガメなど、南国らしい生態系が広がる神秘的な海中世界を間近で楽しむには、最適な手段といえるかもしれません。

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イルカウォッチングの楽園「御蔵島」

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東京・竹芝桟橋からフェリーで約7時間半、飛行機なら東京・調布飛行場から三宅島まで飛びヘリコミューターに乗り換えて行ける御蔵島。伊豆諸島の1つで、豊かな緑と水に恵まれ、独自の生態系が広がっています。

御蔵島周辺は100頭を超える野生のミナミハンドウイルカが生息する世界有数の海域。“イルカに触れない”“追いかけない”“ストレスを与えない”といった厳しいルールを設けて、イルカウォッチングやドルフィンスイムが実施されており、それを楽しみにたくさんの人が訪れます。

御蔵島周辺に生息するイルカは人懐っこいといわれていますが、基本的にはとても音に敏感な動物。スキンダイビングのスキルがあれば、より静かにイルカに寄り添って、イルカの目線になって海中世界を満喫できます。6月～7月中旬にはイルカたちは出産シーズンを迎えるため、運がよければ赤ちゃんイルカとの出会いも待っているかもしれません。

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