世界屈指の透明度を体験!沖縄・慶良間諸島のシュノーケリングツアーベスト3 2018.04.25 シュノーケリング 慶良間諸島
沖縄本島の西に位置し、渡嘉敷島や座間味島など20ほどの島からなる慶良間諸島。抜群の透明度を誇る海は「ケラマブルー」と呼ばれ、海外でもダイビングやシュノーケリングのスポットとしても有名です。サンゴの多様性なども評価され、2014年には国立公園にも指定されています。
そのケラマブルーを余すことなく満喫するなら、船で沖に出て海に入るボートエントリーがおすすめ!海岸から入るビーチエントリーではなかなか見られない、大型の生き物に出会える可能性が大。運が良ければウミガメに会えることもあります!今回は、ボートエントリーで慶良間の海を楽しめるシュノーケリングツアーを紹介します!
【目次】
- 慶良間諸島の主要な島を紹介!
- 慶良間諸島ならではの生き物たち
- ケラマブルーで最大3回シュノーケリング!
- 初心者は安心!アクティブ派は満足!!の快適ツアー
- ガイド1名に参加2名までのプライベートツアー!
慶良間諸島の主要な島を紹介!
慶良間諸島は大小20以上の島々で形成されています。行政上は渡嘉敷村と座間味村の2つに分かれていて、有人の島は5島のみ。それ以外は無人島です。
その中でも特に人気の高い島を3つ見ていきましょう!
渡嘉敷島
渡嘉敷島は諸島の中でも最も広い面積を持つ有人島で、渡嘉敷村の役場が設置されているなど、重要な役目を担っています。
渡嘉敷港行きの船が那覇港から1日数本出ていて、フェリーなら70分、高速船ならなんと35分で行けるとアクセス良好。
そんな渡嘉敷島のおすすめスポットといえば、2つの美しいビーチ!阿波連(あはれん)ビーチと渡嘉志久(とかしく)ビーチはどちらも世界屈指の透明度を誇り、さまざまなマリンアクティビティが盛んに行われています。
座間味島
渡嘉敷島から5キロほど北西に行くとあるのが座間味島。座間味村の役場があり、渡嘉敷島に次ぐ面積を誇る有人島です。座間味島へも那覇港から船が出ていて、フェリーなら90分、高速船で50分で着きます。
ビーチの美しさはやはり世界トップクラス!人気なのは、古座間味(ふるざまみ)ビーチや阿真(あま)ビーチ。ほかにも島内の山や岬にある展望台からの景観は、どれも絶景です。その素晴らしさから映画の舞台になっていたりもするのですが、中でも人気のスポットの1つが高月山展望台。古座間味ビーチから無人島の安室島へと続く景色は、言葉を失うほどキレイです。
直行便のほかに、慶良間諸島で3番目に大きな有人島の阿嘉島(あかしま)を経由して行く便もあり。阿嘉島には、白浜、サンゴ、熱帯魚を含んだすべての景観が素晴らしいニシ浜があります。ただの経由地にするにはもったいないですよ。
慶伊瀬島
現地の方言に由来して、チービシとも呼ばれる慶伊瀬島(けいせしま)。慶良間諸島の最も東側にある3つの環礁と3つの島の総称です。渡嘉敷村に属していますが、渡嘉敷島よりも那覇市の近くにあります。
チービシ環礁と呼ばれる3つの環礁は、慶良間諸島の名シュノーケリングスポットのひとつ!島周辺のサンゴ礁に囲まれた白い砂浜とエメラルドグリーンに輝く海のコントラスト。そこをたくさんの熱帯魚たちが泳いでいます。一生に1度は訪れたい、素晴らしい景色が堪能できます。
3つの島の神山島(かみやましま)、クエフ島、ナガンヌ島はいずれも無人島ですが、ナガンヌ島には宿泊可能なコテージもあり、クエフ島とナガンヌ島もリゾート開発が進んでいます。ツアー便を利用すると那覇港から直接行くことが可能で、高速船なら20~30分で行けるその手軽さも人気の理由です。
慶良間諸島ならではの生き物たち
自然豊かな慶良間諸島の海には、このエリアならではの生き物たちが生息しています。
タイマイ
タイマイはウミガメの一種です。日本では、昔からその甲羅がべっ甲細工の原料として利用されていました。
サンゴの根元に生えるカイメンが主食で、主にサンゴ礁が発達しているインドネシアやモルディブなど南の海に現れます。日本では石垣島や慶良間諸島の黒島周辺など、限られた場所でしか会うことができません。
ちなみに日本の海に広く分布しているアオウミガメやアカウミガメと比べて、タイマイは口が尖っていて、甲羅のふちがギザギザしているのが特徴。見分け方を知っておけば、慶良間で出会ってもすぐ分かりますよね。
オニヒトデ
サンゴが豊かな海と切っても切れないのが、オニヒトデ。大型のヒトデは表面がトゲに覆われていて、成長すると30cmほどの大きさにまでなります。餌はサンゴそのもので、サンゴにくっついた状態で裏返した胃を口から押しつけ、直接消化吸収します。
通常は成長の早い種類のサンゴを好んで食べるため、サンゴ礁の多様性を保つという大事な役割を担っています。しかし時折起こる大量発生により、好物だけでなく他のサンゴまで食べてしまうことが近年問題に。慶良間も大量発生に悩まされた時期がありましたが、地元の方たちの協力で駆除に当たったりし、現在は改善されています。
ザトウクジラ
慶良間諸島はザトウクジラの繁殖海域としても重要な場所であるとされていて、冬になると子孫を残すため多くのザトウクジラが集まってきます。
生まれた子クジラたちは、春になるまで慶良間諸島周辺の海で成長し、4月頃になるとエサ場である北のロシア近海へと戻ることは分かっていますが、実際にどこで出産しているのかは分かっていません。
12月下旬から4月上旬には、那覇港発のクルーザーに乗りクジラに出会える“ホエールウォッチングツアー”が開催されています。潮を吹いたり、ダイビングする様子を楽しんでみてください。
ケラマブルーで最大3回シュノーケリング!
慶良間のメインエリアである座間味島・渡嘉敷島周辺で開催される、“1日ボートシュノーケリング”ツアーです。最大3回違うポイントで潜れるので、ケラマブルーの海を満喫できます!地形やサンゴ、魚たちの様子もそれぞれ異なるので、さまざまな景色を楽しめますよ。新たなポイントで潜るたびに、新しい発見があることでしょう。
シュノーケリングを快適に楽しめるきめ細かなサービスも特徴です。ランチや無料ドリンクが付いてくるので、ボートの上でゆっくりくつろいでみてください。近眼の方のための度付きマスクやシャワー後のタオル、冬は重ね着できるフードベストや船上で着用できるマリンコートなどの無料レンタルもあり、荷物が少なくて済むのもうれしいところ。
- 沖縄県那覇市港町2-3-13 マリンハウスシーサー那覇店
初心者は安心!アクティブ派は満足!!の快適ツアー
初心者の方におすすめなのが、こちらの“1日ボートシュノーケリング”ツアー。長袖長ズボンのウェットスーツを着用するので浮力が付き、輪につかまり呼吸の練習から始めるなど、誰でも安心してシュノーケリングが楽しめます。
海へ繰り出せば、クマノミ、スズメダイ、サンゴなどの生き物がたくさん!おおよそ2~3ヶ所のポイントを回るので、さまざまな海の景色を楽しめます。時間内は自分のペースで自由にシュノーケリングできるので、アクティブ派の人も満足できるはず。
移動で使う事業者所有のボートはダイビング専用。35名乗りで、トイレ、温水シャワー、更衣室を完備していて実に快適、2Fデッキからの眺めも最高です!ツアーの写真をデータでプレゼントしてくれるサービスもついています。
- 沖縄県那覇市西3丁目20 三重城港(港内の待合所)
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那覇から日帰り!慶良間諸島でダイビング・スキューバダイビングしてみませんか?
ガイド1名に参加2名までのプライベートツアー!
6〜10月限定、座間味島近海でシュノーケリングが体験できる“ボートスノーケル1DAYツアー”は、インストラクター1名に対し体験2名までの少人数制。参加人数が少ない分、丁寧なレクチャーを受けられます。
美しく透明度の高い座間味の海は、条件が良ければ50m以上の透明度を誇るというから驚きです。魚たちと海の散歩を楽しめるのはもちろん、砂地やサンゴが広がるスポットなどさまざまな地形があり、景色のバリエーションも実に豊か。
もずく漁師としても活躍するベテランガイドの経験から、ポイントを外すことなく座間味の海を満喫できます。別料金を出せば、ツアーの前後に名物のもずく料理に舌鼓を打てるというれしいオプション付き!
- 沖縄県島尻郡座間味村字座間味9番地
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慶良間諸島でシュノーケリング、時期ごとの楽しみ方は?
ケラマブルーを気軽に満喫してみてください!
那覇から日帰りもでき、アクセスが良いのも魅力の慶良間諸島。透明度抜群のケラマブルーをたっぷり堪能できるシュノーケリングのツアーを、ぜひ1度は体験してみたいものです。
アウトドアレジャー予約専用サイト「そとあそび」では、ほかにも慶良間諸島で体験できるシュノーケリングツアーをたくさん紹介しています。ぜひご自身にぴったりのプランを探してみてください!
(文:若松真美 トップ画像:PIXTA 編集部注*2015年10月07日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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