与那国島へダイビング・スキューバダイビングに行こう!【離島の海の魅力シリーズその2】 2015.11.20 スキューバダイビング 沖縄県
与那国島は日本最西端の島で、日本近海を流れる代表的な暖流「黒潮」に囲まれている孤島です。沖縄県に属していながら、なんと一番近い島は台湾!どことなく異国情緒が漂うこの国境の島では、世界的にも有名なスキューバダイビングが楽しめます!
ということで今回は、与那国島でのスキューバダイビングならではの魅力をたっぷりお伝えします!
与那国島の海
https://www.instagram.com/p/9NSlhEG011/
与那国島のスキューバダイビング・シーズンは「1年中」!黒潮の恵みによって水温があまり低くならず平均25度、最低でも22度というコンディションをキープしています。
また黒潮は透明度にも良い影響を与えています。与那国島の海は平均30m、最高で60m以上にもなる透明度を誇り、一面に広がる白い砂地の上を水中浮遊する際は、今までに感じたことのない不思議な感覚を味わわせてくれます。
与那国島の海で見られる生き物
島固有の動植物が生息する与那国島では、海の中も野生感たっぷり!黒潮の流れは、スキューバダイビングの楽しさを倍増させる「海の生き物の恵み」ももたらしています。では、与那国島で見られる海の生き物の季節をご紹介します。
■3〜9月■
イソマグロ、バラクーダ、ギンガメアジ(写真)、ロウニンアジなど回遊魚の群が見られる季節です。どの種も体長が1m前後!2m近くなるものもあります。そのような大型魚の「300匹の群」がどれだけのものか想像できますか?遭遇できた際は思わず見入ってしまうはずです。
■4〜11月■
ナポレオンが見られる季節です。コブ状の額がナポレオンの軍帽に似ていることからこのように呼ばれています。体長が2mを超えることもある大型の魚で、大群で泳いでいる姿は夏に見られます。
■6〜10月■
アオマスクというレア物や、アケボノハゼ(写真)、フリソデエビといった小さい生き物が見つけやすい季節です。黒潮が運んできてくれるのは大物だけではありません。小さい生き物が住みやすい海の環境を作っているのも潮の流れなんです。
■11〜3月■
与那国島の冬の代名詞、ハンマーヘッドシャークの季節です。この時期はかなりの確率で遭遇できます。100匹を超える群で泳いでいることもあるんです!
与那国島のスキューバダイビング・スポット
黒潮の中に浮かんでいる与那国島の周りには常に流れがあり、潮の流れに乗ってスキューバダイビングを行う「ドリフトダイビング」が主流です。世界的に人気の「海底遺跡」をはじめ多数あるスキューバダイビング・スポットの中から、オススメ5つをご紹介します。
与那国島スキューバダイビング・スポット1:西崎
https://www.instagram.com/p/9kZFnwDZvw/
与那国島一と言われるスキューバダイビング・スポットが「西崎(いりざき)」別名「南の根」です。ハンマーヘッドシャーク、大型回遊魚たち、カメといったレギュラー陣に加え、イルカ、ジンベイザメ、クジラといったサプライズも期待できるビッグスポット!流れがあるため中級レベル以上とされています。
与那国島スキューバダイビング・スポット2:光の宮殿
https://www.instagram.com/p/6aMz8vsKGN/
初級者から海底地形を楽しめる与那国島のスキューバダイビング・スポットが「光の宮殿」です。スポットライトのように光が射し込み、空洞の反対側はブルーに輝きます。古代与那国で使われていた象形文字「カイダ文字」が水中に眠っている場所でもあります。(写真は与那国島の他のダイビング・スポット)
与那国島スキューバダイビング・スポット3:Wアーチ
「ダイヤティ」という別名を持つ「Wアーチ」というスキューバダイビング・スポットは、地形を楽しめるお勧めスポット。その名の通りの2つのアーチに加え、与那国島の観光スポット「立神岩(写真)」の水中版「水中立神岩」が水深33mから10mへとそそり立っています。
沖縄の県魚「グルクン」が群で見られるこのスポットは、初級レベルで大丈夫です。
与那国島スキューバダイビング・スポット4:ダンノドロップ
https://www.instagram.com/p/BSs8_DKjZTk/
「何を見たいか?」で複数のコース選択ができるスキューバダイビング・スポットが「ダンノドロップ」です。水深は13〜40m以上!水中の断崖絶壁「ドロップオフ」になっています。
13m付近ではカスミチョウチョウウオが群れ、ドロップオフの中間では大型回遊魚の群が泳ぎ、30m付近ではシコンハタタエハゼやアオマスク(写真)といったレア物も見られます。
深さによって見られる生き物が変わるので、中級レベルが望ましいです。
与那国島スキューバダイビング・スポット5:馬鼻崎
海中に3つの棚があり、レベルに合わせた楽しみ方ができるスキューバダイビング・スポットが「馬鼻崎」です。ハナヒゲウツボ(写真上)が1年中見られます。また、体がすっぽり隠れてしまうほど大きいソフトコーラル「ウミウチワ(写真下)」も見応え満点です!
「海底遺跡」と他のスキューバダイビング・スポットについてはこちらをどうぞ。
参考記事:沖縄スキューバダイビング・ツアーの魅力!本島から離島まで一挙大公開!
与那国島には離島だからこそ楽しめる海の魅力がてんこ盛り!是非スキューバダイビングで大海の偉大さを感じに行ってみてください!
これからスキューバダイビングを始めるという人は、アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」も参考に。初心者向きのスキューバダイビング・ツアーを紹介していますので、是非挑戦してみてくださいね!
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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