心理学者が解説!好きな人の心を射止めるアウトドア・レジャーとは?【後編】 2018.05.23 SUP・パドルボード
【前編】では、好きな人の心を射止めるには屋内デートよりもアウトドアが適しているという話を心理学者の杉山崇先生に教えていただきました。
その理由として、相手に好意を伝え、また相手の恋愛感情を刺激するのに有効な“5つの恋愛心理学”がアウトドア環境で発動しやすいということが判明!
今回は、そんな5つの恋愛心理学がすべて詰まった珠玉のアウトドア・アクティビティツアーを紹介します。
まずはその前に、どんな恋愛心理学だったのかおさらいしていきましょう。
【目次】
-好きな人の心を射止める恋愛心理学とは?
-恋愛心理学を網羅したアウトドア・アクティビティを発見!
-奥多摩(白丸湖)レイクSUP、ここが恋愛心理学的に有効!
-心理学を駆使したお誘いテクニック3
好きな人の心を射止める5つの恋愛心理学とは?
恋愛心理テク1:アイコンタクト
人は目と目を見つめ合うことで、好意を伝えることができます。短すぎず、また長すぎず、3、4秒ほど見つめ合うことが最も心地いいといわれています。
恋愛心理テク2:ミラーリング
人は自分との共通点が多い相手に好感を抱く傾向が。
また相手と同じ仕草や姿勢をとるだけで親近感を覚えさせ、さらには好意を抱かせることもできます。
恋愛心理テク3:好意の返報性
人は何か親切にされたり好意を示されると、無意識にお返ししたくなる性質があります。
例えば、荷物を持つ、モノを貸す…など、人は親切にされたり、好意を示されたりすると、相手もあなたに自然に好意を示したくなる心理が働きます。
恋愛心理テク4「カリギュア効果」
2人だけの秘密を共有することで仲間意識や連帯感が生まれ、お互いに興味を持ちやすくなる心理的効果が。恋愛対象として意識するきっかけにも。
恋愛心理テク5「吊り橋効果」
恐怖や不安、緊張を一緒に体験することによるドキドキを、恋愛感情からくるドキドキと脳が勘違いすることで相手に対して実際に好意を持ってしまうという心理。
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5つの恋愛心理学をすべて網羅したアウトドア・アクティビティを発見!
【前編】では上で紹介した5つの恋愛心理学を体験しやすいツアーをそれぞれ紹介しましたが、「これさえ参加すれば、一気に5つの恋愛心理テクニックを網羅できるツアーが実はある!」との情報が。
その情報元はこのお方。
そとあそびキュレーター・鈴木紀行さん
世の中にあるほとんどのアウトドア・アクティビティを経験したという「そとあそび」の達人。
釣りとお酒と1人息子を愛するパパさんキュレーターとして、全国各地のアウトドア・アクティビティ取材に飛び回る日々。
キュレーター鈴木さん発!恋愛心理学を駆使できるツアーは「グランデックス」の奥多摩(白丸湖)レイクSUP
「奥多摩エリアにある白丸湖をフィールドにした SUPは、穏やかな流れと壮大な自然を感じられる一方、上流ではスリルも味わえます。
グランデックス主催の“奥多摩(白丸湖)レイクSUP”では、2人乗りやさまざまなミニゲームができ、そこで恋愛心理学をたくさん試せるはず!
天候や状況によってミニゲームの内容は変わるので、もしも『このミニゲームは絶対にやりたい』というのがあれば、ガイドさんにリクエストしてみてくださいね」(鈴木さん)
- 東京都西多摩郡奥多摩町白丸3-2 グランデックス 白丸アネックス
<<全国で体験できるSUPツア一の一覧はこちら>>
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「グランデックス」の奥多摩(白丸湖)レイクSUP、ここが恋愛心理学的に有効!
では一体、このツアーのどんなところが恋愛心理学的要素があるのか見ていきましょう。
POINT1:腕相撲ゲームで「アイコンタクト」できる
「1枚のSUPの上に2人で乗り、腕相撲をするミニゲームがあるんですよ。ごくごく自然な流れでアイコンタクトが取れるので、たっぷり見つめあってください!」(鈴木さん)
POINT2:2人で乗れば自然に「ミラーリング」できる
「2人で1枚の板に乗れば、バランスを取り合う動きで自然にミラーリング状態に。向かい合わせに乗れば、さらに効果倍増ですね」(鈴木さん)
POINT3:落ちた時に助けてあげれば「好意の返報性」を発揮できる
「2人で乗っていて相手が落ちてしまったらチャンスですね。ボードを安定させたり、手を貸してあげれば、自然な形で相手を助けることができます」(鈴木さん)
POINT4:2人きりのクルージングで「カリギュア効果」も高まる!
「安全性の高いフィールドなので、自由にクルージングすることができます。気になる人を誘い出し、2人だけの景色を見に行くことも可能!」(鈴木さん)
POINT5:最初から最後までずーっと「吊り橋効果」でいられる!
「SUPは見た目以上にバランスを取る必要があるので、終始ドキドキが味わえます。また意外に運動量もあるので、その心臓のドキドキも“吊り橋効果”につながるはずですよ」(鈴木さん)
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「どうやって誘い出せばいいの?」心理学を駆使したお誘いテクニック3
アウトドア・アクティビティデートが恋に有効なことは分かったものの、それでもやっぱりデートに誘えないシャイな人もたくさんいるはず!
そんな人のために、「失敗しない心理学的デートの誘い方」を最後に伝授します。
1.「はい」を誘導し続けることで断られにくくする「YESの法則」
「会話のやり取りで『はい』という肯定の返事が続くと、その流れに一貫性を持ちたくなる心理が働くようになります。その心理を利用し、相手にたくさん「はい」を言わせたあとにデートに誘ってみると成功率が高まります」(杉山先生)
例えば「今日は疲れたでしょ?」→「はい」、「疲れてる時は甘いものを食べたくなるよね?」→「はい」、「明日も忙しいみたいだね」→「はい」、などと「はい」積み重ねた後、「週末にSUP行ってみたくない?」と流れを作ってみましょう!
2.曖昧な誘い方で気持ちを誘導!「周辺ルート法」
「誘う際、スケジュールやコスト、メンバーといった具体的な事柄(中心ルート)を考え始めると、人は慎重になる性質があります。一方で『○○の△△ってすごい楽しいらしいよ』と雰囲気の良さ(周辺ルート)をアピールすると、好奇心が刺激され、行ってみたいな、という気持ちに誘導できます」(杉山先生)
まずは楽しさで相手の好奇心を刺激し、その気になったところで具体的なことを相談、このステップで誘うのが成功率アップの秘訣のようです。
3.無茶振り後のお誘いで成功率がアップ!「フット・イン・ザ・フェイス」
「最初にちょっと無理めなお願いをし、それをあえて断らせた後に小さな要望を提示することで叶えてもらうのがフット・イン・ザ・フェイスです。人は頼みごとを断ると罪悪感を抱く生き物。その罪悪感から逃れるため、実現可能な望みであれば受け入れてあげたいという心理が働くんです」(杉山先生)
まずはいきなり「泊りがけて沖縄にSUP行かない?」と問いかけ「それは無理」と断られたところで、次に「じゃあ日帰りで奥多摩に行くのは?」と要望を小さくすることで、相手から「YES」を引き出しやすくなるんだとか。
この3つのテクニックのどれかを使って、さっそく気になる人をアウトドア・デートに誘ってみては?きっといつも以上に勝率は上がっているはずですよ!
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■今回の記事を監修してくれたのは…
杉山 崇先生
心理学者。臨床心理士・一級キャリア・コンサルティング技能士。神奈川大学人間科学部教授。心理相談センター所長。
うつ病、恋愛、人間関係、子育て、教育、キャリア開発、労働問題、犯罪心理、心理経済、サッカー…と守備範囲が広く、解説記事には定評がある。
公的な委員も務め、心理学だけでなく社会学、人類学、マーケティング、児童学、家族学、犯罪学、進化学、認知神経科学などにも造詣が深い。
ホームページはhttp://www.sugys-lab.com/
テレビや雑誌などのメディアでも活躍中。著作は専門書からエンターテインメント性の高いものまで多岐に渡る。
杉山先生の最新著作はこちら
『心理学者・脳科学者が子育てでしていること、していないこと』(1,300円+税/主婦の友社)
アウトドアレジャー専門予約サイト「そとあそび」では、このほかにも楽しめるアウトドア・アクティビティツアーを数多く紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
(文:田中奈美)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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