安曇野の清流で笑顔あふれる川下り!遊びと学びがいっぱいの体験でした 2022.09.05 川下り 安曇野・大町(青木湖)
油断禁物!川遊びは楽しいけど危険と隣り合わせ
「ここでちょっと川の流れについて話したいと思います」と、真剣な表情のガイドさん。「岩があるところ、深いところでは流れが強くなり、ライフジャケットを装着していても100%安全ではありません。特に渦巻いて白くなっているところは空気が多く、ライフジャケットの浮力は半減してしまいます。巻き込まれたら出られない。川で遊ぶときはライフジャケットを着けた上で、浅くて流れがゆっくりの場所を選んでください。そして、お父さんお母さんは絶対にお子さんから目を離さないことが大切です」
川での救助講習の経験も踏まえた詳しい説明に、「ライフジャケットを着けていても安全じゃないというのは衝撃でした。これまで以上に気をつけたいと思います」とお母さん。風花ちゃんも「ガイドさんって救助の練習もしてるんだね。すごい!」と感心したようす。ガイドさんが万一に備えて救助の訓練もしているからこそ、安心で安全なツアーを催行できているということを実感できたひとときでした。
再びボートに乗ってラストスパート。万水川、穂高川、高瀬川の3つの川が合流する地点へ突入します。川の色が異なる2色の川が接しながら流れる珍しい光景に「川の色が違うよー!」と陽花ちゃん。先ほど遊んだ犀川に合流すると川幅がぐんと広くなり、ゆったりとした流れで進むリラックスタイムがやってきました。
風花ちゃんと陽花ちゃんはボートのへさきに座り、風を浴びています。「気持ちよくて眠くなってるんじゃない?」お母さんが2人の顔をのぞきます。おしゃべりな2人が黙っているなんて、よっぽど心地良かったのでしょう。
ボートの揺れでスリルを味わったり、初めて見る生きものに目を輝かせたり、川の怖さを理解したり。遊びと学びがいっぱいだった約8kmの清流川下りツアーもこれで終わり。どうだった?と声をかけると「波でボートが揺れるのが楽しかった!ざざ虫にはびっくりしたけど…。またやりたいな!」と風花ちゃん。陽花ちゃんも「ボートがボヨンボヨンってなるのが楽しかったよ〜。水鉄砲でみんなにいっぱい水かけちゃった!」とご満悦。
「激しい流れがなく、4歳の娘がいても終始安心して楽しめたのがとても良かったですね。陽花はパドルで漕ぐよりボートに乗ること自体を楽しんでいたようで、本人の好きなスタイルで楽しませてくれたガイドさんに感謝です」とお母さん。子どもの特性をつかんで接してくれるガイドさんに2人はすっかり心を開き、全身で川遊びを楽しめたようです。
夏の大切な思い出を絵に残した風花ちゃん。水鉄砲で楽しく遊んだ雰囲気が伝わってきます。川底に水草が揺れるようすも描かれており、澄んだ清流の光景が印象的だったよう。水面から顔を出した川鵜の姿もありますね。
陽花ちゃんもボートに乗ったようすを描いていますが、ハートやキラキラした装飾が思い出の楽しさを物語っているようです。自分だけパドルを持っていないのも、ツアー中の状況をしっかり覚えているみたい。次に体験するときは、パドルで漕ぐことにもチャレンジできるといいですね。
(文:松尾ちはる 写真:恩田拓治)
- 長野県安曇野市明科東川手13363 あめんぼうリバーベース
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