ワンコイン周遊バスで行く!高山観光人気のスポット3選 2016.02.29 高山・飛騨
岐阜県・高山市には、仏ミシュランの観光ガイドや実用旅行ガイドで必見の観光地として3つ星を獲得し、「飛騨(ひだ)の小京都」とも言われる「古い町並み」を筆頭に、歴史ある建造物や遺跡・旧跡、社寺なども多く、国内外から人気を集める観光地になっています。
高山の観光スポットを巡るバスツアーなども数多く開催されていますが、市内中心部の駅、観光施設などを1周約30分、右回り・左回りの2台のバスで1日各10便で巡回する周遊バス「まちなみバス」を利用すれば、大人・子供共に100円(※未就学児は無料)で、観光を楽しむことができます。
今回は、この「まちなみバス」で行ける高山の人気スポットを3つ厳選してご紹介します!
「まちなみバス」の基本情報
■基本情報
・住所:高山市花里町6-65(高山濃飛バスセンター)
・まちなみバスで行ける主な観光施設:古い町並、高山陣屋、高山祭屋台会館、日下部民藝館、飛騨高山まちの博物館
・料金:100円(未就学児は大人の引率者がいれば無料)、1日フリー乗車券 大人620円 子供(小学生)310円(※1日フリー乗車券は、まちなみバス、さるぼぼバスなどの全路線が利用できます。市内12施設の割引特典付き。1日フリー乗車券は、「高山濃飛バスセンター」でお求め下さい)
1.古い町並み
高山きっての人気観光地と言われる「古い町並み」は、城下町の中心と、商家町として発展した上町、下町の三筋の町並みをあわせたものを指します。
出格子(でごうし、窓から外へ張り出して作ってある格子)が続く軒下には用水路が流れ、造り酒屋には杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がり、江戸時代以来のままの姿を留めています。町家の大戸(大きな資材などを搬入するために使った大きな戸)や老舗ののれんが軒を連ねる様子も、独特の情緒があります。
江戸末期から明治期に建てられた屋敷などが当時の有様のまま残る上三之町をはじめ、下二之町大新町の日下部家住宅、吉島家住宅などは、重要伝統的建造物群保存地区とされ、景観を維持するために全電線を軒下配線にしたりと、徹底した保護がなされています。
こうした地区の周辺には、雑貨店や土産物屋、名物の飛騨牛、みたらし団子などが食べられる飲食店などがあり、ご当地グルメを堪能することもできます。
■基本情報
・住所:岐阜県高山市上三之町など
・アクセス:JR高山本線・高山駅より徒歩約12分、東海北陸道・飛騨清見ICよりR158経由高山市内方面へ約30分、高山駅前より観光周遊バス「まちなみバス」右回りで約23分、左回りで約9分
2.高山陣屋(たかやまじんや)
高山市八軒町にある高山陣屋(たかやまじんや)は、江戸幕府が飛騨国を直轄領として管理するために設置した代官所・飛騨郡代(ぐんだい、室町時代から江戸時代にかけて幕府、諸藩に置かれた職名)役所。
元々は高山城主金森氏の下屋敷の一つでしたが、幕府の直轄地となった以降は、江戸から来た代官や郡代が、ここで飛騨の政治を行ったそうです。この役所を陣屋と言い、幕末には全国に60数箇所あったと言われる陣屋ですが、全国で残っているのは高山だけで、国指定史跡にも選ばれています。
直轄地時代は明治まで25代177年間続き、クレ葺(くれぶき)屋根の門の扉に残るシミは、明治2年(1869年)の梅村騒動で農民に殺された門番の血痕とも。明治以降は県庁、郡役所、支庁、県事務所など、地方の役所として使われてきたのだとか。
現存する建物は、表門・門番所、一・二・三・四番蔵などで、敷地内の土蔵は、慶長年間(1600年前後)に高山城内に建設され、元禄8年(1695年)に現在地に移築されたものです。
これらのかつて年貢米を保管した藏で、直轄地時代の歴史を物語る資料が展示されており、明和8年(1771年)の大原騒動で打ち首になった農民が妻に送った遺言状の文面には、涙を誘われます。
なお、表門の手前で毎日朝市が催されており、「陣屋朝市」として市民はもとより観光客にも親しまれています。
■基本情報
・住所:岐阜県高山市八軒町1-5
・営業時間:3~10月・8:45~17:00、11月~2月・8:45~16:30、8月・8:45~18:00
・休業日:12月29日~1月1日
・料金:大人430円、高校生以下無料
・アクセス:JR高山駅より徒歩約10分、高山駅前より「まちなみバス」右回りで約25分、左回りで約8分
3.高山祭屋台会館
桜山八幡宮の境内にあり、秋の高山祭(たかやままつり)に曳きだされる11台の実物の屋台を年3回、4台ずつ入れ替えて常時展示しています。祭行列を再現展示し、巫女さんがガイドをしてくれます。
高山祭は、京都の祇園祭、埼玉県秩父市の秩父夜祭と並んで「日本三大曳山祭(ひきやままつり、山車を曳く祭り)」「三大美祭」の一つに数えられています。一般に4月14~15日の日枝神社例祭「春の山王祭」と、10月9~10日の桜山八幡宮例祭「秋の八幡祭」を総称して「高山祭」と呼びます。
昭和35年(1960年)に「高山祭屋台」が重要有形民俗文化財に、昭和54年(1979年)に「高山祭の屋台行事」が重要無形民俗文化財に指定されていますが、木工・塗り・彫刻・金具・織り・染め・絵画・人形と、細部まで職人技が尽くされたきらびやかな屋台は、人々を魅了してやみません。
附設の「桜山日光館」では、大正時代に当代随一の33人の技術者が約15年もの年月をかけて製作した、実物の10分の1スケールの日光東照宮超精巧模型が展示されています。
■基本情報
・住所:岐阜県高山市桜町178
・休業日:なし
・営業時間:3月~11月・8:30~17:00、12月~2月・9:00~16:30
・料金:大人820円、高校生510円、小中学生410円(※桜山日光館とセット料金)
・アクセス:JR高山駅より徒歩約20分、高山駅前より「まちなみバス」右回りで約16分、左回りで約14分
「まちなみバス」の他、JR高山駅前の高山濃飛バスセンターから「さるぼぼ周遊バス」なども運行しています。「さるぼぼ周遊バス」は、高山駅から南西にある飛騨の里、飛騨高山美術館、飛騨高山まつりの森などの観光施設を巡回しており、運賃は大人210円、子供(小学生以下)110円(※未就学児無料)で、こちらも手頃な料金で観光が楽しめます。
「まちなみバス」「さるぼぼ周遊バス」などの全路線が1日乗り放題になるお得な「1日フリー乗車券」も、大人620円、子供310円で販売されています。「まちなみバス」だけでは物足りない方は是非こちらも利用してみてください。
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