沖縄県・黒島のシュノーケリングスポット&お役立ち情報をご紹介! 2021.10.23 シュノーケリング 沖縄
沖縄県の八重山諸島に属す黒島は、周囲約13kmの小さな島で、ハートの形に似ていることから“ハートアイランド”の愛称があります。石垣島と西表島のちょうど中間くらいにあり、石垣島の石垣港離島ターミナルからは高速船で25分ほど。
人口約220人に対して牛の数が3,000頭を超すという牛の島でもある黒島には、のんびりとした時間が流れています。
そんな黒島の海は、八重山諸島の中でも別格の美しさ!島の周辺には日本最大のサンゴ礁海域「石西礁湖(せきせいしょうこ)」が広がり、さまざまなサンゴや熱帯魚が見られるシュノーケリングにぴったりの場所。
今回は、そんな黒島でシュノーケリングをする際のお役立ち情報をご紹介!離島ならではの魅力がつまった黒島で、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか?
【目次】
■黒島への行き方・島内の移動手段は?
■黒島でシュノーケリングするなら「仲本海岸」へGO
【column】石垣島発のツアーで黒島へ遊びに行こう!
■シュノーケリングのお役立ちスポット
- 黒島研究所
- ダイビング&シュノーケリング SeaLight
■黒島で立ち寄りたい名所・観光スポット!
- 1.西の浜
- 2.伊古桟橋
- 3.プズマリ
- 4.黒島灯台
- 5.黒島牛まつり
<<石垣島で体験できるアクティビティツアーの一覧を見る>>
黒島への行き方・島内の移動手段は?
黒島へ行くには、まず石垣島を訪れましょう。石垣島へは、東京(羽田空港・成田空港)、大阪(関西国際空港)、名古屋(中部国際空港)、福岡から直行便が出ているほか、沖縄本島の那覇空港を経由すれば、さらに多くの空港からアクセス可能です。
石垣島からは、石垣港離島ターミナルから高速船に乗って黒島へ。10〜3月でも1日3便運航しているので、朝に石垣島を出て、夕方に帰ってくることもできます(4〜9月の夏季は1日5〜6便)。
“黒島ブルー”と称される黒島の海の美しさは八重山諸島の中でも屈指といわれ、船が黒島に近づくと、一段と海の色が明るく澄んでいくのがわかります。移動中は、ぜひ海の色の変化を楽しんでください!
さて、島内での移動はどうなるのでしょうか。黒島には路線バスやタクシーがありません。起伏のない平坦な島なので、レンタサイクルやレンタバイクでのんびりと回るのがおすすめ。港周辺でレンタルできます。
島の外周をぐるりと巡れる道路はなく、集落から放射状に延びた道を利用します。黒島港から仲本集落までは自転車で約10分、東筋集落までは約15分、のどかな島の風景を楽しみながら散策しましょう。
子供連れのファミリーやグループなどで移動する場合は、レンタカーも便利ですね。東筋集落にある「黒島レンタカー」で借りられますが、台数が少なめなので繁忙期には予約しておくと安心です。
- 沖縄県八重山郡竹富町黒島
- 0980-85-4329
- 沖縄県八重山郡竹富町黒島1024-1
- 0980-85-4211
黒島でシュノーケリングするなら、タイドプールができる「仲本海岸」へGO!
黒島でシュノーケリングを楽しむなら、仲本集落からすぐの「仲本海岸」へ!美しい白砂と、エメラルドグリーンからコバルトグルーへのグラデーションが絶景を織りなす海が広がります。
干潮時にはサンゴ礁に囲まれたリーフ内にタイドプール(潮溜り)ができ、たくさんのサンゴや熱帯魚を見ることができます。トイレやシャワーの設置があるのもうれしいですね。
しかし、リーフカレント(沖に向かって流れる強い潮の流れ)が発生することがあり、満潮時は特に注意が必要です。4〜10月の遊泳可能な日には、ビーチにある売店などでライフジャケットの貸し出しがあるので、必ず着用して遊びましょう。
- 沖縄県八重山郡竹富町黒島
- 0980-82-5445(竹富町観光協会)
石垣島発のツアーで黒島へ遊びに行こう!
石垣島にある「八重山ダイビングサービスフィールド」では、八重山諸島の魅力を満喫してもらえるよう、ボートでエントリーする“シュノーケリング&ダイビングツアー”を開催しています。竹富島や小浜島、西表島のほか、黒島にも向かうことも!石垣島から手軽に黒島へ行けるチャンスです。
ツアーでは、その日の海況やリクエストに応じて異なる2~3つの離島ポイントを巡るので、あれもこれも楽しみたい人にはぴったり。海中景色の変化を、ぜひ楽しんでみてください!
また、石垣島全エリアの各宿泊施設から利用できる送迎サービスもあるので、レンタカーがない人も気軽に参加できるのもうれしいポイント。海で遊んだあとは意外と疲れているもの。レンタカーを借りている人でも、市街地から離れた場所に宿泊している人は利用すると楽ですよ。
- 沖縄県石垣市八島町1丁目6-5
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シュノーケリングのお役立ちスポット
シュノーケリングに必要な道具をレンタルできたり、海の情報を得られたりするスポットをご紹介!海で遊びたい人は、まずこちらの2ヶ所を訪れてみてはいかが?
ライフジャケットを無料レンタル!海の生き物に詳しくなれる「黒島研究所」
黒島の西海岸を拠点にウミガメやサンゴ礁に関する研究をしている「黒島研究所」では、マリンガイドも行うかたわら、遊泳する人にライフジャケットを無料で貸し出しています。シュノーケリングを予定しているのなら、利用してみるといいでしょう。
日中に研究所を訪れれば、資料展示室と生物飼育展示室を見学できます。ウミガメの剥製やサンゴの標本といった珍しい資料から生きたウミガメやハブなど、黒島周辺で見られる生物をじっくり観察できますよ。
年に数回、ウミガメの勉強会を開催しているほか、夜にはガイドサービスを実施。研究所から西の浜までの約4kmを歩きながら、夜の生き物について研究員が案内してくれます。希望する人は、2名以上で当日予約をしましょう。
- 沖縄県八重山郡竹富町黒島136
- 0980-85-4341
・開館時間:9:00〜16:00(10〜3月は〜17:00)
・休館日:無休
・入館料:500円
器材やウェットスーツをレンタルできる「ダイビング&シュノーケリング SeaLight」
黒島港から徒歩3分の場所にショップを構える「ダイビング&シュノーケリング SeaLight(シーライト)」。シュノーケルセットやウェットスーツ、ダイビング器材などのレンタルも行っています。
オーナーはダイビングインストラクター歴25年以上、黒島移住歴20年以上と、黒島周辺の海に熟知したベテランガイド!シュノーケリングをする前に立ち寄れば、さまざまな情報もゲットできますよ。おすすめのポイントや観察できる生き物、海での注意点など、ぜひ聞いてみましょう。
- 沖縄県八重山郡竹富町黒島1825
- 090-7885-6123
・営業時間:8:00〜19:00
・定休日:不定休 ※公式ホームページを確認
黒島で立ち寄りたい名所・観光スポット!
黒島は小さな島なので、主な名所は1日で回ることができます。美しい海や島の主役ともいえる牛を眺めながら、のんびりとした時間を楽しんでください。
1.黒島港からすぐ!白砂と青色の海が美しい「西の浜」
黒島港から自転車で約3分、島の北西にある「西の浜」はウミガメの産卵地として有名な場所。4月から10月にかけて、アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの3種類のウミガメが産卵のためにやってきます。
比較的人も少なく、白い砂浜とエメラルドグリーンの海が美しいビーチはまるでプライベートビーチかのよう!砂浜ではたくさんのヤドカリの姿も見られます。
しかし、西の浜は潮の流れが速いため遊泳は禁止。のんびり海を眺めたり、波打ち際を散歩したり、ビーチからすばらしいロケーションを楽しみましょう。
- 沖縄県八重山郡竹富町黒島
- 0980-82-5445(竹富町観光協会)
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2.まるで海の上を歩いているような気分になれる「伊古桟橋」
黒島港から自転車で東へ10分、「伊古桟橋」は北に向かって一直線に延びる全長345mの桟橋。1935(昭和10)年に建設されたもので、以前は漁業に使われていました。現在は国の登録有形文化財になっています。
水位が上がる満潮時には、まるで海の上を歩いているかのような感覚に浸れるとあって観光客に人気のスポット!
この桟橋経由でどこかに行けるわけではありませんが、橋の先端まで歩いて行って海を眺めるのはとっても爽快。撮影スポットとしてもおすすめです。
- 沖縄県八重山郡竹富町黒島
3.琉球王国時代に思いを馳せる「プズマリ」
琉球王国時代に使われた遠見台である「プズマリ」。琉球石灰岩を小高い丘のように積み上げ、そこから見張りが海上の監視を行っていたそうです。
プズマリ頂上からの見晴らしはとても良く、黒島でもっとも高い場所とされていますが、現在は足場が悪くなっているため、残念ながら登れません。とはいえ、かつて栄えた王国をしのぶ貴重な史跡なので、ぜひ足を運んでみては。黒島研究所からもほど近いので、併せて訪れるのもいいですね。
- 沖縄県八重山郡竹富町黒島1
- 0980-82-5445(竹富町観光協会)
4.ここで願うと恋が実る!?「黒島灯台」
黒島港から自転車で約30分、島の最南端にたたずむ「黒島灯台」。目の前にはどこまでも続く外洋が広がっています。周囲になにもないため、開放感も抜群!夕暮れにはライトが灯り、昼間とはうって変わってロマンチックな雰囲気が漂います。
秋以降には、水平線上に南十字星も確認できるそう。恋が成就する場所といわれている黒島灯台。ハート型の黒島に輝く星空の下、願いを込めれば本当に恋も成就するかも!?
- 沖縄県八重山郡竹富町黒島
- 0980-82-5445(竹富町観光協会)
5.牛尽くし!年に1度の人気イベント「黒島牛まつり」
牛の島といわれ、和牛生産が盛んな黒島では、毎年2月の最終日曜に「黒島牛まつり」が開催されています。
高級和牛である石垣牛の丸焼きやステーキ、牛汁など、たくさんの牛料理を味わえるのがポイント。さまざまなイベントもあり、中でも牛1頭が当たる「夢の牛抽選会」は大人気!
黒島港から歩いてすぐの多目的広場で行われるので、この時期に黒島へ行く際はぜひチェックしてみてください。
- 沖縄県八重山郡竹富町黒島
- 0980-82-5445(竹富町観光協会)
・開催日:2月の最終日曜
黒島の美しい海でシュノーケリングを満喫!
明るく澄んだ海が広がる黒島は、シュノーケリングやダイビングを楽しみにぜひ訪れたいスポット!石垣島から日帰りもできるので、黒島まで足を運んでみてはいかがでしょう。あまりの海の美しさに、一度体験すればとりこになってしまうかもしれませんね。
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、沖縄県各所のシュノーケリングツアーを多数ご紹介しています。お出かけ前にぜひチェックしてみてください!
(編集部注*2016年1月27日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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