困難をチームワークで乗り越える!日本で唯一の開催「セルフラフティング」に注目 2018.08.04 ラフティング 青梅・奥多摩
週末にアクティビティに出かけたいけど、どこに行ったらいいかわからない。新しいスポーツに挑戦してみたいけど、何から始めればいいかわからない…と思っている人も多いはず!
初めての人はもちろん、一通りアクティビティを経験してきた人にも、ダイナミックで新鮮なスポーツをご紹介!
今後、脚光を浴びることが予想される「セルフラフティング」の魅力に迫ります。
【目次】
- セルフラフティングとは?
- 体験ラフティングと異なる3つのポイント
- 奥多摩でレースラフティングに挑戦
聞き慣れない、セルフラフティングとは?
JR青梅線「御嶽」駅から徒歩3分の立地にある「みたけレースラフティング」。
ここでは日本で唯一ガイドが同乗しないラフティングサービスを提供。代表ガイドである柴田大吾さんは元ラフティング日本代表選手で、2009年のラフティング世界大会では準優勝という成績を収めています。
代表ガイドが行っていたラフティングとは、 ラフティングボートで激流をいかに速く、正確に下れるかをタイムで競うレースラフティングのこと。激流での選手個々の漕艇技術が求められ、チームワークと川を読む力が重要になります。
自然の中でチームと全力で向き合っていくレースラフティングの魅力を伝えていきたいと、都心からのアクセスが良い奥多摩でセルフラフティング(ガイドが同乗しないラフティング)を始めました。午前中で川の流れや漕ぎ方をしっかりと身につけ、午後は川下りに挑戦します。
急流ではスカウティングと呼ばれる川の下見を行い、流れを見ながらチームでどのように進んでいくのかについて話し合う時間を設けます。
ガイドは外からサポートするため、頼りになるのは自分たちだけ。計画通りに進むチームもあれば、転覆してしまうチームもいます。しかし大切なのは臨機応変さと次回への成長につなげること。話し合って、計画して、実行して、検証して、反省をして次回へつなげる。この一連の動作により、チームの一体感は深まり、絆が生まれます。
それでは、まだ知られていないセルフラフティングの魅力について探っていきましょう。
- 東京都青梅市御岳本町359 みたけレースラフティングクラブ クラブハウス
体験ラフティングと違う、セルフラフティング3つのポイント
同じラフティングと名が付くものの、ガイドがサポートしてくれる通常の体験ラフティングとは異なります。何が違って、どんなところが楽しいのか3つのポイントを紹介します。
1.ガイドがいないからこそ個々の能力が際立つ
通常の体験ラフティングでは、ボート1艇につき1名以上のガイドが付き添います。川の流れを見ながら参加者を安全に誘導し、ボートの舵を取りながら、参加者への声掛けを行っていく、いわば中心的人物です。
セルフラフティングには、その中心的人物は存在しません。個々が主役であり、相手の動きを見ながら個々の能力を発揮し、全員が1つの目標を目指さなければゴールへとたどり着くことはできません。個々が主体的に能力を発揮しながらもチーム全体でまとまることが必要とされるスポーツです。
2.川を読み解き、綿密な計画を立てて冷静に状況を判断
セルフラフティングでは、流れ下る前に川を下見します。これを「スカウティング」といい、セルフラフティングにとって必要不可欠な作業です。
川の流れを事前に把握し、チームでどのように下るのか、個々がどのように動くのかについて議論します。綿密な計画と作戦を立てることにより、激流でも冷静な判断を行うことができるのです。
しかし自然は流動的で、常に状況は変化。予定通りに進まないことが少なくありません。雄大な自然と対峙し、臨機応変に対応することで状況を打開することができます。
3.すべて自分たちで乗り越えるからこそ得られる達成感
4人1組、6人1組のチームとなって激流に臨みます。荒れ狂う自然に立ち向かい、自分たちの力で乗り越えるからこそゴールした時に得られる達成感は格別です。また仲間との一体感や信頼感も深まること間違いなし!
今、脚光を浴びるレースラフティングに挑戦しよう!
レースラフティングとは、ラフティングボートで激流をいかに速く、正確に流れ下れるかを競うスポーツ。4人制と6人制と2つの部門があり、規定の人数でラフティングボートに乗り込み、川を下っていきます。
パドルというボートを漕ぐ道具を使用して、川の流れを読み、チームで連携しながら漕ぎ進めることが必要不可欠。
自然と対峙し、いつ何が起こるかわからないスリルがあり、困難をチームワークで乗り越えていくスポーツだけに、ゴールしたときの達成感は格別なもの。
日本では1970年代より大学の探検部を中心に全国各地の河川を舞台に大会が開かれました。90年代後半から世界大会に日本チームも出場し、2010年には男女ともに総合優勝を成し遂げています。以来、日本のレースラフティングは競技レベルが高まり、2014年~2017年にかけて多くのメダルを獲得しています。
2017年には国内屈指の激流・吉野川で世界大会も開催されました。世界でも一目置かれている日本のレースラフティング。
気軽に始められるのはもちろん、自然や仲間と向き合えるこのスポーツをまずは体験してみませんか?
奥多摩では年に2回、「御嶽カップ」というリバースポーツの大会を開催しています。誰でも気軽に参加できるため、4人1組でレースラフティングの大会に挑戦するのもおすすめです!
新しい世界が開き、新たな自分自身にも出会えるかもしれません。
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(文/そとあそびナビゲーター 宮下典子)
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